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舛添都知事(C)日刊ゲンダイ |
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飲食代や家族旅行にかかった費用を政治資金から支出していた舛添要一東京都知事(67)に対し、都民から「辞任すべし」の声が止まらない。国民の税金を原資にいい気なものだが、舛添知事の守銭奴っぷりはいまに始まった話ではない。故郷・福岡県北九州市でも有名だったようだ。
本紙記者は舛添知事が生まれ育った北九州市八幡東区を歩いた。青々とした木々がまぶしい小高い山の麓には、JR小倉駅方面へつながる板櫃川が静かに流れている。川と並行する県道296号の路地を南に曲がった場所に、舛添知事が1997年に新築した2階建ての鉄筋アパートが立つ。自宅や別荘同様、節税対策のためなのだろう、名義はファミリー企業の「株式会社舛添政治経済研究所」となっている。
近くで商店を営む60代男性は、「舛添さんはとにかくカネにシビアで、ケチ」と前置きした上でこう話した。
「舛添さんが通っていた八幡高校の同級生がうちによく来てくれて、こんな話をしていたとです。舛添さんが討論番組なんかに頻繁に出演していた1980年ごろに、同級生は舛添さんを北九州市長に推薦したいと思ったけん、地元で講演会みたいな催しに出てくれないかと頼んだそうです。すると舛添さんは、『俺を呼ぶなら1回300万円払え』と言い放ったそうです。さらに、舛添さんが参院議員だった頃、その同級生が同窓会に誘い、『会費を少し多めに払ってもらえないか』とお願いすると、舛添さんは『何言ってんだ!? おまえらこそ俺に献金しろ』と言い返した。同級生は『アイツはダメじゃ』と嘆いてましたよ」
他にも近隣では、「自分が書いた本を数十冊持ってきて『地元の関係者に送っといて』と、一方的に言ってきた」(60代女性)、「この辺りじゃ引っ越してきたら、周りの人に一言挨拶するのが普通なのに、舛添さんは一切ない」(70代女性)と評判は散々だ。
舛添知事は2000年に亡くなった母・ユキノさんを介護するためにアパートを建てたという。01年の参院選出馬時と、07年の第1次安倍政権下で厚労大臣に就任した際に、「自分は母の介護をやってきたから、厚労行政には通じている」と発言していた。ところが、当時、ユキノさんと同居し、面倒を見ていたのは舛添知事の長姉夫婦だったと報じられていた。実際はどうだったのか。前出の60代男性はこう話す。
「当時、舛添さんの発言を聞いて『ああ、これはウソやな』と思ったとです。あの頃、舛添さんは年に数回程度しかこっちに姿を現しませんでした。私も自分の母親を長年介護したからわかるんですが、年に数回来るだけでまともな介護ができるわけがない。ご近所さんも皆あきれてますよ」
舛添知事は故郷でも醜聞が絶えない男だった。
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99年の都知事選、この頃から金を無心(C)日刊ゲンダイ |
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政治資金で家族旅行し、さらに美術品購入――。約400万円もの政党交付金を“横領”していた疑惑まで浮上し、火ダルマになっている舛添要一東京都知事(67)。「辞任しろ」の声は、舛添知事の地元の福岡県北九州市でも聞こえるが、ナント! 親族からも批判の声が上がっている。
本紙は、舛添知事の4人の姉のうち、2004年に亡くなった長姉夫婦が、かつて住んでいた北九州市内の家を訪ねた。
舛添知事が、00年に亡くなった母・ユキノさんの介護のため、1997年に建てたという2階建てアパートから歩くこと約20分。県道296号を南に折れ、小高い山の上部に続く階段を100段ほど上った場所に長姉の家はある。現在、当地で生活している長姉の娘で、舛添知事の姪に当たる女性(48)に話を聞いた。
「あの人(舛添知事)の釈明会見? 見ていないし、見る気もありません。全く関心もないし、関わりたくありません」
厳しい口調ながらも冷静に話す姪は、舛添知事の金銭感覚をこう評した。
「皆さんが報じている通り『ケチ』の一言に尽きます。あの人は、政治学者としてテレビに出ていた頃、私たち家族とおばあちゃんが住むこの家に年に数回、来ていました。仕事のついでに顔を出していたようで、来るたびにおばあちゃん名義の銀行口座に“お小遣い”を振り込んでいました。おばあちゃんは、そのおカネに一切手をつけず貯金してましたが、あの人(舛添知事)は都知事選に初出馬する話が浮上した90年代後半、家に来て『そのカネくれよ』と言ってきました。選挙でおカネが必要だったらしく、『もともとは俺のカネだ』と思っていたんでしょうね」
いやはや、いくら守銭奴とはいえ、老親からカネをふんだくっていたとは驚きだ。さらに姪は、舛添知事が01年の参院選出馬時や、07年に厚労相に就任する際、「自分は母親の介護をやっていたから、介護には通じている」と発言したことについて、「大ウソ」と断じた。
「おばあちゃんの面倒を長年見ていたのは、間違いなく私の両親です。家まで続く長い階段を、おばあちゃんを背負いながら上っていたのは私の父親ですし、00年に亡くなるまで家で世話をしていたのは私の母親です。あの人は、おばあちゃんが通う病院の近くにアパートを建てたのかもしれません。でも、おばあちゃんは、そこにはほとんど行かなかった。誰も面倒を見る人がいないんだから当然です。自分が偉くなるための方便としか思えません」
守銭奴な上に大ウソつきでは、都知事が務まるはずもない。
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<第3回>姪が証言 舛添知事「絵画贈答」「母の介護」も嘘 日刊ゲンダイ 2016年5月20日 |
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政治資金の私的流用で火ダルマ状態の舛添要一東京都知事(67)。ネットオークションで買っていた絵画や掛け軸について、「海外の方との交流ツールや研究資料」と説明。画材・額縁専門店に支出した約180万円については「外国要人への贈答用」と言い訳していた。ところが、舛添知事の姪に当たる女性(48)は、「ウソでしょうね」。その理由を聞いてみると、舛添知事の“卑しき品性”がさらに垣間見えてくる。
本紙記者は、舛添知事の4人の姉のうち、既に亡くなった一番上の姉夫婦が住んでいた福岡・北九州市内の家を訪問。そこで暮らす舛添知事の姪はこう話した。
「『贈答用』といいますが、あの人(舛添知事)は人の恩に報い、何かをプレゼントするような性格ではありません。私は、自分が小学生くらいの時から、あの人を見ているのでよく分かります。例えば、誰かからお土産をもらったり、ごちそうしてもらったとしても、お返しを用意するところを見たことがありません。『俺は有名人だからお返しなんて必要ない』と言っていたこともあります。『自分と知り合いになれるだけで、相手は得なんだ』と考えているのでしょう」
そんな不遜な考えで国会議員になり、厚労大臣まで務め、いまや東京都のトップにまで上り詰めているのだから、驚きを通り越して呆れるしかない。姪はさらにこう続ける。
「そんな性格だから、あの人には『親友』と呼べる人は一人もいません。かつては一人だけいたのですが、01年に参院議員になってから仲たがいしてしまった。今、あの人の周りにいるのは、チヤホヤと持ち上げてくれるような人だけです。昔は貧しい生活を送り、苦労していたのは確かです。『偉くなりたい』と思っていたのか、学生時代は家に帰ってきても、ずっと勉強していたといいます。勉強が一番好きで、頭がいいのは分かりますが、あの人には人としての『常識』や『情』が決定的に欠けてしまっている。だから、偉くなるためには『母親の介護を長年やってきた』と、ありもしないウソを平気でつけるんでしょう。私はあの人の会見など見る気もしませんが、自分の身を守るため、都合のいい話をつくっているとしか思えません」
冷静な様子で過去を述懐した姪の言葉を聞かずとも、舛添知事の釈明会見は苦しい“言い訳”のオンパレードだ。首が飛ぶのもそう遠い未来ではないだろう。
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舛添都知事「公用車で湯河原通い」の文春記事 都庁内「不満」を予感させる内部告発
海外への「豪華出張」が批判されている東京都の舛添要一知事が、また新たな火種を抱えることになった。それも今度は、都庁内部から出てきたというのだ。
2016年4月27日発売の週刊文春5月5・12日合併号は、舛添氏の「新たな疑惑」を報じた。
「公私混同の批判は免れない」
記事によると、文春には4月上旬に都庁関係者から「内部告発」があり、それをもとに、都に情報公開請求して「庁有車運転日誌」を取り寄せた。その結果、舛添氏が15年度の1年間ほどで、神奈川県湯河原町の温泉地にある別荘兼事務所に公用車で毎週末のように通い、計49回も都庁との間などを往復していたと報じた。
湯河原は、都心から約100キロ離れており、ハイヤーなら1往復で8万円ほどするといい、単純計算すると、公用車がこれまでに使った総額は、約400万円にも上るという。
内部告発した都庁関係者は、文春の取材に対し、公用車の使用などについて、「公私混同の批判は免れない」「危機管理の観点から大問題」とも指摘しており、おひざ元の都庁職員の間でも舛添氏に対する不満が高まっていることを感じさせる。 |
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舛添知事にまた醜聞 今度は公用車で湯河原の温泉別荘通い
日刊ゲンダイ 2016年4月27日
海外豪遊出張が都議会などで問題視されている舛添要一都知事(67)にまた醜聞発覚だ。27日発売の「週刊文春」で、舛添知事が都の公用車を使って週末、都庁から約80キロも離れた神奈川県湯河原町の別荘に通う姿をスクープされたのだ。
記事によると、文春は2015年4月1日から今月4月11日までの「庁有車運転日誌」を情報公開請求して検証。その結果、舛添知事が1年間に48回も湯河原町を訪れていたことが分かったという。
湯河原町にある「湯河原温泉郷」には、舛添知事の妻が代表取締役、本人も役員を務める「舛添政治経済研究所」が所有する別荘がある。敷地面積約950平方メートルの大豪邸だ。
文春の取材に対し、都は「湯河原にあるのは舛添政治経済研究所の事務所であり、都庁等の公務場所から当該事務所に送っているもので、何ら問題はない」と説明したらしいが、誰がどう見ても「公用車の私物化」だろう。都内のハイヤー会社によると都庁~湯河原町は往復約8万円で、単純計算で約400万円の血税を使ったことになる。
首都直下型地震などが懸念される中で、トップが週末を湯河原町の温泉にノンビリつかっていて指示が出せるのか。
この問題で、都議の音喜多駿氏は、26日、〈舛添知事、公用車で温泉通い疑惑が発覚→都庁職員の対応が「わかりません」連発で事実確認できず(怒)〉と題したブログを掲載。
〈公用車の利用にかかる経費は都民の税金であり、公私混同の観点からも、都内に知事がいない危機管理の観点からも、これは大きな問題〉と断じている。
舛添知事は27日朝、「一番静かで仕事ができる事務所。問題は全くありません」とスットボケていた。
「海外豪遊出張」と「公用車の私物化」で、舛添知事が都議会6月定例会で火ダルマになるのは必至だ。 |
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