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福島県南相馬市  法令の640倍の汚染地に戻される住民の悲痛
南相馬の避難勧奨 地点解除も…住民は 「国の測定はデタラメ」

投稿日: 2014年12月29日 11:00 JST

「私ね、復興だとか絆だとかって言葉を政治家が口にするのが、ホント嫌いなんです。選挙のときだけやって来て、『復興、復興』って。先日も街頭演説を聞いて私、かみついてやったの。『私ら住民をまた危険にさらそうとしておいて、何が復興だ!』って」

こうは話すのは、福島県南相馬市原町区の仮設住宅で暮らす林マキ子さん(66)。先の総選挙。選挙戦第一声としてここ福島で「復興の加速化」を誓った安倍晋三総理率いる自民党が大勝した。その勢いのまま、安倍政権は日本各地の原発の再稼働を推し進めようとしている。さらにいま政府は、ここ南相馬の「特定避難勧奨地点」の解除を進めようとしているのだ。

原発事故後に指定された警戒地区や計画的避難区域という用語を覚えている読者は少なくないはず。高い放射線量から、居住はもちろん、立ち入りも厳しく制限されたこれらの地域だが、そのほかにもじつは「ホットスポット」と呼ばれる放射線量の高い地点が点在していた。そこで政府の原子力災害対策本部が指定したのが特定避難勧奨地点だった。

年間積算放射線量が20ミリシーベルトを超える恐れのある場所を世帯ごとに特定し、子どもや妊婦を中心に、避難を呼びかけたのだ。国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づき、日本政府が採用した一般人の年間被爆上限が1ミリシーベルトだから、勧奨地点がいかに危険かは想像に難くない。

’11年、伊達市、川内村、そして南相馬市の、合わせて281世帯が、この特定避難勧奨地点として指定された。翌’12年12月。伊達市と川内村の勧奨地点については、線量が下がったとして指定は解除。一方で南相馬市の152世帯は除染の遅れなどを理由に解除されず、いまに至っているのだが、政府は同市の指定世帯についても「要件は整った」として、解除を急ごうとしている。

現在仮設住まいの林さんの自宅も、じつはその勧奨地点の一つ。指定解除となれば、やっと自宅に帰れると喜んでいるのかと思ったら、意外な言葉が返ってきた。
「解除なんて絶対だめですよ。線量が下がった?とんでもない。国の測定そのものもいい加減だし、除染していったんは下がったとしても、家のすぐ後ろ、西側が山ですから。西風が吹けば、そのつど山から汚染物質が飛んで来て、家の線量も上がってしまうんです。私のような年齢の者ならともかく、一緒に暮らしてる10代の孫に、家に戻ろうなんて、絶対言えませんよ」

衆院選は自民党の勝利に終わり、安倍総理は福島のことは「終わったもの」としたいようだが、現実は違う。デタラメな行政に無理を強いられる現地住民の姿がそこにはあった。

世界初「放射能が見える カメラ」は1日50万円

投稿日: 2012年02月01日 00:00 JST

福島第1原発の事故以来、色もなければニオイをもない放射線に、不安を抱く人も多いはずだ。そんななか、東芝が除染作業の助けとなる秘密兵器、「ホットスポットが見える」小型カメラを開発した。

まだ世界に1台しか生産されていないというそのカメラは、写す範囲でもっとも高線量の場所を赤で表示。低くなるにつれて黄色→緑→青と色分けされる、温度差を測るサーモグラフィーのようなもので、これまで線量計を頼りに、いわば「目隠しで」おこなってきた除染作業の効率化が図れるという。

実験会場となったのは福島市内のとある寺院。本堂の裏側にカメラがセットされた。測定する範囲によって計測時間は異なるが、このときは10分。カメラに接続されたパソコンのモニターには、たしかに真っ赤に染まる部分が!そこは側溝だった。

市の職員が側溝に線量計をかざすと、なんと毎時11マイクロシーベルトを記録。政府が定めた一般人の被爆限度は現在、年間20ミリシーベルトなので、この線量で2カ月半生活すれば限界に達することになる。土砂を取り除くなどの作業が施されると、問題の箇所は毎時3マイクロシーベルトまで低下。モニター上の色も、確かにすっかり落ち着いた。

放射線版“ビフォーアフター”を可能にしたこのカメラだが、気になるのはお値段だ。現在のところ、東芝は開発費や価格を明らかにしていないが、広報によると「技術者が各自治体に測定に出向くかたちでの運用を想定しています。1日あたりの費用は50万円ほどになる予定です」とのこと。さすが最先端技術、個人で手が出せる代物ではないようだ。
(週刊FLASH 2月14日号)

放射能は心配ないと専門 家が爆弾発言連発! 東電支援の福島 ”洗脳シンポジウム”ルポ

投稿日: 2015年02月20日 02:00 JST
『放射能が怖くてきのこを食べないのは健康リスクにつながります』
「汚染きのこを食べるより車の運転のほうが危険」という専門家。耳を疑う言葉が飛び交う会が福島であった。放射能の危険を除去するのもそこそこに安全性を住民に訴える。国や東電は、安心できる生活を取り戻したい福島の人々の気持ちをどこまで踏みにじるのか。
「がんよりも心配なのは、骨。骨を強くする三大要因は、食べ物・運動・日光です。放射線を避けようとすると、これら3つをすべて避けることになります。すると死亡率は1.8倍に。放射線を避けるより、高いリスクを呼び込んでしまうんです」(福島県相馬市の相馬中央病院・越智小枝氏)

「福島の我々には、放射性物質の摂取制限なんてものは取り下げて、好きなものを食べさせて」(放射能健康相談員・半谷輝己氏)

こんな冗談みたいな発言が「専門家」たちから飛び出し、しまいには参加者からも、「いろんな添加物のほうが危ない。これくらいはたいしたことない」という声が上がる始末。
こんな驚愕のシンポジウムが2月3日、福島県伊達市の山奥で開かれた。記者は地元の母親から、「トンデモないシンポジウムがあるんですよ」と聞き、取材したのだが、内容は予想を超えるものだった。

雪がちらつく午後7時過ぎ。取材班の車は、凍結した山道を急いでいた。市街地から約20分。ぼんやりとした薄明かりの中に、木造校舎が浮かび上がる。ここが会場の、廃校を再利用した「りょうぜん里山がっこう」だ。
ミシミシときしむ廊下を通って教室に入ると、地元の人と思しき年配の男性を中心に30人くらいが集まっていた。
教室の前には、このために来日したというポーランド国立原子研究センターの物理学者・ドブジンスキ氏と同時通訳者が並んで座っている。小さなシンポジウムに、いくらお金をかけているのか。

今回は「出荷制限値100Bq/kgは厳守しつつ地元民の目安としての摂取制限値の検討へ(大人1、000Bq/kg、子供100Bq/kg)」がテーマだ。
なんだかわかりづらいが、事前にシンポジウムのホームページを見ると、「放射能汚染された食品を食べても大丈夫だ」とアピールしたいのだろうと察しがついた。
全文

福島県南相馬市 法令の640倍の汚染地に戻される住民の悲痛 【出典】女性自身 投稿日: 2016年07月14日 06:00 JST

「ここは、居住制限区域だったのに、段階を踏まずに避難指示解除されたんです」
 自宅前で、そう訴えるのは、7月12日に避難指示が解除された南相馬市小高区・川房(かわぶさ)地区の行政区長、佐藤定男さん(60)。

 佐藤さんは現在、家族とともに宮城県内の借り上げ住宅に住んでいる。今回、福島第一原発事故の影響による避難指示が解除になるのは、福島県南相馬市の小高区と原町区の「避難指示解除準備区域」(年間被ばく量が20ミリシーベルトを下回る地域)と、小高区の居住制限区域(同20~50ミリシーベルトを越えるおそれがある地域)。
 避難指示が続くエリアでは、対象者が最多の計3516世帯、1万967人となる。
(佐藤さん宅の裏には、地上1mで
毎時2マイクロシーベルトを超える場所が何カ所もある。)
 小高区は、福島第一原発から20km圏内にあり、有名な祭礼のひとつ“相馬野馬追”が行われる町として知られている。この町は、太平洋を臨む沿岸部と、阿武隈山地に囲まれた山間部に分かれているのだが、空間の放射線量だけ見ると、相対的に山間部のほうが高い。

 佐藤さんの住居がある川房地区は、後者の山間部にあり、「帰還困難区域」(年間被ばく量が50ミリシーベルトを超えるおそれがあり長期にわたって居住が制限される地域)の浪江町と隣接しており、とりわけ放射線量が高いのだ。
 「うちは、いまだに家の中で毎時0.7マイクロシーベルトあります。今回、避難指示が解除される地域のなかでも、沿岸部より10倍ほど放射線量が高い。同時期に解除されるのは、納得がいかない」(佐藤さん)〈原発事故前は、およそ毎時0.02~0.05マイクロシーベルト〉

 これまで国は、放射線量の低下にともなって、避難指示エリアを「居住制限区域」から「避難指示解除準備区域」に落とし、その後、避難解除という段階的な手順を踏んでいた。しかし、今回は「除染が済んだから」という理由で「避難指示解除準備区域」へ下げることなく、解除に踏み切った。これは先月、避難指示が解除になった葛尾村に続く2例目だ。

 「内閣府の資料には、『年間被ばく線量が20ミリシーベルト以下になることが確実になった場合は、居住制限区域から避難指示解除準備区域に移行します』と書いてあるんです。南相馬市からも、ずっとそう説明を受けていました」と佐藤さんの妻・明子さん(60)も語る。

 なぜ段階を踏まずに解除したのか。記者が、管轄している内閣府の原子力被災者生活支援チームに問い合わせてみると「段階的に避難指示を解除しなければいけないというルールがあるわけではない」との返答だった。除染が済んで年間20ミリシーベルト以下になったこと、生活インフラが整ったこと、自治体や住民との協議ができたことなどが、解除の主な要件になるという。

子育て世代で川房地区に戻る人はいない

 では、国が解除の要件のひとつしてあげている「除染」の進捗状況はどうなのか。
 6月下旬、記者は川房地区に住む村上栄子さん(仮名・54)の自宅を訪れた。四方を里山に囲まれ、一見のどかな風景だが、村上さん宅の広い庭は、除染のため芝生などが剥ぎ取られ、土がむきだしになっている。あたりには、土ぼこりが舞っていた。
 「今日、除染が始まったばかりなんです」と村上さん。国は「除染が完了した」ことを条件に解除したはずだが、村上さん宅の終了予定は8月末だという。
(除染が始まったばかりの村上さん宅。芝をはぎとっても
地上1mで1マイクロシーベルト越える場所も。)

 前出の原子力被災者生活支援チームの担当者に除染の現状を伝えると、「宅地まわりの除染は4月末までに終了した。環境省が確認して、すべて完了報告書を発送している。市も確認作業をしている。

 まだ除染中の場所があるなら教えてほしい」との返答。南相馬市にも問い合わせると、「除染が完了したから解除した」との一点張り。最後に、小高区の除染を管轄している環境省福島再生事務所に確認すると、「宅地の除染は95%終了している。

 残り5%はまだ完了しておらず、平成28年度中に完了予定」とのことだった。とんでもないことに、解除の要件としてあげている「除染の完了」を国自体が否定したのだ……。
前出の村上さんのお宅には、玄関横にウッドデッキがあった。

 「このウッドデッキの汚染がひどいんです。木に放射性物質が染みこんでいて、もう除染はできないから、取り壊すしかないと言われてるんですけど、思い出があるので迷っています……」

 記者がウッドデッキ周辺を測定してみると、空間線量は毎時0.9マイクロシーベルト。ウッドデッキの表面汚染密度度は、約10万ベクレルを超えた。この数値は、(※)放射線管理区域にあたる4万ベクレル/平米より、はるかに高い。
 玄関周辺では、毎時0.7マイクロシーベルト前後だったが、自宅裏庭を測定してみると、すでに表土をはぎとった場所でさえも、地表から約1メートルで毎時2マイクロシーベルト越える場所があった。

 周辺の土を測定すると、2,560万ベクレル/平米という、放射線管理区域4万ベクレル/平米の約640倍にも及ぶ放射性セシウム(セシウム134とセシウム137の合算値)が検出された。

 「私がここに嫁いだのは17年前。それから夫と2人で工務店を営み、朝晩ろくに寝ないで働いて、やっとこの家を建てたんです。思い入れがあるから、いずれは戻りたいけど、子どもたちは帰せない」と、村上さんは辛い胸の内を明かしてくれた。

 前出の川房地区の行政区長、佐藤さんは、代々続く兼業農家。原発事故前までは、米や野菜を作っていた。「これ、見てください。うちの農地には、まだこんなに汚染物が積まれているんです」と言って妻の明子さんが指さす先には、除染で出たゴミが入った黒い袋の山が。いつ、中間貯蔵施設に運び出されるのか、メドが立っていない。

 「こんな状態では、戻っても生活が成り立ちません。この袋がなくなってから解除したって遅くないのに」(佐藤さん)

 佐藤さんの自宅の線量は、「5回除染してもらった」という玄関先で、毎時0.7マイクロシーベルト前後。裏の里山に入ると、すでに土を剥ぎとって除染は済んでいるものの、地上1メートルで毎時1~2マイクロシーベルトあった(事故前の約33倍)。
 一般公衆の年間被ばく限度は、ICRP(国際放射線防護委員会)により「年間1ミリシーベルト」とされている。

 「けど川房地区は、年間被ばく量が4ミリシーベルトを超えるところが多いんです。国は、長期目標として1ミリシーベルトに近づけるよう努力すると言うが、いつになるかわかりません。

 放射線従事者でさえ、妊娠中は腹部で2ミリシーベルトを超えてはならないという決まりがあるんですよ。我々は一般の居住者なのに、こんな場所で、安心して子どもを産み育てられません」(佐藤さん)


実際に、子育て世代で川房地区に戻る人はいない。

「東京オリンピックまでに、原発事故を“なかったこと”にしたいんだ」

 一方で、戻ることを決めた人の思いも複雑だ。「また農業を再開したい」と話してくれたのは、川房地区で長年、専業農家をしてきた菊池達治さん(仮名・62)。原発事故後は、避難先で“うつ”状態になり、3年ほど家に閉じこもる日々が続いた。

 「そしたら足腰が弱ってね。体が思うように動かなくなって。だから最近、避難先で畑仕事のアルバイトを始めたんですよ。もう一度戻って農業を再開したいから」


 菊池さんの自宅は、5年間避難している間に老朽化が進み、先月に取り壊したばかり。しかし農業の作業場だけは残した。「もう、川房に家は建てられないから、隣町に住んで、農業をするためにここに通います」と、菊池さんは話す。しかし、老後と将来世代への心配はつきない。

 「私が農作業できるのは、せいぜいあと10年。被ばくの影響がどう出るかわからないから、ここに孫たちは戻せない。そうなると、農業も私の代で終わりでしょう。その後、土地は誰が管理するのか。目先の“復旧”はできたとしても、子どもを育てられない町に本当の“復興”はありません」(菊池さん)

 しかし、そんな住民たちの不安は国には届かない。原子力推進側の国際的な専門機関でさえ年間1ミリシーベルトという基準を定めているのに、国は「国際的な知見では、100ミリシーベルト以下の被ばくでは、喫煙などほかの要因にまぎれて明らかな健康リスクの増加は証明できない」として、避難指示解除の基準を年間20ミリシーベルトに設定。事故前の基準、年間1ミリシーベルトより高いが、100ミリシーベルトより低いから問題ない、というダブルスタンダードを認めたままだ。

 しかし過去には、裁判所から5ミリシーベルトで白血病の労災認定を受けた原発作業員もいる。
 「ご不安なら、実際に積算線量計を付けて、線量マップを作られたらどうですか。ホットスポットがわかったら、被ばくを避けられますよ」

 解除前に行われた住民と内閣府原子力現地対策本部との懇談会で、ある役人はそのような発言をしたという。
 「本当は、ホットスポットもきれいに除染してから、『もう安全ですから帰ってください』と安全宣言して解除するのが筋。でも、国側は決して、『安全だから帰ってきなさい』とは言いません。『戻りたい人が戻れるように避難指示を解除した。戻るか否かは自己判断です、という姿勢なんです」(妻・明子さん)

 「原発が爆発して、危ないから出ていけと言われ、もう大丈夫だから戻れと言われる。線量が高いからといって戻らなければ、やがて仮設住宅も追い出されて”棄民”ですよ。私たちって、いったい何なんでしょうか」
住民から、そんな声も聞こえてきた。

 前出の川房行政区の区長、佐藤さんは「国が土地を買い上げてくれたら、ここから出たいという住民もいる。若い人が戻らない土地に未来はない。柔軟に考えてほしい」と、引き続き国に対して、土地の買い上げなどを要望していく予定だ。

 国は昨年6月、2017年3月末までに、帰還困難区域を除く避難指示区域をすべて解除すると閣議決定し、そのシナリオどおり着々と進めようとしている。

 川房地区と同じく“居住制限区域”に指定されている川俣町山木屋(福島県伊達郡)や、浪江町(福島県双葉郡)の一部についても、国は解除しようと躍起になっているが、いまだ放射線量は高く、住民から強い反発があり、話し合いが進んでいない。

 「2020年の東京オリンピックまでに、避難指示をすべて解除して原発事故を“なかったこと”にしたいんだ。われわれは忘れられていくだけ」(菊池さん)
 これだけの惨禍を“なかったこと”にすれば、いずれ、また同じ過ちを繰り返してしまう。そうしないためにも、国がやろうとしていることを、しっかり見つめ、声をあげていく必要がある。

取材・文/和田秀子


(※)放射線管理区域とは
 放射線による障害を防止するために法令で管理されているエリアのこと。この法令によると18歳未満は、放射線管理区域での就労が禁止。大人であっても10時間以上の就労は禁止、飲食も禁止となっている。

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マスコミに載らない海外記事 2016年6月 9日 (木)

大惨事以上の福島原発

2016年6月7日 Robert Hunziker


大惨事は後片付けすることが可能だ。
 東京電力福島第一原子力発電所廃炉推進カンパニー最高責任者の増田尚宏は、とうとう公に“公式に”600トンの熱い溶融炉心コリウムが行方不明だと発表した。(福島原子力発電所の運営企業が、600トンの溶融燃料が行方不明と語る、Epoch Times、2016年5月24日)。

これから、どうすればいいのだろう?
 元アメリカ原子力規制委員会(NRC)委員長、グレゴリー・ヤツコによれば、燃料は発見できない可能性が高い。“現時点では、燃料がどこにあるのか誰もわかっておらず、しかもこの燃料は極めて放射能が強く、それも非常に長い期間その状態が続く。”

 問題の一倍大きな点は、100%メルトダウンで、たぶん地中に潜り込んでいるであろう福島型メルトダウンの経験が誰にもなく、誰も確実にわかっていないことだ。


これから先は、トワイライト・ゾーンへの旅のようなものだ。
 “溶けた核燃料集合体の、全く制御不能な分裂が、発電所残骸の下のどこかで続いている ’これをできるだけ早くすることが重要だ’と増田は語り、日本は、溶けたウラン燃料を取り出す技術を持っていないことを認めた”
(600トンの溶融した放射性の福島原発燃料、依然みつからないと、廃炉推進のトップが認める、RT、2016年5月24日)。

 核分裂というのは、原子がより小さな原子に分裂することだ。原子爆弾では、巨大爆発をおこすため、分裂は極めて迅速に起きなければならないが、原子炉では、湯を沸かし、蒸気を発生させ、発電用タービンを回転させる熱を発生させるため、分裂は極めてゆっくりしないといけない。

 最終的には、二本の棒をこすって、お湯を沸かすこともできるが、現代社会は、それほど辛抱強くはないため、二本の棒をこすり合わせるより飛躍的な危険を受け入れることにした。変容した世界にようこそ。

 たとえ増田の部下の廃炉推進担当者が、行方不明の600トンを発見したとしても、余りに放射能が高いため、作業員は、直近部分を調査するだけの近さに寄ることができず、更に彼らは、どこからともなく、それを取り出す技術を開発する必要があるが、それから、どうするのだろう?

 そこから先は、当てずっぽうなのだ。現代社会は、当てずっぽうしかないまでに落ちぶれたのだ。二本の棒をこすりあわせるのを放り出して、何十億ドルもかけて、お湯を沸かすための途方もない怪物を建設しておいて、それがおかしくなったら、次に何をするか当て推量だ。

 この構図の何が間違っているのだろう? そう、そもそも、事態がとんでもないことになった場合に、どうすべきかなど、誰も知らない。


溶融した核燃料を取り出す技術はない!
 1986年、ロシアの作業員チームが、チェルノブイリ原子力発電所の原子炉炉心溶融コリウムを、原発の最下層階で発見した。その過程で“30人の労働者を焼き焦がし”ながらも、彼らは地中への潜り込みを防ぐまで、封じ込めるのに成功した。たぶん。

 チェルノブイリでの封じ込め作業の際、当座しのぎのロボット・カメラが、怪物、“象の足”とあだ名がつけられた溶融した炉心を実際に撮影することに成功したが、事故から三十年後、“象の足”は今でも致死的だ。

 チェルノブイリと福島を比較・対照すると、福島の格納容器内に送り込まれるやいなや、途方もなく高い放射能攻撃でロボットは壊れた。BBC番組「Dr. Who」に登場したロボット、ダーレクのようだ。

 事故から三十年後、チェルノブイリでは「象の足」の社会に対する脅威への解決策を見出したように見えるが、福島の場合には、まず600トンの熱い物質を見つけ出さねばならない。これ自体、不可能な仕事に見える。それから、どうするのだろう?

 “チェルノブイリ原発事故から三十年後でも、いまだに、崩壊しつつある4号原子炉の残骸からの放射能の重大な脅威。しかし、これ以上の放出を防ぐため、革新的な15億ユーロの超巨大建造物が建設されつつあり、これまで人が知っている最も醜い災害に見事な技術的解決策をもたらしている”クレア・コークヒル、シェフィールド大学博士、「新たな墓が、チェルノブイリ事故現場を、100年間安全に保つ」、Phys.Org、2016年4月22日。

 チェルノブイリの古い崩壊しかけている石棺は、新しい巨大な鋼鉄の枠によって置き換えられつつある。“石棺のおかげで、本来の放射性物質の80%が、メルトダウン後も、原子炉の中に残っている。

 もし石棺が崩壊するようなことになれば、溶融した炉心の一部、コリウムと呼ばれる溶岩のような物質が、極めて放射能の強い蒸気や、風で飛ばされる小さな粒子の混合物のほこりの雲として、周辺地域に放出されかねない。

 この混合物の主要な物質は、甲状腺癌をひき起こすヨウ素131と、体内に吸収され、吸い込んだり、摂取したりした量に応じて、放射能疾患から、死亡に到る様々な影響をもたらす可能性があるセシウム-137だ” 同上
 “象の足は世界でも最も危険な廃棄物かもしれない”(チェルノブイリの熱い塊“象の足”は今も致死的、Nautilus、Science Connect、2013年12月4日)。

 これは極めて放射能の高い巨大な塊で、死んだり、弱くなったりはしないのだ。これは飛び抜けて秀逸な「Doctor Who 」の脚本かもしれない! ここに、代わりに、太陽と風が使えたのに、お湯を沸かすのに原子力を使う弱点、脆弱さ、危険性がある。太陽も風も、放射能はなく、しかも二本の棒をこすりあわせるよりも、ずっと早い。

 福島は、チェルノブイリの三倍(3x)だが、それ以上かもしれない。だが福島の場合は、白熱したジュージューと音を立てているコリウムが既に地球に潜り込み始めている確実な可能性があるのだ。それから先は、誰もそれがどうなるかを知らないのだから、想像力を縦横に駆使していただきたい!

 だがアインシュタインは知っていた。有名なアインシュタインの言葉はこうだ。“解放された原子の力が我々の思考方法以外のあらゆるものを変えてしまった為、我々は未曾有の大惨事へと押し流されつつある。”


我々はとうとうそこに辿り着いたのだ!
 元NRC委員長のグレゴリー・ヤツコは、原子力の安全性を熟考している。“全ての原子力発電所において、それが世界のどこであれ … この種の極めて大惨事の事故が起きて、膨大な量の放射能を放出し、何十年も、自分で後始末をしなければならなくなる可能性があることを、今や受け入れなければならない” (Epoch Times).

 数年先を考えただけでも疑問は残っている。ジュージューと音を立てている白熱した溶融コリウムは、2020年の東京オリンピックの時期には、どこにあるのだろう? 誰も知らない!
 ところが安倍首相は、オリンピック選考委員会に、福島は“制御されている”と言ったのだ。

 “国際オリンピック委員会での9月7日の演説で、彼が原発事故は“制御されている”と発言して以来、この議論は安倍首相につきまとっている。翌日東京は、2020年夏季オリンピックの開催権を獲得した”
(安倍の福島に関するオリンピック演説は、原発設計と矛盾する、ブルームバーグ、稲島剛史と、Yuriy Humber、2013年10月23日)。


 “フランス当局は、2020年のオリンピック開催招致に日本が成功したこととの関係とされるものを巡る元国際陸上競技連盟会長ラミーヌ・ディアックの息子とつながってる企業への約200万ドルの支払いを捜査中”
(200万ドルの支払いを、検事が捜査する中、東京オリンピック招致に疑念 フィナンシャル・タイムズ、2016年5月12日).

 歴史的文脈からして怪しいほど少額の50億ドルで招致し、日本は、2020年オリンピック開催権を勝ち取った。実際、ライバルのイスタンブールの招致は、このような重要な世界的イベントに対して、遥かに現実的負担と言える約200億ドルだった。

 だから、実に“余りに多くの課題”からすれば、安倍首相の悪名高い秘密法が、ここで登場するのではないかと疑いたくもなる。言い換えれば、捜査を妨げる方法が他にあるのだろうか?

 結局、この法律は(何ともあきれたことに)、何であれ、告訴人が“秘密”だと主張する国家秘密を暴露したかどで、政治家ならだれでも、違反者を10年間投獄するのを可能にしている。一見するだけで、福島とオリンピックの間に、水面下で様々な秘密の物事が行われている可能性があるではないか。

 2013年、福島メルトダウンのすぐ後に成立した「特定秘密の保護に関する法律」法律第108号は、第二次世界大戦時の過酷な治安維持法(実にすごい)と実にそっくりだ。法律第108号によれば、“漏洩行為自体”、何を、どのように、なぜなのかと全く関係なく、十分起訴に値する罪だ。もし誰かが“漏洩”すれば、彼らは必ずや“刑務所”行きとなる。

日本弁護士連合会会長の村越進は反対している。
 “民主主義と、国民の知る権利を危うくするので、法律は撤廃すべきだ”
日本の民主主義をむしばむ安倍の秘密法、ジャパン・タイムズ、2014年12月13日。ジャパン・タイムズは、民主主義というものの定義を事実チェックする必要がある。


ロバート・ホンシカールは、ロサンゼルス在住で、roberthunziker@icloud.comで連絡できる。

記事原文
衝撃! 福島原発第一の怖い現状!
・福島・いわき市海開き!大々的に報道←7/15
・参議院選挙自民圧勝←7/21
・東電 汚染水の海への流出認める←7/22
・原子力規制委員会、汚染水であと3年で日本は滅びる←7/31
・トリチウム20兆~40兆ベクレル海に流出か←8/2
・高濃度汚染水漏れるタンクから120リットル←いつの間にか300トンに変更される←8/19
・30兆ベクレルの放射性物質、海に直接流出か←8/21
・タンク4カ所で高線量=最高毎時1800ミリシーベルト(4時間浴び続ければ死亡する線量)←9/1
・安倍首相「汚染水に国費470億円の投入」←9/4 (東京五輪の運営予算3300億円)
・安倍首相「福島原発は完全にコントロールされている」五輪招致←9/8
・東電 海のセシウム濃度を2年近く低く公表←9/14
・秘密保護法案提出←秋の臨時国会に提出予定
・タンク汚染水1年8か月間流出←9/18
・別タンクから20万ベクレル 海洋流出←10/2
・汚染水タンク近くの井戸23万→26万→28万ベクレル上昇←10/13
・汚染水タンク近くの井戸40万ベクレルに←10/18
・台風26号接近10/16日…堰の水12ヵ所で溢れ6カ所で排出基準超←10/21
福島第一原発にある使用済み燃料棒地震前から80本破損←11/16
・海側井戸から91万ベクレル←11/26
・衆院本会議秘密保護法案強行採決←11/26
・参議院本会議密保護法案聴取不能のまま採決!秘密保護法が決まる←12/5
・屋外にある設備、放射線量が毎時約25シーベルト(20分以内で死亡レベル)←12/7
・海側井戸で210万ベクレル←12/28
・ストロンチウム500万ベクレル←2014.2/7
・高濃度汚染水100トン漏れ2億3千万ベクレル←2014.2/20
・1~3号機、核燃料が原子炉の底を突き破り、格納容器の下に落ちている←2014.6/10
・がれき撤去で20キロ放射性物質飛散!政府・東電ダンマリ、今後も作業継続←2014.7/14


■がれき撤去で20キロ飛散の恐れ、説明せず 国や東電
 福島第一原発事故から2年以上たった昨年8月のがれき撤去作業で、住民が暮らす20キロ以上離れた地域まで放射性物質が飛散した可能性を知りながら、国や東京電力は公表してこなかった。今後も新たに飛散する恐れがあるのに、東電は詳細な作業日程の公開など十分な対策をとらないまま作業を進める構えだ。
「出典」朝日新聞デジタル

 福島県南相馬市で昨秋に収穫されたコメから基準超のセシウムが検出されたことを受け、農林水産省は今年2月、地元の農業関係者の会合で「現時点で原因は不明」と説明していた。3月に東電に対してがれき撤去で飛散した可能性を指摘し、防止策を要請した後も地元には説明していない。

 農水省穀物課は当初からがれき撤去で飛散した可能性があるとみて、1月に原子力規制庁に相談。3月に気象庁気象研究所に問い合わせ、「20キロ程度は飛散し得る」と回答を得ていた。
 がれき撤去による飛散の可能性を地元に説明していない理由について、同省の担当者は「原因がはっきりした後で説明するつもりだった」と取材に語った。


放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算
 東京電力福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題で、東電は14日、同原発からの放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算していたことを明らかにした。しかし「かなり大づかみな計算」として公表せず、市にも伝えていなかった。

<福島第1> 放出量は最大4兆ベクレル がれき撤去で東電
 東京電力福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題で、東電は14日、同原発からの放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算していたことを明らかにした。しかし「かなり大づかみな計算」として公表せず、市にも伝えていなかった。

【ニュースの一報】がれき撤去で放射性物質飛び水田汚染か

 東電によると、敷地内や同県双葉、浪江町のモニタリングポストで実測した空間放射線量の上昇度合い、気象データを基に放出量を試算。がれき撤去で放出されたのは1時間当たり1000億~1兆ベクレルで、放出時間は計4時間と推定した。4兆ベクレルは、事故後の福島第1原発から1日に放出される放射性セシウムの1万倍以上に上る。

 南相馬市には、セシウムが最大で1平方センチ当たり0・04ベクレルが沈着したと見積もった。東電は「極めて微量な放射性物質が南相馬まで到達した可能性は否定できない」と説明しつつも、同市のコメから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えるセシウムが検出されたこととの因果関係については「事故直後の放射性物質によるものかもしれず、断定できない」としている。

 東電は農水省の要請で、この試算を実施。4月に農水省に結果を伝え、6月には県にも情報提供したという。【岡田英】
「出典」毎日新聞 7月14日(月)22時38分配信


福島原発20キロ圏内+全国の奇形報告など「奇形たんぽぽ」
衝撃! 福島原発第一の怖い現状!
放射能で人々に出る体調不良(福島エイズ)
原発作業員の証言
浪江は原発マネーを受け取ることなく、独自の街づくりで頑張ってきました。(中略)しかしその願いは、ほんの数キロ先の原発事故で粉砕されてしまいました。

misukiruさん
『浪江町』 浪江町は福島原発から20キロ圏内にあり放射線量が高すぎて帰宅困難な区域になっています。
『マリンパークなみえ』浪江町の誇るレジャー施設でしたが、津波に襲われて、福島第一原発にも近く(直線距離7キロ)、再開は不可能と見られています。
『あの日のままの廃墟』学校は、あの日に児童が避難して以来、全く変わらずに放置されています。すでに児童の多くが全国に散らばっています。
『道路で休む豚』豚は本来は清潔好きな動物で、水浴びをしていたものと思われます。
『民家に侵入した豚』民家に侵入した豚が家の中で休んでいます。人間はどこにもおらず、家の中が荒らされています。
『豚の集団』建物の中に進入して、食べ物をあさっています。
『徘徊する豚の集団』集団を作った豚が道路などで見る事ができます。
『お墓』ご先祖様のお墓が悲しい姿になったままで放置されています。
『路上にダチョウ』ダチョウがどこから逃げ出したのか浪江町の路上をウロウロしています。
『汚染地区のスーパー』汚染地区は、人口が戻っていない事が多く、地区のスーパーには品物がほとんど置かれていません。
『信号が曲がったまま放置』信号が曲がったままで放置されています。
マスコミに載らない海外記事 真実を隠す日本政府:福島の放射能で子供や東電社員達が亡くなっている
Fukushima radiation killing our children, govt hides truth - former mayor
   破壊された福島原子力発電所に近い双葉町の元町長井戸川克隆は、放射能汚染が、日本の最大の宝である子供達に、悪影響を及ぼしていると、国に警告している。
 双葉町住民を福島県内の磐城市に移住させる政府計画について尋ねると、井戸川はそうした動きは“人権侵害”だと批判した。
 チェルノブイリと比較すると福島周辺の放射能レベルは“4倍高いのです”と彼はRTのソフィー・シュワルナゼに語り(英語ビデオ、英語の全文書き起こしあり)“住民が福島県に戻るのはまだ早すぎます”と語った。


政府が何を言おうと、決して安全ではありません。
 政府は放射能の危険にもかかわらず、住民を故郷に戻す計画を開始したと井戸川は主張している。
 “福島県は帰郷キャンペーンを始めました。多くの場合、避難民は帰郷を強いられています。[元町長は、大気の汚染はわずかながら減少しているが、土壌汚染は変わっていないことを示す福島県地図を示した。]“

RTビデオからのスクリーン・ショット
 井戸川によれば、県内には約200万人が住んでおり、“あらゆる種類の医療問題”を抱えているというが、政府は、こうした状態は福島原発事故とは無関係だと言い張っている。
井戸川は、当局の否認を、書面で欲しいと思っている。


当局にその主張を書面で実証するよう要求しましたが、私の要求を無視しました。

 井戸川は、1986年4月26日にウクライナを襲った原発の悲劇に再度言及し、日本人は“チェルノブイリを決して忘れてはなりません”と懇願している。しかし、元行政幹部の警告に耳を傾ける人はごくわずかに見える。
 “現実には、放射能がまだ存在しているのに、人々は政府の言い分を信じているのです。これで子供達が亡くなっています。子供達は心臓病、喘息、白血病、甲状腺炎…で亡くなっています。多くの子供達は、授業の後、ひどくつかれています。
 体育の授業に出られない生徒たちもいます。ところが、当局は依然、真実を我々から隠しているのです。一体なぜかはわかりません。彼等におこさんはいないのでしょうか? 彼等が、我々の子供達を守ることができないことがわかるというのは、つらいことです。”


彼等は福島県は安全だと言い、それで誰も子供を、どこかへ避難させようとしていないのです。我々はこのことを議論することさえ許されていません。

 2020年に予定されている東京オリンピックについて話す際、安倍首相が、本来“人を腹蔵無く遇する”べきことを意味する日本の言葉“おもてなし”を頻繁に使うのは皮肉だと、元町長は考えている。
 井戸川の考えでは、同じ処遇は、福島に最も密接に結びついている人々には平等に適用されてはいない。除染作業に携わる労働者達だ。
“彼らの器具は劣化しつつあります。準備は悪化しつつあります。そこで、彼等は自分達の安全を第一に考え始めざるを得なくなったのです。それが、放射能の本当の危険を理解している人々が退職し始めた理由です。今では、素人達が現場で働いています。

ロイター / Chris Meyers
 彼等は自分たちがしていることが何か実際に理解していません。こうした人々が間違ったポンプを使ったり、そうした類の間違いをしたりするのです。
“自分の国を本当に恥ずかしく思いますが、地球を将来清浄に保つには真実を語らなければなりません。
 井戸川は更に、日本の歴史上、最も悲劇的な出来事の一つとの幾つかの類似点をあげた。第二次世界大戦末、アメリカ合州国による広島と長崎という産業都市への原爆使用だ。
“当局は(原子爆弾攻撃の効果について)全員にウソをつきました…当局は真実を隠したのです。そういう状況に我々は暮しているのです。福島だけではありません。日本には暗い歴史があります。これはある種、過去の犠牲です”

 労働者や一般住民の中には放射能に関連する死者や急性疾患はいないという国連報告の詳細について問うと、井戸川は、危機の頂点で味わった自分自身の体験の一部を語る前に、“全くの嘘です”と切り捨てた。
“町長時代、心臓麻痺で亡くなった多くの方を存じていますし、以後も福島で、若い方々にさえ、突然亡くなった方々が多数おられます。当局が、全世界や国連に対し、真実を隠しているのは実に恥ずかしいことです。実際に多くの方々が亡くなっている事実を認めることが必要です。こういうことをいうのは禁じられていますが、東京電力社員も亡くなっています。けれども彼等はそれについては黙して語りません。”

 そのような状況で実際亡くなった人々の具体的人数を教えて欲しいと言うと、井戸川は“一人や二人ではありません。そのような形で十人、二十人の方々が亡くなっているという話です。”と言って拒否した。
 1億2600万人の国民向けのエネルギー源として、日本には他にどのような選択肢があるか尋ねると、多数の川があるのに、政府は水力発電を無視していると彼は答えた。


理由は何か? “大企業が儲からない!”為だ

 井戸川は、驚くほど単純に聞こえる日本のエネルギー需要を満たす為の青写真を示そうとして話を続けた。
“投資資金が限られていても、増税せずに多数の人々に電力を送れます。重力を利用するだけで非常に多くのエネルギーが得られますから、もはや原子力発電所は不要です。”


大災害の予感

 東北日本が地震による津波で襲われた日、2011年3月11日に発電所の原子炉6基中、3基のメルトダウンを引き起こした福島原子力発電所での大事故以前に、井戸川は施設が危険なことを知っていた。
“私が何も知らないふりをして、原子力発電所で起きる可能性がある事故について質問すると、私の様々な疑問に彼等が答えられないことがわかりました”と彼は語った。“率直に申しあげて、その時、東電幹部に、緊急時対策がないことに始めて気がついたのです。その時に、原発が危険なことになりうると私は悟ったのです。”
 津波が襲った日、近くの町にいた元町長は、地震のニュースを聞き、車を運転して双葉に戻ったことを覚えている。ようやく後になって、近づく津波で、すんでのところで命を落とす状態だったことに気がついた。
“より大きな津波が来る前に何とか戻ることが出来ました。後になって始めて、津波から生きのびられたことを知りました… 幸運でした。私がその道を運転して過ぎた後、津波が来て、山にまで至ったのです。”


マスコミと東京電力の人々。2014年3月10日 津波で破壊された東京電力福島第一原子力発電所の第一号原子炉建屋に歩いてゆく汚染対策衣服を着て、マスクをつけた(東京電力)社員
(ロイター / Toru Hanai)
 30分の帰路、運転しながら、原子力発電所についての疑問ばかり考えていた。“‘地震がこれほど激しいなら、原発で一体何が起きるだろう? もし原子炉が損傷したらどうなるだろう? 水が漏れたらどうなるだろう? 町は何をするだろう? 町長として、何をすべきだろう?とずっと考え続けていました’”
 町長室に到着した井戸川は窓外を眺め、彼が“恐ろしい光景”と表現するものに直面した。
“普通ここからは海は見えませんが、あの時は300-500m先まで見えました”と彼は言う。
 町長が原子力発電所は恐らく何らかの損傷を受けただろうと気がついたのはその時だった。夜は、携帯電話さえ機能していなかったので、唯一の情報源、テレビのニュース報道を見て過ごした後、井戸川は翌朝早く緊急避難を発令した。ところが、町民全員が緊急放送を聞けたわけではなかった。
“後になって、双葉住民全員が私の声明を聞けたわけではなかったことを知りました。申し訳なく思っています…福島県が、時宜にかなう形で、私に全ての情報を教えていなかったことに気がつきました。現在、政府は放射能から住民の安全を確保するいかなる措置も講じていませんし、避難手順の実施も監視していません。”


原子力を越えて

 井戸川克隆は、よりきれいで安全な形のエネルギー源が得られるよう日本を変えるには、日本の法律を進んで変える意思が必要だと考えている。
“日本には様々な法律があります。おそらく多すぎるのです。河川やその利用方法に関する法律があります。農業用水利用に関する法律を変えれば、川を発電用に使用することが始められます。この法律を変えるだけでも、膨大なエネルギーが得られるでしょう。”


こうしたこと全て、“地球を汚染せずに”実現可能だ

 ところが、そのような大胆な提案は“大企業には受けません。大規模投資が不要で、巨大な発電所を建設する必要がなくなりますから。投資家や、資本家にとっては、さほど儲からないのです。”
 放射線のおかげで荒廃させられた日本の町の元町長として、井戸川は、世論に大きな変化が起きているのを感じている。
 日本人は“原子力災害を避ける必要があることを理解し始めましたから、国民の60-70パーセントは自然エネルギー利用に賛成です。”
“長い時間がかかりましたが、いつの日か我々も、ヨーロッパの、ドイツの先例に見倣うでしょう。”

原文 http://rt.com/news/tokyo-radiation-fukushima-children-836/
聞いててゾッとする汚染水問題の真実 「広島の原爆と同じ」

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ダダ漏れは数字で歴然…汚染水「ブロック」はやっぱり大ウソ
 やっぱり、安倍首相の発言は大嘘だったのか。大きな話題を呼んでいるのが福島沖30キロの汚染データだ。
 国は「財団法人海洋生物環境研究所」などに委託し、海水中の放射性セシウム137などの濃度を調べているが、この値が2~7ミリベクレル/リットルで、いまだに原発事故前の数倍、場所によっては数十倍のレベルが続いているのだ。
 事故直後は通常の20万倍もあったから、それに比べれば急減しているが、専門家によれば問題は低下のスピードが鈍化していることだ。
 事故から3年たっているのに元の水準に戻らないのは、「福島第1から外洋へのセシウムの流出が続いている」と考えるべきなのである。

東京海洋大の神田穣太教授が言う。
調査方法は海水20リットルに試薬を入れて、セシウムを吸着させた粉末を集めて調べる精緻なものです。
このレベルであれば、環境や魚に影響が出ませんが、セシウム137は自然界に存在しない。
 その値が事故前の水準に戻らないのは、今も何らかの形で供給が続いているということです。
 福島原発の港湾はシルトフェンスで取水口などが覆われていますが、完全に遮断できるものではない。海水は入れ替わるので、遮断されていれば、外洋と汚染レベルが一緒になりますが、今も港湾内の汚染レベルは高い。
 つまり、今も汚染水が流出していると考えるのが妥当なのです


■漏洩箇所はいまだ不明

 福島沖ではいまも規制値を超える魚が出ることもある。
これもどこかから放射性物質が入り込んでいなければ、説明がつきません。エサかも知れないし、岩陰のホットスポットのようなところがあるのかもしれない。しかし、我々はそれを見つけられていないのです

 神田教授によれば、流出をストップさせるには、漏洩箇所を突き止めなければいけないが、「建屋の地下なのか、トレンチなのか、他の滞留箇所があるのか。ソースはわからない」という。

 安倍首相は「汚染の影響はブロック」という曖昧な言い方をしたので、「科学者は間違いだとは言えない」(神田教授)と言うが、ズルイ表現だ。
 現実はダダ漏れが続いている。

日刊ゲンダイ(2014年5月24日)
3万人診た専門家が断言「子どもの鼻血は放射線に由来する」
北海道がんセンター名誉院長が一刀両断
 政府と一部メディアが大騒ぎした漫画「美味しんぼ」の鼻血描写に対する大バッシング。政府は「風評被害」と決め付け、鼻血と原発事故の因果関係の否定に躍起だが、この見方に真っ向から反論しているのが、国立病院機構北海道がんセンター(札幌市)の西尾正道名誉院長(66)だ。

 西尾氏は74年に札幌医科大を卒業後、国立札幌病院(現北海道がんセンター)の放射線科に勤務。08年に院長に就任し、昨年3月に定年退職するまでの40年間、放射線治療医として約3万人のがん患者を診た。いわば、放射線とがんの関係を知り尽くした国内第一人者だ。

 その西尾氏は23日、参院会館で「鼻血論争を通じて考える」と題した文書を配布し、「美味しんぼ」の鼻血バッシングについて「鼻血は鼻の局所にベラボーに放射性物質が当たったから。放射線に由来する」などと持論を展開した。

 福島原発事故後、定期的に福島に通って甲状腺検査をボランティアで続けている西尾氏。自身の経験を踏まえ、事故直後に「子どもが鼻血を出す、という声を実際に聞いた」と明かし、鼻血と原発事故の因果関係を全否定する政府の姿勢を「がんの専門家でも、放射線の専門家でもない人が(放射線の影響を)否定している」と強く批判した。


■指弾されるべきは御用学者

 さらに「ICRP(国際放射線防護委員会)の基準では鼻血は出ない」との意見に対しても、「そもそもICRPは原子力政策を推進するための物語を作成しているNPO団体。ICRPはシーベルト単位の被曝(ひばく)でなければ鼻血は出ないというが、その場合は(急性被曝にみられる)深刻な状況で、鼻血どころではなく、歯茎からも出血し、紫斑も出る」と説明。長崎・広島でみられた外部被曝による急性被曝の重い症状と、いまだに不明な部分が多い低線量被曝の症状をごちゃ混ぜに論じる無意味さを強調した。

 その上で、被曝が及ぼす鼻血の可能性について、「事故で放出されたセシウムが、ちりなどに付着して人体に吸い込まれた際、鼻などの粘膜に付いて局所的に放射線を出すことになる。準内部被曝的な被曝となる」と、独自の見方を示した。

「美味しんぼ」バッシングの旗振り役となった菅官房長官や石原環境相といったシロウトではなく、まっとうな専門家の意見だけに真実味がある。鼻血を訴える声を無視し、「風評被害」で片付けようとする今の国や自治体の方がよっぽど無責任だ。

 そもそも「美味しんぼ」で描かれているのは「鼻血」の問題だけではない。未曽有の大事故を起こしながら責任を取らない国や東電の無責任さも鋭く追及しているのだ。批判されるべきは、漫画の描写ではなく、国や、原発の安全神話を振りまいてきた御用学者たちだろう。

「今の日本は法治国家ではない。科学も金儲けになっている」。西尾氏の指摘に国や自治体は真摯に耳を傾けるべきだ。

(日刊ゲンダイ 2014年5月24日)
「脱原発」意見、9割超 エネ計画のパブリックコメント
朝日新聞デジタル 5月25日(日)5時21分配信
 安倍内閣が4月に閣議決定したエネルギー基本計画をつくる際、国民に意見を募った「パブリックコメント」で、脱原発を求める意見が9割を超えていた可能性があることがわかった。朝日新聞が経済産業省に情報公開を求め、開示された分について原発への賛否を集計した。経産省は、そうした意見をほとんど反映しないまま、基本計画で原発を「重要なベースロード電源」と位置づけた。

 経産省が昨年12月6日に示した基本計画の原案に対し、対象の1カ月間にメールやファクスなどで約1万9千件の意見が集まった。経産省は2月に代表的な意見を発表したが、原発への賛否は集計しなかった。

 朝日新聞はすべての意見の公開を求め、経産省は、個人情報保護のために名前を消す作業が終わった2109件分のメール(2301ページ)を開示した。受け付け順で開示したとしており、残りの開示の可否は9月までに決めるという。

朝日新聞社
 
福島原発災害の極めて深刻な実情と望まれる過激な正論
「美味しんぼ」が訴えたのは、極論ではない。 フクシマに居住すべきでないことは、国際的に見れば、むしろ常識ではないか?
(プロメテウスの罠) 内部告発者4  福島が反旗を翻した
佐藤栄佐久
前福島県知事
◇No.852

 2002年8月29日、福島の原発でひび割れ隠しがあったとの原子力安全・保安院の発表で、地元の福島県は大騒ぎになった。

 翌30日、三役打ち合わせで県知事・佐藤栄佐久(74)は「われわれの相手は経済産業省だ」と宣言する。
 
「東電の社長のクビを取ったり、プルサーマルを止めたら終わり、ではない。経産省はさっと逃げるので、ドジョウを逃がさないだけのザルを用意しなければならない。いよいよ本番が来た」

 プルサーマルというのは、使用済み核燃料のリサイクルの手法の一つで、国の原子力政策の大きなかなめとなっている。

佐藤はそれに反旗を翻したのだ。

 9月9日の県の部長会でも、佐藤は訴えた。
 
「東電問題は、原子力政策の体質の問題として信念をもって、命がけでやってきた。苦労したが、私どもの主張が結果的にこうなった。本県が命がけでやってきたことは間違いではなかった」

 自民党参院議員から知事となった佐藤は、もともと原子力政策に協力的だった。

 しかし、知事として問題に対応しているうち、国のやり方に疑問を感じるようになる。
 もっとも大きかったのが、使用済み核燃料の問題だった。
 通産省の課長は1993年、青森県の六ケ所村に運び出すと佐藤に約束した。
 しかし翌年、その前提となる第2再処理工場の計画の先送りが国の原子力委員会で決まった。

 国がウソをついた――。佐藤は「許しがたい」と思った。以後、佐藤の反発は強まっていく。
 01年、佐藤は、県として国のエネルギー政策を検討する会議を設けた。
「どこで原子力政策は決定されるのか」「情報公開は十分に行われているのか」と問いかけた。

 02年4月には、核燃料1キロ当たり1万1千円を課税する重量税を新設する方針を明らかにし、東電は猛反対していた。そのさなかに、内部告発が公表されたのだ。

 02年9月24日、福島第一、第二の両原発がある双葉郡の町村長や議長との懇談会では、
佐藤は「保安院と東電は同じ穴のムジナである」といいきった。

 政府も東電も、核燃料税の増税を受け入れざるをえなくなった。
経産省の一部の官僚の間には、原子力政策の見直しを真剣に考えようとする動きも出てきた。
 佐藤は勝利したかに見えた。(奥山俊宏)
     *
【プロメテウス】
人類に火を与えたギリシャ神話の神族
朝日新聞デジタル
( 2014年3月7日)
 小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画、「美味しんぼ」は一体、どこが問題だったのか。安倍首相や石原環境相らは〈因果関係がない鼻血と被曝を結びつけた〉〈「福島はもう住めない」などのセリフで風評被害をあおった〉とか何とか言うのだろうが、この話題性、大いに結構ではないか。
 ヌルマ湯につかったような腑抜けメディアは原発事故の真相や放射能の影響について、完全に腰が引けている。政府や東電に都合のいいことを言う学者の言説を垂れ流し、危険をあおる言論を「風評被害」と決め付けている。「美味しんぼ」はそこに大きな一石を投じたのである。
 中部大教授の武田邦彦氏は「美味しんぼ」を批判する風潮を取り上げて、〈(この国は)「隠す方向」=「野蛮な社会」へと進んでいる〉と書いていたが、その通りだろう。

 いま、この国に必要なのは「美味しんぼ」のような“過激な正論”ではないか。それを寄ってたかってぶっ潰そうとしたのが政治権力であり、そのチョーチンを持ったのが大マスコミなのである。国民はとにかく、この国の政府や学者、大メディアの言うことを信じないことだ。常に「ウソだ」と疑った方がいい。
 「美味しんぼ」で問題になった「被曝と鼻血」の因果関係だって、諸説あるのだ。多くの専門家は「福島において、白血球や血小板が減少するような被曝はなかった」としているが、広島で被曝治療にあたってきた肥田舜太郎医師は同誌の総括特集「『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見」の中でこう言っていた。外部被曝でも内部被曝でも何ベクレルまでなら大丈夫、というような基準は絶対にないのです」今の医学ではまだ、放射線による人体への影響を解明しきれていません
 それなのにどうして一部の学者は、「健康被害はない」と言い切れるのか。
大メディアはそれを信じるのか。大体、国は放射線による健康障害について、きちんとした実態調査をやっていないのだ。

 調査をすれば、「被曝量が少ないから大丈夫」という理屈が崩れるからだろうとみられている。「バカの壁」というしかないが、果たして、北海道がんセンターの名誉院長、西尾正道氏はこんな見解を表明している。
 「鼻腔を診察したこともない放射線の専門家と称する御用学者達は、政府や行政も巻き込んで、放射線の影響を全否定する発言をしている。シーベルト単位の被ばくでなければ血液毒性としての血小板減少が生じないので鼻血は出ないという訳です。しかし、この場合は、鼻血どころではなく、紫斑も出るし、消化管出血も脳出血なども起こります。現実に血小板減少が無くても、事故直後は多くの子どもが鼻血を経験しました。伊達市の保原小学校の『保健だより』には、『1学期間に保健室で気になったことが2つあります。1つ目は鼻血を出す子が多かったこと。……』と通知されています
 そうしたら、きのう(20日)の毎日新聞に事故直後、幼い子供が鼻血を出すようになり、避難したら治まったという母親が2人登場。「『美味しんぼ』は言いづらい事実を書いてくれている」と評価していた。


◇わかっていないくせに切り捨てた石原大臣

 放射能と鼻血の因果関係をズバリ指摘する専門家もいる。元理化学研究所の槌田敦研究員はこう言う。
福島原発事故で多数の鼻血患者が出たのは事実です。しかし、被曝線量が少ないので、御用学者にはこの事実を科学的に説明できない。そこで事実そのものを『ありえない』と否定しているのでしょうが、放射線にはベータ線(電子線)もあるのです。セシウム原子などを含む土ぼこりが風で運ばれてこれを吸い込むと、鼻腔に沈着しベータ線を放出する。ベータ線は飛行距離が短く、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させることになり、粘膜が破られて鼻血となる。この症状は、日光の紫外線被曝と似ています。症状には個人差があり、鼻血が出ない人もいれば、赤くなっても回復する人もいるのです
 こうした声に耳を傾けず、「美味しんぼ」を「不快だ」(石原環境相)と切り捨てる政治家とは何なのか。
低線量被曝をしても鼻血は出ないという根拠はどこにもないんです。環境省に聞いてもわからないと言う。確かに低線量被曝では全身から出血するような確定的影響は出ません。低線量被曝では鼻血は出ないという人たちは確定的影響と鼻血を混同しているのです」(岡山大教授・津田敏秀氏=疫学・環境医学)
こうしたことがわかっただけでも、「美味しんぼ」には正義があるというものだ。


◇次々に明らかになる東電の大ウソを見過ごすのか

 それにしても呆れるのは、この国の原発関連情報のウソの多さだ。
美味しんぼ」が騒がれた折も折、朝日新聞が福島第1原発所長だった故吉田昌郎氏の調書の中身をすっぱ抜いた。政府事故調・検証委員会が29時間にもわたって話を聞いた記録である。それによると、震災4日後の2011年3月15日、第1原発にいた所員の9割、約650人が吉田所長の待機命令を無視して、福島第2原発に逃げたという。
 東電はこの事実を伏せていたばかりか、当時、東電本社に「撤退は許さない」と乗り込んだ菅首相(当時)の言動に対し、「撤退なんかしていない」と抗弁、その後も撤退を否定し続けた。
こんな大ウソつきが今なお、福島原発を管理し、汚染水処理だ、凍土壁だ、廃炉だとやっている。とんでもない話だ。

 どうせ、都合の悪いことは隠してしまう。そんなことを許していたら、今度こそ、取り返しのつかないことになってしまう。
 実際、故障続きのALPSはまたも止まったし、泥縄の汚染水用タンク設置もトラブル続きで遅れている。揚げ句は「財団法人海洋生物環境研究所」の調査結果から汚染水の外洋流出が続いていたことも明らかになった。
 通常ならば、セシウム137の濃度が事故後、時間が経つにつれて、低下ペースになるはずなのに福島沖30キロの定期調査では2012年夏ごろから下がり具合が鈍化し、今なお、事故前の水準の2倍以上の汚染が続いているのだ。
 
東京海洋大の神田穣太教授は東京新聞の取材に「低下しないのは福島第1から外洋への継続的なセシウムの供給があるということとコメント。「汚染水は完全にブロックされてアンダーコントロール」と大見えを切った安倍のウソが、数字の上できっちり裏付けられたのである。


◇このままでは五輪選手はボイコット

 京大原子炉実験所助教の小出裕章氏はこう言った。
原発の現状は炉心のことは何もわからず、核燃料プールのことはわかってきたが、汚染水のことは隠されている。ハッキリしているのは政府の発表はデタラメばかりだということです。そうやって、原発事故を忘れさせようとしているのです。原発問題の本質は、本来であれば、核管理区域にしなければならないところに今も人を住まわせ続けている事実です。これは政府の犯罪行為です
 福島第1原発の事故は何ひとつ、わかっていないし、収まっていない。それなのに民主党政権の「収束宣言」をいいことに、頬かむりを決め込んでいるのが安倍だ。だから、寝た子を起こすような「美味しんぼ」は徹底的に叩き潰す。そういうことだ。
 前出の津田敏秀教授は「なぜ、政府がきちんと実態を調べようとしないのかがわからない」とこう言った。「『美味しんぼ』の問題では福島県知事や大阪市長が風評被害であると批判しました。風評被害かどうかは調査しなければわからないのです。地域保健法では保健所長、つまり地方自治体の首長が調査する権限を有している。それなのになぜ、調べないのでしょう。それにPM2・5については、あれだけ危険な地域が報じられているのに誰も文句を言わない。放射能だけが風評被害になるのは不可解です
 そこには不都合な真実があるからだろう。放射能の実態があからさまになれば原発再稼働が吹っ飛ぶ。東京五輪を控えて、大問題になってしまう。下手したら、五輪のアスリートたちが辞退する。何よりも集団的自衛権どころではなくなる……。
この際、「美味しんぼ」の英訳版を各国の五輪選手に配った方がいい。
 当の小学館は、「美味しんぼ」が休載になるのにつけ込み、話題作りで一儲けをたくらんだフシがある。
 出版11日も前に、環境省に掲載予定のゲラをわたしていた、というのだ。“鼻血”でバッシングが始まっていた作品の作者を、袋叩きにする準備期間を、政府・自民党、行政、御用学者に与えた事になる。
 この事自体、言論・出版の自由の自殺とも言うべきなのだが、マスコミでそれを問題にした所を、寡聞にして知らない。本来、擁護すべき作家を生け贄にするなど、許されることではない。自分から検閲を行った小学館は、厳しく追及されるべきだ。

【日刊ゲンダイ(2014/5/21)より】
「鼻血で批判されるのは人権侵害」 渦中の前双葉町長が憤り
福島のウソ ツイート集
ドイツ国営テレビ放送ZDF「福島の嘘」> 「今回の災害は四つです。地震、津波、原発事故、そして信頼の喪失の四つです」 動画>bit.ly/UKE3Fn

福島第一原発事故。放射能汚染、食品汚染、汚染水垂れ流し。50年後の人口など予測できない。私見> 50年後に1億人維持目標 政府調査会提言 子育て環境整備へ
(北海道新聞)
宮城県の土壌汚染図 すごい図だな。宮城も廃県。> すごい図だな。宮城も廃県。速やかに廃県にして、全員移住させないと病気だ。岩手の図は見たことがあったが、宮城のは珍しい。(とある原発の溶融貫通(メルトスルー))
特集-裁かれるべき政府と福島県知事の大罪> SPEEDIによる放射能情報を隠し住民を被曝させた政府と佐藤雄平知事を何故裁かない?
「原発・放射能情報」

佐藤雄平(福島県知事)「酷い核の汚染で住民に深刻な健康被害が出ている。もはや国際的な協力が求められる」> 住民の酷い被曝は、強制移住へ踏みきらないあなたに原因があるのでは?
130829 EneNews

事故直後の政府「場当たり的」国の指示、混乱浮き彫り> 国会事故調の参考人聴取で福島県の佐藤雄平知事は「避難指示は報道で知った」と証言。当時官房長官の枝野幸男氏も「避難が長期にわたるという認識を持っていなかった」と判断の甘さを認めた。産経新聞
「健康被害ない」と広報を> 福島県知事佐藤雄平は福島第1原発3号機で3月14日に起きた水素爆発の直後、福島県が東京電力に「健康被害の心配はない」とする文言を報道発表資料に記載するよう要請していた事実が東電が報道関係者に公開している社内テレビ会議の録画映像で分かった。河北新報
SPEEDI情報を握りつぶした佐藤雄平福島県知事※1> SPEEDI情報が福島県の災害対策本部に送られていたのに、それを原発立地の市町村に送らせなかったの佐藤雄平知事です。菅直人氏は知事が福島県の人たちを被曝させた張本人であることを→bit.ly/mYH3le
福島第一原発事故> 「無分別が生んだ破局と前知事 福島県の佐藤氏、仏紙に (共同通信)」 前知事は「国の原子力行政との戦い」を訴えたら、谷建設から賄賂を受け取ったという収賄罪で逮捕起訴。でっち上げとも言われているが。福島に原発を誘致したのは民主党の渡部恒三氏の甥、佐藤雄平氏である。
裁かれるべき政府と福島県佐藤雄平知事の大罪> SPEEDI からはじき出されたこの情報は、住民のパニックを恐れる政府と福島県佐藤雄平知事により隠蔽され、避難指示に生かされることはなかった。住民の被曝被害を増大させる結果を生んだことは「未必の故意」による国家犯罪ともいえるだろう。
 

井戸川氏は町長時代から鼻血を訴えてきた。 (C)日刊ゲンダイ
「私が鼻血を出すことが犯罪とでも言うのか」――。
こう憤りの声を上げているのは、井戸川克隆・前福島県双葉町長だ。
 井戸川前町長は、小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中のマンガ「美味しんぼ」に実名で登場。福島県内を取材して鼻血を流す主人公らと対面する場面では、自身も鼻血を出した経験を振り返りつつ、原因について「被曝したから」と話す姿が描かれている。

 ところが、この「福島で鼻血」の描写に対して政府や自治体側が猛反発。福島県は「極めて遺憾」との見解を公表したほか、福島県双葉町も「風評被害を助長する」として小学館に抗議文を送った。
 さらに、石原環境相が「全く理解できない」と不快感を示し、下村文科相も「福島県民にとってひどい迷惑だ」と発言するなど大騒動になっている。


■本当に「被爆」と「鼻血」は無関係なのか
 だが、この状況は異常だ。井戸川前町長は個人の体験と感想を語っただけ。それも架空人物が主人公のマンガの中でだ。これが許されないなら、マンガ好きの麻生財務相が愛読する「ゴルゴ13」は話が成り立たなくなる。

 あらためて井戸川前町長に聞くと、こう言った。
「(福島の住民が)鼻血を出すという話は、今回、ことさら強調して語ったわけでも、(取材者を)誘導したのでもありません。私は以前からメディアの前でずっと同じことを言い続けていました。これまでは取り上げられてこなかっただけです。だいたい私が鼻血を出した、と話したことが批判されるべきことなのか。それを(閣僚らが)批判するとは人権侵害ですよ」

 その通りだ。井戸川前町長が言う通り、「福島で鼻血」の話は過去の国会でも取り上げられている。
 12年6月の東日本大震災復興特別委員会で、当時、野党だった自民党の森雅子・現少子化担当相は<例えば、具体的にこんな心配の声をお寄せいただいています。子どもが鼻血を出した、これは被曝による影響じゃないかと心配なんだけれども…>などと質問しているのだ。

 ほかにも、因果関係はハッキリしないものの、原発事故の被災者に鼻血の症状が見られることは以前から確認されている。
 チェルノブイリ事故の被災者らを支援しているNPO法人「チェルノブイリへのかけはし」によると、「被災した子どもたちの2~3割に鼻血の症状が見られた」(野呂美加代表)という。

 何でもかんでも「風評被害」と決めつけて議論すらさせないから不安が募るのだ。福島県も石原も下村も、マンガに噛みつくヒマがあったら、年間被曝線量を20ミリシーベルトに引き上げても「安全」という具体的な根拠を県民に示すべきだ。
(日刊ゲンダイ 2014年5月14日)
特集 - 裁かれるべき政府と福島県知事の大罪
ほとんど報道されないが目を背けてはいけない現実
『深刻!東電福島第一原発からは、今も毎日2億4000万ベクレルが大気中に、200億ベクレルが海に放出されている』(2013年10月7日、国会で東電社長が答弁して安倍首相が世界に言い放った「放射能は完全にブロック」のが露呈。)
 今も毎時1000万ベクレル 大気中に放出続く
 記事提供元:(財務新聞) エコノミックニュース

 東京電力福島第一原発事故に伴い大気中に放出された放射性物質は「セシウムの134、137を合わせて2万兆ベクレルになるとみている」と東電の廣瀬直己社長が7日の閉会中審査の参議院経済産業委員会で語った。

 廣瀬社長は「現在も毎時1000万ベクレルの追加的放出がある」と大気汚染が継続的に続いているという深刻な状況にあることを示した。

 また、海洋への放射性物質の放出について「当初は7100兆ベクレル放出されたとみている。その後、地下水の汚染などにより、最大で1日あたり最大200億ベクレルのセシウムが放出されているとみている」と述べた。

 日本共産党の倉林明子参議院議員の質問に答えた。また、田中俊一原子力規制委員長は「これ以上、海洋への汚染が広がらないようにするのが我々の役目だと思っている」と答えた。茂木敏充経済産業大臣は「海を汚さないため、万全の対策をとっていきたい」とした。

 政府側は地下水バイパスの水処理については地下水を原子炉建屋に近づけないための策として地下水バイパスで汲み上げた水を貯水タンクに一次貯留し、水質の安全性を確認できたものを海に放出すると説明。またサブドレインによって汲み上げた水は基準値以下の水の扱いについて専門家の知見も活用して検討中とした。トリチウム水についての対策では現時点では大量にトリチウム水を処理する技術は見つかっていないが、内外の英知を結集すべく技術提案を求めているとした。またトリチウムの分離技術や長期安定貯蔵方法などについても提案を募っているなどを説明し「海への安易な放出は行わない」とした。
(編集担当:森高龍二)

美味しんぼ「鼻血、医学的根拠ある」 専門家ら反論会見
朝日新聞デジタル 5月24日(土)0時14分配信
 人気漫画「美味しんぼ」で東京電力福島第一原発事故後の鼻血の頻発などが描かれたことをめぐり、専門家や健康被害を訴える当事者が23日、国会内で記者会見を開いた。政府や福島県が「風評被害を助長する」などとして事故と鼻血の関連を否定していることに対し、「因果関係は否定できない」と反論した。

 住民の自主的な甲状腺検査に協力してきた北海道がんセンターの西尾正道名誉院長は「高線量被曝(ひばく)による急性障害に論理をすり替え、鼻血(との因果関係)を否定する『専門家』がいる」と批判。「放射性物質が付着した微粒子が鼻腔(びくう)内に入って低線量でも鼻血が出る現象はあり、医学的根拠がある」と指摘した。

 記者会見に電話で参加した福島県内の母親は「漫画全体を読み、福島への愛情を感じた。子どもに鼻血が出ても、話を聞く前から因果関係を否定するような人たちに私たちは本当のことは言わない。国の責任で鼻血を含めた健康調査をしてほしい」と訴えた。

 崎山比早子・元国会事故調査委員会委員(がん生物学)は「汚染地域は広範にあり、健康障害への懸念は鼻血どころでない。正確な情報を」と説いた。主催の市民団体代表は「鼻血の表現ばかりに焦点を当てて攻撃し、健康障害を訴える声を抑えつけている」と非難した。

朝日新聞社

最終更新:5月24日(土)1時9分

朝日新聞デジタル

 
「美味しんぼ」福島鼻血問題
 【まとめ】 福島の鼻血問題について (1) , (2) / 武田 邦彦 ( 中部大学教授 ) 
公開日: 2014/05/13 ※ 「美味しんぼ」で風評被害助長のおそれ 県が抗議を検討(福島14/05/09)
→ [ http://t.co/xDssVSeFIB ]
中部大学教授・武田邦彦さんのブログ音声をご紹介します。武田邦彦さんのサイト [ http://takedanet.com ]
・ ショート論評「鼻血」問題に見る日本人の魂の喪失
2014/05/12 [ http://youtu.be/4uFEmHfluG8 ]
・ お母さんのための原発資料展望 (9)鼻血・・・「確率的に起こる疾病」とは?
2014/05/14 [ http://youtu.be/YDUvIhKl3Rk ]
※ この動画の表紙に、ご本人のプロフィール写真を添えさせて頂きました。使用をご快諾下­さった武田さんに、心より感謝申し上げます。
※ 一連の問題について、ブログ記事を更新しました。
「美味しんぼ」も指摘、福島の鼻血問題 / 清瀬 航輝 → [ http://goo.gl/15adw1 ]
【お知らせ(重要)】 現在、Channel K にチャンネル移転中ですが、移転先URLが [ http://www.youtube.com/channelk2014 ] に変更となりました。
STARS LIFE ☆ YouTube のサブチャンネルとして、独自の動画を発信します。両方のチャンネル登録をお願いします。 [ 2014年04月25日 / 清瀬 航輝 ] 
原発問題『避難・除染政策はどうなっている?』
そもそも総研より 【2013-08-29】 (削除されています)

モーニングバード そもそも総研(たまペディア)より引用 公開日: 2013/08/28
内容「国が進める避難・除染政策は甘いのではないか」
(リンク)テレビ朝日「モーニングバード!」公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/m-bird/


取材協力者』 馬場 有(町長)
 吉田 邦博(安心安全プロジェクト) 西尾 正道(名誉院長 北海道がんセンター)
 
井戸川克隆氏(福島県双葉町 前町長)の話(ジュネーブ)
井戸川克隆氏(福島県双葉町 前町長)の話(ジュネーブ)
【ジュネーブ】国連人権理事会 サイドイベントの合間にて井戸川克隆氏(福島県双葉町 前町長)の話書き起こし。

 恐ろしいのは、福島の事で恐ろしいのは、いわゆるエートス運動とか
いろんなのが蔓延っちやって
『放射能の話は、もうやめよう』とか
『ひどい話は、やめよう』とか
『頑張ろう』とかってゆうムードを作られちゃたんですね。

それに誰がしたかっって事を、県民の皆様、もう一度考え直して頂かないと......­。

ちゃんと原因者がいるはずなんですから。
誰かが、先導している者がいるはずですから。
それが、あえて
『その話は、やめましょう。』とか、
『それをするのは駄目なんだよ。』と言うのが犯人ですから。

県内のみなさんが放射能の中で暮らし続けさせるための、犯人達ですから、
そういう事を言う人間は、警戒して付き合ったほうがいいです。逆です。
本当のことを言う人は、少ないかもしれません。
度胸がなくて......『ふくしまに住むな。』と言う人は少数かもしれませんけど、
50年100年のサイトから言ったらば、絶対正しい事ですから。

ちょっと話変わりますけれど、
バルト三国訪れました。
そのひとつの国の、チェルノブイリの収束作業にかり出された人達の団体の会長さんと、­お会いしました。
向こうから会いに来てくれてね。
で、あの方が言うには
『5000人でて行って、1000人がもう死んでいるそうです。
あとの残りの方は何らかの補償を貰っているそうですけど。
27年前ですね、1000人亡くなって
残りの方は、いろんな制度、補償の中で暮らしているそうです。
だから、ほとんどは病気だそうです。
病気をしているそうです。
だから、いま恐ろしいのは、福島県内の除染......無防備ですからね。
全く放射能の事を知らない素人の方に、やらせてますけど、あの方たちの健康っていうか、人生をね
どういう風になっていくのか...非常に心配ですね。
もうひとつは、
子どもたちがマスクもしない、外部被曝も内部被曝も......
〜ここで記者質問し、話途切れる〜
〜遮る記者の質問に対して
それが、エートス運動なんですよ。
いわゆる原子力ムラの、税金と権力と
いろんな力を使った宣伝にさせられてるんですよ。

以上、ここで記者話終わる......。

宣伝させられているんですは、県民、子どもたちが被害に合わしている。と、私は解釈し­ました。
また、下記にて記者会見ご覧になれます。
私はプロではありませんから、記者会見の書き起こしは出来ません。
是非に拝見ください。40分ほどです。
そして、日本の大手メディアが伝えない、伝えたくない事実を広めてください。

福島から離れた地域に住む私にできる事。
広めていくこと、ひとりでも多くの人に関心を持っていただく事。時間がないのです。
いちばん大切なこと、置き去りにしては......この国はよくなるはずありません。

ひとりでも多くの方々が、事実を知れるように。
ひとりでも多くの方々が、大切なこととは?と個々に考えて欲しい。
もちろん、私もです。
ーーーーーーーーーーーー
【ジュネーブ】国連人権理事会 サイドイベント・記者会見
 2013年5月28日(火)、スイス・ジュネーブの国連本部で、国連人権理事会 サイドイベントと、イベント後の記者会見が行われた。

■発言者
 アナンド・グローバー氏
 森永敦子氏(手をつなぐ3.11信州)
 井戸川克隆氏(福島県双葉町 前町長)
 岩田歩氏(CRMS)
■司会兼
 伊藤和子氏(HRN事務局長)

(引用)とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
 続き→  
双葉町の井戸川町長「辞意の真意」を語る

公開日: 2013/01/24

 1月23日に、辞職を表明した福島県双葉町の井戸川克隆町長が翌24日、OurPla­netTVのインタビューに応じた。
福島第1原発のある双葉町は、原発事故で全住民が町外に避難しており、福島県内の自治­体で唯一、福島を離れ、役場機能を埼玉県加須市に移している。政府は去年、双葉町と楢­葉町と大熊町の3つの地域に対し、除染で生じた汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設計­画を提案。井戸川町長は、政策決定のプロセスに問題があるとして、度々、会議を欠席し­てきた。
 これに対し、町議会は、町長の言動は独善的だとして批判。これまで3回、不信任決議を­提出し、12月の議会で、8人の全議員が賛成に周り、可決していた。しかし、井戸川町­長は町長職を辞職せずに、議会を解散。1月24日が告示日だった。
 1月21日と22日の2日間、町政懇談会が予定されていた双葉町。福島県いわき市、福­島市および埼玉県加須市の3カ所で、町民と区長が意見を交わす予定していたが、初日の­いわき市内での懇談会は、町長が復興に消極的だとして、批判の声が相次ぎ会議は紛糾。­翌日22日、町長が体調の不良を訴えて入院したため、加須市と福島市の懇談会は、町長­不在の状態で、会議が開催されていた。
 24日の夜の会見では「町民に理解されていない」と語った井戸川町長。なぜ、今のタイ­ミングで、突然、辞職を表明したのかー。胸のうちを語った。
撮影協力:西中誠一郎
井戸川町長が町民に宛てたメッセージ「双葉町は永遠に」
http://www.town.futaba.fukushima.jp/message/20130123.html/


■制作:OurPlanetTV
http://www.ourplanet-tv.org

  双葉町は永遠に
井戸川町長が町民に宛てたメッセージ「双葉町は永遠に」
   私たちは前例の無い避難という過酷な状況に置かれています。いつまでも海原を漂流するわけにはいきません。早く上陸地を国が準備して、再興できる日を求めてきました。しかし、時間が足りませんでした。
 放射能のないところで平和な、皆が集える町ができることを祈り町民の安寧を願って、私は本日、双葉町長の辞職申し出をしました。
 私の今までの取り組みから次のことを申し上げたいと存じます。

1 事故に負けない
 原発事故で負けるということは、今のまま、何もしないことである。
双葉町民には負けてほしくない。勝ってそれぞれ生き抜いてもらいたい。今はそれぞれの地に離れて住もうとも、廃炉が完了して故郷から放射能の危険が去り、自然と共生出来るようになったら再結集しよう。
 我が子どもたちへ、この悔しさを忘れることなく、何としても生き抜いて何倍も幸せな双葉町を再建していただきたい。そのためにも負けないで学び、求められる人になれ。世界の雄になってもらいたい。

(1) 負けないということは以下のことを忘れないこと
 ①避難してくださいと国から頼まれたこと。
 ②東電と国は事故を絶対起こさないと言っていたこと。
 ③町と県と東電には安全協定があること。
 ④事故は我々が起こしたものではないこと。
 ⑤正式な謝罪と見舞いがないこと。(形のあるものではないこと)
 ⑥自分の権利は自分以外に行使できないこと。
 ⑦被ばくさせられたこと。
 ⑧放射能の片付けをさせられること。
 ⑨20msv/yで町へ帰ること。(一般公衆の限度は1msv/y以下)

(2) 勝つためには何をしなければならないか
 ①事故の原因者を確定すること。
 ②我々の受けた損害のメニュー作成すること。
 ③損害の積算をすること。
 ④回復の請求をすること。
 ⑤回復の限界と代替を請求すること。(仮の町、借りの町)
 ⑥立証責任の不存在を共有すること。
 ⑦気づくこと。
 ⑧水俣の住民の苦難を学ぶこと。
 ⑨広島・長崎の住民の方に聞くこと。
 ⑩避難先の皆さんの恩を忘れないこと。
 ⑪多くの町民が健全な遺伝子を保つこと。
 ⑫ウクライナの現実を確認して同じテツを踏まないこと。

(3) 町民の力を結集すること
 ①役割分担をすること。
 ・汚染調査 ・除染問題 ・賠償問題
 ・住居問題 ・職場問題 ・健康問題
 ・墓地問題 ・学校問題 ・中間貯蔵施設問題
 などの調査研究する組織をつくり町民の不利益を解消すること。

 ②事故調査委員会をつくること
 事故の報告書には避難を強制された住民の実態が語られていない。外部に任せていたらいい加減に処理されてしまうので、委員会を町独自に構成して正しい記録を残さなければならない。

2 主張する権利を行使する
 ①見守り隊の組織
 ②法律家の組織
 ③文書学事の組織
 ④ボランティア活動組織
 ⑤被ばく被害者団体の組織
などを組織して国民の主権と被害者の復権を勝ち取らなければならない。

3 この世には先人の教えがある
(1) 温故知新
歴史から新しい発想が出てくる。自分が直面している問題について語られています。遠くは私たちの祖先である標葉藩が相馬に滅ぼされたこと、会津藩が長州に負けたこと。しかし、負けても滅びる事もなく私たちは生きてきました。先人達に感謝し、これからは私たちが町の存続を引き継ぎ後世に繋がなければなりません。今度の事故は前例がありません。今は子どもたちを放射能の影響によるDNAの損傷を避けて暮らし、幾多の困難に負けずに 双葉町の再興に向かって、生き延びましょう。

(2) 人生に五計あり
中国、宋時代の朱新仲が教訓として伝えた人生の処世訓とされるものです。生計、身計、家計、老計、終計があり、生き抜く考えが記されています。

(3) 八正道と言う道
昔、釈迦がインドで行われていた求道について、新しい道があることを説いたとされています。

 正見  : 正しい物の見方
 正思惟 : 正しい思考
 正語  : 偽りのない言葉
 正業  : 正しい行為
 正命  : 正しい職業
 正精進 : 正しい努力
 正念  : 正しい集中力
 正定  : 正しい精神統一

 今の私たちにはこのような精神にはなれません。この言葉は東電と国あるいはこの事故を被害者の人権を無視して矮小化しようとしている勢力に猛省を促す言葉として捉えてほしい。願わくば、双葉町の子どもたちに人生の教訓の一部として、心に刻んでほしい。

 この事故で学んだことは多い。我国でも人命軽視をするのだと言うことがわかった。国は避難指示と言う宣戦布告を私たちに出した。武器も、手段も、権限もない我々はどうして戦えるだろうか。

 白河市にアウシュヴィッツ博物館がある。ナチスがユダヤ人を毒ガスで虐殺したことは衆目の事実だ。福島県内では放射能という毒で県民のDNAを痛めつけている。後先が逆だ。この状態から一刻も早く避難をさせること以外に、健康の保証は無い。その後に十分時間をかけて除染をやれば良い。
 人工放射能に安全の基準を言う実績が少ない。20msv/yで住めると言う人が家族と一緒に住んで示すことが先だろう。その安全が確認出来たら福島県民は戻ればいい。これ以上モルモットにするのは、外国の暴君が国民にミサイルを撃つのと変わり無い。
 福島の復興なくして日本の再生はないとは、人口減少の今、将来の担い手を痛めつけていては、真に福島の復興には繋がらないと心配している県民は少なくないと思う。双葉町は原発を誘致して町に住めなくされた。原発関連の交付金で造った物はすべて町に置いてきました。

 原発の誘致は町だけで出来ない、県が大きく関わってはじめて可能となる。私たちは全国の人たちから、「お前たちが原発を誘致しておいて被害者面するな」という批判を受けている。私たちはどこにいても本当の居場所がない今、苦悩に負けそうになりながら必死に生きている。子どもたち、高齢者、家計を支えなければならないお父さん、お母さんたちの悲鳴を最初に菅総理に訴えた。変わらなかった。そのために私は野田総理に国民としての待遇を訴えたのです。しかし、今の町民の皆さんは限界を超えています。何とか国には町民の窮状を訴え、町民には叱られ役をやり、マスコミに出されるようにしてきました。

 県にも窮状を訴えています。最近も質問をしました。回答は具体的な内容ではなく失望しました。知事は福島の復興のために双葉町に中間貯蔵施設を造れと言うので、双葉町の復興はどうするのですか、と聞くと答えてくれません。そこで、踏み込んで私に町をくださいと言いましたがやはり答えませんでした。これでは話し合いになりません。

 環境省の局長にどうして双葉に二つの場所を決めたのですかと聞いたら、分かりませんと言いました。では会議録をみせてくださいと聞いたら、後日ありませんと言う返事でした。このようなことで、調査だけで建設はしないからと言われて、ハイいいですよとは言えません。
 町には古くから先人が築いてきた歴史や資産があります。歴史を理解していない人に中間貯蔵施設を造れとは言われたくありません。町民の皆さんが十分議論した後に方向を決めていただきたい。若い人に決めてもらうようにしてほしい。

 今まで支えていただきました町民の皆様、双葉地方各町村をはじめ福島県内各市町村の皆様、国及び福島県そして事故発生時から避難救済にご支援いただきました国民の皆様、国会議員の皆様、全国の自治体の皆様、埼玉県と埼玉県議会の皆様、県民の皆様、加須市と加須市議会の皆様、市民の皆様、さくら市の皆様、医療界の皆様、福祉関係の皆様、貴重な情報の提供された方、最後に国内並びに世界中からボランティアのご支援をいただきました皆様、この避難を契機にご支援いただきました多くの皆様に支えられて、ここまで来ることができました。心から感謝を申し上げまして、退任のご挨拶に代えさせていただきます。
 長い間、誠にありがとうございました。
平成25年1月23日
双葉町長 井戸川 克隆
東電の回答はすべて嘘!浪江町長怒り爆発!
日テレニュース
東電社長らに浪江町長
「誠意感じられない」
(2012/7/3)

 3日、福島・浪江町の役場に謝罪に訪れた「東京電力」の広瀬直己社長らに対して、馬場有町長は「対応に誠意を感じられない」と憤りをあらわにした。
 東京電力の下河辺和彦会長と広瀬社長は3日、福島第一原発事故の後、役場機能を福島・二本松市に移している浪江町の役場を訪れ、馬場町長と面会した。
浪江町は、原発事故の直後に浪江町に通報すべきだったことをしなかったとして、東京電力に理由などについて回答を求めていたが、東京電力は「まだ確認の途中」と答えている。
 この他、馬場町長は賠償の対応などに関しても誠意を感じられないとして、「企業体質に道徳や倫理感がない」と指摘した。浪江町は、東京電力を刑事告発することを検討している。
 福島・浪江町長、東電の回答書に激怒 (2012/7/3)

 福島県の浪江町長は、原発事故の謝罪のため役場を訪れた東京電力の新しい社長らに対し、東電の事故報告書の内容は「全くのでたらめだ」と怒りをあらわにしました。

 原発事故で警戒区域に指定されている、福島県浪江町の仮役場を就任後初めて訪れた東京電力の下河辺和彦会長と広瀬直己社長。馬場有町長はその場で、東電に対し怒りをあらわにしました。


町が東電に対して求めていた回答について


 「きょうはお持ちしておりません(東京電力・広瀬直己社長)

 「どうして持ってこないのですか。
  どうして持ってこないのですか?何なんだいったい。誠意を示せよ
(浪江町・馬場有町長)


 「持ってこなかったもの」:それは、町が東電に対して求めていた回答です。東電は先月公表した社内調査の最終報告書の中で、事故直後、浪江町への連絡が途絶え、2日後に社員を派遣して状況を説明したとしています。

 これに対し馬場町長は、東電の誰がどんな内容を誰に説明したかなどについて、先月、東電側に質問し、回答期限を7月3日としていました。

 東電の広瀬社長は夕方、再び町長を訪ね、回答書を提出しました。しかし・・・。


 「でたらめですよ、でたらめ。全部うそ。うそです。改めて精査するというような話でしたけど、
  全く回答になっていない
(浪江町・馬場有町長)
馬場町長は、回答書の記述に嘘があると怒りが収まりません。

 「私どもは私どもの社内の調査を踏まえて、ご回答、きょう申し上げた(東京電力・広瀬直己社長)


 浪江町では今後、この回答書を精査した上で、東電を業務上過失傷害の疑いで刑事告発することも検討するとしています。
(03日22:17)


コメントより
■東京電力は、3月13日に浪江町に対して原発の状況を浪江町長に直接報告したと大ウソをついた

現実には東京電力にはなんら一切の報告はなされておらず、この大ウソの報告書について7月3日まで回答するとのことだった。

しかし、昨日東電の新社長は回答書を持っていかなかったので浪江町長はプッツン。

出直した東電新社長はまたも大ウソの回答書を持ってきたのでさらに浪江町長はプッツン。

東京電力は浪江町とも協定を結んでおり原発事故の状況は報告することになっていたが一切の報告はなく、大ウソをついて浪江町長に報告したなどの報告書を作成していた。


■「すべてが嘘で出来ている東京電力。こんな簡単な質問の回答も出来ない馬鹿企業。
こんな会社に原発の管理はとても無理。」
<全て読む(ソース)★阿修羅>
浪江町関連のツイート
  <「5年は戻れない」と浪江町長 福島原発事故で全町避難
 福島県浪江町の馬場有町長は10日、「今後5年は町に戻れない。『戻らない』のではなく、インフラの復旧整備もされていないので、生活できない状態だ」と述べた。

浪江町の避難民、過半数は急性症状で死亡> 
 (県内の新聞)社には恐ろしい情報が山ほど入ってくるのです。米沢に避難している浪江町の避難民(ある特定地区です)10人中6人が急性症状(たぶん白血病?という噂)で死亡し、避難民が震え上がっています。浪江の人々はこの事実を役所やテレビに訴えましたが全く報道されませんでした。彼らも国は怖いと訴えています。弟は福島の新聞記者なのですが、社にいると情報統制が厳しくて怖くなると言っています。
全文>http://bit.ly/OTUgR4

福島・浪江町長「原発は原爆だ」
  原水爆禁止大会でスピーチ : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
プルトニウム広域飛散裏付け
 調査は昨年6~7月、飯舘村と双葉町、浪江町の計6地点から今回の事故の影響とみられるプルトニウム238が検出。検出された最大濃度はプルトニウム238が土壌1平方メートルあたり4ベクレル(浪江町)239と240の合計で同15ベクレル(南相馬市)だった。

ストロンチウムを白河などで検出
 ストロンチウム89は約79キロ離れた同県白河市など半数近い地点で検出。半減期が約50日と短いことからいずれも事故による影響と分析し た。最大濃度は同2万2000ベクレル(浪江町)。

原発事故の住民被曝、最高50ミリSv WHO全国推計
 全身の被曝線量は、原発に近い福島県浪江町などの住民は10~50ミリ、それ以外の福島県は1~10ミリ、千葉県や茨城県などの近隣5県は0.1~10ミリ。朝日http://bit.ly/KMglyr

<原発事故知らず避難8割 国会事故調アンケート> 多くの住民が地震と津波しか知らないまま突然避難指示を知り、浪江町などでは避難する前よりも放射線量の高い地域へ住民が避難してしまったことが裏付けられた。河北新報社

福島第1周辺住民 高線量地域に一時避難
 調査結果によると、高線量地域に一時避難したのは、浪江町の50%の住民のほか、双葉町の32%、富岡町の27%の住民。住民からはSPEEDIなどの公表の遅れに対する不満の声が多数寄せられた。産経

福島第1原発
 東電おわび行脚 対応に怒る浪江町長(毎日新聞) 浪江町の馬場町長は「美しい町を離れて481日目。長いつらい悔しい生活だ。町民1万4000人はバラバラに避難している」と訴えた。- Y!ニュース
汚染石、千トン超出荷か…他にも使われた可能性
 砕石会社は「双葉砕石工業」。浪江町内の砕石場で採取した石約5200トンを昨年3月11日から同4月22日にかけ、福島県内の建設会社など約20社に出荷。

倉庫で首つり!警戒区域で不明の男性遺体で発見 福島・浪江
 捜索をしていた消防団員がスーパー近くの倉庫で男性が首をつっているのを発見したということです。男性は、家族に「商売や将来について不安だ」と話していたということです。テレ朝

放射性物質:高線量域20年後も 政府、初の予測地図公表
 原発が立地する大熊町と双葉町の境界付近では20年後でも居住が原則制限される帰還困難区域(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)が両町に加えて浪江町、葛尾村では居住制限区域が残る。毎日

スギ花粉でセシウム飛散!内部被曝の危険!
 福島県双葉郡浪江町小丸で1キロあたり25万3000ベクレルという極めて高い濃度の放射性セシウムが検出。被ばく線量はそれほど高くないが、内部被曝すると人体にとどまり続け、何十年にも渡って被曝。http://bit.ly/zJtxWf

「指導あれば出荷やめた」=汚染石の出荷業者―福島
 同社によると、材料の石は浪江町津島の砕石場で東京電力福島第1原発事故前に採掘し、屋外に保管。保管場所に屋根はあったが壁はなく、保管中に汚染された可能性があるという。ソース 時事

日本原子力産業協会市町村会員
 大洗町 おおい町 大熊町 大間町  女川町 御前崎市 柏崎市 刈羽村 共和町 玄海町 伊方町 鏡野町 志賀町 高浜町 泊村 富岡町 浪江町 楢葉町 双葉町 南相馬市 美浜町 東海村 六ヶ所村 御前崎市 薩摩川内市 敦賀市 松江市 むつ市

除染不能!「町は元に戻るのか」除染工程表に疑問
 浪江町や双葉町などの警戒区域と飯舘村などの計画的避難区域/あまりに広範囲の放射性物質の汚染に、地元からは除染の効果とともに除染後に地域社会が復活できるのかどうか疑問の声が上がる。

SPEEDI情報 米軍に提供
 アメリカの80km圏内の避難指示はSPEEDIを元に出された情報。:NHKニュース スピーディ情報 米軍に提供。米軍や海外向けには事故直後にSPEEDIの情報を外務省が渡していた。政府はスピーディと浪江町の数値をテレビで公表させぬように隠蔽。

浪江町、 SPEEDI情報提供について国や県に対し刑事告発を検討
 浪江町では、多くの住民が放射線量が高い北西方向に避難して被ばくしたほか、何度も避難先の変更を余儀なくされ、79人が死亡するなど、被害を拡大させたとしている。FNN

菅直人が「お縄」になる日(日刊ゲンダイ)
 『「SPEEDI」隠しで住民79人が亡くなった』 ついに堪忍袋の緒が切れた。原発事故で避難生活を強いられている福島県浪江町の馬場町長が、国を相手取って刑事告発に踏み切る考えを明らかにした。罪状は「業務上過失致死」などを検討している。
 事故直後に「SPEEDI」の情報を隠した結果、多くの住民が放射線量の高い北西方向に避難、余計な被曝(ひばく)を招いた。何度も避難先の変更を余儀なくされ、病状が悪化して死亡した住民もいる。現時点で79人が「震災関連死」として認定された。
 馬場町長は「(北西に)行ってはいけないとなれば、別の避難地もあった。人道上問題だ」と怒り心頭だが、当時の事故対応の責任者は言い逃れに終始。
 あれだけの重大事故を起こしながら、菅直人前首相をはじめ、まだ原子力安全委に居座る班目春樹委員長以下、東電幹部も含めて誰一人、責任を取ろうとしない。

福島・ブラックボックス> The Economist誌2012.1.07 http://bit.ly/pZ4UFx
 スリーマイルの災害以来、複雑なシステムが複雑な理由で失敗するということは自明のこととなった。それは基本的に福島にも当てはまることだったが、福島の場合では馬鹿みたいに初歩的な失敗が頻発した。
 地球上で最も地震が発生する列島では、東京電力とその規制当局は、地震と津波の発生時には事故の管理計画を持っていなかった。彼らは原発が地震や津波に対して耐性を持っているということと、事故が起こったとしても原発の内側の要因に起因するだろうと想定していた。
 東京電力は原発事故発生時に、原発からわずか5キロの場所に現地外(オフサイト)の緊急対策本部を設けていたが、それは放射線への耐性を持っておらず、結果的に機能しない施設だった。
 第一原発の現場では、作業員たちは非常用復水器と呼ばれる緊急用冷却システムについての知識が足らず、津波の後にも作動していると誤認していた。
 彼らを監督する立場の職員は同じ過ちを犯し、その結果、過熱した原子燃料棒を冷却するための他の方法が展開される前に、六時間という貴重な時間が失われた。これは一つの原因でしかないが、この原発が3月12日に爆発した最初の原子炉となった。
 政府は、同じ程度に無知だった。菅直人総理(当時)は、官邸の5階に危機対策本部を持っていた。しかし、様々な省庁から集まった緊急対応のスタッフたちは地下に追いやられ、携帯電話が地下では機能しない等の問題のせいでミスコミュニケーションが多発した。
 放射性物質の分散を推定する重要なデータは総理のオフィスには届かなかったため、浪江町の避難者たちにはどこに逃げれば良いのかというアドバイスは届けられなかった。このせいで彼らは放射性の霧に向かって運転していたのだ。
 レポートはまた、政府が多くの場合、デマや、曖昧だったり古い情報を提供していた責任について言及している。最大の失敗はおそらく、責任を持つ主体の誰も―東電もその規制機関である政府も―自分たちの鼻先より向こう側にある情報を探ろうとしなかったことだろう。
 誰も「想定範囲外」を想定する努力を行わなかったようである。
福島・ブラックボックス」、The Economist誌2012.1.07付記事全訳より。

浪江町、 SPEEDI情報提供について国や県に対し刑事告発を検討
 浪江町では、多くの住民が放射線量が高い北西方向に避難して被ばくしたほか、何度も避難先の変更を余儀なくされ、79人が死亡するなど、被害を拡大させたとしている。FNN

警戒区域入った女性死亡 福島県浪江
 福島県浪江町で、重機を区域外に持ち出すために許可を受けて入域していた50代の女性が倒れたと119番があった。女性は救急車で同県南相馬市の病院に搬送されたが、午後1時に死亡が確認された。47NEWS http://bit.ly/GAnYG5

落ち葉に高濃度セシウム 森林土壌の測定結果公表
 林野庁は1日、福島県内の森林391地点で実施した落ち葉や土壌の放射性セシウム濃度の測定結果を公表した。最も濃度が高かったのは、浪江町入北沢の1平方メートル当たり856万ベクレル。
共同通信http://bit.ly/wG7sRj

甲状腺被曝、最高87ミリシーベルト 50ミリ超も> 朝日http://bit.ly/xr2irf
 東京電力福島第一原発事故で、放射性ヨウ素によって甲状腺に90ミリシーベルト近い被曝(ひばく)をしていた人がいることが分かった。この実測値から、甲状腺の内部被曝線量を計算した。
 事故直後の3月12日にヨウ素を吸い込み被曝したという条件で計算すると、34人は20ミリシーベルト以下で、5人が健康影響の予防策をとる国際的な目安の50ミリシーベルトを超えていた。朝日
 最高は87ミリシーベルトで、事故後、浪江町に残っていた成人だった。2番目に高かったのは77ミリシーベルトの成人で、福島市への避難前に同町津島地区に2週間以上滞在していた。子どもの最高は47ミリシーベルト。朝日新聞/3/9

SPEEDIによる甲状腺被曝予測
 記事「甲状腺被曝、最高87ミリシーベルト 50ミリ超も5人」より 朝日新聞http://bit.ly/wVAddp

浪江町赤宇木地区、積算100ミリシーベルト超える
 福島第一原発の事故による放射能汚染で、福島県浪江町赤宇木地区(第一原発から北西31キロ)の積算放射線量が、がんなど健康影響が出るとされるレベルの100ミリシーベルトを超えた。ソースhttp://bit.ly/tuIJqK

プルトニウム、飯舘村まで飛散=原発事故で、土壌から検出
 文部科学省は30日、福島第1原発周辺で行った土壌調査の結果、原発事故で飛散したとみられるプルトニウムが福島県双葉町、浪江町と飯館村の計6カ所から検出されたと発表した。時事

放射性物質:「町は元に戻るのか」除染工程表に疑問
 浪江町や双葉町などの警戒区域と飯舘村などの計画的避難区域/あまりに広範囲の放射性物質の汚染に、地元からは除染の効果とともに除染後に地域社会が復活できるのかどうか疑問の声が上がる。
毎日http://bit.ly/z521Oy

26人に良性のしこり 18歳以下の甲状腺先行検査
 検査した浪江、飯舘、川俣の3町村3765人分の検査結果を発表した。このうち、26人は一定の大きさ以上のしこりなどが見つかったとして、詳細な超音波検査や採血などの2次検査が必要とした。(福島民友ニュース)

【各地の放射線量】北海道、東北で上昇 2012.2.1
 文部科学省の集計では、北海道が毎時0.038μSv/h、青森が0.048μSv/hにそれぞれ上昇。福島県は0.860μSv/hで横ばい。浪江町では、1月31日に10.4μSv/hを観測した。http://bit.ly/ySuWm2

<福島の駐車場で1.6マイクロシーベルト 汚染砕石問題>
 浪江町の砕石場から出荷された砕石を使用した福島、本宮両市の住宅3カ所の放射線量調査結果を発表し福島市の住宅駐車場で周辺よりも線量の高い毎時1.6マイクロシーベルトを測定した。福島民友

<汚染石、千トン超出荷か…他にも使われた可能性>
 砕石会社は「双葉砕石工業」。浪江町内の砕石場で採取した石約5200トンを昨年3月11日から同4月22日にかけ、福島県内の建設会社など約20社に出荷。ソース 産経 http://bit.ly/xZ8aZL

<原発新規立地めぐる交付金、浪江町も辞退へ 町長が明言>
 
東北電力が新規立地を目指している「浪江・小高原子力発電所」をめぐり、建設予定地の同県浪江町が今年度、「電源立地等初期対策交付金」を受け取らない方針を固めた。朝日

<福島原発事故の結果 (昨年7月)>
 ◆浪江町全町民→浪江町役場津島支所→二本松市 
 ◆双葉町→川俣町→さいたま市(1200人) 
 ◆大熊町→田村市(体育館) 
 ◆富岡町→川内村→郡山市(避難所5200人) 
 ◆楢葉町→いわき市(小学校) 
 ◆広野町→小野町、葛尾村→会津坂下町(公民館400人)

<「フクシマの情報公開怠り住民被曝」 NYタイムズ報道>
 日本政府が緊急時迅速放射能影響予測のデータを事故直後に公表することを怠ったために、福島県浪江町など原発周辺自治体の住民らが被曝している可能性が高いと伝えた。
 
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(山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』)より

つまり、誰かに、カネで雇われた「情報宣伝工作員」と思われる。
テレビ報道番組を中心にした彼等の「小沢バッシング工作」は、根拠のない誹謗中傷だらけで、その捏造報道は目に余るものがある。
 ■官房機密費まみれの札付きの政治記者、政治評論家リスト
 彼らがしゃべり始めたら「あっ、また、あの売国工作員が…」と思いつつ、チャンネルを切り替えましょう。>後藤謙次(元共同通信) 岸井成格(毎日) 与良正男(毎日) 田崎史郎(時事通信) 大越健介(NHK) 杉尾秀哉(TBS)
 ■彼らが、誰かに言わせられている「馬鹿の一つ覚え」のセリフ
「追い込まれている。」 「後がない。」 「その後の展望がない。」 「非常に厳しい。」ソース http://bit.ly/LGIXgC
 ■気を付けよう。
無知無学な情報工作員の発言に!!!

 彼等、政治記者や、政治記者上がりの政治評論家は、誰かに「官房機密費」をシコタマ貰い、せっせと「小沢潰し」に精出す情報宣伝工作員(スパイ)です。思想も良心も、そして独立国・日本の国民としての自覚も、何も持ち合わせてはいません。