福島県の浪江町長は、原発事故の謝罪のため役場を訪れた東京電力の新しい社長らに対し、東電の事故報告書の内容は「全くのでたらめだ」と怒りをあらわにしました。
原発事故で警戒区域に指定されている、福島県浪江町の仮役場を就任後初めて訪れた東京電力の下河辺和彦会長と広瀬直己社長。馬場有町長はその場で、東電に対し怒りをあらわにしました。
■町が東電に対して求めていた回答について
「きょうはお持ちしておりません」(東京電力・広瀬直己社長)
「どうして持ってこないのですか。
どうして持ってこないのですか?何なんだいったい。誠意を示せよ」(浪江町・馬場有町長)
「持ってこなかったもの」:それは、町が東電に対して求めていた回答です。東電は先月公表した社内調査の最終報告書の中で、事故直後、浪江町への連絡が途絶え、2日後に社員を派遣して状況を説明したとしています。
これに対し馬場町長は、東電の誰がどんな内容を誰に説明したかなどについて、先月、東電側に質問し、回答期限を7月3日としていました。
東電の広瀬社長は夕方、再び町長を訪ね、回答書を提出しました。しかし・・・。
「でたらめですよ、でたらめ。全部うそ。うそです。改めて精査するというような話でしたけど、
全く回答になっていない」(浪江町・馬場有町長)
馬場町長は、回答書の記述に嘘があると怒りが収まりません。
「私どもは私どもの社内の調査を踏まえて、ご回答、きょう申し上げた」(東京電力・広瀬直己社長)
浪江町では今後、この回答書を精査した上で、東電を業務上過失傷害の疑いで刑事告発することも検討するとしています。
(03日22:17)
コメントより
■東京電力は、3月13日に浪江町に対して原発の状況を浪江町長に直接報告したと大ウソをついた。
現実には東京電力にはなんら一切の報告はなされておらず、この大ウソの報告書について7月3日まで回答するとのことだった。
しかし、昨日東電の新社長は回答書を持っていかなかったので浪江町長はプッツン。
出直した東電新社長はまたも大ウソの回答書を持ってきたのでさらに浪江町長はプッツン。
東京電力は浪江町とも協定を結んでおり原発事故の状況は報告することになっていたが一切の報告はなく、大ウソをついて浪江町長に報告したなどの報告書を作成していた。
■「すべてが嘘で出来ている東京電力。こんな簡単な質問の回答も出来ない馬鹿企業。
こんな会社に原発の管理はとても無理。」
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