2015年度 警察関係者の犯罪・不祥事のまとめ
(更新日: 2015年12月31日)


■12月26日 捜査費不正受給の元警部補らを不起訴処分 兵庫県警


 ゲームセンターで潜入捜査をしたと偽り捜査費を不正受給したとして、兵庫県警の男性元警部補(52)=懲戒免職=と部下4人が詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検された事件で、神戸地検は25日、5人全員を不起訴処分(起訴猶予)とした。
 地検は処分理由を「それぞれの詐取金額が少額で全額弁償しており、懲戒免職などの処分も受けている」と説明している。
 5人は県警宝塚署の少年係だった昨年5~10月、捜査対象の少年をゲームセンターで行動確認する捜査の際のゲーム代金に使ったと偽った支払伝票を提出し、計約20万円をだまし取ったとして、県警に書類送検されていた。
【出典】捜査費不正受給の元警部補らを不起訴処分 兵庫県警 産経新聞 12月26日(土)8時37分配信


■12月25日 「捜査費流用」 元警部補ら5人を起訴猶予 神戸地検


 兵庫県警宝塚署などに所属していた警察官が架空の捜査費を請求して私的流用した事件で、神戸地検は25日、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検された男性元警部補(52)=懲戒免職=ら5人を不起訴(起訴猶予)にした。 地検は元警部補が主導、4人は従属的だったとし、「懲戒免職や減給などの処分を受け、事実を認めて反省している。金額も少額」と理由を説明した。
 元警部補らは少年事件の尾行などで使ったゲームセンター代などの名目で請求し、飲食に流用。元警部補は自分が目立たないよう、部下に同様の行為を強要したという。【神足俊輔】
【出典】「捜査費流用」 元警部補ら5人を起訴猶予 神戸地検 毎日新聞 12月25日(金)19時6分配信


■12月21日 「腹を刺された」と虚偽通報の20代巡査長を書類送検 「仕事たまり、休みたかった」

 石川県加賀市で「男に腹を刺された」とうその通報をして、県警の業務を妨害したとして石川県警は21日、偽計業務妨害と軽犯罪法違反(虚偽申告)の疑いで、大聖寺署の20代の男性巡査長を書類送検した。監察課によると、巡査長は「仕事がたまっていて休みたかった。申し訳ない」と供述している。
 送検容疑は10月13日朝、「ランニング中にナイフで腹を刺された」と大聖寺署にうその通報をし、捜査に当たった県警の業務を妨害した疑い。巡査長は自分で腹を切り軽いけがをしていた。
 巡査長は今月1日から大聖寺署に復帰。県警は21日、巡査長を処分したが「減給以下で発表基準に達していない」として内容を公表していない。監察課は「厳粛に受け止め、再発防止に努める」としている。
【出典】「腹を刺された」と虚偽通報の20代巡査長を書類送検 「仕事たまり、休みたかった」 産経ニュース 2015.12.21 18:51


■12月19日 巡査長、官舎共益費着服か 業務上横領容疑で捜査 岐阜

 岐阜県警各務原署の20歳代の男性巡査長が同県各務原市で警察官舎に入居中に各世帯から集めた共益費を着服したとして、県警が業務上横領の疑いで捜査していることがわかった。県警は懲戒処分を検討中だ。
 捜査関係者によると、巡査長は16世帯が入居できるこの官舎の会計担当だった昨年、月ごとの共益費の一部を口座から引き出すなどして私的に使った疑いがある。県警は穴埋めを繰り返していたとみて不正に使われた総額を調べており、監察課の実城晋吾次席は「捜査結果を踏まえ厳正に対処したい」とコメントした。
 各務原署では2007年にも別の官舎で共益費など10万円を着服したとして会計担当だった元巡査が業務上横領の疑いで書類送検され、停職3カ月の懲戒処分を受けて辞職している。
【出典】巡査長、官舎共益費着服か 業務上横領容疑で捜査 岐阜 朝日新聞デジタル 12月19日(土)17時41分配信


■12月19日 「徳島県警」 交通トラブルで巡査長が暴行、けがさせる

 ◇徳島地検に傷害容疑で書類送検、戒告の懲戒処分
 徳島県警那賀署の30代男性巡査長が、車の運転を巡って同県阿波市の60代無職男性と口論となり、暴行を加えてけがをさせていたことが19日、明らかになった。県警は巡査長を徳島地検に傷害容疑で書類送検し、戒告の懲戒処分とした。いずれも18日付。
 県警によると、11月上旬の午前8時40分ごろ、巡査長は同県吉野川市の国道192号で乗用車を運転中に、軽乗用車が道路脇から割り込んできたとして腹を立てた。巡査長は軽乗用車を追い越した後、国道沿いに車を止めて、運転していた男性と口論となり、巡査長が男性の右腕をつかんで引っ張るなどし、右手に軽い擦り傷を負わせた。巡査長はこの日、休みだった。
 県警の多田卓司監察課長は取材に対し、「犯罪を取り締まる警察官がこのような行為をしたことは誠に遺憾。職員の指導を徹底したい」と述べた。【立野将弘】
【出典】「徳島県警」 交通トラブルで巡査長が暴行、けがさせる 毎日新聞 12月19日(土)11時7分配信


■12月18日 万引男の事件処理せず 尼崎南署の48歳警部補に略式命令 神戸簡裁、罰金20万円

 交番に「万引をした」と自首した男の事件処理をしなかったとして、犯人隠避容疑で書類送検された兵庫県警尼崎南署地域課の男性警部補(48)=停職中=について、神戸区検は18日、同罪で略式起訴した。神戸簡裁は同日、罰金20万円の略式命令を出した。
 一方、神戸地検は同日、警部補の指示で加担したとして同容疑で書類送検された男性巡査部長(34)ら2人を不起訴処分(起訴猶予)とした。地検は処分理由について「積極的に関与したとまでは認めがたい」などとしている。
 警部補ら3人は兵庫県尼崎市内のホームセンターで万引した包丁を持参し交番に自首した男が窃盗したと知りながら、必要な捜査を怠り、大阪市内まで送り届けて逮捕を免れさせたとして、11月に書類送検されていた。
【出典】万引男の事件処理せず 尼崎南署の48歳警部補に略式命令 神戸簡裁、罰金20万円 産経新聞 12月18日(金)23時30分配信


■12月18日 「北海道警」 巡査長を追送検 違反切符捏造

 虚偽の交通違反切符2枚を作成したとして、北海道警の警察官が逮捕、送検された事件で、道警は18日、他にも31枚の捏造(ねつぞう)があったとして、森署地域課巡査長の斉藤正樹容疑者(28)=森町上台町=を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで函館地検に追送検し、同日付で懲戒免職処分とした。
 追送検容疑は4月下旬~10月下旬、森署管内の住民がシートベルトやチャイルドシートの装着義務違反をしたとする虚偽の違反切符31枚を作成し、上司に提出したとしている。
 道警監察官室によると、被害者は二十数人。管内で過去に摘発された交通違反者を記録した資料から無作為に抽出し捏造したという。斉藤容疑者は「事件事故の取り扱いがほとんどなく、格好がつかないと思った」などと容疑を認め、「申し訳ありませんでした」と陳謝しているという。
 斉藤容疑者は7月と9月、管内の住民1人がシートベルトを着用していなかったとして虚偽の違反切符2枚を作成した疑いで11月27日に逮捕された。
 函館地検は12月3日、斉藤容疑者を処分保留で釈放。他にも7枚を捏造したと供述しており、今後も任意で捜査を続ける。
 監察官室の白井弘光室長は「職員の指導監督と職務倫理教養を徹底し、再発防止に努めていく」とのコメントを出した。【袴田貴行】
【出典】「北海道警」 巡査長を追送検 違反切符捏造 毎日新聞 12月18日(金)22時3分配信


■12月18日 交通違反切符捏造で追送検=さらに31件、巡査長懲戒免職―北海道警

 交通違反の切符2件を捏造(ねつぞう)したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕された北海道警森署の地域課巡査長斉藤正樹容疑者(28)について、道警は18日、これ以外にも違反切符31件を捏造したとして、同容疑で追送検した。 同日付で、斉藤容疑者を懲戒免職処分とした。
 送検容疑は4~10月、交通違反の事実がないのに、シートベルト装着義務違反などがあったとする切符31件を作成するなどした疑い。
 道警監察官室によると、違反切符を捏造された被害者は少なくとも二十数人に上る。道警が説明と謝罪をした上で、違反点数を取り消したという。斉藤容疑者の供述に基づき、他に被害者がいないか捜査を進めている。
 一方、札幌、函館両地検は同日、交通違反事件で虚偽の捜査書類を作成したとして、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検されていた道警の警察官33人を起訴猶予処分とした。両地検は、容疑を認めており、人事上の処分など社会的制裁を受けたなどと理由を説明している。 
【出典】交通違反切符捏造で追送検=さらに31件、巡査長懲戒免職―北海道警 時事通信 12月18日(金)18時57分配信


■12月18日 女性巡査長が万引 減給処分後に依願退職 千葉

 県警監察官室は17日、柏市の商業施設でスーツなどを万引したとして、野田署の女性巡査長(30)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと明らかにした。処分は16日付。巡査長は同日、依願退職した。県警は窃盗の疑いで巡査長を任意で取り調べ、来月にも書類送検する方針という。
 同室によると、巡査長は11月7日夕、柏市の商業施設で、女性用スーツのジャケットとズボン、菓子6点(計約3万4千円相当)をバッグに入れ盗んだとされる。巡査長は「育児などでストレスがたまっていた」と話しているという。
【出典】女性巡査長が万引 減給処分後に依願退職 千葉 産経新聞 12月18日(金)7時55分配信


■12月17日 万引の女性巡査長「育児などでストレス」 減給処分後に依願退職 千葉県警

 千葉県警は17日、柏市の商業施設でスーツなどを万引したとして、窃盗容疑で任意で取り調べていた野田署の女性巡査長(30)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと明らかにした。処分は16日付で、巡査長は同日、依願退職した。県警は来月にも書類送検する方針。
 県警によると、女性巡査長は11月7日夕、仕事から帰宅する途中に柏市の商業施設でスーツと菓子6点(計3万4千円相当)を手提げ袋に詰めて盗んだ疑いが持たれている。「育児などでストレスがあった。これまでも何回かやった」などと容疑を認めているという。
 斉藤憲一首席監察官は「職務倫理の徹底を図るとともに、県民の期待に応える活動を推進し信頼回復に努める」とのコメントを出した。
【出典】万引の女性巡査長「育児などでストレス」 減給処分後に依願退職 千葉県警 ちばとぴ by 千葉日報 12月18日(金)13時4分配信


■12月17日 セクハラの警察署課長懲戒 滋賀

 滋賀県警大津北署の50代の男性会計課長が女性署員にセクハラをした問題で、県警は課長を減給(100の10)1カ月の懲戒処分とした。処分は11月26日付で、課長は同日付で依願退職した。
 県警監察官室によると、課長は10月1日~5日、署内で女性一人に対して、抱きつくなどのセクハラ行為を複数回行ったという。課長は事実関係を認めているという。
 布施久昭監察官室長は「誠に遺憾であり、再発防止に努める」とコメントを出した。
【出典】セクハラの警察署課長懲戒 滋賀 京都新聞 12月17日(木)22時56分配信


■12月17日 「セクハラ」 滋賀県警大津北署・会計課長に懲戒処分

 滋賀県警大津北署の男性会計課長が、女性署員にセクハラをしたとして、減給100分の10(1カ月)の懲戒処分を受けていたことが分かった。11月26日付で、課長は同日付で依願退職した。
 県警監察官室などによると、同署の女性署員から「課長から抱きつかれた」などと署幹部に相談があり、課長も複数回セクハラしたことを認めた。女性が被害届を出さなかったため、立件は見送ったという。
 布施久昭監察官室長は17日、「再発防止に努める」とコメントした。
【森野俊】
【出典】「セクハラ」 滋賀県警大津北署・会計課長に懲戒処分 毎日新聞 12月17日(木)11時33分配信


■12月17日 大津北署課長がセクハラで減給処分 滋賀県警

 滋賀県警大津北署の会計課長だった男性が、女性署員にセクハラ行為をしていたとされる問題で、県警が減給10分の1(1カ月)の懲戒処分としていたことが17日、分かった。処分は11月26日付。元課長は同日付で依願退職した。
 県警監察官室によると、元課長は10月1~5日、署内で女性署員1人に抱きつくなどのセクハラ行為を複数回行った。女性が署幹部との面談で相談し、発覚した。元課長は「被害職員や組織に大変な迷惑をかけ、心よりおわび申し上げる」と話したという。女性は被害届を出していない。
 布施久昭監察官室長は「職場環境の改善を進める中で、このような事案が発生したことは誠に遺憾であり、再発防止に努めたい」としている。
【出典】大津北署課長がセクハラで減給処分 滋賀県警 産経新聞 12月17日(木)11時14分配信


■12月17日 女子高生に暴行、警視庁巡査部長を懲戒免職

(写真)女子高生に暴行、警視庁巡査部長を懲戒免職 JNNニュース
 女子高校生をホテルに連れ込み暴行したなどとして、逮捕された警視庁の巡査部長が懲戒免職の処分を受けました。
 懲戒免職の処分を受けたのは、警視庁千住警察署の巡査部長・小野寺毅容疑者(35)です。
 小野寺容疑者は今年5月、埼玉県富士見市の路上で女子高校生に声をかけてホテルに連れ込み、カッターナイフで脅して暴行し、けがをさせたとして逮捕され、16日、さいたま地検に起訴されました。
 小野寺容疑者は女子高校生に「盗撮を防止するための仕事をしている。協力しないと個人情報が流出する」などとウソを言って誘ったということです。
 警視庁は「警察官としてあるまじき言語道断の行為であり、再発防止に努めます」とコメントしています。(17日01:26)
最終更新:12月17日(木)7時23分TBS News i
【出典】女子高生に暴行、警視庁巡査部長を懲戒免職 TBS系(JNN) 12月17日(木)7時23分配信


■12月16日 「覚醒剤捜査漏えい」 宮崎県警元巡査部長に有罪判決

 捜査対象だった交際中の女に捜査情報を漏らしたとして犯人隠避罪に問われた宮崎県警元巡査部長、児玉慶人被告(35)=同県日向市=に対し、宮崎地裁(島田尚人裁判官)は16日、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の判決を言い渡した。
 判決理由で、島田裁判官は「警察や司法に対する信頼が大きく損なわれ、社会的影響は大きい」と指摘。一方で「被告は自ら捜査情報を漏らした事実を上司に報告し、反省している」と述べた。
 判決によると、児玉被告は昨年8月下旬ごろ、宮崎市内で、覚醒剤常用者の女に対し、薬事法(現・医薬品医療機器法)違反容疑での逮捕が近いことを告げ、覚醒剤が検出されなくなるまで自宅へ帰らないように指示した。
【宮原健太】
【出典】「覚醒剤捜査漏えい」 宮崎県警元巡査部長に有罪判決 毎日新聞 12月16日(水)12時24分配信


■12月15日 「学生のころから盗撮興味」奈良県警、20代巡査長を書類送検

 風俗店の出張サービスを利用中に女性を盗撮したとして奈良県警は15日、県警橿原署の20代の男性巡査長を県迷惑防止条例違反容疑で書類送検し、減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした。「大学生のころから盗撮に興味があった」と容疑を認めており、同日付で依願退職した。
 送検容疑は11月8日、県内のホテルで風俗店の出張サービスを利用中に30代の女性を盗撮したなどとしている。巡査長は穴を開けた手提げカバンにスマートフォンを隠し、動画撮影していた。
 女性が盗撮に気づき、県警に通報し発覚。スマホからは同様の動画が複数見つかり、巡査長は「ほかにも複数やっている」と供述しているという。
【出典】「学生のころから盗撮興味」奈良県警、20代巡査長を書類送検 産経新聞 12月15日(火)20時50分配信


■12月13日 休暇中の兵庫県警捜査一課巡査長が自転車の高校生をはねて死亡させる「前をきちんと確認せず…」

 13日午後0時45分ごろ、兵庫県明石市藤江の国道2号で、自転車が、後ろから走ってきた乗用車に接触され、はねられた。この事故で、自転車を運転していた同市西明石西町の県立高校1年、井上明日香さん(16)が全身を強く打ち、まもなく死亡した。
 兵庫県警明石署は、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で、乗用車を運転していた同県警捜査一課巡査長、河合久美容疑者(28)=兵庫県明石市貴崎=を現行犯逮捕。容疑を同致死に切り替え、事故原因を捜査している。
 同署によると、現場は片側1車線の直線道路。河合容疑者は休日で、近くに出かけるところだったという。自転車は車道の左端を走っていたとみられ、河合容疑者は「前をきちんと確認せず、発見が遅れた」と話しているという。
【出典】休暇中の兵庫県警捜査一課巡査長が自転車の高校生をはねて死亡させる「前をきちんと確認せず…」 産経ニュース 2015.12.13 16:44


■12月13日 「北海道警」 警官懲戒、7件非公表 法令違反の疑い


北海道警の警察官が今年、強制わいせつや住居侵入、ひき逃げなど法令違反が疑われる7事案で懲戒処分を受けながら公表されていないことが12日、道警への情報公開請求で分かった。いずれも減給処分で、道警監察官室は「公表基準に合致していない」と説明している。専門家からは「恣意(しい)的な判断」との批判が出ている。
 毎日新聞は11月、道情報公開条例に基づき、2010年1月~今年10月の懲戒処分一覧を開示請求した。
 一覧によると、今年公表されていなかった懲戒処分は12事案で、うち法令違反が疑われるのは少なくとも7事案。警察署所属の巡査部長が今年8月26日、「部外異性に強制わいせつをした」として減給6カ月(10分の1)、7月22日には警察署の巡査が「撮影機能付き携帯電話を使用し、卑わいな行為をするなどした」として減給6カ月(同)となっている。このほか、ひき逃げなどの交通違反が3件、住居侵入、万引きが各1件。
 道警は、警察庁の「懲戒処分の発表の指針」を基に公表の是非を判断。指針では(1)職務に関する行為(2)私的行為のうち停職以上の行為(3)内外に及ぼす影響などを勘案し、国民の信頼を確保するため、発表が適当と認められる懲戒処分--を公表するよう定めている。
 法令違反が疑われる事案を公表しなかった理由について、道警監察官室は「指針に基づいて検討し、発表する事案ではないと判断した」と説明。逮捕すべき事案はなかったとする一方、書類送検の有無や事案の詳細については「調査や捜査の結果、事件として立件すべきものはきちんと立件しているが、個別の案件については回答を差し控える」と述べるにとどめた。
 同志社大の太田肇教授(組織論)は「法令違反が疑われる事案は、警察庁指針の(3)に該当する」とした上で、「強制捜査権を持つ警察は高い順法精神が求められる。公表の是非は国民の常識に照らして判断すべきであり、恣意的な判断をすべきではない」と指摘している。
 道警では今年、札幌中央署員が暴力団幹部に捜査情報を漏らしたり、別の署員が拾得物の現金を詐取したりして書類送検や逮捕されたほか、6月に一家5人が死傷する飲酒交通事故があった砂川市では、管轄する砂川署員が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検されている。【袴田貴行、安達恒太郎】
【出典】「北海道警」 警官懲戒、7件非公表 法令違反の疑い 毎日新聞 12月13日(日)10時0分配信


■12月12日 汚職再発防止へ意見相次ぐ 京都・長岡京市議会委

 京都府長岡京市議会の総務産業常任委員会が11日開かれた。収賄容疑で市水道施設課長補佐川崎裕康容疑者(47)が府警に逮捕された事件を受け、委員からは再発防止に向けた意見や要望が相次いだ。
 会議では、入札で業者を選定するまでの流れについて市が説明した。委員からは、副市長や部長級の職員で構成する業者選定委員会について、「どうして今回の業者が委員会のチェックを通過したのか。形骸化してなかったのか」などの指摘があった。
 中小路健吾市長は「(2006年の収賄事件後)1人の職員に過度に権限が集中しないよう制度改革がなされた中で今回の事件が起き、残念だ。まず全容解明し、再発防止策を講じたい」と述べた。
【出典】汚職再発防止へ意見相次ぐ 京都・長岡京市議会委 京都新聞 12月12日(土)11時24分配信


■12月11日 「兵庫県警」『部から放り出すぞ』脅迫で捜査費私的流用継続

 兵庫県警の警察官15人が捜査費の私的流用を繰り返していた問題で、主導した元警部補の男性(52)=懲戒免職=が部下に不正を強要し、自身の報告書も偽造させていたことが分かった。「生活安全部から放り出すぞ」などと高圧的な言葉で脅し、加担するよう迫っていたという。
 県警によると、元警部補らは領収書のいらないゲームセンター代として不正請求を続け、約80万円の捜査諸雑費を受け取っていた。県警は全額を返納させ、11日に元警部補ら5人を詐欺などの疑いで書類送検した。
 河本博幸・県警監察官室長は「警察官にあるまじき行為で県民におわびする。業務管理を徹底して再発防止に努める」と述べた。
 諸雑費は、警察庁が捜査の効率化などを目的に2001年に導入した制度。前払いで上司の事前決裁も不要なため、全国で着服や詐取が相次いでいる。
 群馬県警では12年、捜査2課の男性巡査部長が、交際女性を捜査協力者と偽って飲食に流用したとして懲戒免職に。愛知県警でも13年、女性らとの飲食に流用した男性警部補が懲戒免職になった。
 元北海道警釧路方面本部長で捜査費を巡る裏金問題を告発した原田宏二さん(77)は「上司を含めて公金への意識が低すぎる。全国で同様の不正があり、発覚しているのは氷山の一角に過ぎない。警察組織全体の問題としてとらえ、チェック体制をさらに強化すべきだ」と指摘する。【茶谷亮】
【出典】「兵庫県警」「部から放り出すぞ」脅迫で捜査費私的流用継続 毎日新聞 12月11日(金)22時56分配信


■12月11日 兵庫県警捜査費不正流用 主導の警部補を懲戒免職

 架空の伝票を作成し捜査費を私的な飲食費などに流用したとして、兵庫県警は11日、宝塚署生活安全課に所属していた男性警部補(52)と部下4人を詐欺容疑などで書類送検し、発表した。警部補が本部少年捜査課に所属していた当時の部下10人も流用を認めたが、書類上の証拠が整わず立件は見送った。
 県警によると、いずれの不正も警部補が上司の立場を利用して主導し、流用額は15人で計約80万円という。警部補は懲戒免職となり、ほかの14人も減給や戒告、訓戒の処分を受けた。
 警部補は捜査費を精算する際、「捜査の一環でゲームセンターを使った」とする架空伝票を上司に提出。精算には本来、領収書が必要だが、領収書が出ないゲームセンターに目を付け、不正を重ねていたという。
 さらに、部下にも同様の手法による精算を指示。宝塚署では2014年5~10月に約20万円、少年捜査課では09年4月~13年9月に約60万円の流用が確認された。
 県警監察官室の河本博幸室長は「業務管理、人事管理を徹底し、同種事案の再発防止に努める」と話した。
 一方、県監査委員事務局は11日、捜査費の使用が認められている県警の全68課署について、17年度まで3年間かけて監査を行うと発表した。本年度は22課署が対象で、来年2月に結果を公表する。
【出典】兵庫県警捜査費不正流用 主導の警部補を懲戒免職 神戸新聞NEXT 12月11日(金)19時49分配信


■12月11日 「詐欺未遂罪」 福岡県警元警視が無罪主張 弁護人は直方市長

 銀行から現金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂罪に問われた福岡県警の元警視、要(かなめ)幸次被告(57)=懲戒免職=は11日、福岡地裁(潮海二郎裁判官)の初公判で「だまし取ろうとは考えていない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
 起訴状によると、要被告は6~7月、自分の預金口座などから計約225万円を引き出しながら、キャッシュカードを紛失して不正使用されたように装い「出金は身に覚えがない。補てんとかはどげんなるとですか」などと金融機関に損害の穴埋めを要求したとしている。
 要被告の弁護人は、弁護士資格を持つ福岡県直方市の壬生(みぶ)隆明市長(63)。弁護側は「カードをなくして再発行の手続きを求めた際に(現金を引き出した)記憶が欠落しており確認を求めただけ」とだます意図を否定し、「日常的なやり取りの一場面に過ぎず、事件ではない」と強調した。
 検察側は冒頭陳述で、要被告が6月以降、現金自動受払機(ATM)などから繰り返し現金を下ろしていた経緯を詳述。「引き下ろした直後に複数の出会い系サイトに利用料金を支払っていた。防犯カメラに被告が現金を引き下ろす姿が映っていた」などと主張した。【鈴木一生】
【出典】「詐欺未遂罪」 福岡県警元警視が無罪主張 弁護人は直方市長 毎日新聞 12月11日(金)19時37分配信


■12月11日 勤務先署内のトイレでカメラ盗撮?巡査長を書類送検


 盗撮をした疑いなどで、神奈川県警の警察官2人を書類送検です。
 津久井警察署の男性巡査長(30)は10月、勤務先の女子トイレに盗撮する目的でカメラを設置した疑いが持たれています。また、麻生警察署の男性巡査部長(38)も3月、横浜市の歩道で、女性のスカートの中をカメラで盗撮した疑いが持たれています。それぞれ停職6カ月と減給の懲戒処分を受けました。2人とも11日付で自主退職しています。
最終更新:12月11日(金)18時30分テレ朝 news
【写真】勤務先署内のトイレでカメラ盗撮?巡査長を書類送検
【出典】勤務先署内のトイレでカメラ盗撮?巡査長を書類送検 テレビ朝日系(ANN) 12月11日(金)18時30分配信


■12月11日 盗撮で警察官2人を懲戒処分


 盗撮をしたとして、県警監察官室は11日、津久井署地域課の男性巡査長(30)を停職6カ月、麻生署警務課の男性巡査部長(38)を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした。2人は同日、県迷惑行為防止条例違反などの疑いで書類送検され、依願退職した。
 同室によると、巡査長は10月26日、盗撮目的で同署の女子トイレに侵入し、洋式個室内にビデオカメラを設置したほか、2013年10月~今年10月、同様の目的で同署の女子更衣室に複数回にわたってビデオカメラを設置するなどした。 巡査部長は戸部署生活安全課に所属していた3月4日、横浜市中区の横浜スタジアム近くの路上で、デジタルカメラを女性のスカート内に差し向けて盗撮行為をした。「野球観戦中に飲酒し、気持ちが大きくなった」と話しているという。
 同室の花家憲也室長は「警察官としてあるまじき行為で、被害者や県民におわび申し上げる」などとコメントした。
【出典】盗撮で警察官2人を懲戒処分 カナロコ by 神奈川新聞 12月11日(金)17時23分配信


■12月11日 兵庫県警捜査費不正流用 「上司の指示逆らえず」

 捜査費の詐取に捜査書類への名義借り、万引事件の犯人隠避…。兵庫県警の警察官による不祥事が後を絶たない。背景には、上司が部下に不正を命じ、部下も正せないまま従うという「階級組織」の負の側面が透けて見える。組織のコンプライアンス(法令順守)に詳しい専門家は「不正への感覚がまひしているのではないか」と厳しく指摘する。
 「いまだにこんな事をする者がいるのか」。県警幹部は頭を抱える。今回の捜査費詐取事件で免職になった警部補は部下に不正を命じる際、「(従わなければ)職場から放り出すぞ」「俺の言う通りにしとったらいい」などと迫っていたといい、不正の根深さをうかがわせる。
 警察組織はいわば「階級が全て」だ。捜査指揮だけでなく職務全般にわたって、階級が上位の者の指示に逆らうことはできない。このため幹部が不正に身を委ねてしまうと、関与する関係者が広がってしまう。
 交通違反の否認事案をめぐり、10月に78人が処分された捜査書類の名義借り問題では、ベテラン警察官が中心となって職場に内規違反を広めたケースがあった。11月に公表された犯人隠避事件では、警部補が万引事件の“もみ消し”を指示。部下2人は言われるままに上司に従い、自浄能力が働くことはなかった。
 県警によると、今年の懲戒処分者数は今回を含め25人(免職1人、停職5人、減給8人、戒告11人)。懲戒に至らない訓戒や注意も合わせると、処分者は計198人に上る。
 警察の不祥事が全国的な問題となった2000年以降、県警は各警察署に対する「総合監察」を年1回以上行い、昇任時に実施する職務倫理教育の時間も増やすなど対策を強化。近年は業務上の不祥事について事案ごとに原因を分析し、再発防止策を全庁的に共有している。
 だが、処分者数は01年(88人)と14年(99人)を除き毎年100人を超え、効果が明確に表れているとは言い難い。県警幹部は「信頼回復には不祥事を根絶するしかない」と厳しい表情をみせる。
【生まれ変わる姿勢を】組織や企業の不正防止に詳しい立教大大学院・浜田真樹人(まきと)教授の話 警察を含め日本の組織や企業は画一的な人材が集まりやすく、一度入れば最後まで所属することも多い。そうした組織では慣習やしきたり、上司の指示に構成員が「ノー」と言えず、集団で浅い考えに陥りやすい。不正への感覚がまひし、自分の倫理観に反しても正当化してしまう。信頼回復には組織に多様性を取り入れ、抜本的に生まれ変わる姿勢を示す必要がある。
【出典】兵庫県警捜査費不正流用 「上司の指示逆らえず」 神戸新聞NEXT 12月11日(金)16時30分配信


■12月11日 「兵庫県警」 捜査費を飲食に流用 詐欺容疑、5人書類送検

 兵庫県警宝塚署などに所属していた警察官15人が、架空の捜査費を約400回にわたって県警に請求し、計約80万円を私的流用していたことが分かった。ほぼ全額が少年事件の尾行などで使ったゲームセンター代名目だった。県警は11日、記録が残る約20万円分を立件し、主導した男性警部補(52)ら5人を詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで神戸地検に書類送検した。警部補を懲戒免職にするなど監督責任を含め計27人を処分する。
 捜査関係者によると、15人(27~52歳)は当時、同署生活安全課と県警本部の少年捜査課に所属。2009年4月~14年10月ごろ、尾行など架空の捜査をしたように書類に記入し、繰り返し上司に提出して不正に捜査費を受け取ったとされる。
 捜査に従事する警察官には、捜査時の電車賃や駐車場代に使う数千~1万円の「捜査諸雑費」が毎月前払いされ、使途や日時を記入して月末に精算する。原則は領収書を提出するが、発行されない場合は必要ない。
 警部補はほとんどをゲームセンター代として請求し、飲食に流用していた。内部調査に「手にした金を返したくなかった。毎回使い道を書くのが面倒だった」と話したという。
 警部補は自身のゲームセンター代だけが多くならないよう、部下にも同様の行為を指示。従った部下らは「不正をしたくなかったが断れなかった」と説明したという。諸雑費の多くがゲームセンター代という請求が長期間続いていたにもかかわらず上司も気付かなかった。14年10月、警部補に不正を指示された別の警察官が上司に相談して発覚した。
 兵庫県警では、交通違反の捜査報告書を巡る不正で、70人が虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで10月に書類送検(全員が翌月起訴猶予)される不祥事があった。【茶谷亮】
【出典】「兵庫県警」 捜査費を飲食に流用 詐欺容疑、5人書類送検 毎日新聞 12月11日(金)13時44分配信


■12月11日 「ゲームセンターで潜入捜査」と偽り捜査費80万円不正受給 警部補ら5人書類送検 兵庫県警

 兵庫県警宝塚署生活安全課と県警少年捜査課に所属していた男性警部補(52)と部下14人が平成21~26年、ゲームセンターで潜入捜査をしたと偽り、捜査費計約80万円を不正受給していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、立件できた約20万円分について警部補ら5人を同日、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検。警部補を同日付で懲戒免職にしたほか、ほかの14人についても減給10分の1(6カ月)、戒告、訓戒の処分にした。
 捜査関係者によると、書類送検されたのは警部補のほか、部下だった別の男性警部補(43)▽男性巡査部長(37)▽別の男性巡査部長(30)▽男性巡査長(27)。
 書類送検容疑は、5人が宝塚署の少年係だった昨年5~10月、捜査対象の少年をゲームセンターで行動確認する捜査の際のゲーム代金に使ったと偽った支払伝票を上司に提出し、計約20万円を詐取したとしている。免職となった警部補が不正を主導していた。
 警察では、少額の捜査経費は事前に支給された現金から支出、事後に使途などを明記した支払伝票とレシートを提出して精算する。ただ、ゲーム代やパチンコ代などのレシートが出ないものは提出の必要がなく、免職となった警部補は「レシートがなければばれないと思った」と供述した。
 昨年10月、新しく警部補の部下になった署員が「架空伝票を書かされた」と上司に訴えて不正が発覚。警部補は少年捜査課時代の21年4月~25年9月にも部下10人と同様の手口で計約60万円を不正受給したが、県警は一部裏付けができないとして立件を見送った。
【出典】「ゲームセンターで潜入捜査」と偽り捜査費80万円不正受給 警部補ら5人書類送検 兵庫県警 産経新聞 12月11日(金)13時11分配信


■12月11日 兵庫県警の警部補ら 捜査費“だまし取る”30人処分


 兵庫県警の警部補ら5人が捜査費をだまし取った疑いで書類送検されました。兵庫県警は警部補を懲戒免職にするなど、30人を処分や厳重注意にします。
 兵庫県警宝塚署に所属していた警部補(52)ら5人は去年5月以降、少年事件の捜査で使ったゲームセンター代だと嘘をつき、捜査費をだまし取った疑いが持たれています。警部補は以前、勤務していた県警本部少年捜査課でも部下ら10人と同様の不正を繰り返し、被害は約400件、80万円に上るということです。警部補は「自分だけでは不自然と思い、部下を巻き込んだ。だまし取った金は飲食に使った」と話しているということです。
【出典】兵庫県警の警部補ら 捜査費“だまし取る”30人処分 テレビ朝日系(ANN) 12月11日(金)11時55分配信 最終更新:12月12日(土)1時4分


■12月11日 捜査費を飲食などに不正流用 警察官15人処分 警部補らによる捜査費不正流用の舞台になった宝塚署=兵庫県宝塚市

 公費で支給された捜査費を不正流用したとして、兵庫県警は11日、県警生活安全企画課の男性警部補(52)ら5人を詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。県警は同日、この警部補を懲戒免職とするなど、ほかに関与を認めた10人を含め計15人を処分。それぞれ捜査費の精算時に架空伝票を作り、計約80万円を私的な飲食費などに使っていたという。
 捜査関係者によると、5人の書類送検容疑は宝塚署生活安全課少年係に所属していた2014年5~10月、「捜査対象の少年を確認するためゲームセンターを使った」とする虚偽の伝票を作成し、計約20万円をだまし取った疑い。精算には原則、領収書が必要だが、警部補らは領収書が出ないゲームセンターに目を付け、不正流用を重ねていたという。
 さらに警部補は、県警少年捜査課に所属していた09年4月~13年9月にも、当時の部下10人に同様の手法を指南。警部補を含め計約60万円を不正に受け取っていたとみられるが、書類上の確実な証拠がなく立件は見送った。
 不正流用額は警部補が約30万円で最も多く、ほかは1万2千円~7万円だった。警部補は県警に「自分だけゲーム代で精算すると不自然なので、部下を巻き込んだ」と話しているといい、ほかの14人は「警部補の指示を断れなかった」と釈明した。
 県警は部下の14人について、警部補1人を減給10分の1(6カ月)、6人(警部補4人、巡査部長2人)を戒告の懲戒処分とし、当時巡査長だった7人を懲戒に至らない訓戒処分とした。管理監督責任として、当時の上司ら11人も訓戒や注意処分とする。
 また、警部補のかつての同僚で、問題発覚後に部下に隠(いん)蔽(ぺい)を持ち掛けた男性警部を注意処分とした。不正流用した捜査費は既に全額、県に返還した。
【出典】捜査費を飲食などに不正流用 警察官15人処分 神戸新聞NEXT 12月11日(金)11時32分配信


■12月10日 「福岡県直方市長」 刑事起訴元警視の弁護人に『無罪になる』

 銀行から現金をだまし取ろうとしたとして詐欺未遂罪で起訴された福岡県警の元警視、要(かなめ)幸次被告(57)=懲戒免職=の私選弁護人に、弁護士資格を持つ壬生(みぶ)隆明・同県直方市長(63)が就いたことが分かった。自治体首長が刑事事件の弁護人になるのは異例。壬生市長は「公務に支障はない」とするが、直方市議会などから困惑の声が上がっている。
 壬生市長によると、要被告が10月1日に逮捕された後、親類を通じ相談があった。「否認しており、無罪になる理由があると考えて引き受けた。弁護人活動は公務時間以外にやり、法律上の問題もない」としている。
 地方自治法や市条例で弁護士業務との兼業は禁止されていないが、報道を通じて兼業を知った市職員や市議らには驚きが広がった。ある市議は「公務に支障が出ない限り、問題にしようがない」と困惑気味に語った。
 壬生市長は直方市出身。東京高検の検事などを歴任し、昨年末に退官。今年1月に福岡県弁護士会に登録、4月の市長選で無投票で初当選した。
 起訴状などによると、要被告は6~7月、自分の預金口座から計約230万円を引き出したのに「キャッシュカードを紛失し、他人に引き出されたので同額分を補填(ほてん)してほしい」と二つの銀行に要求したとされる。11日の福岡地裁での初公判で無罪主張する方針。
 新藤宗幸・千葉大名誉教授(行政学)は「選挙で選ばれ政治、行政に専念すべき責任があり、全市民を代表する市長が特定の事案に関わることは倫理的におかしい」と話している。【武内靖広、鈴木一生】
【出典】「福岡県直方市長」 刑事起訴元警視の弁護人に「無罪になる」 毎日新聞 12月10日(木)20時13分配信


■12月10日 「刑事事件」 私選弁護人に直方市長 異例の就任

 銀行から現金をだまし取ろうとしたとして詐欺未遂罪で起訴された福岡県警の元警視、要(かなめ)幸次被告(57)=懲戒免職=の私選弁護人に、弁護士資格を持つ壬生(みぶ)隆明・同県直方市長(63)が就いたことが分かった。自治体首長が刑事事件の弁護人になるのは極めて異例だ。
 市によると、地方自治法や市条例では弁護士業務との兼業禁止規定はない。壬生市長は「法律上、問題ない。弁護人活動は公務時間以外にやっており、公務に支障はない。弁護士として私を必要とする人がいれば今後もやれる範囲でやることもある」としている。
 壬生市長によると、要被告が10月1日に逮捕された後、親類を通じ相談があった。一貫して否認しており「無罪になるそれなりの理由がある」と考えて引き受けたという。
 壬生市長は福岡地検や東京高検の検事などを歴任し、昨年12月に退官。今年1月に福岡県弁護士会に登録し、4月の市長選で無投票で初当選した。
 起訴状などによると、要被告は6~7月、自分の預金口座から計約230万円を引き出したのに「キャッシュカードを紛失し、他人に引き出されたので同額分を補填(ほてん)してほしい」と二つの銀行に要求したとされる。11日の福岡地裁での初公判で無罪主張する方針。【武内靖広、鈴木一生】
 ◇両立に疑問も
 日本大法学部の岩井奉信教授(政治学)の話 非常に珍しいケースだ。兼業の禁止規定がないとはいえ、弁護人の業務には公判に出廷するなど相当の時間が割かれる。市長の仕事と両立できるのか疑問が残り、市民に対して納得する形で説明することが求められる。

【出典】「刑事事件」 私選弁護人に直方市長 異例の就任 毎日新聞 12月10日(木)12時4分配信


■12月9日 窃盗で誤認逮捕 防犯カメラの車の男は別人だった


 福岡県警は30代の男性を誤認逮捕したと発表しました。
 福岡市に住む36歳の男性は9月に、市内のコンビニ店から乾電池1つを盗んだ疑いが持たれていました。男性は当初から容疑を否認していましたが、警察は防犯カメラの映像や犯人が使用したとみられる車からこの男性と特定し、逮捕したということです。その後の調べで、当時、車を使っていたのは男性の知人で33歳の別の男だったことが分かり、男が犯行を認めたため男性の誤認逮捕が分かりました。
最終更新:12月9日(水)17時11分テレ朝 news
【写真】窃盗で誤認逮捕 防犯カメラの車の男は別人だった
【出典】窃盗で誤認逮捕 防犯カメラの車の男は別人だった テレビ朝日系(ANN) 12月9日(水)17時11分配信


■12月9日 防犯カメラの姿見誤り誤認逮捕 万引き事件で福岡県警

 福岡県警は、福岡市の男性(36)を窃盗容疑で誤認逮捕したと9日発表した。男性の知人で同市早良区の建設作業員の男(33)を新たな容疑者として、同日書類送検した。防犯カメラの映像を見誤ったという。
 早良署によると、同区原6丁目のコンビニエンスストアで9月29日夜、乾電池1パック(約600円)が万引きされた。署が映像を確認すると、乾電池を盗んだ男が車に乗り込む様子が映っていたという。
 署は車の所有者である男性を割り出し、任意で事情を聴いたところ、男性は容疑を否認。だが署は映像の男に似ていると判断し、今月3日に逮捕した。
 その後、当時男性が知人の男に車を貸していたことが判明、署は男性を7時間後に釈放した。知人の男は容疑を認めているという。
 早良署の香月英志副署長は「深くおわびするとともに、再発防止に努めたい」とコメントした。
【出典】防犯カメラの姿見誤り誤認逮捕 万引き事件で福岡県警 朝日新聞デジタル 12月9日(水)13時17分配信


■12月9日 窃盗容疑で別人逮捕=防犯カメラ画像に酷似―福岡県警

 福岡県警早良署は9日、コンビニ店で万引きしたとして、窃盗容疑で福岡市の30代男性を誤認逮捕したと発表した。
 容疑を認めた建設作業員の男(33)と体格や顔の輪郭が酷似しており、防犯カメラに写った犯人を男性と誤認したという。同署は逮捕の約7時間後に男性を釈放し、謝罪した。
 同署によると、男性は9月に福岡市内のコンビニ店で乾電池1個(販売価格607円)を盗んだとして、今月3日に逮捕された。
 店の防犯カメラには、帽子をかぶった犯人が乾電池を盗み、車で逃走する様子が写っていた。ナンバーから男性の車と判明したが、男性は関与を否定。同署は画像の犯人と容姿が似ていたことなどから逮捕した。
 男性は「知人の男に車を貸した」と説明。男を署に呼び出したところ、犯人と同じ帽子をかぶって現れ、男性と容姿が似ていた。男は容疑を認めたという。
 香月英志・早良署副署長の話 関係者に深くおわびするとともに、基本に忠実な捜査を徹底し再発防止に努めたい。 
【出典】窃盗容疑で別人逮捕=防犯カメラ画像に酷似―福岡県警 時事通信 12月9日(水)13時12分配信


■12月9日 福岡県警が無関係の男性を誤認逮捕、7時間拘束 コンビニで発生の万引事件

 福岡県警早良署は9日、今年9月に福岡市内のコンビニで発生した万引事件で、無関係の30代の男性を誤認逮捕したと発表した。
 署によると、今年9月29日夜、福岡市早良区のコンビニで乾電池(600円相当)の窃盗事件が発生。店長からの被害届を受け捜査を始めた。署は、店の防犯カメラの映像から容疑者の車を割り出し、所有者の男性の行方を捜査。今月3日に男性から署に連絡があり、署の求めに応じて来た男性を窃盗容疑で逮捕した。
 だが、男性の話などから、当時男性の車を借りていた知人で福岡市早良区の建設作業員の男(33)が事件に関与した疑いが強いことが判明。署は逮捕の約7時間後に男性を釈放して謝罪した。署は9日、容疑を認めた作業員の男を窃盗容疑で福岡区検に書類送検した。
 早良署の香月英志副署長は「関係者の方に深くおわびするとともに、基本に忠実な捜査をさらに徹底し、再発防止に努めたい」としている。
【出典】福岡県警が無関係の男性を誤認逮捕、7時間拘束 コンビニで発生の万引事件 西日本新聞 12月9日(水)12時25分配信


■12月9日 「福岡県警」 万引き容疑で男性誤認逮捕 7時間後に釈放謝罪

 福岡県警早良署は9日、万引きしたとして3日に窃盗容疑で逮捕した福岡市の男性(36)について、誤認逮捕だったと発表した。男性の知人の建設作業員の男(33)=福岡市早良区=の関与が発覚したため、逮捕から約7時間後に男性を釈放して謝罪した。同署は9日、男を窃盗容疑で福岡区検に書類送検した。
 同署によると、9月29日夜、福岡市早良区のコンビニエンスストアで乾電池1個が盗まれる事件があり、防犯カメラの映像から犯行に関わったとみられる車が浮上。車を所有する男性が、自分が探されていると知って今月3日に同署に名乗り出てきたが、住所不詳だったことなどから逮捕した。
 しかし男性が「おれじゃない」と容疑を否認し、その後の捜査で車は男に貸していたことが発覚。男に事情を聴くと、容疑を認めたという。同署の香月英志副署長は「関係者の方に深くおわびするとともに、基本に忠実な捜査をさらに徹底し、再発防止に努めたい」とのコメントを出した。【菅野蘭】
【出典】「福岡県警」 万引き容疑で男性誤認逮捕 7時間後に釈放謝罪 毎日新聞 12月9日(水)12時20分配信


■12月4日 滋賀県警巡査と職員が窃盗 容疑で書類送検

 滋賀県警の20代男性巡査と50代男性職員が、窃盗容疑で書類送検され、懲戒処分を受けていたことが4日、分かった。処分は10月下旬で、2人とも依願退職した。
 県警監察官室によると、20代巡査は3月下旬、人事異動に伴い住んでいた寮を引っ越す際、寮の共用スペースにあったオーブンレンジを盗んだ疑い。調べに対して「便利なので自分のものにしたかった」と話しているという。
 50代職員は9月下旬、大津市内の量販店やスーパーで複数回にわたり、食料品など計3千円分を万引した疑い。「魔が差した」と容疑を認めているという。
 県警は10月28日に職員を、同29日に巡査を大津地検に書類送検し、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。2人は処分時に依願退職したという。布施久昭監察官室長は「職員らがこのような事件を起こしたことは誠に遺憾であり、職務倫理教養などを徹底し、再発防止に努めたい」とコメントした。
【出典】滋賀県警巡査と職員が窃盗 容疑で書類送検 京都新聞 12月4日(金)23時19分配信


■12月3日 サービス中の風俗店女性を盗撮…通報されたのは現役巡査長 奈良県警、近く書類送検へ

 奈良県警橿原署の生活安全課に勤務する20代の男性巡査長が、風俗店の出張サービスを利用中に女性を盗撮したなどとして、県警は3日、県迷惑防止条例違反容疑で近く巡査長を書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。県警は巡査長を懲戒処分にする方針で、巡査長は依願退職する意向を示しているという。
 捜査関係者によると、巡査長は11月上旬、県内のホテルで風俗店の出張サービスを利用中、カバンに仕込んだカメラから女性を盗撮した疑いがもたれている。女性はサービス中の撮影には同意しておらず、カメラに気づいて通報したことで発覚したという。
 カメラには他にも盗撮したとみられる複数の女性の記録が残されており、県警は巡査長が盗撮を繰り返していた可能性があるとみて調べている。
【出典】サービス中の風俗店女性を盗撮…通報されたのは現役巡査長 奈良県警、近く書類送検へ 産経新聞 12月3日(木)8時41分配信


■11月28日 富山県警巡査部長を逮捕、女性の体触った疑いで逮捕

 女性の体を触るなどしたとして、強制わいせつの疑いで富山県警の巡査部長が逮捕されました。
 逮捕されたのは、地域課の巡査部長・上田利親容疑者(48)です。上田容疑者は27日午前0時ごろ、富山市内の公園で、飲み会で知り合った20代の女性に無理やりキスをしたり体を触ったりした疑いが持たれています。
【出典】「富山県警巡査部長を逮捕、女性の体触った疑い」TBSの動画ニュースサイト 11月28日


■11月28日 富山県警巡査部長を強制わいせつ容疑で逮捕 女性に無理やりキス


会見の冒頭、謝罪する鈴木首席監察官(左)と長森監察官室長=県警本部

 女性に無理やりキスをするなどしたとして、県警捜査1課は27日、強制わいせつの疑いで、県警地域課巡査部長、上田利親容疑者(48)=上市町上荒又=を逮捕した。
 逮捕容疑は同日午前0時ごろ、富山市内の公園で20代女性が拒んでいるにもかかわらず、強引にキスをし、体を触った疑い。「警察官としてやってはいけないことをした」と容疑を認めているという。
 県警監察官室によると、同容疑者は非番だった26日夕から富山市内で開かれた知人の飲食会に参加。飲食会にはこの女性を含む5人が参加し、酒を飲んでいた。女性とは飲食会で初めて会った。飲食会終了後に女性の手を引っ張って公園に誘ったという。27日正午ごろ、女性が県警に届け出た。県警は同容疑者が飲んだ酒の量などを調べる。
 同容疑者は1988年に採用され、主に地域部門で勤務。現在は直轄警ら係。
 県警本部で会見があり、鈴木首席監察官らが逮捕について発表した。渡邉警務部長は「現職の警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を捜査・調査の上、厳正に対処する」とコメントを出した。
【出典】富山県警巡査部長を強制わいせつ容疑で逮捕 女性に無理やりキス 北日本新聞 11月28日(土)1時38分配信


■11月28日 不祥事“芽”を摘め!捜査員の「プレッシャー」除去へ 大阪府警「強化月間」大幅カット


 事件捜査や交通取り締まりなどの取り組みを推進するため警察が設定する「強化月間」について、大阪府警が今年、業務効率化に向けて昨年の半数以下となる6種類に削減したことが分かった。告訴・告発や暴力団取り締まりといった長年実施されてきた月間も廃止に。時期を区切って特定分野の摘発強化を掲げることで、不祥事を誘発しかねない不要な「プレッシャー」を現場の警察官が感じないようにする狙いもある。
 官公庁では、所管業務の中で特に推進・啓発する必要がある場合、その分野の名前を冠した「~月間」を定める。警察では、警察庁や都道府県警が交通安全や事件捜査などでさまざまな「強化月間」を設定し、この時期に関連施策や逮捕・送検などの事件処理を集中的に行っている。
 大阪府警警務課によると、府警では昨年、13種類の強化月間があったが、「特定時期に事務作業が集中するのは効率的でない」として、今年は6種類に削減。警察庁が全国一律で定める「外国人組織犯罪対策及び不法就労・不法滞在防止のための活動」や「指名手配被疑者捜査」、他機関と合同で実施する「地域警察活動」などに絞った。
 これに伴い、詐欺をはじめとする知能犯罪に関する告訴・告発事件捜査や暴力団・薬物・拳銃が対象の組織犯罪対策、消費者被害などを扱う生活経済・生活環境事犯、悪質駐車違反の取り締まりといった強化月間が姿を消すことになった。
 府警は強化月間中に事件処理数などで「ノルマ」があったわけではないとしているが、ある捜査員は「強化月間中はおのずと(強化対象の)事件処理を一定数進めなくてはいけないというプレッシャーがあった」と打ち明ける。
 府警幹部は「告訴・告発事件や暴力団関連の捜査などは本来、特定時期に限らず事案ごとに通年で取り組むべきだ」と指摘。「強化月間があれば現場はどうしても意識してしまう。業務の合理化とともに、本来取り組むべき事案を後回しにするような事態を招かないようにするためという意味もある」と話している。
【出典】不祥事“芽”を摘め!捜査員の「プレッシャー」除去へ 大阪府警「強化月間」大幅カット 産経新聞 11月28日(土)14時48分配信


■11月27日 交通違反切符をねつ造容疑 森署巡査長逮捕、40回以上


「腐敗した組織…」北海道警で交通違反を捏造
口止めまでしていたことに怒りの声 IRORIO(イロリオ)

 交通違反の点数切符を捏造(ねつぞう)したとして、道警は27日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、森署地域課巡査長の斉藤正樹容疑者(28)=渡島管内森町上台町=を逮捕した。道警監察官室などによると、同容疑者は少なくとも40回以上にわたり、実際には違反していない人がシートベルト装着義務違反などをしたかのように偽り、点数切符の捏造を繰り返していたという。
 逮捕容疑は7月中旬から9月下旬にかけて、森町の女性(47)が、シートベルト装着義務違反をしたとする虚偽の点数切符を作成し、上司に提出した疑い。斉藤容疑者は「(森署管内では)ほとんど事件事故の取り扱いがなく、交通違反の摘発をしなければ、格好がつかないと思った」と供述しているという。
 監察官室によると、女性は、この虚偽のシートベルト装着義務違反により累積点数がかさみ、10月に違反者講習の通知を受けた。通知の中に記載されていた違反内容を見て、女性が「身に覚えがない」と道警に訴え、不正が発覚した。
 斉藤容疑者は、過去の違反記録の中から森署管内の住民を選び、住所が変わっていないことを確認した上で、虚偽の点数切符を作成。自らの字体を変え、住民になりすまして署名し、指印を押していた。
【出典】交通違反切符をねつ造容疑 森署巡査長逮捕、40回以上 北海道新聞 11/27 18:48、11/28 10:22 更新


■11月26日 警視庁巡査部長が女子高生を強姦疑い

 女子高校生をホテルに連れ込み刃物で脅して暴行したとして、埼玉県警は26日、強姦(ごうかん)致傷とわいせつ目的誘拐、監禁の疑いで、警視庁千住署地域課巡査部長の小野寺毅容疑者(35=同県三芳町)を逮捕した。県警によると「間違いない」と容疑を認めている。
 逮捕容疑は、5月30日午後6時15分ごろ、同県富士見市の路上で、女子高生に声を掛けて近くのホテルに連れ込み、カッターナイフを顔に突きつけ「抵抗したら殺す」などと脅して暴行し、1週間のけがを負わせた疑い。
 県警によると、小野寺容疑者は帰宅途中だった。女子高生に「私は盗撮を防止するための仕事をしている。協力しないと個人情報が流出する」とうそをつき、誘ったという。調べに「タイプの子だったので声を掛けた」などと供述している。
 警視庁の滝沢幹滋警務部参事官は「職員がこのような容疑で逮捕されたことは極めて遺憾。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処したい」とのコメントを出した。(共同)
【出典】警視庁巡査部長が女子高生を強姦疑い 日刊スポーツ [2015年11月26日13時24分]


■11月26日 巡査部長を書類送検 駅で痴漢疑い、愛知県警

 愛知県警中川署の30代の男性巡査部長が、名古屋駅(名古屋市中村区)で女性の体に触ったとして、県警が県迷惑防止条例違反容疑で書類送検していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。県警は減給100分の10(6カ月)の懲戒処分とした。
 巡査部長は「酒に酔っていて魔が差した」と容疑を認め依願退職した。書類送検と処分は13日付。
 書類送検容疑は10月23日夜、名古屋駅で電車を降りる際、服の上から女性に触れた疑い。巡査部長は逃走したが、女性が被害を届けた。県警の捜査で巡査部長が浮上、連絡したところ出頭した。巡査部長は中川署地域課に所属していた。事件当日は休みだった。
【出典】■11月26日 巡査部長を書類送検 駅で痴漢疑い、愛知県警 産経ニュース 2015.11.26


■11月26日 「愛知県警」 女性に痴漢容疑…警官を書類送検

 愛知県警中川署の地域課に所属する30代の男性巡査部長が、名古屋駅で女性の体を触ったとして、県迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで書類送検されていたことが県警への取材で分かった。県警は巡査部長を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とし、巡査部長は依願退職した。書類送検と処分は13日付。
 県警によると、巡査部長は10月23日夜、電車から降りる際に女性を服の上から触り、逃走した疑いがある。巡査部長は容疑を認め、「酒を飲んだ後だった」と話しているという。事件当日は休みだった。
 女性は近くの交番に被害届を提出。捜査で浮上した巡査部長に連絡したところ、県警中村署に出頭したという。【山衛守剛】
【出典】「愛知県警」 女性に痴漢容疑…警官を書類送検 毎日新聞 11月26日(木)12時5分配信


■11月25日 50代警部補が後輩に拳銃向ける 大阪府警 懲戒処分を検討

 大阪府警平野署刑事課の50代の男性警部補が、署内で後輩の40代の男性署員に拳銃の銃口を向ける不適切行為をしていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。府警は警部補から事情を聴いており、懲戒処分を検討している。
 府警監察室によると、この警部補は昨年春ごろ、月に1度、警棒や拳銃、警察手帳などの装備品を確認する「通常点検」の際、刑事課の室内で拳銃の銃口を後輩の署員に1~2メートル離れたところから数秒間向けたという。室内にいた複数の同僚が様子を目撃していた。
 今年10月下旬、拳銃を向けた警部補について「パワハラまがいの言動がある」などと匿名の投書があり、調査の過程で拳銃の不適切使用が発覚した。
 府警では、高槻署地域課の20代の男性巡査部長が部下の20代の男性巡査に拳銃の銃口を向けるなどの不適切行為が発覚したばかり。
【出典】50代警部補が後輩に拳銃向ける 大阪府警 懲戒処分を検討 産経新聞 11月25日(水)13時30分配信


■11月20日 「犯人隠避容疑」 万引き自首調べず「事件処理が面倒」警部補


(写真)ANNニュース

 「包丁を万引きした」と交番に自首してきた男を取り調べず、管轄外の大阪市に車で送ったとして、兵庫県警は20日、尼崎南署地域課の男性警部補(48)と部下2人の計3人を犯人隠避の疑いで神戸地検に書類送検し、警部補を停職6カ月の懲戒処分にした。警部補は「事件処理が面倒だった」と供述しているという。
 他に送検されたのは、男性巡査部長(34)=戒告処分=と、女性巡査(25)=所属長注意。2人は「警部補に逆らえなかった」と話したという。
 送検容疑は今年5月11日夜、兵庫県尼崎市内の交番に住所不定の無職の男(65)が包丁1本を持って「ホームセンターで万引きした」と自首してきたのに、事件処理をしなかったとしている。
 県警監察官室によると、男は交番で「金がない。飯が食える留置場に入りたい」などと話した。警部補は部下2人に指示し、「路上に落ちていた」と偽って包丁をホームセンターに返却させ、男の宿泊先のあった大阪市まで警察車両で送らせた。 男は翌日、大阪市から和歌山県内までタクシーで無賃乗車したとして和歌山県警に逮捕された。その際、包丁の万引きについても供述し、捜査の放置が発覚した。 兵庫県警監察官室は「言語道断の行為で、深くおわびする」としている。同県警は20日、無職男を包丁を盗んだとする窃盗容疑で書類送検した。【茶谷亮】
【出典】「犯人隠避容疑」 万引き自首調べず「事件処理が面倒」警部補 毎日新聞 11月20日(金)22時49分配信


■11月20日 万引き自首の男、「面倒」と警官が取り調べず


(写真)ANNニュース

 兵庫県尼崎市の交番に「包丁を万引きした」と自首してきた男を取り調べず、警察車両で大阪市まで送り返したとして、県警は20日、尼崎南署の交番に勤務していた男性警部補(48)と部下2人を犯人隠避容疑で書類送検し、この警部補を停職6か月の懲戒処分とした。
 警部補は「自首の事件を扱ったことがなく、処理が面倒」と考えて見逃すことを決めたという。
 警部補とともに書類送検された部下2人は男性巡査部長(34)と女性巡査(25)。県警は巡査部長についても戒告の懲戒処分とした。
 県警によると、警部補と部下2人は5月11日、無職男(65)が交番を訪れ、パッケージに入ったままの包丁を見せて「万引きした」と説明したのに捜査を始めず、男を大阪市内まで車で送り、窃盗事件の容疑者を逃がした疑い。県警は警部補について起訴を求める「厳重処分」の意見をつけた。
【出典】万引き自首の男、「面倒」と警官が取り調べず 読売新聞 11月20日(金)18時28分配信


■11月20日 警察官が万引きもみ消し=犯人隠避容疑で書類送検―兵庫県警


(写真)ANNニュース

 兵庫県警尼崎南署員が、交番に来た男が万引きを自首したのに捜査しなかったとして、県警監察官室は20日、当時交番で勤務していた男性警部補(48)と男性巡査部長(34)、女性巡査(25)を犯人隠避容疑で書類送検し、警部補と巡査部長を停職などの懲戒処分とした。
 警部補は「事件処理が面倒だった」と話しているという。
 送検容疑は5月11日午後8時10分ごろ、尼崎市内のホームセンターで万引きした包丁(2700円相当)を持った男(65)=詐欺罪で収監中=が交番を訪れ、「万引きしてきた。お金がなくて飯が食えないので、留置場に入れてほしい」と自首してきたのに、必要な捜査をしなかった疑い。
 監察官室によると、警部補は巡査部長に命じて、「近くに落ちていた」とホームセンターに包丁を返させ、男を生活拠点のあった大阪市内まで警察車両で送らせていた。男は翌12日、逮捕される目的でタクシーに無賃乗車し、和歌山県警が詐欺容疑で現行犯逮捕。捜査過程で警部補らの犯人隠避容疑が判明した。
 女性巡査は上司の強い指示に意見できる立場になかったとして、処分は見合わせた。 
【出典】警察官が万引きもみ消し=犯人隠避容疑で書類送検―兵庫県警 時事通信 11月20日(金)16時48分配信


■11月20日 万引き事件の捜査放置した疑い 警部補「処理が面倒」


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 万引き事件の捜査を放置したとして、兵庫県警は20日、尼崎南署員3人を犯人隠避の疑いで書類送検し、このうち主導した男性警部補(48)を停職6カ月の懲戒処分とした。警部補は「事件処理が面倒だった」と容疑を認めているという。県警が同日発表した。
 ほかに書類送検されたのは男性巡査部長(34)と女性巡査(25)。男性巡査部長は戒告処分、女性巡査は厳重口頭注意とされた。
 県警監察官室によると、3人は5月11日、勤務していた尼崎市の交番に、無職の男(65)が包丁を手に「ホームセンターで万引きしてきた。留置場に入れてほしい」と自首してきたのに、必要な捜査をせずに放置した疑いがある。
【出典】万引き事件の捜査放置した疑い 警部補「処理が面倒」 朝日新聞デジタル 11月20日(金)15時10分配信


■11月20日 署会計課職員を書類送検=遺失物の現金窃盗容疑など―石川県警

 石川県警は20日、警察署に保管されていた遺失物の現金を盗んだり、切手などを着服したりしたとして、県警輪島署会計課の男性職員(26)を窃盗と業務上横領容疑で書類送検し、懲戒免職とした。
 男性は「信頼と期待を裏切り申し訳ない」と認めているという。
 県警監察課によると、男性は3月から輪島署の会計課主任を担当。5月から8月の間、会計課の金庫から遺失金の現金計約12万円を盗んだほか、同課に保管されていた切手約1400枚(計12万円相当)などを着服した。別の署員が金庫を確認した際、現金が不足していることに気づき、発覚した。 
【出典】署会計課職員を書類送検=遺失物の現金窃盗容疑など―石川県警 時事通信 11月20日(金)18時13分配信


■11月20日 スカート内盗撮の警察官を処分、依願退職 滋賀県警

 滋賀県警監察官室は19日、女性のスカート内を盗撮したとして大阪府警に逮捕された長浜署地域課の巡査部長(51)について、減給10分の1(6カ月)とする懲戒処分を発表した。巡査部長は同日付で依願退職した。
 巡査部長は先月、大阪市浪速区日本橋西のアニメグッズ販売店で、20代の女性客のスカート内をショルダーバッグに取り付けた小型カメラで撮影して逮捕され、その後釈放された。
【出典】スカート内盗撮の警察官を処分、依願退職 滋賀県警 産経新聞 11月20日(金)8時47分配信


■11月20日 「異動近づき、引き継ぎたくない」交通違反もみけしの警察官を処分 滋賀県警

 滋賀県警監察官室は19日、交通違反を摘発したのに、異動前に処理できないと判断し、違反がなかったとする虚偽の報告書を作ったとして、同じ警察署にいた3人の警察官を減給などの懲戒処分にしたと発表した。また、虚偽有印公文書作成・同行使と、犯人隠避の疑いで、3人を書類送検した。処分内容は交通課の50代の男性警部補と40代の巡査部長が減給10分の1(3カ月)、地域課の50代の警部補が戒告処分。
 監察官室によると昨年9月、地域課の警部補が通行禁止の違反者を摘発。だが、違反を否認され、その後の出頭要請も拒否されたため手続きが滞り、今年3月、交通課の警部補と巡査部長の指示で、違反の現認が不十分だったとする虚偽の捜査報告書を作成し、処分をしなかった。
 また、今年2月に摘発した通行禁止違反者についても、交通課の警部補と巡査部長は3月に虚偽の捜査報告書を作成し、違反がなかったことにしていた。作成を指示した交通課の警部補は「人事異動が近づき、次の人に引き継ぎたくなかった」と話しているという。この警部補は19日付で依願退職した。
【出典】「異動近づき、引き継ぎたくない」交通違反もみけしの警察官を処分 滋賀県警 産経新聞 11月20日(金)8時43分配信


■11月19日 交通違反で虚偽報告書 滋賀県警、警部補ら3人を懲戒処分

 滋賀県警は19日、3月に交通違反取り締まりの虚偽の捜査報告書を作成したとして、警察署の交通課係長だった警部補ら3人を懲戒処分し、虚偽有印公文書作成・同行使などの容疑で3人を大津地検に書類送検したと発表した。県警は署名を明らかにしていない。
 県警によると、昨年9月下旬、地域課の50代警部補は、自動車の交通反則切符(青切符)を交付した運転手が違反を否認し立ち去りその後も出頭に応じず処理が滞ったため、同じ署の交通課の係長と主任40代巡査部長に相談。「未処理のままは体裁が悪い」と共謀し、今年3月中旬、確認が不十分だったとするうその報告書を上司に提出し、違反を取り消した。
 交通課の2人は別の交通取り締まりでも虚偽の捜査報告書を作成したという。2人は減給100分の10(3カ月)、地域課の警部補は戒告の処分を受けた。交通課係長だった警部補は同日、依願退職した。吉田隆首席監察官は「違反を取り締まるべき警察官がこのような事案を起こし誠に遺憾。再発防止に努める」とコメントした。
 また県警は、大阪市内で女性のスカート内を盗撮したとして先月24日、大阪府警に逮捕された長浜署員(51)にも19日、減給100分の10(6カ月)の懲戒処分を下した。同署員は同日で依願退職した。
【出典】交通違反で虚偽報告書 滋賀県警、警部補ら3人を懲戒処分 京都新聞 11月19日(木)21時50分配信


■11月19日 山形署の巡査、飲酒後に運転 県警が処分、依願退職

 飲酒後に自家用車を運転したとして、県警が山形署の20代男性巡査を本部長訓戒にしていたことが18日、捜査関係者などへの取材で分かった。巡査は自宅近くまで代行業者を利用したが、駐車場に止める際にハンドルを握ったという。飲酒検知で摘発基準(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)を超えるアルコールは検出されなかったが、県警は道義的責任などを踏まえ、処分した。巡査は10日付で依願退職している。
呼気は摘発基準下回る
 関係者の話を総合すると、巡査は先月17日午前3時20分ごろ、山形市内で飲酒した後、帰宅するため代行車を利用。自宅近くで降り、駐車する際、公道を約15メートル運転したとされる。
 目撃者からの通報で駆け付けた同署員が飲酒検知した結果、呼気中のアルコール濃度は摘発基準を下回ったという。県警の調べに対し、巡査は「場所が狭く、駐車が難しいため(代行業者に)配慮した」という趣旨の話をしたという。
 情報公開請求制度に基づき開示された文書によると、訓戒は今月9日付。処分について、県警監察課は職務倫理などを考慮し「状況や他に与える影響を総合的に勘案した」としている。退職理由を巡査は「自らを棚に上げて違反を取り締まる仕事を続けられない。責任を取る」と述べたという。
【出典】山形署の巡査、飲酒後に運転 県警が処分、依願退職 山形新聞 11月19日(木)9時30分配信


■11月18日 住居侵入容疑で巡査長逮捕「部屋の中をのぞいた」

 千葉県警佐倉署は18日、住居侵入の疑いで、同県成田市、県警第3機動隊の巡査長橘亮造容疑者(30)を逮捕した。「部屋の中をのぞいた」と話し容疑を認めている。
 逮捕容疑は18日午前0時20分ごろ、同県酒々井町のアパートで、男性会社員(25)が住む部屋の前にある廊下に侵入した疑い。
 佐倉署によると、男性がドア越しに人の気配を感じて110番。駆け付けた署員が付近にいた橘容疑者に職務質問したところ、関与を認めた。
 第3機動隊の山本良雄隊長は「隊員が逮捕されたのは痛恨の極み。再発防止に向けた指導を徹底したい」としている。(共同)
【出典】住居侵入容疑で巡査長逮捕「部屋の中をのぞいた」 日刊スポーツ [2015年11月18日19時30分]


■11月16日 捜査協力者と不適切な行為 警官2人に懲戒処分 東京

 捜査協力者の女性と不適切な行為をしていたとして、警視庁はいずれも渋谷署組織犯罪対策課の40代の警部補と20代の巡査長を戒告の懲戒処分とした。処分は13日。同日付で警部補は依願退職、巡査長は別の部署に異動となった。
 警視庁によると、2人は6~7月、同署に薬物事件の情報を提供した捜査協力者の女性(35)と親密になり、事件関係者から女性を守るために捜査費で借りたマンションなどで、性交渉を含めた不適切な行為を行っていたという。
 女性が7月中旬に警視庁に経緯を相談して問題が発覚した。
【出典】捜査協力者と不適切な行為 警官2人に懲戒処分 東京 産経新聞 11月16日(月)7時55分配信


■11月15日 「警視庁」 捜査協力女性と不適切な関係に…警部補ら2人戒告

 薬物事件の捜査協力者だった30代の女性と不適切な関係になったとして、警視庁が渋谷署組織犯罪対策課に所属していた40代の男性警部補と20代の男性巡査長を戒告の懲戒処分としていたことが、同庁への取材で分かった。処分は13日付。警部補は依願退職し、巡査長は別の部署に異動する。
 同庁によると、2人は6~7月、捜査費で借りたマンションやホテルで捜査協力者の女性と性交渉するなどしたという。【曽田拓】
【出典】「警視庁」 捜査協力女性と不適切な関係に…警部補ら2人戒告 毎日新聞 11月15日(日)21時5分配信


■11月13日 女性署員に抱きつきセクハラ…会計課長を懲戒処分へ 滋賀県警

 滋賀県警大津北署の50代の男性会計課長が、女性署員に抱きつくなどのセクハラ行為をしていたことが13日、関係者への取材で分かった。課長は行為を認めており、県警監察官室は今月中にも懲戒処分にする方針だ。
 関係者によると、会計課長は10月上旬、署内で女性署員と2人きりになった際に抱きついたという。署員がセクハラを受けたとして同僚に相談したことで行為が明らかになった。署員は被害届を出しておらず、県警は刑事事件としての捜査はしていないという。
 監察官室は、他の女性署員らへもセクハラがなかったかなどを調査し、今月中にも会計課長を懲戒処分にする方針。現在、課長は自宅待機中だという。布施久昭監察官室長は「調査中であり、事実関係を踏まえて厳正に対処したい」としている。 大津北署では今年7月、40代の男性警部が部下に対しパワーハラスメントをしたとして、減給3カ月の処分を受けている。
【出典】女性署員に抱きつきセクハラ…会計課長を懲戒処分へ 滋賀県警 産経新聞 11月13日(金)15時0分配信


■11月12日 酒気帯び運転:砂川署の警官を書類送検 道警、道交法違反容疑

 出勤時に二日酔いのまま自家用車を運転したとして、北海道警は11日、砂川署の50代の男性巡査部長を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で札幌地検岩見沢支部に書類送検した。同署管内の砂川市では6月、飲酒運転の絡む5人死傷事故があり、7月には市議が辞職に追い込まれた飲酒自損事故があったばかり。地元では「『飲酒運転の街』とレッテルが貼られる」と危機感が募る。
 道警は11日、巡査部長を停職3カ月の懲戒処分とし、巡査部長は12日付で依願退職した。また、一緒に酒を飲んでいた上司の警部補ら3人を方面本部長訓戒などにした。
 送検容疑は1日午前9時半ごろ、砂川市内で酒気帯び状態で自家用車を運転したとされる。道警によると、巡査部長は「体にアルコールが残っている認識はあったが、検挙される数値まで(アルコールは)出ないだろうと安易に判断した」と容疑を認めている。
 道警によると、巡査部長は10月31日午後6時ごろから、同僚6人と市内の居酒屋でビール中ジョッキ1杯、日本酒コップ3杯を飲酒。同9時ごろに自宅に戻って同僚5人と2次会を開き、翌11月1日午前1時10分ごろまで飲食し、ウイスキーをロックで3杯飲んだという。
 巡査部長は同8時半からの勤務に寝坊し、同9時半ごろに車で出勤した。その際、同僚が酒の臭いに気付き、飲酒検知したところ、酒気帯び運転の基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)を超える約0・2ミリグラムのアルコールを検出した。巡査部長宅から同署までの距離は約1・6キロだった。
 巡査部長は2012年10月、同署に赴任し、留置管理を担当。1日は午前9時ごろからパトカーで管内を巡回予定だった。道警は飲酒運転の常習性を否定している。【袴田貴行】

 ◇ 撲滅条例、提出直前に

 北海道警砂川署員による酒気帯び運転は、砂川市議会が飲酒運転の撲滅条例の制定を目指すなど、官民挙げて対策に取り組む最中に起きた。
 砂川市で6月、飲酒運転の乗用車が信号無視して交差点に突入し、軽ワゴン車に乗っていた家族4人が死亡、1人が重傷を負った事件後、交通安全を呼び掛ける市民運動をしている砂川市の団体職員の男性(55)は「これからは警察を頼りにせず、一市民として淡々と運動に取り組んでいくだけだ」と突き放した。
 また、7月には道交法違反(酒気帯び、事故不申告)容疑で市議(辞職)が逮捕され、罰金53万円の略式命令を受けた。砂川市の角丸誠一副市長は「ぼうぜんとする。12月定例会に議員提案される撲滅条例の出はなをくじかれた感じだ」と困惑した。
 道警監察官室の白井弘光室長は「飲酒運転撲滅に取り組んでいる中、重大事案を発生させ、深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。【渡部宏人】
【出典】酒気帯び運転:砂川署の警官を書類送検 道警、道交法違反容疑 毎日新聞 2015年11月12日 北海道朝刊


■11月11日 警官が酒気帯び運転、壁衝突し重傷…同僚と飲酒 千葉県警


車は大破 ANNテレ朝news
 千葉県警茂原署は11日、同署留置管理課巡査長の鈴木博容疑者(58)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。
 発表によると、鈴木容疑者は10日午後10時50分頃、千葉県一宮町綱田の県道で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。民家のコンクリート壁に衝突する事故を起こし、呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出された。鈴木容疑者は腕や足の骨を折る重傷。
 鈴木容疑者は10日は非番で、夕方から職場の同僚と居酒屋で飲酒し、自宅に帰る途中だった。「飲酒運転したのは間違いない」と供述しているという。
 高橋幹人副署長は「署員がこのような事案を起こしたのは遺憾で、一緒に飲酒した同僚からも話を聞く。再発防止に努めたい」と話した。
【出典】警官が酒気帯び運転、壁衝突し重傷…同僚と飲酒 千葉県警 YOMIURI ONLINE 2015年11月11日 12時49分


■11月10日 酒気帯び運転?:北海道警砂川署員が 管内で4人死亡事件、撲滅目指す中 道警

 北海道警砂川署に勤務する50代の男性巡査部長が酒気帯び運転をした疑いがあるとして、道警が任意で事情聴取していることが9日、分かった。
 道警監察官室によると、巡査部長は10月31日夜に飲酒し、翌11月1日午前9時半ごろに自家用車で出勤。同僚が酒のにおいに気付いて呼気を調べたところ、酒気帯び運転の基準値を上回るアルコールを検出した。事故などは起こしていなかった。道警は道交法違反(酒気帯び運転)の疑いがあるとみて調べており、監察官室は「事実関係を調査し、公表すべき事案であれば公表したい」としている。
 同署管内の砂川市では今年6月、飲酒運転の乗用車が赤信号を無視して猛スピードで交差点に進入し、軽ワゴン車に衝突するなどして家族4人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生。7月には、市議(既に辞職)が酒気帯び状態で車を運転して電柱に衝突し、警察に通報しないまま立ち去ったとして、道交法違反(酒気帯び、事故不申告)で罰金53万円の略式命令を受けた。
 7月の事故を受け、市議会は、市議が飲酒運転の疑惑を持たれた場合の説明責任などを明文化した「飲酒運転撲滅に関する条例」の制定を目指している。
 砂川市の善岡雅文市長は毎日新聞の取材に「事実とすれば、誠に遺憾」と話した。砂川署の梶田尊副署長は「当事者であり、何もコメントしない」と述べた。【袴田貴行、渡部宏人】
【出典】酒気帯び運転?:北海道警砂川署員が 管内で4人死亡事件、撲滅目指す中 道警 毎日新聞 2015年11月10日 北海道朝刊


■11月9日 千葉県警の女性巡査長が3万円のスーツを万引の疑い 「ストレスたまっていた」

 千葉県警野田署の女性巡査長(30)が、商業施設でスーツを万引したとして窃盗容疑で県警から任意の取り調べを受けていることが9日、捜査関係者への取材で分かった。巡査長は「万引をしたのは初めて。ストレスがたまっていた」と容疑を認めており、県警は書類送検する方針。
 捜査関係者によると、巡査長は7日午後、同県柏市の商業施設内にある衣料品店で女性用のスーツ(3万円相当)を手提げ袋に詰め、盗んだ疑いが持たれている。 巡査長が店を離れた後、スーツがなくなっていることに店員が気付いた。まだ施設内にいた巡査長に声を掛けると、手提げ袋にスーツが入っており、店側が通報。柏署員が駆け付けた。
【出典】千葉県警の女性巡査長が3万円のスーツを万引の疑い 「ストレスたまっていた」 産経ニュース 2015.11.9 20:33


■11月7日 拾得物の現金詐取:警察官を起訴 /北海道

 警察署に保管されている拾得物の現金を自分が落としたと偽り詐取したとして、札幌中央署の巡査が詐欺と詐欺未遂の両容疑で逮捕された事件で、札幌地検は6日、同署の組織犯罪対策課巡査、加藤匠容疑者(22)=北斗市=を両罪で起訴した。道警は同日付で巡査を懲戒免職処分とした。
 起訴状などによると、加藤被告は8月31日、札幌豊平署で保管されていた現金17万円を自分が落としたと申し出てだまし取ったほか、9月4日には札幌南署で現金15万円を同じ手口でだまし取ったとしている。
 いずれも拾得物の情報を管理するシステムにアクセスし、拾得物の金額や日時など詳しい情報を入手していた。道警によると、加藤被告は「パチンコなどでつくった借金返済のためにやった」などと話しているという。
 道警では札幌中央署警部補が暴力団幹部に捜査情報を漏らす地方公務員法(守秘義務)違反事件もあり、道警監察官室の白井弘光室長は「重大事案の発生が続いたことを重く受け止め、道民の皆様に深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。【日下部元美、袴田貴行】
【出典】拾得物の現金詐取:警察官を起訴 /北海道 毎日新聞 2015年11月07日 地方版


■11月7日 無免許運転誤認、逮捕の男性釈放し謝罪

 宮城県警は6日、運転免許の失効手続きが完了していなかった仙台市の土木作業員の男性(21)を誤って道路交通法違反(無免許運転)の疑いで現行犯逮捕し、約1時間20分後に釈放したと発表した。
 県警は男性に謝罪した。
 発表によると、男性は6日午後4時50分頃、同県山元町の国道で軽乗用車を運転中に追突事故を起こした。
 対応した亘理署員2人が、男性が交通違反の累積で免許の取り消し処分を受けていたことから無免許と判断し、逮捕した。しかしその後、処分の執行に必要な「運転免許取消処分書」を県公安委員会から受け取っていないことが分かったという。 県警交通指導課の佐藤雅課長は「指導を徹底し再発防止に努めたい」と話した。
【出典】無免許運転誤認、逮捕の男性釈放し謝罪 読売新聞 11月8日(日)11時12分配信


■11月7日 無免許運転で誤認逮捕=失効と勘違い―宮城県警

 宮城県警は6日、道交法違反(無免許運転)の疑いで同県山元町内で追突事故を起こした男性(21)を誤認逮捕し、約1時間後に釈放したと発表した。
 男性は免許の取り消し処分を受けていたが正式な失効はしておらず、警察官が勘違いしたという。
 県警によると、男性は7月に免許取り消し処分を受けたが、県警からの呼び出しに応じず、免許の正式な失効開始となる通知書類を受け取っていなかった。
【出典】無免許運転で誤認逮捕=失効と勘違い―宮城県警 時事通信 11月7日(土)1時28分配信


■11月6日 警官集団強姦事件など2教諭を懲戒免職 大阪府教委

 大阪府警の警察官らが女性を集団で乱暴したとされる事件で、大阪府教委は6日、監禁と集団強姦(ごうかん)容疑で書類送検された同府吹田市立小の男性教諭(32)を懲戒免職処分とした。教諭は「多人数で性行為をすることに興味があった」と話しているという。
 府教委などによると、教諭は昨年12月、元四條畷署巡査長や元箕面署巡査部長ら複数の男と共謀し、大阪市内のホテルで20代女性を集団で乱暴したとして、10月2日に書類送検された。その後、嫌疑不十分で不起訴処分となった。
 また、府教委は同日、出会い系サイトを通じて知り合った当時15歳の少女に現金を渡し、買春したとして同府寝屋川市立中の男性教諭(41)を懲戒免職処分とした。教諭は京都府警に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕され、京都簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。
【出典】警官集団強姦事件など2教諭を懲戒免職 大阪府教委 産経新聞 11月6日(金)20時44分配信


■11月6日 交番女性用休憩室にスマホ設置、巡査部長を減給

 神戸市内の交番で女性用休憩室に侵入し、盗撮目的でスマートフォンを置いたとして、兵庫県警は6日、この交番に勤務していた男性巡査部長(33)を建造物侵入容疑で書類送検し、減給6か月(10分の1)の懲戒処分とした。
 巡査部長は同日付で依願退職した。
 県警によると、巡査部長は勤務中の4月14日未明、無施錠だった女性用休憩室に忍び込んだ疑い。
 巡査部長は穴を開けた段ボール箱にスマホを仕込んで休憩室内に置いたという。同僚の女性警察官が箱を調べ、スマホを見つけた。
 巡査部長は複数回、盗撮したことを認めており、「家庭内のもめ事でストレスがたまっていた」などと話しているという。
【出典】交番女性用休憩室にスマホ設置、巡査部長を減給 読売新聞 11月6日(金)20時40分配信


■11月5日 覚せい剤使用疑い追送検 情報漏えい容疑の巡査部長

 薬事法(現医薬品医療機器法)違反の疑いがかけられていた交際中の女に捜査情報を漏らし、逃げさせたとして犯人隠避の疑いで逮捕された、宮崎県警組織犯罪対策課の巡査部長、兒玉慶人容疑者(35)=宮崎市=について県警は4日、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で追送検したことを明らかにした。県警は同日付で懲戒免職処分とした。
宮崎日日新聞
【出典】覚せい剤使用疑い追送検 情報漏えい容疑の巡査部長 宮崎日日新聞 11月5日(木)11時5分配信


■11月4日 「覚醒剤容疑」 女と使用の宮崎県警巡査部長を追送検

 宮崎県警は4日、捜査対象だった交際中の女に捜査情報を漏らしたとして逮捕した組織犯罪対策課の巡査部長、児玉慶人容疑者(35)を覚せい剤取締法違反容疑で追送検したと明らかにし、同日付で懲戒免職処分とした。一方、宮崎地検は同日、児玉容疑者を犯人隠避罪で宮崎地裁に起訴した。
 起訴状によると、児玉被告は昨年8月下旬ごろ、覚醒剤常用者だった女に、薬事法(現・医薬品医療機器法)違反容疑で近く逮捕されると告げ、検査で覚醒剤が検出されなくなるまで自宅に帰らないよう指示したとされる。
 県警によると、児玉被告は昨年5月ごろから今年9月まで女と交際。この間、宮崎市内の児玉被告の自宅やホテルなどで女が複数回、覚醒剤を使用するのを黙認し、児玉被告自身も使用したと供述した。鑑定の結果、覚醒剤の複数回使用が裏付けられたという。追送検は10月30日付。【尾形有菜】
【出典】「覚醒剤容疑」 女と使用の宮崎県警巡査部長を追送検 毎日新聞 11月4日(水)21時28分配信


■11月3日 警視庁が恐喝事件で誤認逮捕、6時間後に釈放


(写真)JNNニュース映像より
 警視庁は2日、事件と関係のない静岡県に住む60代の男性を恐喝の疑いで誤認逮捕し、およそ6時間後に釈放したと発表しました。
 警視庁によりますと、神奈川県箱根町の老人ホームの売却をめぐり、経営者の男性(71)から現金2000万円を脅し取ったとして、2日、山口組系暴力団組長ら3人を逮捕しました。
 しかし、3人のうち静岡県に住む60代の無職の男性が容疑を否認したため、被害者の男性に確認したところ、「違う」と話したということです。警視庁は誤認逮捕だったと判断し、およそ6時間後に釈放しました。
 事件と関係のない男性の写真にもとづき、容疑者を特定していたということで、警視庁は「誤って逮捕した方には誠に申し訳なく思います。逮捕に至った経緯を明らかにして再発防止に努めたい」とコメントしています。
【出典】警視庁が恐喝事件で誤認逮捕、6時間後に釈放 TBS系(JNN) 11月3日(火)12時40分配信 最終更新:11月3日(火)15時43分


■11月3日 60代男性を誤認逮捕 警視庁、恐喝容疑で別人とミス


(写真)JNNニュース映像より
 警視庁は2日、静岡県内の60代の無職男性を誤って恐喝容疑で逮捕した、と発表した。被害者が約50枚の顔写真の中から男性を選んだうえで、「犯人」として挙げた名字が一致したことなどから逮捕したが、別人だとわかり、男性に謝罪して約6時間後に釈放したという。
 組織犯罪対策総務課によると、東京都内の有料老人ホームの経営者(71)から2010年4月に2千万円を脅し取ったとして、警視庁は2日午前10時35分ごろ、暴力団員の男ら2人の共犯として男性を恐喝容疑で逮捕した。
 経営者は昨年10月に被害を昭島署に相談。捜査段階で、見せられた顔写真の中から男性を選んだという。経営者が、恐喝された相手として伝えた名字も男性と一致した。男性は逮捕後の調べに「知らない」と容疑を否認したという。
 その後、男性を署で直接見た経営者が別人だと証言した。同課の森下元雄課長は「極めて遺憾。男性には誠に申し訳なく思っている」と話した。
【出典】60代男性を誤認逮捕 警視庁、恐喝容疑で別人とミス 朝日新聞デジタル 11月3日(火)0時25分配信


■11月1日 警察官が犯罪に走る要因 合コンにも決裁必要な行き過ぎ管理

 警察官の不祥事が後を絶たない。警察庁によると、昨年1年間の警察官の懲戒処分者数は300人。処分理由の内訳では、セクハラを含む異性関係が80人と最多を占めた。逮捕された警察官は71人で、こちらも罪状は痴漢や盗撮などのわいせつ行為が33人と実に半数近くに上っている。
『なぜ警察官の犯罪がなくならないのか 元熱血刑事がテレビで言えなかったこと』の著者で元兵庫県警の飛松五男氏は、「警察官の質が低下してしまった」と嘆息する。
「地域の家庭を1軒1軒回る『巡回連絡』は警察官の基本だが、最近の若い警察官は行ったことを“偽装”する者が多いと聞く。犯罪抑止にならないどころか、サボって時間ができるゆえに余計なことを考えて悪事に手を染めるのだろう」
 不祥事が続発する背景には、組織としての事情もあるという。
「年々警察官採用試験の受験者は減少傾向にある。しかし治安維持のために頭数は確保しなければならない。だから多少の質の悪さには目をつぶって、採用しているのも事実。それが結果的に、劣悪な警察官を生んでしまっているのかもしれません」(現職警察官)
 組織論に詳しい同志社大学の太田肇教授は警察官が犯罪に走る要因として「行き過ぎた管理」を指摘する。
「近年コンプライアンスの重要性が叫ばれるなかで警察も管理が厳しくなっています。例えば外部の人間との飲み会にもいちいち上司の決裁が必要になっている。合コンにも決裁となると交際相手を見つけるのも難しくなり、鬱憤もたまる。
 それで不祥事が許されるわけではないが、抑圧の反動が羽目を外し過ぎた行為や不祥事に繋がっているのではないか。管理され過ぎると上司の顔色ばかり窺うようになり、自分の判断や責任を自覚しなくなる。もっと現場の警察官に裁量を与えてプロ意識を持たせるべき」
 不祥事を検証して組織の在り方を厳しく内省しなければ、明日もまた市民に頭を下げる記者会見が開かれるだろう。
※週刊ポスト2015年11月6日号
【出典】警察官が犯罪に走る要因 合コンにも決裁必要な行き過ぎ管理 NEWS ポストセブン 11月1日(日)16時6分配信


■10月30日 「死亡事故過少計上」 千葉県警警視6人処分 10年165件

 千葉県警が交通死亡事故件数を過少計上していた問題で、県警は30日、過少計上は2004~13年の10年間で165件(死亡者計166人)だったと発表した。県警は同日、過少計上に関与した50代の警視4人を訓戒、警視2人を本部長注意とした。さらに、監督責任があったとして警視正1人を本部長注意とした。
 県警交通総務課によると、過少計上の中には、「交通事故による死亡」と書かれた医師作成の死体検案書のコピーに当時の市原署員が手を加え「病死または自然死」とした悪質な例が1件あった。さらに、意図的に24時間経過後に死亡したと扱った例が21件、判断ミスで発生場所を道路外としたり、自殺・病死と扱ったりした事例が143件あった。
 千葉県は全国でも交通死亡事故が多い自治体で、死者を正確な数に直すと、12年は全国ワースト8位→同2位、13年は同3位→同2位となる。小林昇交通部長は「死亡事故を減らしたいという心理的なプレッシャーがあった。組織としてチェック機能も働かなかった」と話した。
 警察庁は千葉県警からの報告を受けて、04~13年の全国の交通事故の年間統計を訂正した。死亡事故死者数は10年間で計166人増え、13年の全国交通事故死者は従来より15人多い4388人とした。昨年の4113人に変更はない。 同庁は千葉県警のケースを受け、全国の警察本部に交通死亡事故計上時の誤りがなかったか確認を求めているが、これまでのところ報告例はないという。
 河野太郎国家公安委員長は30日の全国警察本部長会議で、「長期間にわたって本来是正されなければいけない問題が続いており、反省しなければならない。多くの警察関係者が声を上げなかったのはいけないこと」と注文をつけた。【川名壮志、長谷川豊】
【出典】「死亡事故過少計上」 千葉県警警視6人処分 10年165件 毎日新聞 10月30日(金)22時19分配信


■10月30日 集団強姦事件で元警察官ら5人を嫌疑不十分で不起訴 供述に食い違い

 大阪府警の元警察官らが女性を集団で乱暴したとされる事件で、大阪地検は30日、集団強姦と監禁容疑で逮捕・書類送検された府警箕面署の元巡査部長(36)=懲戒免職=や四條畷署の元巡査長(32)ら男性5人について、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
 理由について地検は、5人は客観的な事実関係についておおむね認めているが、犯行状況の一部が被害者供述と食い違っているためなどとしている。
 府警によると、5人は共謀し、大阪市内のホテルで昨年12月、20代女性を集団で乱暴したとして逮捕・書類送検された。
【出典】集団強姦事件で元警察官ら5人を嫌疑不十分で不起訴 供述に食い違い 産経新聞 10月30日(金)21時58分配信


■10月30日 警察庁警部補を免職=女子高生を児童買春

 警察庁は30日、出会い系アプリで知り合った女子高生2人を相手に児童買春したとして、暴力団対策課の星野寛警部補(33)を懲戒免職にしたと発表した。
 同警部補は「仕事と私生活でストレスを感じていた。大変申し訳ない」と話しているという。
 警察庁によると、星野警部補は2005年4月に愛知県警が採用。14年3月から同庁に出向していた。東京都武蔵野市のホテルで今年2月、17歳の高校2年生2人に2万円を払う約束をして性的な関係を持ったとして、警視庁が9月に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕。略式起訴され、罰金70万円を納付した。
 警察庁の担当者は「誠に遺憾。職員の指導・教育をさらに徹底したい」と話している。
【出典】警察庁警部補を免職=女子高生を児童買春 時事通信 10月30日(金)10時51分配信


■10月30日 警官70人書類送検…書類作成者を偽った疑い

 兵庫県警の警察官70人が2009~14年、交通違反事件の捜査書類の作成者を偽ったとして、県警は30日、虚偽有印公文書作成・同行使容疑などで書類送検した。
 県警では、取り締まりの実施者とは別の警察官が捜査書類を作成する独自の内部規定があり、作成者名以外の部分に問題はなかったが、手間を省くために実施者が作成して同僚らに署名させるなどしていた。
 70人は、高速隊48人、葺合署17人、東灘署5人(いずれも当時を含む)で、うち2人はすでに退職。県警は同日、関与した件数が多い葺合署の男性巡査部長(42)と男性巡査長(43)を戒告の懲戒処分とし、明確な裏付けはとれなかったが関与を認めた者を含む76人を警務部長訓戒や所属長訓戒などの内部処分とした。
【出典】警官70人書類送検…書類作成者を偽った疑い 2015年10月30日 16時57分


■10月28日 「タクシー強盗容疑」 大阪府警25歳巡査長を現行犯逮捕


(写真)タクシー代払わず暴行、大阪府警巡査長逮捕 日テレNEWS24
 タクシー運転手に暴行し、乗車料金を支払わずに逃走したとして、大阪府警は28日、府警吹田署地域課の巡査長、田之上匡希(まさき)容疑者(25)=大阪府寝屋川市幸町=を強盗致傷の疑いで現行犯逮捕したと発表した。「酒に酔っていて覚えていないが、私がやったのであれば反省している」と供述しているという。府警警察官の逮捕は今年6人目。
 逮捕容疑は27日午後7時40分ごろ、寝屋川市東大利町の路上で男性運転手(63)の顔をひじ打ちして軽傷を負わせ、大阪・難波からの乗車料金約6800円を支払わずに逃げたとしている。通行人の男性が田之上容疑者を取り押さえ、駆け付けた警察官に身柄を引き渡した。
 府警監察室によると、田之上容疑者は「金がない」とタクシーを降り、近くのコンビニに入ったが、そのまま逃げた。追いかけた男性は田之上容疑者を羽交い締めにしたが、暴行を受けて振り切られた際に転んだという。
 田之上容疑者はこの日非番で、直前まで大阪・ミナミの飲食店で同僚2人と酒を飲んでいた。
 安井正英・監察室長は「被害者や府民におわび申し上げる。捜査結果を踏まえ、厳正に処分する」との談話を出した。【服部陽】

(写真)タクシー代払わず暴行、大阪府警巡査長逮捕 日テレNEWS24
【出典】「タクシー強盗容疑」 大阪府警25歳巡査長を現行犯逮捕 毎日新聞 10月28日(水)1時25分配信


■10月27日 16道府県警官244人の懲戒処分事例 目につくのは「性の乱れ」

 埼玉県警が大失態を演じた。9月13日に一度身柄を確保したペルー人男性が任意聴取中に逃走。男性はその後、14日に3人、16日に3人の計6人を殺害したとみられている。
 捜査員が気を緩めなければ凄惨な事件は起きなかった。職務上の重大ミスが起きる背景には、警察官の質、モラルの低下があるのではないか。
 例えば大阪では、府警箕面署刑事課の巡査部長(36)と元警察官の男性(32)が、知人女性をホテルに監禁して集団暴行した容疑で逮捕された(9月7日報道)。インターネットのアダルトサイトに「超ハード調教輪姦企画」と書き込んで仲間を募集し、目隠しした女性を約7時間にわたって複数で暴行していた。
 これは氷山の一角に過ぎない。「まさか警察官がこんなことを」と、耳を疑うような不祥事が全国で頻発している。
 警察庁によると、昨年1年間の警察官の懲戒処分者数は300人。処分理由の内訳では、セクハラを含む異性関係が80人と最多を占めた。逮捕された警察官は71人で、こちらも罪状は痴漢や盗撮などのわいせつ行為が33人と実に半数近くに上っている。
 今年上半期(1~6月)でもすでに132人が懲戒処分を受けている。が、警察庁資料ではそれぞれの不祥事の詳細は明らかにされていない。
 そこで本誌は警視庁及び、政令指定都市を含む16道府県警を対象に、2014年4月から今年6月までの懲戒処分事例を取材。計244人分に及ぶ不祥事の内容を記した「処分説明書」などの文書を入手した。
 本誌の調査を分析した結果でも、目につくのは警察官の「性の乱れ」だった。電車内での痴漢などわいせつ行為が32人、スマホの普及で増加傾向にある盗撮が17人、女性警察官に対するセクハラ17人と計66人がわいせつ関係で処分理由の最多を占めている。他にも不倫などの不適切交際9人、ストーカー3人など異性関係でも処分を受けている。
 わいせつ以外にもある。飲酒運転などの道交法違反45人、職場のロッカーから同僚の金品を盗むなど窃盗が32人、捜査書類の紛失や破棄12人などが主なものだ。※週刊ポスト2015年11月6日号
【出典】16道府県警官244人の懲戒処分事例 目につくのは「性の乱れ」 NEWS ポストセブン 10月27日(火)16時6分配信


■10月27日 窃盗:パチンコ好きで生活苦 鹿沼署巡査再逮捕 失踪、都内など転々 /栃木

 車上荒らしをしたとして窃盗容疑で今月5日に逮捕された鹿沼署地域課の男性巡査(19)が、別のひったくり事件を起こしたとして26日、再逮捕された事件。さらに同日、別の車上荒らしやひったくり事件計3件についても宇都宮地検に窃盗容疑で追送検された。
 同課によると、巡査は9月23日から無断欠勤して失踪。失踪期間中に計4件の窃盗事件を起こした。巡査は調べに対し「パチンコが好きで生活環境も良くなく、人生も仕事も嫌になった」などと話しているといい、その間は東京都や埼玉県、栃木県を転々と野宿やホテル泊をし、盗んだ金は、生活費やホテル代などに使ったという。
 同課によると、失踪後の9月26日、県警が独身寮に住む巡査の自室から被害届の出ていたバッグを発見、窃盗容疑で捜査し、10月5日に東京都・秋葉原で巡査を発見した。巡査が今回の窃盗事件についても供述したことから、再逮捕となった。同課によると巡査はパチンコなどで生活苦となり、クレジットカードの未払いも約19万円あったという。再逮捕容疑も送検容疑についても認めており、すべて単独での犯行という。
 同課は巡査が女性にけがをさせて財布を盗んだとしているが、強盗致傷容疑ではなく窃盗と傷害容疑での逮捕となった。県警は「過去の事例などから総合的に、ひったくりの延長線上であると判断した」と説明している。
 県警の斎藤敏市首席監察官は「警察官が無断欠勤中に不祥事を犯し、県民の皆様に深くおわび申し上げる。厳正に対処し、再発防止に努めたい」とのコメントを出した。【野口麗子、田中友梨】
【出典】窃盗:パチンコ好きで生活苦 鹿沼署巡査再逮捕 失踪、都内など転々 /栃木 毎日新聞 2015年10月27日 地方版


■10月25日 アニメグッズ店で盗撮 容疑の滋賀県警巡査部長逮捕 浪速署

 女性のスカート内を盗撮したとして、大阪府警浪速署は24日、府迷惑防止条例違反の疑いで滋賀県警長浜署地域課巡査部長、伴由(よし)明(あき)容疑者(51)=滋賀県米原市米原=を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。
 逮捕容疑は24日午後2時45分ごろ、大阪市浪速区日本橋西のアニメグッズ販売店で、20代の女性客のスカート内をショルダーバッグに取り付けた小型カメラで撮影したとしている。犯行を目撃した男性店員が同署に通報した。伴容疑者は休みを利用して大阪に来ていたという。
 滋賀県警の吉田隆首席監察官は「当県警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を踏まえて厳正に対処する」とコメントした。
【出典】 アニメグッズ店で盗撮 容疑の滋賀県警巡査部長逮捕 浪速署 産経WEST 2015.10.25 02:02


■10月24日 宮城県警巡査が女湯で窃盗 旅行先のホテルで脱衣場に侵入

 宮城県警は23日、女湯で女性客の巾着袋を盗んだとして山形県内で逮捕された白石署地域課の男性巡査(24)を、停職6か月の懲戒処分とした。巡査は同日付で退職した。
 県警によると、巡査は休みだった9月15日夜に、旅行先の山形市のホテルで大浴場の女湯の脱衣場に侵入。10代女性のスマートフォンや化粧品が入った巾着袋を盗んだとして翌16日、窃盗容疑で山形県警に逮捕された。巡査は他の女性客に会わずに脱衣場から出たが、ホテル内の防犯カメラなどから特定されたという。
 巡査は2009年に入署。地域部門に4年、警務部門に2年勤務していた。県警の調査に「金目当てだったが、巾着袋を見付けた時に『下着などが入っているかもしれない』と期待が膨らんだ」と動機を説明したという。巾着袋の中には、現金は入っていなかった。
 宮城県警の花井稔警務部長は「警察官として言語道断の行為。再発防止と信頼回復に努める」とコメント。なお、山形地検は今月6日、巡査を起訴猶予処分としていた。
【出典】宮城県警巡査が女湯で窃盗 旅行先のホテルで脱衣場に侵入 スポーツ報知 10月24日(土)7時6分配信


■10月23日 女湯でスマホ盗む=男性巡査を停職処分―宮城県警

 ホテルの女湯でスマートフォンなどを盗んだとして、宮城県警監察課は23日、県警白石署の男性巡査(24)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
 巡査は「お金や女性の下着が目当てだった」と事実関係を認め、同日付で依願退職した。
 同課によると、巡査は9月15日午後10時ごろ、山形市内のホテルで、女湯の脱衣所に侵入して宿泊客のスマートフォンなどが入った袋を盗んだという。袋に金銭や下着は入っていなかった。
 山形県警が9月16日に窃盗容疑で逮捕し、山形地検が今月6日に起訴猶予処分としていた。
【出典】女湯でスマホ盗む=男性巡査を停職処分―宮城県警 時事通信 10月23日(金)17時33分配信


■10月23日 「福岡県警」 詐欺未遂、調書偽造、暴行起訴猶予…懲戒続出

 福岡県警は22日、詐欺未遂容疑で逮捕(1日)した県警留置管理課の警視、要(かなめ)幸次容疑者(57)ら2人を懲戒免職処分にした。さらに同日、早良署交通2課の男性巡査部長(37)が4件の人身事故を処理する際、呼び出しに応じなかった当事者の供述調書を偽造したなどとして、虚偽有印公文書作成容疑などで福岡地検に書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にした(同日依願退職)。一度に3人の懲戒処分を発表する異例の事態に、鍛治田(かじた)敬首席監察官は硬い表情で「再発防止に努める」と話した。
 要容疑者は同日、詐欺未遂罪で福岡地裁に起訴された。起訴状などによると6~7月、自分の預金口座から計約230万円を引き出したのに「キャッシュカードを紛失し、他人に引き出されたので同額分補てんしてほしい」と要求したとされる。
【出典】「福岡県警」 詐欺未遂、調書偽造、暴行起訴猶予…懲戒続出 毎日新聞 10月23日(金)10時0分配信


■10月23日 「福岡県警」 詐欺未遂、調書偽造、暴行起訴猶予…懲戒続出

 福岡県警は22日、詐欺未遂容疑で逮捕(1日)した県警留置管理課の警視、要(かなめ)幸次容疑者(57)ら2人を懲戒免職処分にした。さらに同日、早良署交通2課の男性巡査部長(37)が4件の人身事故を処理する際、呼び出しに応じなかった当事者の供述調書を偽造したなどとして、虚偽有印公文書作成容疑などで福岡地検に書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にした(同日依願退職)。一度に3人の懲戒処分を発表する異例の事態に、鍛治田(かじた)敬首席監察官は硬い表情で「再発防止に努める」と話した。
 要容疑者は同日、詐欺未遂罪で福岡地裁に起訴された。起訴状などによると6~7月、自分の預金口座から計約230万円を引き出したのに「キャッシュカードを紛失し、他人に引き出されたので同額分補てんしてほしい」と要求したとされる。 捜査関係者によると、要被告が資産運用のため同県筑紫野市などの10戸近くのマンションを購入し、約8000万円を借り入れていたことが新たに判明した。さらに、複数の出会い系サイト運営会社に約230万円を振り込んでいたという。県警によると容疑を否認しており、幹部は「動機は分からない」としている。県警は監督責任を問い留置管理課長の警視(57)ら上司2人を厳重注意した。
 一方、事故の証拠書類を偽造したとされる巡査部長の送検容疑は2011年2月~今年3月に起きた交通事故4件で、連絡が取れなかった当事者の供述調書や実況見分調書など7通の書類を偽造したなどとしている。巡査部長は「早く処理したかった」と容疑を認め、県警は監督責任があるとして交通2課長の警部(57)ら上司3人を厳重注意した。
 もう一人懲戒免職にしたのは8月に強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された春日署少年課の男性巡査長(27)。知人女性に性的暴行したとして逮捕されたが、起訴猶予になっていた。県警は「女性が告訴を取り下げたため不起訴になったが暴行の容疑はある」としている。巡査長側は、処分を不服として県人事委員会に審査請求するという。【山本太一】
                 ◇
 警視の逮捕は、記録の残る1989年以降、福岡県警としては初めての事態だった。その1カ月足らず後の22日、今度は交通事故の処理を巡る不祥事が明らかになり、県警の鍛治田敬首席監察官の記者団への説明は1時間以上に及んだ。
 7月に2件の飲酒運転が続くなど、22日の3人を含め懲戒処分を受けた警察官は今年だけで13人に達した。このうち、警視だった要(かなめ)幸次被告の事件は特に深刻だ。県警警察官の定員1万1017人のうち警視は275人と2.5%しかおらず、部下を指導・監督する立場だからだ。
 鍛治田首席監察官は22日、「幹部として言語道断」と批判。さらに、新たに発覚した交通事故の書類偽造事件を受け、「近日中に各警察署の交通課長を集めた緊急会議を開き、管理の徹底を指示する」と話した。
 県警幹部は「不祥事が続き情けない。現場でまじめに仕事をしている警察官に影響が出なければいいが」と漏らした。3件の処分を1度に発表したことについて、別の県警幹部は「各事件の捜査のタイミングが重なった」と釈明するが、ある中堅幹部は「市民から『不祥事に関する報道を一度に終わらせたいからでは』と疑われても仕方がない」と批判した。【山本太一、小林直】
【出典】「福岡県警」 詐欺未遂、調書偽造、暴行起訴猶予…懲戒続出 毎日新聞 10月23日(金)10時0分配信


■10月22日 虚偽の交通書類作成容疑=福岡県警巡査部長を書類送検

 虚偽の交通事故書類を作成したとして、福岡県警は22日、虚偽有印公文書作成・同行使容疑などで、早良署交通二課の男性巡査部長(37)を書類送検し、停職1カ月の懲戒処分とした。
 巡査部長は同日退職を申し出、受理された。
 県警監察官室によると、巡査部長は2010年から同署で事故捜査係の主任として交通事故の書類作成に従事。書類送検容疑は11年~15年、4件の人身事故について、当事者と連絡がつかなかったなどの理由で虚偽書類を作成した疑い。「書類作成の自信がなく、やってはいけないことをした」と話しているという。
 一方、福岡地検は同日、カードを不正使用されたと偽り、銀行に補填(ほてん)請求などをしたとして今月逮捕された県警本部留置管理課警視の要幸次容疑者(57)を詐欺未遂罪で起訴。県警は同日付で懲戒免職処分にした。また、出会い系アプリで知り合った女性への強姦(ごうかん)致傷容疑で8月に逮捕された春日署少年課の男性巡査長(27)=起訴猶予=も懲戒免職とした。
 鍛治田敬県警首席監察官の話 人事・業務管理を再徹底し、再発防止に努める。
【出典】虚偽の交通書類作成容疑=福岡県警巡査部長を書類送検 時事通信 10月22日(木)19時32分配信


■10月22日 交通事故4件の調書を勝手に虚偽作成…巡査部長を停職1か月 福岡県警

 福岡県警は22日、交通事故の処理にあたり、被害者供述調書などを勝手に虚偽作成していた早良署の巡査部長(37)を、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で福岡地検に書類送検するとともに、停職1カ月の処分とした。
 調べでは、この巡査部長は早良署交通第2課事故捜査係主任で、平成23年2月6日に発生した人身交通事故、3月27日発生した人身交通事故、平成24年9月10日発生したひき逃げ人身事故、今年3月9日発生した人身交通事故の4件の処理にあたって、事故を起こした当事者との連絡がつかなかったり、関係書類の作成を失念するなどしたため、現場の見分状況書、被害者供述調書、身柄請書を勝手に作成して送致した容疑。
【出典】交通事故4件の調書を勝手に虚偽作成…巡査部長を停職1か月 福岡県警 西日本新聞 10月22日(木)18時0分配信


■10月22日 巡査長が出会い系アプリで知り合った女性に暴行し懲戒免職 福岡県警

 福岡県警は22日、同県警春日署の巡査長男(27)を懲戒免職処分とした。県警警務部監察官室によると、この巡査長は、福岡市内に住む女性(20歳代)と出会い系アプリで知り合い、8月19日、同市博多区内の自宅で、この女性を押し倒し、馬乗りになって、強制的に暴行し、その際7日間のけがを負わせたとして、同日中に強姦致傷容疑で逮捕され、今月14日に起訴猶予処分となっていた。
【出典】巡査長が出会い系アプリで知り合った女性に暴行し懲戒免職 福岡県警 西日本新聞 10月22日(木)17時10分配信


■10月22日 暴力団捜査情報漏えい 道警警部補を書類送検

 指定暴力団山口組系暴力団の会長が昨年12月に逮捕された詐欺事件で、この暴力団の構成員に逮捕状執行予定日などの情報を漏えいしたとして、道警は21日、地方公務員法違反の疑いで、札幌中央署組織犯罪対策課の50代の男性警部補を書類送検するとともに、懲戒免職とした。
 送検容疑は昨年11月28日から12月2日にかけて、札幌市内の山口組系暴力団の構成員2人に対し、同暴力団会長を詐欺容疑で捜査中であること、逮捕状の執行予定日など、職務上知り得た秘密を漏らした疑い。警部補は容疑を認めた上で、「恩を着せれば、他の事件情報を得られると思った」と供述しているという。
 会長は同12月3日、暴力団の身分を隠し、警備保障会社のセキュリティーサービスを受けたとして、札幌中央署に詐欺容疑で逮捕された。道警監察官室は情報漏えいについて「捜査への大きな問題はなかった」と説明する。ただ、捜査関係者によると、会長は逮捕直前に警備会社との契約を解除していたといい、漏えいした情報を基に証拠隠滅を図った可能性もあるという。
【出典】暴力団捜査情報漏えい 道警警部補を書類送検 北海道新聞 10月22日(木)10時39分配信


■10月22日 暴力団関係者に捜査情報漏えい、警部補を書類送検・懲戒免職

 北海道警の50代の警察官が暴力団関係者に捜査情報を漏らしたとして、21日、書類送検され懲戒免職処分となりました。
 処分を受けたのは、札幌中央警察署に勤務する組織犯罪対策担当の50代の男性警部補です。警部補は去年11月末から12月の始めに、詐欺事件で捜査対象となっていた暴力団幹部らの逮捕予定日などを別の暴力団関係者に漏らした地方公務員法違反の疑いで、21日、書類送検されました。
 暴力団幹部らは予定通り逮捕されましたが、道警監察官室は、情報が漏れたことで証拠隠滅の可能性は否定できないと説明しています。一方、見返りに賄賂を受け取ったことは確認できなかったとしています。
 男性警部補は容疑を認めていて、道警は21日付で懲戒免職処分としました。
【出典】暴力団関係者に捜査情報漏えい、警部補を書類送検・懲戒免職 TBS系(JNN) 10月22日(木)6時30分配信


■10月22日 北海道警の警部補 暴力団員に情報漏えいの疑い

 北海道警察本部の50代の警部補が暴力団員に捜査に関する情報を漏らしたとして、北海道警は書類送検するとともに懲戒免職にしました。
 札幌市の中央警察署で組織犯罪対策を担当する50代の男性警部補は去年12月、指定暴力団山口組傘下の暴力団幹部らが詐欺容疑で逮捕された事件に関連し、知り合いの暴力団員らに逮捕の予定日などの情報を漏らしていた疑いが持たれています。この警部補は、「恩を売ることで情報を提供してもらえると思った」などと話しているということです。北海道警は事件の捜査に影響はなかったとしていますが、この警部補を地方公務員法違反の疑いで書類送検するとともに懲戒免職としました。
【出典】北海道警の警部補 暴力団員に情報漏えいの疑い テレビ朝日系(ANN) 10月22日(木)5時55分配信


■10月21日 北海道警警部補、暴力団関係者に捜査情報漏らした疑い

 暴力団関係者に捜査情報を漏らしたとして、北海道警は21日、札幌中央署の50代の男性警部補を地方公務員法違反の疑いで書類送検し、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。警部補はほかにも、暴力団関係者と物品を贈り合ったり、元警察官からの暴力団登録情報の照会に応じたりしていたという。
 監察官室によると、警部補は2014年11月28日~12月2日、暴力団幹部らを詐欺容疑で捜査していることや逮捕予定日を暴力団関係者2人に漏らした疑いがある。警部補は「他の事件の情報を提供してもらえると考えた」と話しているという。暴力団幹部らは予定通り逮捕され、監察官室は「捜査への大きな問題はなかった」としている。
 また警部補は08~14年に約10回、暴力団関係者にワインや米などを贈り、カニやホタテを受け取った。14年5~12月に16回にわたり、上司や同僚だった元警察官5人から依頼を受け、暴力団登録情報の照会結果を回答したという。
【出典】北海道警警部補、暴力団関係者に捜査情報漏らした疑い 朝日新聞デジタル 10月21日(水)23時16分配信


■10月21日 暴力団関係者に捜査情報漏らす=警部補を書類送検―北海道警

 暴力団関係者に捜査情報を漏らしたとして、北海道警は21日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で札幌中央署の組織犯罪対策部門の50代の男性警部補を書類送検し、懲戒免職処分とした。
 道警監察官室によると、容疑を認め「情報を与えることで他の事件情報を提供してもらえると思った」と話しているという。
 送検容疑は2014年11月28日から12月2日の間、暴力団関係者2人に対し、暴力団幹部の逮捕容疑や逮捕予定日などの捜査情報を教えた疑い。
 同室によると、金品授受は確認できなかった。証拠隠滅された可能性は否定できないという。警部補は08~14年ごろ、暴力団関係者2人のうちの1人と飲食物を贈り合うなどの不適切な交際をしていた。
 また、虚偽の供述調書を作成し関係者にサインさせようとしたとして、別の署の50代の男性警部補を停職3カ月とした。
 同室によると、警部補は捜査に協力していた関係者に「男性が拳銃を持っているのを見た」などとする虚偽の供述調書にサインするよう打診。30代の男性巡査部長に作成させようとした。
 白井弘光監察官室長の話 いずれも警察官にあるまじき行為で厳正に処分した。再発防止に努める。
【出典】暴力団関係者に捜査情報漏らす=警部補を書類送検―北海道警 時事通信 10月21日(水)20時15分配信


■10月21日 「北海道警」 警部補を懲戒免職 組員に捜査情報漏えい容疑


(図)道警警部補を巡る情報漏えいなどの流れ
 北海道警は21日、指定暴力団山口組系暴力団幹部らによる詐欺事件で、逮捕状執行予定日などの捜査情報を組員に教えたとして、札幌中央署の警部補の男を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検し、同日付で懲戒免職処分にした。道警は逮捕していないことを理由に警部補の名前を発表していない。暴力団など組織犯罪対策を担当していたとしているが、所属部署も非公表。年齢は50代という。
 書類送検容疑は昨年11月28日~12月2日、札幌市中央区に事務所がある山口組系暴力団幹部らによる詐欺事件で捜査情報を組員2人に教えたとしている。幹部は12月3日に詐欺容疑で逮捕された。道警監察官室によると、警部補は捜査を進めていることや、幹部への逮捕状執行予定日などを漏らしており「情報を与えて恩を着せることで、他の事件の情報を提供してもらえると考えた」と容疑を認めているという。
 外部からの情報提供で発覚。逮捕しないのは本人が容疑を認め、逃亡の恐れがないためなどとしている。同室は「証拠を一部隠滅された疑いはあるが、捜査への大きな問題はなかった」としている。
 道警監察官室によると、警部補は情報を漏らした組員の一人と不適切な交際を続けており、2008年~昨年12月ごろ、カニやホタテなどをもらっていたほか、警部補は組員にワインやコメなどを贈っていた。授受は約10回に上るという。11年3月下旬ごろには、別の暴力団関係者に自らが所有する車の売却を依頼し、現金50万円を受け取った。車は72万円で売却され、差額の22万円は報酬として渡したという。
 道警の白井弘光監察官室長は「警察官としてあるまじき行為であり、厳正に処分した。再発防止に努める」とのコメントを出した。札幌中央署長(情報漏えい当時)は本部長口頭注意、同署の担当課長(同)は所属長による口頭厳重注意とした。【日下部元美】
【出典】「北海道警」 警部補を懲戒免職 組員に捜査情報漏えい容疑 毎日新聞 10月21日(水)18時12分配信


■10月21日 交通事故加害者・・・実は「詐欺事件」の被害者だった 福岡県警、誤認送致

 福岡県警は20日、実際は交通事故を装った保険金詐欺事件の被害者だった女性を、交通事故の加害者と誤って、自動車運転過失致傷容疑で書類送検していたと明らかにした。大牟田区検は女性を起訴猶予処分としており、県警は「今後、区検に処分の取り消しを求める」としている。
 県警によると、昨年4月10日午後、男性から「大牟田市浄真町の交差点で歩行中にひき逃げされた」と110番があった。県警は、男性が目撃したという車両の特徴や車体の傷痕から車を特定。運転していた大牟田市の女性(73)は「事故には気付かなかったが、傷があるならそうなのでしょう」と話した。
 県警は同5月、女性を大牟田区検に書類送検。区検は同6月、起訴猶予処分とした。だが、県警は今年9月、福岡県筑後市で起きた交通保険金詐欺事件で、熊本市北区植木町、自動車整備業の男(38)を逮捕=起訴済み。余罪捜査で男が大牟田市の事故でも被害者を装っていた疑いが浮上し、20日、詐欺容疑で再逮捕した。女性が加入する保険会社から保険金約62万円をだまし取った疑い。容疑を否認しているという。
 県警は、男が事前に大牟田市内の駐車場で目星を付けた車体に傷を付け、追跡して事故を装っていたとみている。
【出典】交通事故加害者・・・実は「詐欺事件」の被害者だった 福岡県警、誤認送致 西日本新聞 10月21日(水)11時57分配信


■10月20日 氷見えん罪事件 当時の捜査員4人不起訴に/富山


(写真)氷見えん罪事件 当時の捜査員4人不起訴に
 2002年に氷見市で起きた性的暴行事件で誤認逮捕され、再審無罪が確定した男性の支援者が、当時の捜査員4人を、うその捜査資料を作成したなどとして刑事告発していた問題で、富山地検は20日、4人を不起訴としました。
 不起訴となったのは、男性の取り調べなどを担当した当時の県警捜査員4人です。
 男性の支援団体「氷見冤罪事件の責任を追及する会」は去年11月、4人を有印公文書偽造および行使などの疑いで、富山地検に刑事告発していました。
 告発状によりますと、捜査員の1人は、犯人のものと特定された靴と同じ種類の靴が男性の車にあったとするうその報告書を作成したほか、ほかの3人も誘導尋問による実況見分調書やうその自白調書を作成したなどとしています。
 不起訴の理由について、富山地検は有印公文書の偽造については時効が成立し、行使については、時効の成立または罪に当たらないとしています。
 支援団体は、富山検察審査会に不服の申し立てを行うとしています。
【出典】氷見えん罪事件 当時の捜査員4人不起訴に/富山 チューリップテレビ 10月20日(火)20時53分配信


■10月20日 警官、スカート内を盗撮容疑 岐阜県警は発表せず

 女性のスカート内を盗撮したとして、岐阜県警は19日、交通部運転免許課の40代の男性警部補を、県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検した。警部補は「浅はかな行動を深く反省しています」と容疑を認めているという。県警は同日、減給3カ月の懲戒処分にし、警部補は同日付で依願退職したという。
 県警によると、警部補は8月下旬ごろ、同県大垣市内のコンビニエンスストアで、20代の女性のスカート内を、右足の靴に取り付けた小型カメラで盗撮した疑いがある。ただ、県警は「職務に関係していない」(監察課)として発表しなかった。
 監察課は19日、「職員に対する職務倫理教養等を徹底し、再発防止に努めます」とのコメントを出した。
【出典】警官、スカート内を盗撮容疑 岐阜県警は発表せず 朝日新聞デジタル 10月20日(火)11時3分配信


■10月19日 「盗撮」 警部補を書類送検 岐阜県警

 女性のスカートの中を盗撮したとして、岐阜県警は19日、県警運転免許課の40代警部補の男を同県迷惑防止条例(卑わいな行為の禁止)違反の疑いで大垣区検に書類送検し、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。警部補は同日付で依願退職した。
 送検容疑は8月下旬、同県大垣市内のコンビニエンスストアで、20代の女性客のスカート内に右足に隠した小型カメラを向け、下着を撮影したとしている。警部補は「浅はかな行為を反省している」と容疑を認めているという。当時は非番だった。店内にいた目撃者が後日、警察に通報して発覚した。
 県警監察課は「職員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。【岡正勝】
【出典】「盗撮」 警部補を書類送検 岐阜県警 毎日新聞 10月19日(月)21時27分配信


■10月17日 神奈川県警57歳巡査部長を逮捕 酔ってマンションのガラスを蹴破る

 マンションのガラスを蹴破ったとして神奈川県警は17日、器物損壊の疑いで同県警戸部署交通課の巡査部長・望月正留(まさる)容疑者(57)を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑は同日午前3時26分、横須賀市根岸町にあるマンションのエントランスのガラスを蹴破った疑い。
 県警によると、望月容疑者は16日午後8時ごろから近くのスナックで友人と飲酒。その後、店を出てマンションに移動して犯行に及んだ。近くにいた男性がその場面を目撃。望月容疑者は逃走したが、犯行から約40分後の午前4時8分に、現場から約450メートル離れた路上にいるところを警察官が見付け、逮捕した。
 望月容疑者は「(マンションの)2階にある居酒屋に行こうとしていた。非常に申し訳ないことをした」と供述し、容疑を認めている。花家憲也監察官室長は「警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾。厳正に対処していく」とコメントした。
【出典】神奈川県警57歳巡査部長を逮捕 酔ってマンションのガラスを蹴破る 2015年10月17日20時16分 スポーツ報知


■10月16日 「懲戒処分」 群馬県警警部補が部下の腹部に拳銃押しつけ

 群馬県警は16日、部下の腹部に実弾入り拳銃の銃口を押しつけたとして、高速隊の男性警部補(48)を銃刀法違反(加重所持)容疑で書類送検し、停職3カ月の懲戒処分にした。警部補は同日、依願退職した。
 県警監察課によると、警部補は4月下旬、高速隊の拳銃庫で30代の男性巡査部長に職務で必要な実弾入り拳銃を渡す際、腹部に銃口を押しつけたとしている。これを含めて2013年12月以降に計約30回、実弾入り拳銃を部下6人に手渡す際、銃口を向けた状態で渡していたとされる。警部補は調べに「部下とコミュニケーションを深めるつもりで冗談でやった。驚く様子が見たかった」と話しているという。
 県警は高速隊長の警視(56)ら上司4人を口頭で厳重注意した。田中秀幸首席監察官は「職員に対する指導徹底に努めたい」と述べた。【田ノ上達也】
【出典】「懲戒処分」 群馬県警警部補が部下の腹部に拳銃押しつけ 毎日新聞 10月16日(金)21時12分配信


■10月16日 逃げた少年を正座させ蹴った疑い 警官を書類送検 岐阜

 オートバイでパトカーの追跡から逃げた少年に暴行したとして、岐阜県警は16日、加茂署地域課の男性巡査部長(59)を特別公務員暴行陵虐の疑いで岐阜地検に書類送検し、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。巡査部長は同日付で依願退職した。
 県警によると、巡査部長は6月18日午後11時20分ごろ、同県美濃加茂市の農道脇で10代の少年の顔を3回平手で打ち、さらに正座をさせ右腕を1回蹴った疑いがある。パトカーで市道を巡回中、2人乗りでオートバイを運転する少年がヘルメットをかぶっていないのを見つけ、停止を求めて約2キロ追跡。農道で転んだオートバイに追いついた。
 その2日後、少年が「警察官に殴られた」と加茂署に電話したことで発覚。巡査部長は容疑を認め、「逃げたことに腹が立った」「心の底から反省させようと思った」と話している。「少年にけがはなく、発覚しないと思った」とも述べているという。
 少年と、同乗の10代の少女にオートバイで転んだ際のけがはなかったといい、追跡について加藤雅之・首席監察官は「適切な速度や距離を保つなど問題はなかった」としている。
【出典】逃げた少年を正座させ蹴った疑い 警官を書類送検 岐阜 朝日新聞デジタル 10月16日(金)20時11分配信


■10月16日 部下に銃口押しつけた高速隊の48歳警部補を送検「驚く顔が見たかった」 群馬県警

 部下の体に拳銃の銃口を押しつけたなどとして群馬県警監察課は16日、銃刀法違反の疑いで、同県警高速隊の男性警部補(48)を書類送検したと発表した。県警は同日付で警部補に停職3月の懲戒処分を下し、警部補は依願退職した。
 同課によると、警部補は平成25年12月~27年4月までの間、高速隊の拳銃庫内で、部下に対し銃口を向けたり、銃口を部下の腹部に押しつけるなどの不適切な行為をした。
 銃口を押しつけられた部下は1人だったが、銃口を向けられた部下は計6人に上り、多い人で14-15回、少ない人で1回で合計30数回に及んだという。
 警部補のこうした行為は勤務が始まる前の午前8時ごろ、拳銃を部下に手渡す際に行われ、警部補は監察課の調べに対し「部下とのコミュニケーションを深めるため」「驚く顔が見たかった」などと話したという。県警は警部補の行為のうち、銃口を押しつけた行為を悪質と判断し、16日に書類送検した。
 一方、銃口を向けられた部下全員は警部補の行為を冗談の範疇(はんちゅう)だと捉えていたというが、銃口を人に向けることは拳銃の安全規則に反し、処分に踏み切った。県警は上司の高速隊長ら4人を口頭厳重注意とした。
【出典】部下に銃口押しつけた高速隊の48歳警部補を送検「驚く顔が見たかった」 群馬県警 産経新聞 10月16日(金)17時57分配信


■10月16日 部下の腹に拳銃押しつけた疑い、警部補を書類送検 群馬

 群馬県警高速隊の小隊長だった男性警部補(48)が、部下に銃口を向けるなどの行為を繰り返していたとして県警は16日、警部補を停職3カ月の懲戒処分とし、銃刀法違反(加重所持)の疑いで前橋地検に書類送検したと発表した。警部補は同日付で依願退職した。
 県警によると、4月下旬の午前8時ごろ、拳銃庫内で実弾が入った拳銃を部下の腹に押しつけた疑いがある。警部補は「部下とのコミュニケーションを深めるためだった。驚く様子が見たかった」と認めている。
 監察課の説明では、この警部補は、高速隊の拳銃庫内で、勤務が始まる午前8時半前、部下1人ずつに警察手帳と拳銃を手渡すのが役割だった。2013年12月ごろ~今年4月ごろ、部下6人に対して、三十数回拳銃の銃口を向けた。うち1人には銃口を腹に押しつけた。また、実弾を装てんした拳銃を渡すべきなのに、抜き取った状態で計14回渡した。こうした行為の際、警部補は部下をニックネームで呼び、部下は冗談だと思ったという。
 県警は、監督責任として高速隊長の警視(56)ら4人の上司を口頭で厳重注意とし、銃口を向けられた部下6人と目撃者2人も「すぐに報告しなかった」として業務指導した。
【出典】部下の腹に拳銃押しつけた疑い、警部補を書類送検 群馬 朝日新聞デジタル 10月16日(金)17時40分配信


■10月16日 部下に銃口、警部補を書類送検=「驚く様子見たかった」、依願退職―群馬県警

 群馬県警は16日、部下の腹部に銃口を押し付けるなどしたとして、銃刀法違反(加重所持)容疑で、高速道路交通警察隊の男性警部補(48)を前橋地検に書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。
 警部補は容疑を認め、依願退職した。
 警部補は「部下とのコミュニケーションを深めるつもりだった。部下の驚く様子が見たかった」と話しているという。
 県警監察課によると、警部補は2013年12月~15年4月ごろまでの間、高速隊の拳銃庫で部下に拳銃を渡す際、6人に計約30回銃口を向け、15年4月ごろには1人に銃口を腹部に1回押し付けた。また、5人に計14回、弾倉から弾を抜いて拳銃を渡すなどの不適切な行為をしていたという。 
【出典】部下に銃口、警部補を書類送検=「驚く様子見たかった」、依願退職―群馬県警 時事通信 10月16日(金)17時15分配信


■10月16日 埼玉県警の綱紀粛正求め県議会が決議 本部長「再発防止に努める」

 県議会9月定例会は最終日の15日、朝霞市で9月に発生した住民殺害事件で県警の元巡査部長、中野翔太被告(31)=懲戒免職=が強盗殺人罪などで起訴されたことを受け、警察官の綱紀粛正を求める決議を賛成多数で可決した。議会事務局によると、警察官のみを対象にした決議は前例がないという。
 中野被告は、捜査で知り合った女性との不倫関係を継続するため、業務で訪れたことがある住民方の金銭を狙ったとされ、決議では「警察官の業務を悪用する極めて深刻な犯罪で、警察に対する県民の信頼は著しく失墜したと言わざるを得ない」と指摘した。
 県議会は2月定例会で、警察官を含む不祥事の再発防止対策を求める決議を可決したばかりで「住民との協力関係にも悪影響を及ぼす。誠に遺憾で、全警察官は信頼の重みを再認識しなければならない」とした。
 また、熊谷市の6人殺害事件で住民への注意喚起が十分ではなかった点について、事件の全容を徹底解明して教訓とし、今後に生かすことを強く求めた。
 県警の貴志浩平本部長は閉会後、「決議を重く受け止め、再発防止に努める。熊谷の事件については捜査を徹底し、教訓を生かす」とコメントした。
【出典】埼玉県警の綱紀粛正求め県議会が決議 本部長「再発防止に努める」 産経新聞 10月16日(金)7時55分配信


■10月15日 コンビニ損壊で男性誤認逮捕=「先輩かばいたかった」―神奈川県警

 神奈川県警は15日、川崎市川崎区のコンビニで14日夜、窓ガラスが割られる事件があり、同区の会社員の男性(24)を誤って逮捕し、15日未明に釈放したと発表した。
 発表によると、14日午後9時15分ごろ、同区観音のコンビニで、店外にあった三角コーンをつなぐバーを男が投げ付けて店の窓ガラスを割った。駆け付けた県警川崎臨港署員に対し、その場にいた男性が「自分がやった」と容疑を認め、署員が器物損壊容疑で現行犯逮捕。しかし、男性は同署で「会社の先輩をかばいたかった」と否認に転じたという。
 県警は15日、男性を釈放し、建造物損壊容疑で同区四谷上町の会社員阿部大介容疑者(35)を改めて逮捕した。容疑を認めているという。
 県警によると、コンビニの防犯カメラに事件の様子が写っていたが、店内のモニターが故障していたため確認を後回しにしていたという。 
【出典】コンビニ損壊で男性誤認逮捕=「先輩かばいたかった」―神奈川県警 時事通信 10月15日(木)19時11分配信


■10月15日 器物損壊事件で誤認逮捕

 県警捜査1課と県警刑事総務課、川崎臨港署は15日、同署が14日夜に器物損壊容疑で逮捕した男性会社員(24)=川崎市川崎区=について、誤認逮捕だったとして約5時間半後に釈放した、と発表した。
 捜査1課などによると、14日午後9時15分ごろ、同区観音2丁目のコンビニで窓ガラスが割られる事件が発生。駆けつけた同署員が、居合わせた男性に事情を聴いたところ犯行を認めたため、同容疑で現行犯逮捕した。
 しかし、男性は署内での取り調べで容疑を否認。防犯カメラを確認したところ、別の男の犯行だったことが判明した。同課などは15日、建造物損壊の疑いで、会社員の男(35)=同区四谷上町=を逮捕。男性は「先輩をかばいたかった」と話している。
 県警は「今後このようなことがないよう指導を徹底し再発防止に努めたい」とコメントした。
【出典】器物損壊事件で誤認逮捕 カナロコ by 神奈川新聞 10月15日(木)18時27分配信


■10月15日 「イチオシ」 女性殺害の元巡査長に懲役18年

◇女性殺害の元巡査長
大阪市内のマンションで1月、交際相手だった社会福祉士、白田光(しらたひかる)さん(23)を殺害したとして殺人罪に問われた元大阪府警阿倍野署巡査長、水内貴士被告(27)=懲戒免職=の裁判員裁判の判決公判が10月6日、大阪地裁であり、中山大行(ともゆき)裁判長は「警察官として罪は重い」としつつも「計画性はなく反省している」などと述べ、懲役18年(求刑同20年)を言い渡した。
 水内被告は2年前、震災被災地支援のため東北に出張中、当時大学生だった白田さんと知り合い、交際を始めた。大学卒業後、白田さんは大阪市に転居して就職したが、水内被告が既婚者だったことがわかったため、白田さんが「社会的制裁を受けてもらう」と言ったことに激高、革のベルトで首を絞めて殺害した。
 この日、黒いスーツに青いネクタイ姿の水内被告は剣道の有段者らしく背筋を伸ばして入廷し、裁判官、裁判員らに挨拶(あいさつ)したが、検察官席の後ろに座る白田さんの父弘之さん(56)と長姉の美優紀さん(29)ら遺族の方へは一瞥(いちべつ)を投げかけただけだった。
 閉廷後、記者会見した弘之さんは「光はきっと(水内被告が)好きだったんでしょう。放ったらかされて、最後は殺された。帰ってこないことだけが悲しくつらい。刑の重い、軽いは問わない。終わりにしたい。山形に帰って母親や祖父、祖母の元に入れてあげたい」と語り、さらに「法廷でずっと見ていても反省は感じられなかった」と悔しさをにじませた。
 事件を巡っては、水内被告の上司の阿倍野署長(当時)が遺族の元に謝罪に訪れないばかりか、遺品整理のために来阪した弘之さんらに「水内が、水内が」と繰り返すだけで、監督責任者の自覚を欠いた対応が問題視された。
「(警察官は)武道が強ければ採用されるんだと思うしかなくなった」(弘之さん) 信頼回復の道はあるのか。(粟野仁雄)
【出典】「イチオシ」 女性殺害の元巡査長に懲役18年 mainichibooks.com 10月15日(木)15時10分配信


■10月14日 自殺の巡査長らにパワハラ 上司を懲戒処分 滋賀県警

 滋賀県警は14日、部下ら3人にパワーハラスメントを繰り返していたとして、署に勤務する50代の警部補を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、発表した。3人のうち30代の巡査長が自殺したが、県警はパワハラとの因果関係は不明としている。
 県警関係者によると、警部補は高島署員。監察官室によると巡査長は6月30日、勤務中に行方不明になった。3日後、県内の山中に止めた車の中で豆炭を使い自殺しているのが見つかった。遺書は見つかっていない。
 その後、同僚らから事情を聴いたところ、警部補は署に異動してきた3月以降、3人の頭を平手やこぶしで殴ったり、うち巡査長を含む2人に「アホか。なんでこんなことができないんや」などと叱責(しっせき)したりする行為を繰り返していたことが判明した。警部補は前年度にも前の職場でパワハラを理由に所属長から口頭注意を受けた。警部補は「いきすぎた指導だった」と話しているという。
 吉田隆首席監察官は「指導を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。
【出典】自殺の巡査長らにパワハラ 上司を懲戒処分 滋賀県警 朝日新聞デジタル 10月14日(水)12時55分配信


■10月14日 パワハラで警部補処分=LINEで「死んでしまえ」―滋賀県警

 滋賀県警は14日、パワハラ行為を繰り返したとして、警察署勤務の50代の男性警部補を減給100分の10(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
 警部補は「行き過ぎた指導だった」と話しているという。
 監察官室によると、警部補は3~6月、部下ら3人に対し、「アホかお前は」と叱責したり、無料通信アプリLINE(ライン)で「死んでしまえ」とメッセージを送ったりしたほか、酒席で頭部を殴るなどのパワハラを行った。警部補は昨年度に所属していた別の署でも、パワハラで口頭注意を受けていたという。
 パワハラを受けた30代の男性巡査長は6月30日の勤務中に行方不明になり、7月3日に県内の山中に止めた車の中で自殺しているのが見つかった。遺書はなかった。県警は数十人に聞き取り調査をした結果、「公私に問題を抱えており、パワハラとの因果関係は不明」と判断した。 
【出典】パワハラで警部補処分=LINEで「死んでしまえ」―滋賀県警 時事通信 10月14日(水)12時47分配信


■10月14日 男性巡査長、山中で自殺 パワハラの上司を懲戒処分 滋賀県警高島署

 今年6月、滋賀県警高島署生活安全課の男性巡査長(34)が行方不明になり、山中で自殺していたことが14日、分かった。巡査長は同課の上司にあたる50代の男性警部補から勤務中に怒鳴られるなどのパワハラを受けており、県警は同日、この巡査長を含む部下ら3人にパワハラをしていたとして警部補を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
 県警監察官室などによると、巡査長は6月30日の勤務中に行方不明となり、7月3日に同県高島市内の山中に止めた車の中で自殺しているのが発見された。今のところ、遺書は見つかっていないという。
 県警によると、自殺した巡査長は警部補から勤務中に「アホか、お前」「こんなこともできんのか」などと怒鳴られたり、飲食の席で殴られたりしていたという。県警は「パワハラと自殺の因果関係は不明」としている。
【出典】男性巡査長、山中で自殺 パワハラの上司を懲戒処分 滋賀県警高島署 産経新聞 10月14日(水)12時8分配信


■10月14日 「滋賀県警」 パワハラ警部補を減給の懲戒処分 自殺者1人

 滋賀県警は14日、部下3人に殴るなどのパワハラを繰り返したとして、県内の警察署に勤務する50代の男性警部補を減給100分の10(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。被害を受けた30代の男性巡査長が6月に自殺しているが、県警は「原因は不明」としている。
 県警監察官室によると、警部補は今年3月から6月にかけて、署内や酒席などで部下3人に対し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「死ね」などのメッセージを送ってしっ責したり、手で頭を殴ったりした。
 一方、警部補の直属の部下だった男性巡査長が6月30日、勤務中に行方不明となり、3日後に県内の山林に止めた自分の乗用車の中で、豆炭を使って自殺しているのが見つかった。遺書などは見つかっていないが、県警の調査でパワハラがあったことが分かったという。
 警部補は、巡査部長に自主降任する予定。県警の吉田隆首席監察官は「再発防止に努める」とのコメントを発表した。【森野俊】
【出典】「滋賀県警」 パワハラ警部補を減給の懲戒処分 自殺者1人 毎日新聞 10月14日(水)11時58分配信


■10月12日 拳銃暴発 警官が床に落とし、駐在所の天井打ち抜く


 北海道で、駐在所に勤務する警察官が誤って拳銃を落として暴発させる事故がありました。けが人はいませんでした。
 拳銃を暴発させたのは、北海道警察士別警察署剣淵駐在所に勤務する30代の巡査部長の男性です。警察によりますと、巡査部長は11日午後6時すぎ、パトロールを終えて拳銃から弾を抜いて保管しようとしたところ、誤って床に落として実弾1発が暴発しました。弾は天井に当たりましたが、けが人は出ていません。警察は「住民に多大な不安を与え、おわびを申し上げたい。原因を究明して再発防止を徹底したい」とコメントしています。
【出典】拳銃暴発 警官が床に落とし、駐在所の天井打ち抜く テレビ朝日系(ANN) 10月12日(月)13時41分配信  最終更新:10月12日(月)15時6分テレ朝 news


■10月12日 駐在所で拳銃暴発、警察官「手が滑った」 北海道


 11日午後6時10分ごろ、北海道剣淵町仲町の道警士別署剣淵駐在所で、30代の男性巡査部長が拳銃を落とし、1発を暴発させた。銃弾は天井に当たったが、けが人はなかった。
 道警士別署によると、巡査部長は同日午後6時に勤務を終え、1人で拳銃を保管庫に入れる作業をしていた際に落としたという。「手が滑った」と説明しているという。同署は12日に現場検証を行い、駐在所の屋根裏から銃弾を発見した。同署の岡誠二副署長は「事実確認をして原因を究明する。規定違反があればしかるべき対処をし、再発防止に努めたい」と話した。
【出典】駐在所で拳銃暴発、警察官「手が滑った」 北海道 朝日新聞デジタル 10月12日(月)12時47分配信


■10月11日 「またか…」警官のモラルどこへ 相次ぐ犯罪 構造的な問題指摘する声も

幹部の警視が詐欺未遂容疑で逮捕
 全国で現職警察官が逮捕される事件が相次いでいる。捜査で知り得た情報を基にした強盗殺人事件や交際相手の殺害事件といった凶悪犯罪のほか、福岡県警では1日、幹部である警視が詐欺未遂容疑で逮捕された。いずれも警察権力を背景にした組織的な犯罪ではなく、個人のモラル低下としか言いようがない事件ばかりだ。警察内で一体何が起きているのか―。
福岡県警警察官の逮捕は今年4人目
 「警視に昇進させる際は部内で徹底した身体検査を行うのに、なぜだ」。福岡県警の元警視は、現職警視の逮捕に驚きを隠せない。
 逮捕されたのは、県警本部警務部留置管理課管理官の警視、要幸次容疑者(57)。今年6~7月、静岡県と東京都に本店を置く銀行2行に「紛失したキャッシュカードを不正使用され、現金を引き出された」などとうそを言い、現金約220万円をだまし取ろうとした疑いが持たれている。福岡県警警察官の逮捕は今年4人目。要容疑者は容疑を否認しているが、署長など所属長ポストにも就く警視の逮捕は極めて異例だ。
 今年に入って現職警察官が逮捕されたケースは、大阪府警の20代巡査長が交際していた女性を殺害(1月)▽埼玉県警の30代巡査部長が現金を盗む目的で民家に侵入し、男性を殺害して現金などを奪った(9月)▽大阪府警の巡査部長と元巡査長らが女性を集団で乱暴(同)―など。警察官のモラルや倫理観の欠如が問われかねない凶悪犯罪だ。
 元検事で、コンプライアンス(法令順守)が専門の郷原信郎弁護士は「警察官は何十万人もおり、不祥事はある。ただ、今起きている事件は犯罪の質や中身、発生頻度からして明らかに異常。警察官のモラルや倫理観を低下させる構造的な問題があるのではないか」と指摘する。
 福岡県警の現職幹部も「警察官としての自覚や誇りに欠け、モラルの低下を指摘されても仕方がない」と受け止める。その上で、プライバシーが重視される今の社会に鑑み「警察内でも個々のストレスや悩みが現場レベルで見えにくくなっている。面談やコミュニケーションを増やして変化の兆しをつかむなど、組織全体で対応する必要がある」と自省する。
識者「たるんでいる」採用チェック強化も
 「ひと言でいえば、たるんでいる」と言うのは、警察に詳しいジャーナリストの大谷昭宏氏。「警察官の資質がないのに採用した結果とも考えられ、採用時のチェックを強化すべきだ。不祥事について警察内部で厳しい発言をする人間もいなくなっている。住民を裏切り続ければ警察の信用はなくなる。再発防止のため、一つ一つの事件を必ず検証すべきだ」と語った。
西日本新聞社
【出典】「またか…」警官のモラルどこへ 相次ぐ犯罪 構造的な問題指摘する声も 西日本新聞 10月11日(日)12時30分配信


■10月9日 高知県警巡査を書類送検=「ストレスで」、ビル壁損壊容疑

 ビルの壁を蹴って壊したとして、高知県警は9日までに、器物損壊容疑で県警の男性巡査を書類送検した。
 県警監察課によると「ストレスでやった」と話しているという。送検は9月18日付。県警は、同日付で巡査を本部長訓戒とした。
 送検容疑は、4月20日午後11時50分ごろ、高知市の複数の飲食店が入るビルの1階通路の壁を右足で1回蹴って壊した疑い。タイル張りの壁のうち縦約30センチ、横約60センチの部分が壊れたが、巡査は届け出なかったという。 
【出典】高知県警巡査を書類送検=「ストレスで」、ビル壁損壊容疑 時事通信 10月9日(金)11時16分配信


■10月8日 「自動車教習所」 運転免許試験の漏えい容疑で書類送検

◇岡山県警、男性技術職員を地方公務員法違反容疑で
 岡山県警は8日、自動車教習所の卒業検定などを担当する「技能検定員」の資格審査試験の問題を漏えいしたとして、県警運転免許課の男性技術職員(48)を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で岡山地検に書類送検した。また、自分が勤める教習所の職員に有利になるよう漏えいを求めたとして岡山市内の自動車教習所の男性管理者(62)も同法違反(唆し)容疑で書類送検した。関係者によるとこの管理者は県警OBで警察署長経験者という。
 県警は、職員を停職3カ月の懲戒処分とし、職員は同日付で退職した。また、漏えいを疑われる受験者5人を失格処分にした。
 送検容疑は、職員は6月17日午後、同市北区の県運転免許センター内で、筆記試験の問題を管理者に教えたとしている。管理者は5月下旬ごろ、電話で職員に問題のヒントを教えてほしいと頼んだほか、6月17日に面会した際にはしつこく迫ったとしている。県警によると、職員はほとんどの問題の内容を口頭で伝えたという。
 資格審査は、県公安委員会の指定を受けた教習所の職員らを対象に年2回実施され、筆記と実技の試験がある。合格すれば、教習所の教習生の卒業検定などを担当できる。
 県警の藤野英樹首席監察官は「運転免許行政や県民の信頼を損なうもので、深くおわびする」とコメントした。【平川義之、林田奈々】
【出典】「自動車教習所」 運転免許試験の漏えい容疑で書類送検 毎日新聞 10月8日(木)21時8分配信


■10月8日 技能検定員の試験問題漏らす=免許課職員を書類送検―岡山県警

 自動車教習所の技能検定員の資格試験問題を漏らしたとして、岡山県警は8日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で、交通部運転免許課の男性職員(48)を書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。
 職員は同日付で退職した。また、情報を漏らすよう唆した同法違反の教唆容疑で、元警察官の岡山市内の自動車教習所管理者(62)も書類送検した。
 管理者は県警の元幹部で、職員は「断りきれなかった」と容疑を認めているという。
 職員の送検容疑は6月17日、岡山県運転免許センター内で、県公安委員会が実施した技能検定員審査の試験問題に関する情報を、教習所管理者に漏らした疑い。
 県警監察課によると、情報は管理者の部下の教習所職員5人に伝えられた。試験は6月22~26日に実施され、この5人を含む計13人が受験。5人は失格とされた。
【出典】技能検定員の試験問題漏らす=免許課職員を書類送検―岡山県警 時事通信 10月8日(木)20時13分配信


■10月8日 「愛知県警」 元巡査部長を強制わいせつ容疑で再逮捕

 愛知県警捜査1課などは8日、元県警巡査部長、望月康太被告(30)=強姦(ごうかん)未遂罪などで起訴、懲戒免職=を、強制わいせつの疑いで再逮捕した。逮捕は3度目。
 容疑は、県警中署に勤務していた昨年6月7日午前0時35分ごろ、名古屋市内の路上で、徒歩で帰宅中の女子大学生に後ろから近づいて腕で首を絞め、近くのマンション駐車場に連れ込んで体を触るなどのわいせつ行為をしたとしている。容疑を認めている。
 同課によると、防犯カメラの映像などから望月容疑者が浮上したという。2人に面識はなかった。ほかにも屋外での性犯罪に関与したとみて調べる。【谷口拓未】
【出典】「愛知県警」 元巡査部長を強制わいせつ容疑で再逮捕 毎日新聞 10月8日(木)19時49分配信


■10月8日 犬に13発、千葉県警に意見600件 射撃の腕の問題?

 千葉県松戸市の未明の住宅街で、突然13発の銃声が響いた。暴力団の抗争ではない。3人の警察官が銃口を向けたのは、住民らに相次いでかみついた紀州犬。なぜ13発も撃ったのか?
「女性が犬にかまれた」。110番通報は9月14日午前2時。松戸署員3人が現場へ行くと、左腕をかまれた飼い主(71)が犬と相対していた。体長122センチ、体重21キロの大柄な犬が牙をむいて、警部補(55)に向かってきた。
 「犬から離れて下さい。射殺します」。4時間半前にも、近くで「犬にかまれた」との通報があり、すでにけが人は3人。もう被害者を増やせないと、警部補はその場で飼い主から射殺の許可を得ると、続けざまに5発撃った。犬との距離は3~4メートル。だが、犬は倒れず、後ずさりした警部補が路上で転倒。後ろにいた巡査部長(47)と巡査(27)が交互に計8発撃った。犬がやっと倒れたのは約2メートルの距離から巡査部長が撃った最後の13発目。約5分の出来事だった。
 解剖の結果、当たったのは13発中6発。顔面1発、肩付近3発、後ろ脚2発。心臓を貫いた最後の13発目が致命傷になったようだ。「1、2発で急所に当てられれば良かったが、暗闇で動き回られて難しかったのではないか」と捜査関係者は語る。
 警察庁の通達は、現場に出る可能性が高い交番勤務や刑事課などの警察官には最低でも年1回の実弾による射撃訓練を義務付けている。ただ、実弾の購入には全国で2億2千万円(2014年度)かかる。腕が鈍らないように、映像や訓練用の弾を使った訓練も年2回求めている。今回、発砲した千葉県警の3人も数十発の実弾訓練と映像訓練を受けていた。しかし、訓練の想定はあくまで人への発砲で、動物は想定していなかったという。
【出典】犬に13発、千葉県警に意見600件 射撃の腕の問題? 朝日新聞デジタル 横山翼、徳永猛城、古賀智子 2015年10月8日05時27分


■10月7日 勤務中巡査が76歳女性を車でひく 土浦市

茨城県土浦市の国道で7日午前、同県警土浦署地域課の巡査(25)が運転する乗用車が横断歩道を渡っていた市内の女性(76)をひいて、足の骨を折る重傷を負わせていたことがわかった。巡査は勤務中に自家用車で警察署から交番に向かう途中だったという。
茨城県土浦市の国道で7日午前、勤務中の警察官が運転する乗用車が横断中の76歳の女性をひいて、重傷を負わせていたことがわかった。
 警察によると、7日午前9時半ごろ、土浦市の交差点で市道から国道へ右折しようとした乗用車が横断歩道を渡っていた市内の女性をひき、女性は足の骨を折る重傷を負った。乗用車を運転していたのは茨城県警土浦署地域課の25歳の巡査で、勤務中に自家用車で警察署から交番に向かう途中だったという。
 巡査は「ぶつかる直前まで女性がわからなかった」と話しているということで、警察は、事故が起きた時の状況を詳しく調べている。
【出典】勤務中巡査が76歳女性を車でひく 土浦市 日テレNEWS24 2015年10月7日 20:20


■10月6日 交際女性殺害、元警官に懲役18年 「結婚知られ犯行」

 大阪府警の現職警察官が交際相手の女性(当時23)を殺害した事件の裁判員裁判で、大阪地裁は6日、殺人罪で懲役20年を求刑された元巡査長の水内貴士(みずうち・たかし)被告(27)=懲戒免職=に対し、懲役18年の判決を言い渡した。中山大行(ともゆき)裁判長は「警察官として人命を守る義務に反した悪質な犯行で強い非難に値するが、反省の態度も示している」と理由を述べた。
 判決によると、水内被告は1月24日朝、医療ソーシャルワーカーの白田光(しらたひかる)さんが住む大阪市東住吉区のマンションを訪れ、革のベルトで首を絞めて殺害した。別の女性との結婚を知られ、勤務先や妻に交際が発覚するのを恐れて犯行に及んだと認定した。
 水内被告は、震災復興支援で宮城県警に派遣された2年前、東北福祉大(仙台市)に通う白田さんと交際を始めた。昨年春に大阪府警へ戻り、8月に別の女性と結婚したが、大阪市内の病院に就職した白田さんとも交際を続けていた。
【出典】交際女性殺害、元警官に懲役18年 「結婚知られ犯行」 朝日新聞デジタル 10月6日(火)11時33分配信


■10月6日 警視庁の警視書類送検=万引き容疑-千葉県警

 千葉県内のスポーツ用品店で、警視庁の50代の男性警視が万引きしたとされる事件で、県警船橋署は6日、窃盗容疑で、この警視を市川区検に書類送検した。警視庁は、警視を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分とした。警視は同日付で辞職した。
 船橋署によると、書類送検容疑は9月22日、船橋市内の商業施設内のスポーツ用品店で、トレーナーやTシャツなど計3点を盗んだ疑い。
 警視庁の滝沢幹滋警務部参事官の話 警察職員としてあるまじき行為であり厳正に処分した。
【出典】警視庁の警視書類送検=万引き容疑-千葉県警 時事ドットコム (2015/10/06-19:49)


■10月5日 東京大田区の警察署で警察官が死亡

 5日夜、東京・大田区にある警察署で、頭から血を流して倒れているのが見つかり、病院で手当てを受けていた29歳の警察官が6日午前に死亡し、警視庁は拳銃で自殺を図ったとみて動機や状況を調べています。
 5日午後9時ごろ、東京・大田区にある田園調布警察署の5階の男子トイレの個室で、地域課の係長を務める29歳の警部補が頭から血を流して倒れているのが見つかりました。警部補は意識不明の重体で病院で手当てを受けていましたが、6日午前に死亡しました。
【出典】警察署で倒れていた警察官死亡 拳銃自殺か NHKニュース 10月5日


■10月5日 19歳巡査を車上荒らし容疑で逮捕 栃木県警

 駐車中の車からトートバッグを盗んだとして、栃木県警監察課は5日、窃盗の疑いで鹿沼署勤務の巡査の男(19)を逮捕した。調べに対し、容疑を認めている。 逮捕容疑は、今年3月31日午後1時35分ごろ~同45分ごろ、栃木県鹿沼市上野町の中古書店駐車場に止まっていた同市内に住む無職女性(56)の乗用車から、保険証書1通などが入ったトートバッグ(計5万1700円相当)を盗んだとしている。
 県警によると、車は施錠されていたが窓が開いていたという。巡査は非番だった。巡査は昨年4月1日に採用され、今年1月から鹿沼署管内の交番勤務にあたっていた。9月23日から仕事を無断欠勤し、26日に別の警察官が同市内の寮を訪れたところ、女性のバッグが見つかったという。巡査は5日、都内で発見された。
 斎藤敏市首席監察官は「誠に遺憾であり、深くおわびする。今後の捜査で明らかになった事実に即して厳正に対処する」とコメントした。
【出典】19歳巡査を車上荒らし容疑で逮捕 栃木県警 産経ニュース 2015.10.5 21:37


■10月3日 埼玉・朝霞市男性殺害事件 県警の警察官の男を強盗殺人で起訴
 警察官の男が、強盗殺人罪などで起訴された。


 埼玉県警浦和警察署の巡査部長だった中野翔太被告(31)は、9月3日、朝霞市の寺尾俊治さん(58)の自宅で、寺尾さんを首を絞めて殺害し、現金およそ120万円と記念硬貨123枚(およそ65万円分)を盗んだ、強盗殺人と住居侵入の罪で、さいたま地検に起訴され、埼玉県警は2日付で中野被告を懲戒免職した。
さらに中野被告は、7月にも、さいたま市の男性が病死し、検視のため自宅を訪れた際に、男性のキャッシュカードなどを持ち去った疑いがあることが新たにわかり、警察は書類送検する方針。
【出典】埼玉・朝霞市男性殺害事件 県警の警察官の男を強盗殺人で起訴 フジテレビ系(FNN)最終更新:10月3日(土)17時32分Fuji News Network


■10月3日 朝霞の殺人警官起訴 常軌逸した職権悪用に捜査員ら「許せない」

 県警では前代未聞の殺人容疑で現職警官が逮捕された朝霞市の無職、寺尾俊治さん(58)殺害事件。浦和署巡査部長、中野翔太被告(31)=強盗殺人と住居侵入の罪で起訴=は2日、懲戒免職処分されたが、職務で得た情報を犯罪に使い、捜査で知り合った女性と不倫、さらには現場からの物品の持ち去り-と常軌を逸した職権悪用の数々が県警によって明らかにされた。現場の捜査員からは怒りの声が上がっている。(菅野真沙美)
                 ◇
 「県民を守る警察官として決してあってはならないこと」。布川賢二監察官室長は2日の懲戒処分発表の際、苦々しい表情で中野被告の犯行について述べた。
 捜査関係者によると、中野被告は今年3月まで勤務していた朝霞署に被害相談に訪れた女性との不倫交際で経済的に困窮。昨年10月に職務で寺尾さん方を訪問した際に金庫の位置を把握するなど、警官の立場で得た情報を悪用した上、奪ったカネは借金返済や女性との旅行に充てたとされる。
 さらに、中野被告が今年7月、自宅で死亡した男性方からキャッシュカードや鍵などを持ち去っていたことも判明。県警によると、中野被告は「交番に戻ったらバッグに入っていることに気付いた。誰にも相談できず捨てることもできなかった」などと供述し、持ち去りを否認している。カードは数年前から無効になっていたため不正に使用された形跡はないが、県警は来週中にも占有離脱物横領罪でも書類送検する方針だ。
 寺尾さんの弟は同日、「遺族として、犯人には今後、猛省して罪を償ってほしい」とコメントした。ある捜査員は「中野被告が勤務していた浦和署では、信頼が損われたために交通切符を切るのも苦労しているようだ」と肩を落とす。別の捜査員は「同じ警察官としてなぜこんなことができるのか理解できない。絶対に許すことができない」と怒りをあらわにした。
【出典】朝霞の殺人警官起訴 常軌逸した職権悪用に捜査員ら「許せない」 産経新聞 10月3日(土)7時55分配信


■10月2日 「朝霞男性殺人」 警官を強盗殺人で起訴 現金や記念硬貨奪う

 朝霞市の住宅で男性が殺害された事件で、さいたま地検は2日、強盗殺人と住居侵入の罪で、浦和署地域課の巡査部長中野翔太容疑者(31)をさいたま地裁に起訴した。裁判員裁判で審理される。県警は同日、起訴に先立ち中野容疑者を懲戒免職処分にした。
 起訴状などによると、中野被告は9月3日午後2時5分ごろ、朝霞市根岸台7丁目の寺尾俊治さん=当時(58)=方に窃盗目的で侵入。寺尾さんが在宅していたため、殺害して現金を奪おうと決意し、同日午後3時半ごろまでに、寺尾さんの首を縄状のひもで絞めて窒息死させ、現金約121万6千円と記念硬貨123枚(額面合計64万7500円)を奪ったとされる。地検は認否を明らかにしていない。
 翌4日午後4時半ごろ、寺尾さんの遺体が自宅1階居間で発見されて事件が発覚した。寺尾さん方から採取した遺留物のDNA鑑定の結果やインターホンの画像などから中野被告が浮上。県警は9月12日、殺人と住居侵入容疑で、中野被告を逮捕していた。現金を奪ったことなどから、地検は強盗殺人罪で起訴した。
 捜査関係者によると、事件後、中野被告が不倫関係の女性が借りていた住宅の滞納家賃を払ったり、女性と沖縄旅行に行ったりしていたことが判明した。中野被告は「不倫で金に困っていた」と供述しているという。
 中野被告は朝霞署刑事課に勤務していた昨年10月、自宅で死亡した寺尾さんの父親の遺体を調べるため、他の署員とともに寺尾さん方を訪れ、金庫の場所などを把握していたという。
【出典】「朝霞男性殺人」 警官を強盗殺人で起訴 現金や記念硬貨奪う 埼玉新聞 10月2日(金)23時0分配信


■10月2日 「さいたま地検」 警官を強盗殺人罪で起訴 県警は懲戒免職

 埼玉県朝霞市の元タクシー運転手、寺尾俊治さん(58)が自宅で殺害された事件で、さいたま地検は2日、県警浦和署巡査部長だった中野翔太容疑者(31)を強盗殺人と住居侵入の罪で起訴した。県警は起訴に先立ち、同日付で中野容疑者を懲戒免職処分とした。
 起訴状などによると、中野被告は9月3日午後2時過ぎ、同市根岸台7の寺尾さん方に1階洋室掃き出し窓から侵入。同3時半ごろまでに寺尾さんの首をロープで絞めて殺害し、室内にあった現金約121万6000円と記念硬貨123枚(64万7500円相当)を奪ったとしている。
 さいたま地検は中野被告の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、中野被告は金目的での侵入を認めつつ、殺意は否認し、「被害者の方に申し訳ない」と話しているという。
 また県警は、中野被告が7月28日午後、孤独死したとみられるさいたま市南区の男性(84)方を検視で訪れた際、男性名義のキャッシュカードや鍵など13点を持ち去った疑いがあることを明らかにした。キャッシュカードなどは、浦和署内の中野被告のロッカー内にあったバッグから見つかったといい、県警は来週にも占有離脱物横領容疑で追送検する。
 中野被告は、朝霞署員だった昨年10月、寺尾さん方にも検視で訪れており、公務中に金目のものがある家を探していたとみられる。
 県警は、浦和署長など中野被告の上司3人を本部長訓戒などにした。貴志浩平本部長は「警察官が重大な犯罪を起こしたことは言語道断。改めて被害者、ご遺族をはじめ、関係者に深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。【和田浩幸、木村敦彦】
【出典】「さいたま地検」 警官を強盗殺人罪で起訴 県警は懲戒免職 毎日新聞 10月2日(金)21時18分配信


■10月2日 不倫の金ほしさに男性殺害 警官を強盗殺人で起訴
 警察官の男が強盗殺人の罪で起訴されました。


 中野翔太被告(31)は先月、埼玉県朝霞市の住宅で寺尾俊治さん(58)の首を絞めて殺害し、現金約120万円などを奪った罪に問われています。中野被告は「不倫で金に困っていた」などと供述していました。中野被告は埼玉県警の警察官でしたが、2日に懲戒免職されました。警察によりますと、中野被告は7月に、捜査でさいたま市の男性(84)の自宅に入りましたが、この男性名義のキャッシュカードなどが中野被告の職場のロッカーから見つかったということです。警察は、中野被告が1人になった時間に盗み出したとみて余罪についても調べています。
【出典】不倫の金ほしさに男性殺害 警官を強盗殺人で起訴 テレビ朝日系(ANN) 10月2日(金)17時12分配信


■10月2日 現職警官逮捕 別の男性死亡現場ではキャッシュカード持ち去る 中野容疑者を懲戒免職 埼玉県警

 埼玉県朝霞市根岸台の無職、寺尾俊治さん(58)が自宅で絞殺された事件で、埼玉県警は2日、殺人の疑いで逮捕した県警浦和署地域課の巡査部長、中野翔太容疑者(31)を懲戒免職処分とした。
 県警は処分の理由に殺人のほか、寺尾さん殺害に職務上知り得た情報を利用したこと▽職務で知り合った女性と不適切な交際を続けていたこと▽今年7月にさいたま市南区で死亡した男性(84)方に臨場した際、男性のキャッシュカードなどを持ち帰ったこと-の3点を加えた。
 また、さいたま地検は同日、中野容疑者を強盗殺人と住居侵入の罪でさいたま地裁に起訴した。
 起訴状によると、中野容疑者は9月3日午後、無施錠の掃き出し窓から寺尾さん方に侵入。現金を盗もうとしたが、寺尾さんが在宅していたため、首を縄のようなもので締め窒息死させ、現金約121万6000円と記念硬貨123枚(64万7500円相当)を奪ったとしている。
【出典】現職警官逮捕 別の男性死亡現場ではキャッシュカード持ち去る 中野容疑者を懲戒免職 埼玉県警 産経新聞 10月2日(金)17時22分配信


■10月2日 捜査で知り得た情報悪用、強盗殺人警官を懲戒免

 埼玉県朝霞市で無職寺尾俊治さん(当時58歳)が絞殺された事件で、さいたま地検は2日、浦和署地域課巡査部長、中野翔太容疑者(31)(埼玉県川越市鯨井)を強盗殺人と住居侵入の罪でさいたま地裁に起訴した。
 県警は同日、中野容疑者を懲戒免職処分とした。
 起訴状では、中野容疑者は9月3日午後2時5分頃、金を盗む目的で朝霞市根岸台の寺尾さん宅1階洋室の掃き出し窓から侵入、寺尾さんが室内にいたため、首をロープのようなもので絞めて窒息死させ、現金約121万円と記念硬貨123枚(計約64万円)を奪ったとしている。
 中野容疑者は朝霞署刑事課に勤務していた昨年10月、職務で寺尾さん宅を訪問した際、金庫の場所などを確認していた。県警は懲戒免職について、殺人容疑での逮捕に加え、捜査で知り得た情報を悪用した点なども重視した。
【出典】捜査で知り得た情報悪用、強盗殺人警官を懲戒免 読売新聞 10月2日(金)19時37分配信


■10月2日 バイク窃盗容疑で中3誤認逮捕=少女がうその被害届―滋賀県警

 滋賀県警守山署は2日、原付きバイクを盗んだとして窃盗容疑で同県守山市の中学3年の男子生徒(14)を誤って逮捕し、釈放したと発表した。
 バイクは知人の少女(17)から借りたが、少女が無免許の男子生徒に貸したことを隠すため、うその被害届を出していた。
 同署は9月30日深夜、守山市内の路上でバイクに乗っていた男子生徒を職務質問。男子生徒が「無断でバイクを持ち出した」と話し、少女が被害届を出したため、同署は10月1日朝、男子生徒を逮捕した。
 その後の調べで、男子生徒が「バイクは借りていた」と話し、少女もこれを認めたため、釈放したという。同署は今後、男子生徒らを道交法違反(無免許)や軽犯罪法違反(虚偽申告)などの疑いで調べる。
 同署の西村和彦副署長の話 供述の信用性をより慎重に吟味し、裏付け捜査を徹底するなどして適正捜査に努めたい。
【出典】バイク窃盗容疑で中3誤認逮捕=少女がうその被害届―滋賀県警 時事通信 10月2日(金)17時30分配信


■ 10月1日 スマホでスカート内盗撮 巡査長を容疑で書類送検 兵庫県警

 スマートフォンで女性のスカート内を盗撮したとして、兵庫県警は1日、県迷惑防止条例違反容疑で、甲子園署警備課の男性巡査長(29)を神戸地検に書類送検した。県警は減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にし、巡査長は同日付で依願退職した。
 書類送検容疑は、8月24日、阪神御影‐神戸三宮間を走行中の電車内で、女子大生=当時(18)=のスカート内にスマートフォンを差し入れ、動画を撮った疑い。容疑を認めているという。
 県警監察官室によると、巡査長は居合わせた乗客に取り押さえられ、駆け付けた葺合署員が逮捕したという。県警は「証拠隠滅の恐れがない」などの理由で巡査長を釈放し、任意で調べていた。
 河本博幸監察官室長は「言語道断の行為。被害者をはじめ、県民に深くおわびする」とコメントした。
【出典】スマホでスカート内盗撮 巡査長を容疑で書類送検 兵庫県警 神戸新聞NEXT 10月1日(木)21時21分配信


■ 9月30日 「上司の評価高く、困らせよう」同僚の警察手帳捨て減給 大阪府警 「上司の評価高く、困らせよう」同僚の警察手帳捨て減給 大阪府警

 警察署内のごみ集積場に同僚の警察手帳を捨てたなどとして、大阪府警は30日、寝屋川署生活安全課の男性巡査長(30)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分としたと発表した。巡査長はほかにも窃盗事件で取り調べ中の女性を食事に誘うなどの不適切行為があり、同日付で依願退職した。
 府警監察室によると、巡査長は5月9日朝、署内に落ちていた同僚の男性巡査長(29)の警察手帳を署1階のごみ集積場にあったごみ袋の中に捨てた。「(同僚と)生理的に合わなかった。(同僚は)上司の評価が高く、手帳をなくせば処分されて困ると思った」と説明したという。
 署内で手帳を紛失したことに気づいた同僚が上司に報告。署員らが手分けして探し、翌10日に手帳は見つかったが、同署は本部に手帳の紛失騒ぎを報告していなかった。
 6月に「(巡査長に)しつこく食事に誘われる」などと女性から苦情があり、府警が巡査長から携帯電話を調べるなどして紛失騒ぎが発覚。巡査長も「自分が捨てた」などと認めた。
 府警は、手帳を落とした同僚の巡査長を所属長注意としたほか、行為・監督責任があったとして、署長の男性警視(58)を本部長注意、副署長の男性警視(58)を警務部長注意とした。
【出典】「上司の評価高く、困らせよう」同僚の警察手帳捨て減給 大阪府警産経新聞 9月30日(水)19時46分配信


■ 9月30日 西川出身女性殺害の元警官、起訴内容認める 大阪地裁で初公判

 今年1月、別の女性との結婚を隠して交際していた西川町出身の社会福祉士白田光さん=当時(23)=を殺害したとして、殺人罪に問われた大阪府警の元巡査長水内貴士被告(27)=懲戒免職=は29日、大阪地裁(中山大行裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で起訴内容を「間違いありません」と認めた。公判では刑の重さが争点。
 検察側は冒頭陳述で、被告は2013年4月から1年間、東日本大震災の関連業務のため宮城県警に出向し、その間に仙台市の大学に通っていた白田さんと知り合い交際を始めたと指摘。その時点で複数の女性と交際していたと説明した。
 水内被告は大阪府警に復帰後、別の女性と結婚。15年1月の挙式の写真を共通の友人がインターネット上に公開したのをきっかけに白田さんが知り、式から約10日後に大阪市東住吉区の白田さん宅で謝罪したが、許してもらえず殺害を決意したと主張した。
 また、白田さんのスマートフォンを電子レンジで壊すなどの証拠隠滅も図ったとして、茶色く溶けたスマホの写真や、足跡を残さないようにするための足用カバーの実物を裁判員らに示した。カバーは当時勤務していた阿倍野署のごみ捨て場で見つかった。
 弁護側は、被告が謝れば許してもらえると思っていたが、「社会的制裁を受けてもらう」と言われて突発的に殺害を決意し、計画性はなかったと主張した。
 起訴状などによると、水内被告は1月24日、交際が職場や妻に発覚するのを恐れ、白田さんのマンションで首をベルトや手で絞め、さらに水の入った浴槽に運んで窒息させ殺害したとしている。
「本当に身勝手」白田さんの高校先輩
 事件発生から9カ月が過ぎたものの、白田光さんが本県で過ごしていた時の仲間は、いまだ気持ちの整理がつけられずにいる。
 米沢市内の高校で白田さんが所属していたバレーボール部の一つ上の先輩だった女性(24)は「宮城県内で大学生活中、スマートフォンの無料通信アプリLINE(ライン)で『彼氏ができました』と報告があった。うれしそうだったのに」と振り返る。
 相手は水内貴士被告だった。その後、元部員同士で集まった際、白田さんは「夢と彼(水内被告)を追って大阪へ行くと話していた」。女性はこう話し、言葉を詰まらせた。初公判で水内被告が起訴内容を認めたことについて「本当に身勝手。むごすぎる。みんなの光を返してほしい」と怒りに声を震わせた。
【出典】西川出身女性殺害の元警官、起訴内容認める 大阪地裁で初公判 山形新聞 9月30日(水)8時35分配信


■ 9月29日 捜査費窃盗、ネット詐欺…元警官に有罪判決

 捜査費を盗んだり、インターネットオークションの落札者から金をだまし取ったりしたとして、窃盗と詐欺の罪に問われた元京都府警捜査2課巡査部長・山崎真被告(36)(懲戒免職)に対し、京都地裁は29日、懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
 中川綾子裁判官は「法の順守を強く求められる警察官の犯罪行為で強い非難に値する」と述べた。判決では、山崎被告は今年4月、府警本部内で捜査費15万円を盗み、同3月には売るつもりがないのにネットオークションに電子マネーを出品し、落札者2人から代金約7万円を詐取した。
【出典】捜査費窃盗、ネット詐欺…元警官に有罪判決 読売新聞 9月29日(火)18時27分配信


■ 9月26日 監禁暴行 大阪府警、巡査部長を懲戒免職

 大阪市内のホテルで、20代の女性を監禁し、集団で性的暴行を加えた疑いで逮捕された大阪府警の梅本大輔巡査部長(36)が25日付で懲戒免職処分となった。
 大阪府警は、処分理由を「警察官としての倫理を逸脱し、信用を失墜させた」としている。一方、大阪地検は、梅本巡査部長を処分保留で釈放している。
【出典】監禁暴行 大阪府警、巡査部長を懲戒免職 日本テレビ系(NNN) 9月26日(土)0時45分配信


■ 9月25日 なぜ釈放?“集団で女性に乱暴”逮捕された警察官ら

 集団で女性を乱暴したとして逮捕された警察官らが釈放されました。
 大阪府警箕面署に勤務していた36歳の男性巡査部長は去年12月、数人の男と共謀して女性をホテルに監禁し、乱暴したとして今月7日に逮捕されました。大阪地検は25日、この巡査部長と共犯とされる2人の男性について、刑事処分の判断を保留し、釈放しました。地検は理由を明らかにしていません。この事件では、別の警察署に勤務する元男性巡査長も逮捕されましたが、18日に処分保留で釈放されていました。
【出典】なぜ釈放?“集団で女性に乱暴”逮捕された警察官ら テレビ朝日系(ANN) 最終更新:9月25日(金)17時36分 テレ朝 news


■ 9月24日 警視庁の警視万引きか=スポーツ用品店で―千葉県警

 警視庁の50代の男性警視が千葉県内のスポーツ用品店で万引きしたとして、千葉県警船橋署が窃盗容疑で捜査していることが24日、捜査関係者への取材で分かった。
 警視は容疑を認めているといい、同署は書類送検する方針。
 捜査関係者によると、警視は今月22日、船橋市内の商業施設内のスポーツ用品店で、トレーナーやTシャツなど計3点を盗んだ疑いが持たれている。警視は休日だったという。 
【出典】警視庁の警視万引きか=スポーツ用品店で―千葉県警 時事通信 9月24日(木)16時30分配信


■ 9月21日 飲酒検知の数値読み違え誤認逮捕 大分、女性を半日勾留

 大分県警大分中央署は21日、飲酒検知管の数値を署員が読み違え、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで県内の女性(28)を誤認逮捕していたと発表した。署は女性を約12時間勾留したが、謝罪し釈放した。
 署によると、同日午前1時半ごろ、大分市上野丘の市道で運転中だった女性の呼気を署員2人が検査。基準値を超える呼気1リットルあたり0・8ミリグラムのアルコール数値が出たとして、現行犯逮捕した。
 だが同日午前11時ごろ、別の署員が関係書類を点検したところ、実際の数値は基準値の0・15ミリグラムに達していなかったことが判明。検査した男性巡査長(30)は「数値を読み間違った」と認めた。
 同署の安藤幸一副署長は「まことに申し訳なく思う。二度とないように署員の指導を徹底していく」と話した。
【出典】飲酒検知の数値読み違え誤認逮捕 大分、女性を半日勾留 朝日新聞デジタル 9月21日(月)21時32分配信


■ 9月16日 「勾留中の伝言」 元警官に有罪判決 地裁小倉支部

 福岡地裁小倉支部(結城剛行裁判官)は16日、犯人隠避教唆ほう助罪に問われた元福岡県警巡査、進(しん)亮太被告(24)=懲戒免職=に懲役6月、執行猶予3年(求刑・懲役6月)の有罪判決を言い渡した。
 判決によると、進被告は県警小倉北署で留置管理担当だった2月24日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で同署に勾留中の特定危険指定暴力団工藤会系組員から「『容疑をかぶってほしい』と伝えてほしい」と依頼され、勾留中の別の男に伝言した。
【出典】「勾留中の伝言」 元警官に有罪判決 地裁小倉支部 毎日新聞 9月16日(水)22時7分配信


■ 9月16日 大阪府警巡査長、路上で30代女性の下半身触り停職処分

 大阪府警は16日、路上で女性の下半身を触ったとして、府警第3機動隊の男性巡査長(27)=大阪市=を停職1カ月の懲戒処分とした。巡査長は同日付で依願退職した。巡査長は強制わいせつ容疑で逮捕されたが、女性と示談が成立。女性が告訴を取り下げたため、巡査長は今月10日付で不起訴処分になっていた。
 府警によると、巡査長は8月14日未明、同市中央区高津の路上で、歩いて帰宅途中だった同市内の30代の女性に背後から近づき、ズボンの上から下半身を触るわいせつな行為をしたとされる。
【出典】大阪府警巡査長、路上で30代女性の下半身触り停職処分 産経新聞 9月16日(水)19時20分配信


■ 9月15日 捜査費窃盗で懲役2年求刑 京都地裁初公判

 捜査費を盗んだなどとして、窃盗と詐欺の罪に問われた元京都府警捜査2課巡査部長の山崎真被告(36)=懲戒免職=の初公判が15日、京都地裁(中川綾子裁判官)であり、山崎被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役2年を求刑、弁護側は執行猶予を求めて結審した。判決は29日。
 検察側は論告で、起訴内容以外にも詐欺行為を繰り返したとして、「警察官という立場から強い非難に値する」と述べた。
 弁護側は「多額の借金を抱え、職場に発覚する不安から正常に判断できなかった」と主張。被告人質問では「警察への信頼を裏切り申し訳ない」と話した。
 起訴状によると、山崎被告は4月、府警本部別館捜査2課別室で捜査費15万円を盗んだほか、インターネット上に出品した電子マネーの情報を注文者2人に送らず、計6万7500円をだまし取った、としている。
【出典】捜査費窃盗で懲役2年求刑 京都地裁初公判 京都新聞 9月15日(火)14時0分配信


■ 9月15日 「朝霞警官殺人-上」 どうすれば挽回できる…県警史上最悪の不祥事

 
記者会見で頭を下げ、謝罪する貴志浩平本部長(中)=県警本部で
(出典) 東京新聞
「県警史上最悪の不祥事であることは間違いない。県民の信頼を失墜させた。どうすれば挽回できるのか分からない」。事件を捜査する県警幹部は「いったい何が動機だったのか」とうつむきながら事件を憂えた。
 殺人容疑で逮捕された中野翔太容疑者(31)を知る元同僚は「一生懸命で機転も利く」と仕事をしていたときの印象を明かした上で、犯行に対して憤りをあらわにした。「なぜ…。同じ警察官として腹が立つ」とショックを隠しきれない様子だった。
 県警本部や中野容疑者が所属していた浦和署などには、事件をめぐり、県内外から多くの苦情や批判が寄せられている。「警察は何をしているんだ」「今後、何を信用していいのか分からない」「(県警の)採用に問題があるのではないか」などの内容が多いという。一部の県民からは「いろんなことがあると思うが頑張ってほしい」などと激励の声も寄せられた。
 県警は県民からの意見を共有する方針で、幹部は「寄せられたご意見を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めるしかない」と険しい表情を浮かべた。
 県警監察官室は、中野容疑者の勤務態度について、12日の記者会見で「仕事上問題はなく、職務を執行していた。それなりの努力をしていた」としている。一方、中野容疑者が過去に2回受けているという処分について、その内容や時期については明らかにしなかった。
 しかし、中野容疑者の勤務態度に疑問を持つ関係者も少なくない。以前、中野容疑者の上司だったという捜査関係者は勤務態度について、「どうかな」と首をかしげ、具体的な言及を避けた。
 現職警察官が殺人容疑で逮捕の報。衝撃は県警退職者にも広がった。60代の元県警幹部は「まさか、現職の警察官が人を殺すなんて。とんでもない警察官だ。恥ずかしい」と話した上で、管理体制に問題がなかったかを指摘する。
 交番勤務だった中野容疑者が、犯行が有力視される3日の翌日4日~10日まで、連休を取っていたことに触れ、「巡査部長は交番勤務を管理する立場。長期休暇を取れば、他の警察官があおりを受ける。ローテーション職場での迷惑を考えればあり得ない。上司は心情把握をしていたのか」と語気を荒らげた。

 現職警察官が殺人容疑で逮捕された事件。県民の生命と財産を守る立場の警察官が起こした前代未聞の不祥事に、県警内部に大きな衝撃が広がった。なぜ事件は起きたのか、事件の背景を取材した。
【出典】「朝霞警官殺人-上」 どうすれば挽回できる…県警史上最悪の不祥事 埼玉新聞 9月15日(火)2時49分配信


■ 9月15日 「朝霞警官殺人-中」 プライバシーに触れる捜査…情報の悪用相次ぐ

 「正当な業務で部屋を調べることもあれば、鑑識は家の中で指紋を採ったりもする。変死となれば家中を引っかき回すこともある」。元県警捜査員は警察官が通常の業務で市民のプライバシーに深く入り込む実情を明かす。
 朝霞市根岸台7丁目の住宅で、無職寺尾俊治さん=当時(58)=が4日、殺害された事件。殺人、住居侵入の容疑で逮捕された浦和署地域課の巡査部長中野翔太容疑者(31)は、朝霞署刑事課に所属していた昨年10月、寺尾さんの父親が死亡した際、父親の検視に関わり、家の中の様子を把握していたという。県警の調べに「金庫の場所を確認した」と供述した。業務の一環で得た情報を、犯行に利用した疑いが強まる。
 元捜査員は「部屋の見取り図を描いて遺体の場所を示すということは嫌というほどやる。捜査員なら、部屋のどこに何があるか覚えている」と明かした。
 犯人逮捕、事故の捜査、さまざまな理由で市民のプライバシーに接する警察官。捜査に関わる情報を悪用しないことは、公務員の守秘義務違反、警察の内規で厳しく規定されている。
 にもかかわらず、県警では近年、警察官の業務に関連した事件が相次いで起きている。
 2014年1月、県個人情報保護条例違反の疑いで、書類送検された川口署の元男性巡査=当時(29)=は前年の6月、川口市内の交番に訪れた女性の個人情報を県警の端末で照会。携帯電話の番号を入手し、女性にメールを送り続けていた。巡査は「多くの女性と交際したかった」と供述した。
 14年7月、特別公務員暴行陵辱の疑いで書類送検された蕨署の元男性巡査=当時(22)=は前年の11月、戸田市内で補導しようとした少女2人に職務質問。うち1人の女性に抱き付き、別れ際にマスク越しにキスした。補導はしなかった。 今年1月に虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで書類送検された岩槻署刑事課の元男性警部補=当時(59)=は12~14年、虚偽の書類を作成し知人女性の個人情報を携帯電話会社などに照会していた。
 生身のプライバシーに触れることができる警察官の業務。悪用が続けば、市民から捜査協力を得られないなどの影響が危惧される。
 県警は警察官がデータベースに接する際の制限を強化し接触した場合の履歴を残すなど、運用を厳格化してきた。こうした努力にもかかわらず今回の事件が発生した。
 貴志浩平県警本部長は12日の会見後、報道陣に「二度とこういう事案が起こらないよう再発防止策を講じる」と話した。信頼回復に向けた改善策は見つかるか。課題は重い。
【出典】「朝霞警官殺人-中」 プライバシーに触れる捜査…情報の悪用相次ぐ 埼玉新聞 2015年9月15日(火)


■ 9月18日 「朝霞警官殺人-下」 桶川ストーカー殺人事件遺族「もう一度原点に」

 1999年10月、桶川市で女子大学生猪野詩織さん=当時(21)=が殺害された桶川ストーカー殺人事件。捜査怠慢が明るみになり、県警の信頼は地に落ちた。事件発生から16年。父親の憲一さん(65)は、県警警察官が朝霞の男性殺人事件の容疑者として逮捕されたことについて、「残念だ。悪を懲らしめ、取り締まるはずの警察官が...」と述べた。
 これまで、ストーカー犯罪の被害をなくそうと、警察庁の有識者検討会に加わるなど尽力してきた。憲一さんは「誰もが不正を正そうと警察官になったはず。もう一度原点に戻ることが必要」と語った。
 警察官による殺人事件で、県警への信頼は再び失墜。失地回復に向け、どのような対応が求められるのか。
 県警監察官室は「県警は非違事案防止対策のために、組織一丸となって取り組んでいる中で今回の事案が発生した。何が問題なのか、事件の全容解明を踏まえて早急に対策を講じたい」としている。
 殺人容疑で逮捕された県警の巡査部長(31)。犯行に至った動機など、真相の究明が進められている。殺人を犯すほどに追い詰められた巡査部長の心の内を、周囲は把握することができなかったのか。
 県警のある幹部は部下の身上把握の難しさに触れる。「家庭訪問などさまざまな対応をしている。確かに真面目な警察官の部屋を見たらだらしなかったり、明らかになることもある。ただし最終的に誰が何を考えているかは、人と人の関係を深めなければ分からない。時には飲みに行ったり、丁寧にコミュニケーションを取る必要がある」と語る。
 別の幹部は「業務の負担が多過ぎて、ゆっくり部下と話す時間がとれない」と明かす。「懲戒処分の規定が厳しすぎ、逆に人間関係を悪化させている」とも。女性関係、経済状況など、プライバシーを厳しく監督される警察官。厳しさゆえに秘密を囲い込み、同僚や上司と共有しづらくなっている可能性があるという。
 今回の事件を受け、県警は23日、異例の臨時署長会議を開く。綱紀粛正、指導の在り方などを徹底する方針だ。別の幹部は「県民の信頼を得るために、まい進するだけだ」と力を込めた。
【出典】「朝霞警官殺人-下」 桶川ストーカー殺人事件遺族「もう一度原点に」 埼玉新聞 2015年9月18日(金)


■ 9月15日 「朝霞男性殺人」 逮捕の警官「不倫で金に困った」 女性とトラブルも

 朝霞市根岸台7丁目の住宅で今月4日、無職寺尾俊治さん=当時(58)=が殺害されているのが見つかった事件で、中野容疑者が県警の調べに対し「不倫で金に困っていた」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で明らかになった。
 中野容疑者はこれまで、県警の調べに「金銭目的で寺尾さん方に侵入した」という趣旨の供述をしていたとされる。同容疑者が不倫をしていたために金銭に行き詰まって犯行に及んだ可能性があり、県警が動機の解明を進めている。
 捜査関係者によると、中野容疑者は今年3月まで勤務していた朝霞署刑事課で、被害相談に訪れた女性とトラブルになり、女性が同署に苦情を訴えていた。
 中野容疑者は同署で寺尾さんの父親が死亡した昨年10月、検視のために訪問していた。今月3日、中野容疑者が寺尾さん方を訪れ、玄関のインターホンを複数回押した時の画像が残されていた。寺尾さん方から採取されたDNAが、中野容疑者のものと一致。朝霞署捜査本部は13日までに、殺人と住居侵入の疑いで、同容疑者を逮捕、さいたま地検に送検した。
 中野容疑者は「首をロープで絞めて殺害した」と容疑を認めている。
【出典】「朝霞男性殺人」 逮捕の警官「不倫で金に困った」 女性とトラブルも 埼玉新聞 2015年9月15日(火)


■ 9月13日 朝霞殺人で警官逮捕 「嘘でしょう」「ショック」 近隣住民、怒りの声

 現職警察官が殺人容疑で逮捕されるという、埼玉県警では前代未聞の不祥事となった朝霞市の男性殺害事件。浦和署地域課の巡査部長、中野翔太容疑者(31)の自宅がある川越市では12日、「静かでいい人なのに、なぜ」と知人らに驚きが広がった。一方、朝霞市の殺害現場周辺では、予想もしなかった「警察官の犯行」に、戸惑いや怒りの声が満ちた。
 中野容疑者の自宅では12日午前11時過ぎから県警の捜査員による家宅捜索が始まった。敷地内の物置なども隅々まで捜索が行われ、午後6時を過ぎると、車を玄関前まで近づけて段ボールを運び出した。
 中野容疑者は普段、地域の集まりには来なかったが、住民らは自宅の庭先や祭りなどで子供をあやす子煩悩な姿を見ていたという。近くの主婦(82)は「結婚式に呼ばれたが、しっかりして静かだけど男っぷりがいい。いい人が婿に来てくれて家族みんな喜んでいたのに」と唖然(あぜん)。中野容疑者の家族と親交があった自営業の男性(76)は「中野さん方は土地もあるし、お金に困っていたということはないはず」と、犯行動機が思い当たらないことに戸惑いの表情を見せていた。 一方、事件があった朝霞市根岸台の寺尾俊治さん(58)方付近には、発覚から約1週間がたった今も規制線が張られたままで、重苦しい雰囲気に包まれている。 農業を営む女性(60)は「『嘘でしょう』と周りの人もみんな口をそろえて言う。警察官が逮捕されたと知って本当に驚いた」と話す。「頑張っている人がほとんどなのは知っているけれど、今回のようなことがあると、どうしても警察官に対する不信感が募ってしまう」と困惑した表情を浮かべた。
 「こんなことが起きるかもしれないと思っていた」と無職の男性(65)は怒りをあらわにした。「以前から県警は不祥事が続いていた。失望というよりあきれている
 子供連れで自転車で現場付近を通りかかった会社員の40代女性は「守ってくれるはずの警察官の犯行なんてショック。この辺りは暗い場所も多いし、子供も小さいからなおさら不安です」と眉をひそめた。(川峯千尋、菅野真沙美)
 ◇
「静かに送りたい」被害者の弟
 殺害された寺尾俊治さんの弟は12日、県警本部を通じて「今は兄を静かに送ることに専念したい」とするコメントを発表した。全文は次の通り。
 ◇
 この度は、警察関係者の皆様、報道関係者の皆様、ご近所の皆様のご協力により早期に事件が解決でき、大変感謝しております。誠にありがとうございます。
 また、犯人がどのような人であろうと、残念ながら兄は戻りませんので、今は兄を静かに送ることに専念したいと思います。
 私たち家族の心情をお察し頂き、取材はご遠慮頂きますようお願い致します。
【出典】朝霞殺人で警官逮捕 「嘘でしょう」「ショック」 近隣住民、怒りの声 産経新聞 9月13日(日)7時55分配信


■9月12日 現職警察官を殺人容疑で逮捕 「首をロープで絞める」も殺意は否認 埼玉

 埼玉県朝霞市の民家で4日、住人の無職、寺尾俊治さん(58)が死亡しているのが見つかった事件で、埼玉県警は12日未明、殺人と住居侵入の疑いで、浦和署地域課に勤務する巡査部長、中野翔太容疑者(31)=同県川越市鯨井=を逮捕した。
 逮捕容疑は9月2日から4日までの間、寺尾さん方に侵入し、寺尾さんの首を何らかの方法で圧迫して窒息死させたとしている。県警によると、中野容疑者は「(寺尾さんの)首をロープで絞めたのは間違いない」と供述する一方、殺意を否認している。殺害の動機は明らかになっていない。
 中野容疑者は3月まで朝霞署地域課に勤務しており、昨年10月3日に寺尾さんの父が死亡した際に、他の署員とともに、遺体を調べるため寺尾さん方に臨場していたという。
 県警朝霞署捜査本部は、寺尾さん方の玄関に設置されたインターホンの映像に中野容疑者によく似た男が写っていたことや、3日に寺尾さん方近くの月極駐車場に中野容疑者の親族名義の乗用車が止められていたこと、現場から採取したDNAと中野容疑者が任意提出した資料のDNAが一致したことなどから、中野容疑者が寺尾さん殺害に関与した可能性が高いと判断した。
 中野容疑者は今月3日は朝まで勤務した後、10日まで休みを取っていたという。
 寺尾さんは発見時には全裸で座椅子にあおむけに横たわっており、下半身にタオルケットがかけられていた。首に絞められた際に抵抗したような傷跡はなく、体内からはアルコールが検出された。
 室内からは寺尾さんが日常的に使用していた2つ折りタイプの携帯電話がなくなっており、1階にあった耐火金庫のとびらが開いた状態になっていた。一方、現金の入った財布や現金数百万円は残されたままだった。
【出典】現職警察官を殺人容疑で逮捕 「首をロープで絞める」も殺意は否認 埼玉 産経新聞 9月12日(土)7時55分配信


■9月12日 埼玉県警の現職警察官逮捕 朝霞市男性殺害

 今月4日、埼玉・朝霞市の住宅で、寺尾俊治さん(58)が殺害されているのが見つかった事件で、埼玉県警はさきほど、殺人などの疑いで現職の警察官を逮捕した。
 この事件は今月4日、朝霞市の住宅で、この家に1人で住む無職の寺尾俊治さん(58)が死亡しているのが見つかったもの。寺尾さんは全裸で、下半身にタオルケットを巻いている状態で首には絞められたような痕があったことから埼玉県警は殺人事件として、捜査本部を設置し、捜査を進めていた。
 その後の捜査で埼玉県警の現職の警察官が事件に関与した疑いが強まり、埼玉県警はさきほどこの警察官を殺人などの疑いで逮捕したという。
【出典】埼玉県警の現職警察官逮捕 朝霞市男性殺害 日本テレビ系(NNN) 9月12日(土)3時5分配信


■9月11日 警部補、捜査現場から1万円=窃盗容疑で書類送検―愛知県警

 万引き被害の110番を受けて駆け付けたコンビニ店で1万円札を盗んだとして、愛知県警は11日、窃盗容疑で東署地域課の男性警部補(59)を書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。
 警部補は「札1枚ぐらい取っても分からないだろうと思った」と話しているといい、同日辞職した。
 県警監察官室によると、警部補は7月27日午後、コンビニ店の事務室から同僚や店長が出払った隙に、机に積まれた売上金約90万円のうち1万円を窃取。防犯カメラ画像を見た店側から別の署員に相談があり、発覚した。 
【出典】警部補、捜査現場から1万円=窃盗容疑で書類送検―愛知県警 時事通信 9月11日(金)17時53分配信


■9月10日 「強制わいせつ容疑」 愛知県警の元巡査部長を再逮捕

 愛知県警の現職警察官が強姦(ごうかん)未遂などの容疑で逮捕、起訴された事件で、県警緑署は10日、元北署巡査部長、望月康太被告(29)=懲戒免職=を強制わいせつ容疑で再逮捕した。
 容疑は2011年6月24日深夜、名古屋市で、徒歩で帰宅途中の女子高校生(当時)の口を塞ぐなどして駐車場に連れ込み、体を触るなどわいせつな行為をしたとしている。容疑を認めている。
 県警によると、望月容疑者は車で現場を訪れ、一人で歩いている女性を物色していたという。【谷口拓未】
【出典】「強制わいせつ容疑」 愛知県警の元巡査部長を再逮捕 毎日新聞 9月10日(木)20時0分配信


■9月10日 「福岡県警」 女子高校生にわいせつ、警官、停職3カ月処分

 女子高校生にわいせつ行為をしたとして、福岡県警は10日、公安3課の男性警部補(38)を停職3カ月の懲戒処分にした。警部補は同日、依願退職した。
 警部補は県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕され4日、罰金50万円の略式命令を受けた。警部補は昨年8月と今年1月、16歳の高校生にみだらな行為をした。【山本太一】
【出典】「福岡県警」 女子高校生にわいせつ、警官、停職3カ月処分 毎日新聞 9月10日(木)19時58分配信


■9月10日 萩原流行さん事故死、護送車運転の警官書類送検


俳優の萩原流行(ながれ)
(本名・光男)さん
東京都杉並区で今年4月、俳優の萩原流行(ながれ)(本名・光男)さん(62)が大型バイクで転倒し死亡した事故で、警視庁は10日、萩原さんの前で同庁の護送車を運転していた高井戸署の男性警部補(56)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑で書類送検した。発表によると、警部補は4月22日午後6時5分頃、同区高円寺南の青梅街道で護送車を運転中、後方の安全確認を怠って右側に車線変更し、後ろから来た萩原さんのバイクを転倒させ死亡させた疑い。
  萩原さんは転倒後、護送車に接触した上、別の乗用車にひかれていた。同庁は10日、この乗用車を運転していた会社役員の男性(59)も同容疑で書類送検した。
【出典】萩原流行さん事故死、護送車運転の警官書類送検 読売新聞 9月10日(木)10時54分配信


■9月10日 護送車の警官書類送検=萩原流行さん死亡事故―過失運転致死容疑・警視庁

 俳優の萩原流行(本名・光男)さん=当時(62)=が4月、東京都杉並区で大型バイクを運転中に死亡した事故で、警視庁交通捜査課などは10日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)容疑で、同庁の護送車を運転していた男性警部補(56)=あきる野市=らを書類送検した。
 交通捜査課によると、警部補は「私の車線変更が事故の一因であることは間違いない」と容疑を認めている。また、「結果として相手の方が亡くなっており、深く反省するとともに、心からその方のご冥福をお祈り申し上げます」と話しているという。
 事故は4月22日午後6時5分ごろ、杉並区高円寺南の片側3車線の青梅街道で発生。萩原さんは中央車線で大型バイクを運転中、左車線を走行していた護送車が車線変更した直後に転倒し、後続の乗用車にはねられて死亡した。
 同課は、護送車が前方に路上駐車していた車を避けるために車線変更した際、警部補が安全確認を十分行わなかったことが事故につながったとみている。
 事故をめぐっては、萩原さんの妻まゆ美さんが記者会見を開き、事故についての警視庁の説明や対応などを批判していた。
【出典】護送車の警官書類送検=萩原流行さん死亡事故―過失運転致死容疑・警視庁 時事通信 9月10日(木)9時10分配信


■9月9日 「巡視に行く」と嘘 実は当直責任者で勤務中に公用車でW不倫 警部を懲戒処分

 当直勤務を抜け出し不倫関係にあった部下の女性巡査長(33)を公用車で自宅まで送ったとして、大阪府警は9日、福島署地域課長の男性警部(48)を減給10分1(6カ月)の懲戒処分にした。公用車と知りながら同乗した女性巡査長は本部長訓戒とした。2人は同日、依願退職した。
 府警によると、警部は8月中旬に2回にわたり、当直責任者だったにもかかわらず、「巡視に行く」などと言って勤務中に職場を離れ、公用車で女性巡査長を自宅まで送り届けた。2人はいずれも既婚者だった。
 府警は監督責任を問い、福島署長を本部長口頭注意とした。
【出典】「巡視に行く」と嘘 実は当直責任者で勤務中に公用車でW不倫 警部を懲戒処分産経新聞 9月9日(水)20時55分配信


■9月9日 公用車使い、部下と不倫=警部を懲戒処分―大阪府警

 大阪府警福島署の地域課長の男性警部(48)が、当直勤務中に公用車で不倫関係にある部下の女性巡査長(33)に会いに行ったとして、府警は9日、警部を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とし、巡査長を本部長訓戒とした。
 2人は同日付で依願退職した。
 府警監察室によると、2人は既婚者で4月に交際を開始。警部は8月中旬、当直責任者として勤務中に「巡視に行く」と言って捜査車両で署を抜け出し、巡査長と会っていた。巡査長は勤務中ではなかったが、警部が勤務中であることを知っていたという。
 安井正英・大阪府警監察室長の話 職責の自覚を欠いた行為で、厳正に処分した。再発防止に努めたい。
【出典】公用車使い、部下と不倫=警部を懲戒処分―大阪府警 時事通信 9月9日(水)19時53分配信


■9月9日 集団強姦容疑の巡査部長、主犯格の元警官に顔写真をLINE送信

 20代女性を監禁し集団で乱暴したとして、監禁と集団強姦(ごうかん)容疑で逮捕された大阪府警箕面署刑事課巡査部長、梅本大輔容疑者(36)が事件前、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、主犯格とされる元府警四條畷署巡査長で配送運転手、溝畑優(ゆう)容疑者(32)に、自分の顔写真や体形などのプロフィルを送っていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、溝畑容疑者がインターネットの掲示板で集団強姦事件への参加者を募集した際、参加希望者に顔写真や体形などのプロフィルをLINEで送るように依頼。梅本容疑者を含む数十人が応じたという。
 溝畑容疑者はプロフィルを送った希望者のうち、21人とLINEでやりとりを継続。21人の大半はニックネームや匿名でLINEに登録していたが、梅本容疑者は実名で登録していた。
 府警は8月末に溝畑容疑者を逮捕後、共犯者の捜査を進めていたが、梅本容疑者は実名でやりとりをしていたため、事件への関与が浮上したという。
 府警は8日、梅本容疑者を送検した。
【出典】集団強姦容疑の巡査部長、主犯格の元警官に顔写真をLINE送信 産経新聞 2015.9.9 11:25


■9月8日 不祥事相次ぐ大阪府警で今度は集団強姦 不倫で依願退職の元警官がネット掲示板で共犯者募ったか

 現職警察官による殺人事件や複数の警察官が関与した虚偽調書の作成、ずさん捜査による誤認逮捕など不祥事続きの大阪府警で7日、今度は現職警察官と元警察官らによる集団強姦事件が発覚した。府警に対する府民の期待はまたも裏切られた形となった。
 「女性を乱暴するという掲示板に参加を希望した」。逮捕された府警巡査部長、梅本大輔容疑者(36)は調べに対し、こう供述しているという。
 過激な表現の書き込みが並ぶインターネットの掲示板。捜査関係者によると、主犯格とみられる元府警巡査長、溝畑優(ゆう)容疑者(32)は事件2週間前の昨年12月3日、この掲示板に「乱暴 目隠ししている間に大量に投入する」などと書き込んでいた。梅本容疑者は溝畑容疑者のこの書き込みを見て、犯行に加わっていたという。
 面識がなかったという2人だが共通点はある。いずれも市民の安全を守る警察官で、平成18年4月に採用された同期だったことだ。
 梅本容疑者は23年3月に巡査部長に昇任し、第2機動隊を経て府警箕面署刑事課の巡査部長として勤務していた。
 府警では過去にも、女性を狙う卑劣な犯罪で現職の警察官が逮捕されている。梅本容疑者が在籍していた第2機動隊では平成17~18年に大阪府吹田市で当時19~29歳の女性5人に乱暴したとして、巡査長が逮捕されている。
 一方、主犯格とされる溝畑容疑者は四條畷署に勤務していたが、25年3月に依願退職。府警によると、23年2月~7月まで独身女性と不倫関係にあり、所属長訓戒の処分を受けていた。
 今年に入ってからも、交際相手の女性を殺害したとして阿倍野署の巡査長が殺人容疑で逮捕されている。
【出典】不祥事相次ぐ大阪府警で今度は集団強姦 不倫で依願退職の元警官がネット掲示板で共犯者募ったか 産経新聞 9月8日(火)10時11分配信


■9月7日 大阪府警巡査部長が女性を監禁し集団強姦 犯行呼びかけた元府警警官も逮捕

 女性を監禁し、集団で乱暴したとして、大阪府警捜査1課は7日、監禁と集団強姦容疑で、大阪府警箕面署刑事課の巡査部長、梅本大輔容疑者(36)=大阪市天王寺区生玉前町=と元府警警察官で配送運転手の溝畑優(ゆう)容疑者(32)=福島県いわき市小名浜岡小名=を逮捕したと発表した。
 府警によると、溝畑容疑者は事件前、インターネットの掲示板で集団強姦を呼びかける書き込みを行い、梅本容疑者がそれを見て犯行に加わったという。
 梅本容疑者は「女性を乱暴するという掲示板を見て乱暴した」と容疑を認めているが、溝畑容疑者は「監禁したつもりも、無理矢理やったつもりないが、女性が監禁され、乱暴されたというなら認めるしかない」と一部否認している。
 逮捕容疑は、2人は数人の男らと共謀し、昨年12月17日午後10時すぎ、大阪市天王寺区内のホテルで、乱暴しようと20代の女性をホテルの一室に監禁。両手をひものようなもので緊縛して肩や足を押さえつけ、アイマスクのようなもので目隠しするなどして乱暴したとしている。
 府警によると、女性は平成25年秋ごろ、溝畑容疑者と出会い系サイトで知り合って付き合うようになり、一時音信不通になったが、再び昨年12月10日ごろ、溝畑容疑者から「会おう」と連絡があったという。
 府警監察室の安井正英室長は「このような罪名で現職警察官が逮捕されたことは誠に申し訳なく、府民の皆さま、被害者の方にお詫びを申し上げる」とコメントした。
【出典】大阪府警巡査部長が女性を監禁し集団強姦 犯行呼びかけた元府警警官も逮捕 産経新聞 2015.9.7 20:25


■9月7日 巡査部長を懲戒免職=強姦未遂罪で起訴―愛知県警

 名古屋市で2011年、就寝中の女性が襲われた強姦(ごうかん)未遂事件で、愛知県警は7日、県警北署の巡査部長望月康太容疑者(29)を懲戒免職とした。
 名古屋地検は同日、強姦未遂罪などで望月容疑者を起訴した。県警は、他にも数件の性犯罪に関わったとみて捜査している。
 起訴状によると、望月容疑者は11年9月、30代だった女性のアパートに侵入し、ベッドで横になっていた女性の口をふさいで馬乗りになり、乱暴しようとしたとされる。
 県警の根本純史警務部長は「被害者はもとより、県民の皆さまに深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。
【出典】巡査部長を懲戒免職=強姦未遂罪で起訴―愛知県警 時事通信 9月7日(月)16時28分配信


■9月5日 「狡猾で卑劣」補導少女への強要未遂 元巡査長に執行猶予判決

 補導した少女らに性的関係を迫ったとして、強要未遂の罪に問われた広島東署府中交番の元巡査長、鞍本渡被告(40)=懲戒免職=の判決公判が4日、広島地裁であり、小川賢司裁判官は「狡猾で卑劣な手口による悪質な犯行」として懲役2年6月、執行猶予4年(求刑2年6月)の判決を言い渡した。
 判決によると、今年3~4月の間、職務上知り得た個人情報を悪用し、補導少女2人の携帯電話に、暴力団員を装って電話をして性的関係を迫り、要求に応じなければ集団強姦などの被害に遭わせると脅迫した。携帯サイトで知り合った女性には、裸体などの動画をインターネット上に流出させるなどと脅し、性的関係を迫った。
 判決で小川裁判官は「市民生活を守る職責の担い手としての自覚を欠いた恥ずべき行動で、警察に対する市民の信頼を損なった」と指摘した。被害弁償が行われていることや社会的制裁を受けていることなどから執行猶予判決とした。
【出典】「狡猾で卑劣」補導少女への強要未遂 元巡査長に執行猶予判決 産経新聞 9月5日(土)8時52分配信


■9月5日 18歳巡査飲酒運転同乗 県警停職6カ月の懲戒処分 依願退職

 飲酒した友人男性が運転する車に同乗したとして、県警は1日、道交法違反(飲酒車両同乗の禁止)の疑いで県警察学校初任科生の男性巡査(18)を書類送検した。県警は同日付で男性巡査を停職6カ月の懲戒処分とし、男性巡査は依願退職した。県警本部監察課が同日、発表した。
 同課によると、男性巡査は7月17日午後8時ごろから翌18日午前3時ごろまで県南地方の飲食店で友人と酒を飲んだ後、友人が飲酒していたことを知りながら車に乗った疑い。
 警戒中の警察官の職務質問で飲酒運転が発覚。当時、運転手と男性巡査を含めて5人が乗っており、いずれも書類送検された。男性巡査は4月に警察学校に入校し、摘発された日は休みで帰省中だった。調べに対して、男性巡査は「県民の皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ない」と話しているという。
 久野浩首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で極めて遺憾。これまで以上に指導・教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
【出典】18歳巡査飲酒運転同乗 県警停職6カ月の懲戒処分 依願退職 福島民報 2015年9月5日 (土)


■9月3日 福島県警の警部補が酒気帯び申告 処分受け依願退職

 県警の警部補が酒気帯び運転を自ら県警に申告し、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分を受けていたことが2日、県警への取材で分かった。警部補は処分を受けた8月5日付で依願退職したという。
 県警は、勤務外の行為による減給処分は公表の対象外として明らかにしていなかった。
 県警によると、警部補は同僚を含む知人らと今年2月26日に酒を飲み、酒気帯び運転をしたと申し出たという。申告時、飲酒をしてから時間が経過していたため、県警は酒気帯び運転容疑で立件することはできなかったが、申告に基づき懲戒処分を決めた。
 警部補は、自ら酒気帯び運転を申告した理由について、明らかにしなかったという。
【出典】福島県警の警部補が酒気帯び申告 処分受け依願退職 福島民友新聞 9月3日(木)11時17分配信


■9月2日 「酒気帯び運転」元福岡県警警部補に懲役6月、猶予3年判決

 飲酒運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)に問われた元福岡県警警部補の筬島(おさじま)武志被告(49)=7月23日付で懲戒免職=に対し、福岡地裁は2日、懲役6月、執行猶予3年(求刑・懲役6月)の有罪判決を言い渡した。井野憲司裁判官は「取り締まる立場の警察官による飲酒運転で、安易で悪質」と述べた。
 判決によると、筬島被告は7月4日午前0時35分ごろ、福岡県粕屋町の町道で、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転した。知人女性を同乗させており、呼気から基準値の約4倍のアルコールが検出された。警察官に声をかけられた際、車を後退させて逃走する気配を示しており、判決は「厳しく非難されるべきだ」と指摘した。執行猶予とした理由については「懲戒免職処分を受けている」などとした。【鈴木一生】
【出典】「酒気帯び運転」元福岡県警警部補に懲役6月、猶予3年判決 毎日新聞 9月2日(水)21時33分配信


■9月2日 飲酒運転の元警部補に有罪判決 福岡地裁

 酒を飲んで車を運転したとして、道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた福岡県警小郡署の元警部補、筬島(おさじま)武志被告(49)=懲戒免職=に対し、福岡地裁(井野憲司裁判官)は2日、懲役6カ月執行猶予3年(求刑懲役6カ月)を言い渡した。
 判決で井野裁判官は、職務質問の際に酒気帯び運転の基準値の4倍近い呼気1リットルあたり0・59ミリグラムのアルコールが検出され、「一度は車を後退させて逃走する気配すら示した」と指摘。「飲酒運転を厳しく取り締まる側に立つ警察官による、何とも安易で悪質な飲酒運転だ」と非難した。
 判決によると、筬島被告は7月4日午前0時半ごろ、福岡県粕屋町の道路で酒気帯びの状態で乗用車を運転した。県警によると、直前に知人女性と福岡市内の飲食店をはしごして、ビール6杯や焼酎の水割り3杯を飲んだという。
【出典】飲酒運転の元警部補に有罪判決 福岡地裁 朝日新聞デジタル 9月2日(水)18時3分配信


■8月31日 「心の弱さと甘さ…」詐欺などで逮捕の大阪府警巡査部長を懲戒免職 FX失敗で多額の借金

 大阪府警は31日、偽名でカードローン契約を結び現金を引き出したとして、詐欺や窃盗などの容疑で逮捕した府警地域総務課の巡査部長、村上聡被告(41)=同罪などで起訴=を懲戒免職処分にした。村上被告は外国為替証拠金取引(FX)などに失敗して多額の借金があったといい、「自身の心の弱さと甘さが原因で、愚行を繰り返してしまった。申し訳ない」と話しているという。
 府警によると、村上被告は昨年9月以降、偽造した健康保険証で他人になりすまし、銀行と消費者金融計3社のローンカード11枚を詐取。ATM(現金自動預払機)から130回以上、計約1500万円を引き出したとされる。
 府警監察室の安井正英室長は「警察官として言語道断の行為であり、厳正に処分した」としている。
【出典】「心の弱さと甘さ…」詐欺などで逮捕の大阪府警巡査部長を懲戒免職 FX失敗で多額の借金 産経新聞 8月31日(月)20時16分配信


■8月29日 山梨県警の22歳男性巡査、酒気帯び運転で当て逃げ 懲戒免職処分

 山梨県警の22歳の男性巡査が、酒を飲んで車を運転して、路線バスに当て逃げし、懲戒免職処分された。
鰍沢(かじかざわ)警察署の男性巡査(22)は、7月18日、酒を飲んで車を運転し、甲斐市内の交差点で赤信号を直進して路線バスに衝突し、逃走した疑いで書類送検され、懲戒免職処分された。
【出典】山梨県警の22歳男性巡査、酒気帯び運転で当て逃げ 懲戒免職処分 フジテレビ系(FNN) 最終更新:8月29日(土)7時47分Fuji News Network


■8月28日 飲酒運転で信号無視、衝突、逃走…あきれた警察官

 28日付で懲戒解雇されました。信号無視の乗用車がバスに当て逃げ。逃げたのは飲酒運転の警察官でした。
8月28日 山梨県警によりますと、鰍沢警察署の22歳の男性巡査は先月の非番の日、飲食店で酒を飲んだ後に乗用車を運転しました。その後、甲斐市の交差点で信号無視をして路線バスに衝突し、そのまま逃走した疑いで書類送検されました。けが人はいませんでした。バスの運転手が車のナンバーを覚えていて、巡査が浮上しました。巡査は容疑を認めていて、「事故を起こさなければ飲酒はばれないと思った」「過去にも飲酒運転を複数回やった」などと話しています。警察は28日付で巡査を懲戒免職処分にしました。
【出典】飲酒運転で信号無視、衝突、逃走…あきれた警察官 テレビ朝日系(ANN) 最終更新:8月28日(金)21時39分テレ朝 news


■8月28日 巡査に抱き付きキス 強制わいせつ疑いで警部補書類送検

 警察学校に入校中の女性巡査に抱き付き、キスするなどしたとして、兵庫県警は28日、強制わいせつの疑いで、同学校教官の男性警部補(37)を書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。警部補は容疑を認め、同日付で依願退職した。
 県警によると、警部補は女性巡査のバイク指導を担当していた。2人は7月24日夜、校内で開かれた懇親会に参加。終了後、警部補は指導中の写真を渡そうと女性巡査を外に呼び出し、抱き付いてキスしたり、体を触ったりした疑いがある。
 警部補は酒を飲んでおり、調べに対し「欲望を抑えきれなかった」と話したという。
 県警監察官室は「あるまじき行為で言語道断。厳正に処分した」としている。
【出典】巡査に抱き付きキス 強制わいせつ疑いで警部補書類送検 神戸新聞NEXT 8月28日(金)16時58分配信


■ 8月28日 警察官2人が捜査協力者と性交渉 警視庁、処分を検討

 警視庁渋谷署の男性警察官2人が、薬物事件の捜査協力者の女性(35)と性交渉をするなど不適切な行為をしていたことが、警視庁への取材でわかった。2人ともおおむね事実関係を認めているといい、警視庁は処分を検討している。
 幹部によると、2人は組織犯罪対策課の40代の警部補と20代の巡査長。女性は6月初旬、署に薬物事件の情報を提供し、2人が捜査を担当した。女性と居酒屋で飲食をしたりカラオケに行ったりして親密になり、薬物事件の関係者から女性を守るために捜査費で借りたマンションや女性宅などで、7月下旬までの間に性交渉に及んだ。
 調査に対し、警部補は女性宅などで2~3回、巡査長はマンションで1回、性交渉したことを認めたという。ただ、女性の説明と食い違う部分があるといい、警視庁は事実関係を確認している。
 朝日新聞の取材に応じた女性の説明では、2人は女性と電話などでやりとりするようになり「誕生日だから一緒にご飯を食べたい」などと連絡してきたほか、女性宅に泊まることもあった。女性は「警部補に下着を脱がされたり巡査長に性交渉されたりした。合意はなかった」と訴えている。
 女性は7月中旬、警視庁にこれまでの経緯を相談。その後、警部補から「拳銃自殺をする」「嘆願書を書いてくれると助かる」と言われ、処分を求めないとする文書をいったん署に出したという。現在は「友達に近い関係になったことは自身にも非はあるが、2人にはきちんと処分を受けてほしい」と話し、文書を撤回する意思を示している。
【出典】警察官2人が捜査協力者と性交渉 警視庁、処分を検討 朝日新聞デジタル 2015年8月28日03時25分


■ 8月27日 女性巡査、無断押印を繰り返した疑い…書類送検

 北海道警は26日、北見方面本部管内の警察署に勤務する20歳代の女性巡査を有印公文書偽造・同行使と公用文書毀棄ききの疑いで旭川地検に書類送検した。
 道警は同日、巡査を戒告の懲戒処分とした。
 道警監察官室によると、巡査は同本部管内の警察署で交通係の窓口担当だった2014年10月~12月、自動車保管場所証明書など計8件の申請を処理する際、上司の決裁を受けずに無断で公印を押して文書を偽造、交付した疑い。また、13年6月頃~14年12月、器物損壊事件の捜査書類などを自宅や職場の更衣ロッカーで保管した疑い。
 事務処理のミスを取り繕うため無断押印を繰り返していたといい、巡査は「上司にしかられたり、仕事ができないと思われたりするのが嫌だった」と話している。
【出典】女性巡査、無断押印を繰り返した疑い…書類送検 読売新聞 2015年08月27日 09時10分


■ 8月27日 警察内部の試験で巡査がカンニング 本部長訓戒処分

 県警本部の巡査(20歳代)が警察内部の試験でカンニングをしたとして、本部長訓戒処分を受けていたことが26日、県警への取材で分かった。処分は7月2日付で、同日付で依願退職した。
 県警監察課によると、巡査は6月26日に行われた試験で、予想解答を書き込んだ消しゴムを持ち込み、カンニング行為をしているところを試験官に見つかったという。巡査は「良い点を取りたかった」と話しているという。
 同課は「指導を行い、再発防止に努めていく」としている。
【出典】警察内部の試験で巡査がカンニング 本部長訓戒処分 読売新聞 2015年08月27日


■ 8月26日 警視が人身事故届けず書類送検 道交法違反容疑

 県警本部の男性警視(50歳代)がバイク通勤中に人身事故を起こし、警察に届けなかったとして、7月1日に道交法違反(事故不申告)などの容疑で長崎区検に書類送検されていたことが、県警への取材で分かった。警視は同月30日付で本部長注意を受けた。
 県警監察課によると、警視は5月7日朝、バイクで長崎市内を走行中、車線の左側に移動する際に確認を怠り、後ろからきた別のバイクと接触。警視はバイクを運転していた男性に声を掛けたが、男性はそのまま立ち去ったため、事故を届けなかったという。
 男性は同日夕、市内の警察署に事故を届け出て、11日間の頸椎けいつい捻挫との診断書を提出。警視も事実を認め、「相手が立ち去ったので届け出る必要はないと思ってしまった。警察幹部として申し訳ない」と話しているという。
【出典】警視が人身事故届けず書類送検 道交法違反容疑 読売新聞 2015年08月26日


■ 8月25日 神奈川県警が令状なくサーバー捜査 地検、違法性認める

 神奈川県警が摘発した身分証明書の偽造・販売事件をめぐり、インターネットを経由したメールサーバーを令状なく捜査していたことが、捜査関係者への取材で分かった。事件は横浜地裁で公判中。検察側は捜査の違法性を認めており、捜査で得られた証拠の適否に関する地裁の判断が焦点となっている。 
 県警は2012年9月、偽造身分証の使用に関わった疑いで、販売業者とされる男(43)を逮捕。同年11月に横浜簡裁から検証令状を受け、自宅から押収したパソコンの内部を捜査した。このとき、ネットワークを経由してサービスを提供する「クラウドコンピューティング」という仕組みのメールサーバーにアクセスし、メールのデータを差し押さえたという。
 クラウドのデータは、パソコンなどの端末とネットワークを通じてつながったサーバーに保管されている。検察幹部によると、発付された令状ではデータの差し押さえは認められていなかったほか、許可された捜査範囲もパソコン内部に限られており、サーバーへのアクセスは令状の効力の範囲を越えていた可能性があるという。
 捜査関係者によると、県警はネットワークでつながったサーバーのデータを差し押さえるための令状も逮捕時に取得していたが、効力が切れていた。
 サーバー内への捜査によって得られた証拠は、男の公判で証拠採用されている。弁護側は「違法収集証拠に当たる」と指摘。証拠約100点を裁判から排除するよう求め、男の無罪を主張している。
 横浜地検は今年6月、サーバー内への捜査について「違法と評価され、違法収集証拠として排除される可能性があることを否定しない」とする意見書を提出。一方で、別の捜査で起訴内容は裏付けられたとし、有罪を立証できるとしている。
 事件の捜査に当たった県警サイバー犯罪対策課は「公判中の案件のため、コメントは差し控えたい」としている。
【出典】神奈川県警が令状なくサーバー捜査 地検、違法性認める カナロコ by 神奈川新聞 8月25日(火)7時3分配信


■ 8月24日 また不祥事・・・淫行で警部補逮捕 女子高生への容疑、福岡

 福岡県警は24日、女子高校生とホテルでみだらな行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反(淫行)の疑いで県警本部警備部公安3課の警部補の男(38)=同県大野城市仲畑=を逮捕したと発表した。男は容疑を認めているという。
【出典】また不祥事・・・淫行で警部補逮捕 女子高生への容疑、福岡 西日本新聞 8月24日(月)22時19分配信


■ 8月24日 スピード違反の副署長を訓戒処分 京都府警

 制限速度(50キロ)を超える時速92キロでオートバイを運転したとして、道交法違反容疑で交通切符(赤切符)を交付された京都府警山科署の副署長(53)が、本部長訓戒の内部処分を受けていたことが24日、府警への取材で分かった。処分は6日付。
 府警によると、副署長は7月12日夕、南丹市内の国道で私用のオートバイを運転中、制限速度を42キロ超えたとして赤切符を切られたという。「責任を痛感している」と話しているといい、府警監察官室は「再発防止に努める」としている。 副署長がスピード違反 京都・山科署、二輪で42キロ超過
京都府警山科署の副署長(53)が京都府南丹市で、制限速度(50キロ)を超える時速92キロでオートバイを運転したとして、道交法違反容疑で交通切符(赤切符)を交付されていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、副署長は12日夕、南丹市の国道162号で、私用のオートバイを運転中、制限速度を42キロ超えたとして、取り締まり中の南丹署員に赤切符を切られたという。日曜で副署長は勤務時間外だった。山科署の吉﨑幸二署長は「副署長がスピード違反をしたことは誠に遺憾」としている。
 府警では、山科署員が3月、通勤中に制限速度を51キロ上回る時速91キロで私用バイクを運転し、赤切符を切られ、懲戒処分を受けた。6月には、京丹後署員2人が、事件の家宅捜索に向かう際、捜査車両2台で速度超過し、交通反則切符(青切符)と赤切符を切られるなど、スピード違反の不祥事が続いている。
【出典】スピード違反の副署長を訓戒処分 京都府警 京都新聞 8月24日(月)22時10分配信


■ 8月24日 盗撮容疑で巡査長逮捕=兵庫県警

 電車で女性のスカート内を盗撮したとして、兵庫県警葺合署は24日、県迷惑防止条例違反容疑で甲子園署警備課の巡査長森川孝二容疑者(29)=神戸市西区井吹台東町=を現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
 逮捕容疑は24日午後6時20~25分ごろ、阪神御影-神戸三宮駅間を走行中の電車内で2回にわたり、女子大学生(18)のスカート下にスマートフォンを差し入れ、盗撮した疑い。目撃した乗客の男性に取り押さえられた。
 吉塚潤一郎県警監察官室長の話 警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾。事実関係を調査の上、厳正に対処する。(2015/08/24-23:58)
【出典】盗撮容疑で巡査長逮捕=兵庫県警 時事ドットコム 2015/08/24


■ 8月24日 県警の押収一部取り消し=診療所などの家宅捜索で-岐阜地裁

 岐阜県警が今月、医療法違反容疑で県内の診療所などを家宅捜索して押収した約1000点の資料のうち、岐阜地裁が約200点について「必要性がない」として21日付で取り消す決定をしたことが24日、県警への取材で分かった。県警はこれらの資料を返還する方針。
 県警は6~11日、知事の許可を受けずに同一の医師が複数の診療所の管理者を兼任した容疑で同県笠松町や各務原市の関係先を捜索し、患者のカルテや伝票などを押収。診療所などを経営する社会福祉法人が準抗告を申し立て、このうち処方箋などの押収が取り消されたという。
 法人の代理人の郷原信郎弁護士は岐阜市で記者会見し、「中身を確かめずに重要なプライバシーを含むカルテなどを大量に押収した」と指摘。捜索自体が違法として、25日にも全ての処分取り消しを求め特別抗告する方針を明らかにした。県警生活環境課の山田俊洋次席は「捜査は適正に行われた」とコメントした。
【出典】県警の押収一部取り消し=診療所などの家宅捜索で-岐阜地裁 時事ドットコム 2015/08/24


■ 8月20日 警察が白バイの追突事故をもみ消しか?ネットユーザーが告発

 16日、あるTwitterユーザーが、Facebookに投稿された白バイ警官との衝突事故を引用して、警察を批判する投稿をした。
 AT-2striderと名乗るTwitterユーザーが「警察ゴミだわまじで」と、Facebookに投稿された告発のキャプチャ画面をツイートした。そこには、警察と衝突事故が起きた際のやり取りと、事故現場の写真が添付されている。
 告発を寄せる当事者の文面によれば、その日、一時停止違反を犯してしまい、路上に自動車を止めたのだとか。その車に向かって、なぜか白バイが、40キロ程度のスピードでブレーキの気配もなく突入してきたというのだ。
 事故の様子は写真で確認できる。ところが、この事故対応について、警察側は人身事故としたくなかったのか、告発者に対して、病院へ行かないように脅してきたのだという。
 その後、病院へ向かったという告発者は、警察側から告発者側の保険で建て替えてほしいと迫られたそうだ。告発の当事者は「常日頃、警察は罰金はすぐ払え、調書で書面のこしたがる。自分が加害者になれが都合よくなる始末でガッカリです」と訴えている。
【出典】警察が白バイの追突事故をもみ消しか?ネットユーザーが告発 ライブドアニュース 2015年8月20日 20時50分 トピックニュース


■ 8月20日 女性に乱暴した疑い 福岡県警巡査長を逮捕

 福岡県警の27歳の警察官が自宅で女性を乱暴し、けがをさせたとして逮捕されました。
 福岡県警春日警察署の巡査長・目野翔士容疑者は19日午前4時すぎ、福岡市博多区にある自宅アパートで20代の女性を押し倒し、馬乗りになるなどしたうえ、乱暴し、全治1週間のけがをさせた疑いです。
 目野容疑者は警察の調べに対し、「無理やりではなかった」と容疑を否認しています。女性とは1カ月ほど前にスマートフォンの出会い系アプリで知り合い、19日に初めて会ったということです。福岡県警は「事実関係を明らかにし、厳正に対処する」としています。
【出典】女性に乱暴した疑い 福岡県警巡査長を逮捕 テレビ朝日系(ANN) 8月20日(木)5時56分配信 最終更新:8月20日(木)7時51分テレ朝 news


■ 8月17日 強姦未遂容疑で29歳巡査部長を逮捕 愛知県警 「他にも数件やった…」

 愛知県警は17日、平成23年9月に名古屋市内の女性のアパートに侵入し、乱暴しようとしたとして、強姦未遂と住居侵入の疑いで、県警北署地域課の巡査部長、望月康太容疑者(29)を逮捕した。県警によると、望月容疑者は容疑を認め「他にも数件やった」と供述しており、余罪や動機を詳しく調べる。
 逮捕容疑は23年9月26日午前4時15分ごろ~午前5時15分ごろ、名古屋市の30代の無職女性のアパートに侵入し、乱暴しようとした疑い。
【出典】強姦未遂容疑で29歳巡査部長を逮捕 愛知県警 「他にも数件やった…」 産経ニュース 2015.8.17 14:54


■ 8月17日 強姦未遂容疑で29歳警察官逮捕 愛知県警 容疑認める

 アパートの部屋に侵入し、女性を強姦(ごうかん)しようとしたとして、愛知県警は17日、県警北署地域課の巡査部長、望月康太容疑者(29)を強姦未遂と住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。「私がやりました」と容疑を認めているという。 監察官室によると、望月容疑者は2011年9月26日午前4時15分ごろ、名古屋市の当時30代の無職女性が住んでいたアパートに侵入し、寝ていた女性を暴行しようとした疑いがある。抵抗されて、未遂に終わったという。
 県警の大江英生・首席監察官は「警察官がこのような事件を起こし、被害者をはじめ、県民の皆様に深くおわび申し上げます。事件の全容解明に努め、厳正に対処します」とコメントした。
【出典】強姦未遂容疑で29歳警察官逮捕 愛知県警 容疑認める 朝日新聞デジタル 2015年8月17日14時29分


■8月15日 福島県警、「懲戒処分」公表せず 巡査長の公然わいせつ

 東日本大震災の被災地応援で千葉県警から本県警に出向し県内の警察署に勤務していた男性巡査長が、公然わいせつの罪で略式起訴され、減給の懲戒処分を受けていたことが14日、県警への取材で分かった。
 県警によると、巡査長は勤務時間外に、県内のマンションのエレベーターホールで女性に対して下半身を露出したという。県警は2月、公然わいせつの疑いで巡査長を書類送検し、減給100分の10(1カ月)の懲戒処分にした。巡査長は同月、依願退職したが、県警は送検や処分について公表していなかった。公表しなかったことについて県警は「公表しないでほしいとの被害者の希望を含め、総合的に判断した。再発防止に努めたい」としている。
 県警によると、巡査長と女性は面識がなく、女性の関係者からの通報で発覚した。県警が事情を聴いたところ、巡査長は事実を認めた。その後、巡査長は略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けた。
【出典】福島県警、「懲戒処分」公表せず 巡査長の公然わいせつ 福島民友新聞 8月15日(土)11時11分配信


■8月15日 【公然わいせつ】「ウルトラ警察隊」の処分公表せず 福島

 東日本大震災の津波による行方不明者の捜索活動や仮設住宅の見回りなどを担う「ウルトラ警察隊」として千葉県警から福島県警に出向中の男性巡査長が公然わいせつ容疑で書類送検され、罰金10万円の略式命令を受けていたことが14日、福島県警への取材で分かった。県警は処分を公表していなかった。
 県警監察課によると、巡査長は昨年9月の勤務時間外の日中、県内の建物のエレベーター前で、エレベーターに乗っていた面識のない女性に対し、ドアが閉まる直前に下半身を露出させた。女性から県警に通報があり発覚。巡査長は調べに対し事実を認めたという。
 県警は今年2月に巡査長を書類送検し、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。巡査長は依願退職し、その後略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けた。
 監察課は処分を公表しなかった理由について「勤務時間外の行為で福島県警の公表基準に達しておらず、被害者も公表を希望しなかったため」と説明。今回の不祥事については「誠に遺憾。再発防止を徹底したい」としている。【宮崎稔樹】
【出典】【公然わいせつ】「ウルトラ警察隊」の処分公表せず 福島 毎日新聞 8月15日(土)20時54分配信


■8月14日 路上で女性の下半身を触る 容疑で大阪府警機動隊員を逮捕

 路上で女性の下半身を触ったとして、大阪府警は14日、強制わいせつ容疑で府警第3機動隊の巡査長、水原淳夫容疑者(27)=大阪市阿倍野区天王寺町北=を逮捕した。府警監察室によると、「お尻を服の上から触り、なでたことに間違いない」などと容疑を大筋で認めているが、当初は「俺は警察官や。触っていない」と否認していたという。
 逮捕容疑は14日午前0時55分ごろ、同市中央区高津の路上で、歩いて帰宅途中だった同市内の30代の女性に背後から近づき、ズボンの上から下半身を触ったとしている。
 府警監察室によると、女性が「キャー、痴漢」と悲鳴を上げると、水原容疑者はタクシーに乗って逃走。ナンバーを覚えていた女性が110番した。警戒中のパトカーが約1・8キロ離れた同市西成区内でタクシーを発見。水原容疑者はタクシーを降りて走って逃げたが、間もなく取り押さえられた。
 水原容疑者は当直勤務明けの13日夜に同僚らと飲酒した後だったという。
 府警監察室の安井正英室長は「警察官として言語道断の行為。被害者におわびを申し上げるとともに、捜査結果を踏まえ厳正に対処する」としている。
【出典】路上で女性の下半身を触る 容疑で大阪府警機動隊員を逮捕 産経新聞 8月14日(金)15時7分配信


【衝撃事件の核心】「写真、ばらまいておくからね」ストーカー警察官のおぞましい実態

ストーカーの元巡査部長が勤務していた茨城県警水戸署=水戸市三の丸
(桐原正道氏撮影)
 約15年間にわたり同年代の知人女性と不倫関係を持ち、性行為の様子をビデオや写真に記録していた茨城県警水戸署の元巡査部長の男(58)。昨年末、不倫関係が発覚して妻に離婚を言い渡された上、女性からは絶縁を求められた。ストーカー規制法違反などの罪に問われ、公判の中で明らかにされていったその実態は、実に驚くべきものだった。
 今年1月8日午後6時半ごろ、男は絶縁を求められていた不倫相手の女性に、自身の携帯電話からショートメールを打っていた。
 「朝、車の近くに写真、ばらまいておくからね」
 男の職業が警察官だと知っていた女性は驚愕(きょうがく)したに違いない。市民に信頼され、弱きを助けるべき職業の人間が、自分の裸体の写真をばらまくと宣言しているのだ。検察側の論告によると、「女性は強い恐怖に陥り、日々不安を感じながら生活」していたという。
ストーカーの元巡査部長が勤務していた茨城県警水戸署=水戸市三の丸
(桐原正道氏撮影)
 返信がないことに逆上した男は2月中旬、女性に手紙を郵送する。封筒に入れられた手紙にはさらにおぞましい内容が書かれていた。
 「締まりは良いし、声は出てるし、感じ方も最高の女です」
 弁護側の被告人質問で男は、この手紙の意図について「連絡が取れなくなったので嫌がらせのつもりだった。会って(妻との)離婚調停の話がしたかった」などと弁解したが、こんな内容の手紙を受け取った女性が、男に連絡を取るはずもない。 当然返信をしない女性に、男の行動はさらにエスカレートする。3月10日朝、男は女性の自宅周辺で女性を見張り始めた。過去の手紙やメールから、危害を加えられることを恐れた女性は同日、県警本部に電話をかける。
 「知り合いの警察官にストーカーされているんです」
 警察本部に激震が走った瞬間だった。男は3月14日、ストーカー規制法違反と脅迫の疑いで逮捕される。
【出典】【衝撃事件の核心】「写真、ばらまいておくからね」ストーカー警察官のおぞましい実態 産経新聞 2015.7.8 20:10


■8月14日 【強制わいせつ容疑】 27歳巡査長を逮捕 大阪府警

 大阪・ミナミの路上で女性の下半身を触ったとして、大阪府警は14日、府警第3機動隊の巡査長、水原淳夫容疑者(27)=大阪市阿倍野区天王寺町北3=を強制わいせつの疑いで逮捕した。水原容疑者は「女性の服の上から尻を触った」と認めているという。
 逮捕容疑は14日午前0時55分ごろ、大阪市中央区高津3の路上で、派遣社員の30代女性の後ろから下半身を触ったとしている。女性が110番通報したが、水原容疑者はタクシーに乗って逃走。警戒中の警察官が大阪市西成区内で水原容疑者の身柄を確保した。
 府警監察室によると、水原容疑者は事件直前、飲食店で同僚と酒を飲み、1人で帰宅中だったという。【服部陽】
【出典】【強制わいせつ容疑】 27歳巡査長を逮捕 大阪府警 毎日新聞 8月14日(金)13時16分配信


■ 8月7日 身代わり依頼の巡査懲戒免職=飲酒事故で同乗女性に―警視庁

 飲酒運転をして交通事故を起こし、同乗の知人女性を身代わりにしたとして千葉県警に逮捕された警視庁荻窪署地域課の男性巡査(21)について、警視庁は7日、懲戒免職にしたと発表した。
 同庁によると、男性巡査は「酒気帯び運転で事故を起こしたことが明るみに出れば職を失うと思った」と話しているという。
 同庁によると、巡査は6月10日午後8時半~11時半ごろ、友人6人と飲酒。友人を乗せて乗用車を運転し、翌11日午前1時ごろ、前方不注意で信号待ちの車に衝突し男性に軽傷を負わせた。事故後、巡査は同乗の知人女性に身代わりを依頼し、県警船橋署に女性が運転していた旨の虚偽申告をさせた。
 巡査は6月13日、上司らと同署に出頭。7月2日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑などで逮捕された。
【出典】身代わり依頼の巡査懲戒免職=飲酒事故で同乗女性に―警視庁 時事通信 8月7日(金)18時10分配信


■ 8月7日 警視庁巡査を懲戒免職 千葉の飲酒事故で身代わり依頼

 飲酒運転で人身事故を起こし同乗者に身代わりで虚偽申告させたとして、警視庁は7日、荻窪署地域課の後藤良弥(ふみや)巡査(21)を懲戒免職処分とした。同庁によると、「飲酒運転が明るみに出れば職を失うと思った」と説明したという。
 同庁によると、後藤元巡査は、6月11日午前1時ごろ、千葉県船橋市で乗用車を酒気帯び運転し、別の車に追突。男性に軽傷を負わせたが、自分の車に同乗していた友人の女性に身代わりを頼み、女性が運転していたと虚偽申告をさせた。
 後藤元巡査は7月2日、自動車運転処罰法違反(過失致傷)と犯人隠避教唆の疑いで千葉県警に逮捕。千葉簡裁は同月22日、同法違反の罪で罰金30万円の略式命令を出し、犯人隠避教唆は不起訴処分とした。
【出典】警視庁巡査を懲戒免職 千葉の飲酒事故で身代わり依頼 産経新聞 8月7日(金)16時59分配信


■ 8月6日 「愛知県警」捜査書類を放置など不祥事3件

 ◇警部補ら2人を懲戒処分、証拠隠滅容疑などで書類送検
 愛知県警は6日、捜査書類を放置したり、証拠を変造したりしたとして、東署の男性警部補(59)と中村署の男性巡査部長(53)をそれぞれ減給6カ月と同1カ月(各10分の1)の懲戒処分にし、証拠隠滅などの容疑で書類送検した。2人は同日付で依願退職した。また、虚偽の補導報告書を作成したとして、県警昭和署の30代の男性巡査長の処分を検討している。
 県警監察官室によると、男性警部補は知多署、西枇杷島署、東署の刑事課に在任していた1995年~2015年3月ごろの間、傷害や暴行事件の捜査書類など公用文書504点と証拠物件6点を適正に処理せず、約20年にわたって自宅に隠していた。
 中村署の巡査部長は、今年3月に名古屋市中村区で発生した強盗事件の現場で部下が採取した足跡が不鮮明だったことから、現場で押収された容疑者の履物の底を足跡に押し付けて鮮明になるように加工したという。裁判では、証拠採用されず、捜査に影響はなかったという。
 また、昭和署の巡査長は今年6月ごろ、実際には補導していない少女の名前などを使って、未成年者を補導した際に作成する「少年補導票」に架空の内容を記載したといい、巡査長は「実績を下げたくなかった」と話しているという。【山衛守剛、加藤沙波】
【出典】<愛知県警>捜査書類を放置など不祥事3件 毎日新聞 8月6日(木)13時59分配


■ 8月6日 証拠持ち帰り、自宅に隠す=警部補を書類送検―愛知県警

 約20年前から事件の証拠や書類を自宅に隠していたとして、愛知県警は6日、東署警務課の男性警部補(59)を減給6カ月の懲戒処分とした。
 併せて、公用文書毀棄(きき)などの容疑で書類送検した。警部補は「捜査を放置していたことが発覚しないように持ち帰った」と説明したといい、同日辞職した。
 県警監察官室によると、警部補は1995年ごろから、事件の被害届や婦女暴行事件被害者の着衣などを警察署から持ち帰っていた。今年春に発覚し、自宅から計510点が見つかった。
【出典】証拠持ち帰り、自宅に隠す=警部補を書類送検―愛知県警 時事通信 8月6日(木)13時7分配信


■ 8月6日 証拠品自宅に隠した警部補ら書類送検…愛知県警

 愛知県警は6日、事件の証拠品などを自宅に隠したとして、東署警務課の男性警部補(59)を公用文書毀棄と証拠隠滅の疑いで名古屋地検に書類送検し、減給10分の1(6か月)の懲戒処分にした。
 また、強盗事件の証拠品を加工したとして、中村署刑事課の男性巡査部長(53)を証拠隠滅の疑いで名古屋地検に書類送検し、減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした。2人は同日付で依願退職した。
 発表によると、警部補は東署刑事課に所属していた3月15日、強姦事件の被害者の衣類など証拠品6点と、傷害や暴行事件の被害届など捜査書類計173点を自宅に持ち帰った疑い。警部補は今春、刑事課から警務課に異動し、「異動を機に事件を放置していることが発覚しないよう隠した」と容疑を認めているという。
 中村署刑事課の巡査部長は3月10日、名古屋市中村区のコンビニで発生した事後強盗事件で、部下の男性巡査2人が足跡採取シートを使って現場で採取した容疑者の足跡が不鮮明だったため、同署内で、押収した容疑者のサンダルの底面を採取シートに押しつけ、鮮明な足跡になるよう証拠品を加工した疑い。「部下の評価を高めてやりたかった」と容疑を認めている。
【出典】証拠品自宅に隠した警部補ら書類送検…愛知県警 読売新聞 8月6日(木)12時32分配信


■ 8月5日 女性宅に上がり込んだ警部を懲戒処分 大阪府警、事実認定にはいたらず

 勤務中に上司に報告せず1人で女性宅に上がり込んだなどとして、大阪府警は5日、四條畷署総務課の男性警部(51)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。女性は無理やり体を触られたなどとする強制わいせつ罪で警部を告訴していたが、府警は事実認定に至らなかったとして、捜査結果を大阪地検に送り、捜査を終えた。
 府警監察室によると、警部は天王寺署生活安全課で勤務していた平成22年5月、大阪市内に住む当時20代の女性宅に上がり込むなどの不適切な行為を数回繰り返したとされる。
 女性とは、女性が同署で保護されたことをきっかけに知り合ったという。
 府警監察室の安井正英室長は「警察の信用を失墜する不適切な行為であり、厳正に処分した」としている。
【出典】女性宅に上がり込んだ警部を懲戒処分 大阪府警、事実認定にはいたらず 産経新聞 8月5日(水)22時12分配信


■ 8月4日 奈良県警、交通違反もみ消し元巡査部長を追送検し捜査終結

 奈良県警の巡査部長が交通違反をもみ消す見返りに現金を受け取っていた事件で、県警は4日、2件の速度違反をもみ消し現金を受け取るなどしたとして、加重収賄などの容疑で県警元巡査部長、中西祥隆被告(44)=懲戒免職=を奈良地検に追送検し、捜査を終結したと発表した。
 中西被告は既に、同様のもみ消し事件2件で起訴されている。県警は中西被告が平成21年~24年の間、10数件繰り返していたとみて調べたが、裏付けに必要な客観的証拠が揃わないことなどから立件を見送った。
 追送検容疑は県警高速隊に所属していた24年9月、速度超過した奈良県の50代の会社員と70代の自営業の男を摘発せず、速度違反自動取締装置(オービス)の画像を加工して虚偽の報告書を作成し提出。50代の男から現金10万円を受け取ったとしている。
【出典】奈良県警、交通違反もみ消し元巡査部長を追送検し捜査終結 産経新聞 8月4日(火)20時36分配信


■ 8月2日 熊本県警職員 盗撮容疑で停職3カ月の処分 10年前から盗撮

 熊本県警は31日、盗撮目的で宇城市の温泉施設に侵入したとして建造物侵入の疑いで7月3日に現行犯逮捕され、熊本区検に県迷惑行為等防止条例違反(盗撮)容疑で熊本簡裁に略式起訴された熊本北署会計課職員の被告(57)を、31日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。職員は同日付で依願退職した。
県警によると、被告は10年以上前から盗撮をしていたと話しているという。
【出典】熊本県警職員 盗撮容疑で停職3カ月の処分 10年前から盗撮 西日本新聞 8月2日(日)13時53分配信


■7月30日 パワハラ処分の元交通部長、秋田県警察官友の会幹事長に

 部下へのパワーハラスメントを繰り返したとして昨年2月、本部長訓戒処分を受けて退職した県警の小松雅美元交通部長(退職時は警視正)が、警察官を激励する民間組織、県警察官友の会(藤井明会長)の幹事長に就任していたことが分かった。
 小松氏は藤井氏が理事長を務める県警所管の第三セクター、暴力団壊滅県民会議の専務理事に天下りすることが固まっていたが、今年2月に報道や県議会での追及で白紙になっていた。
 県警察官友の会の加藤良三事務局長によると、6月に藤井会長が「能力がある」との理由で小松氏を幹事にした後、他の幹事の了承を得て幹事長にした。幹事長は警察署や交番、駐在所などを慰問したり、県警察学校の卒業式に出席したりするという。
 処分時の県警の発表によると、小松氏は本荘署副署長、秋田東署長、交通部長を務めていた平成16年から25年にかけて、部下計10人に暴言を吐いたり、職務と無関係の業務を命じるなどのパワハラを繰り返した。本荘署副署長時代にパワハラを受けた地域課長=当時(48)=が自殺していたことも昨年発覚した。
 小松氏は25年11月に行われた県警の2度目の聴取翌日から体調不良を理由に休み、十分な調査ができないまま処分が決まっていた。小松氏の健康状態について、松尾友彦警務部長は2月25日の県議会教育公安委員会で「状況は変わっていない」と答弁していた。
【出典】パワハラ処分の元交通部長、秋田県警察官友の会幹事長に 産経新聞 7月30日(木)7時55分配信


■7月28日 誤認取り締まり40年、交通標識に時間表示なく

  長野県警は27日、安曇野市穂高の県道交差点で、右折禁止の規制時間を示す補助標識が標識から外れており、警察官が誤認取り締まりをしていたと発表した。 記録が残る2009年以降、3人に誤認取り締まりを行っており、今後、反則金計2万1000円の返還と違反点数の取り消しを行う。
 規制時間は、午前7時から午後9時までだった。しかし、この規制時間を示す補助標識は約40年前の設置時からなく、警察官が終日右折禁止と勘違いしていたという。今年6月に安曇野署が付近で交通取り締まりを行った際、補助標識がないのに気付いた。
 今回の事態を受け、県公安委員会は6月18日、現状に合わせ、「終日右折禁止」にすることを決めた。今月7日に行った地元地区役員会でも異論は出なかった。
【出典】誤認取り締まり40年、交通標識に時間表示なく 読売新聞 7月28日(火)7時25分配信


■7月25日 県警巡査部長ら痴漢、盗撮で減給

 県警は24日、電車内で痴漢行為をした旭署刑事課の男性巡査部長(40)と、女子トイレで盗撮した鶴見署地域課の男性巡査(26)をともに減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした、と発表した。2人は同日、自主退職した。
 県警監察官室によると、巡査部長は6月10日午前8時25分ごろから約10分間、JR東海道線川崎-品川間を走行中の電車内で、10代の女性の尻などを触ったとして、都と県の迷惑防止条例違反の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。
 巡査は昨年11月26日午後8時30分ごろ、横浜市西区のカラオケ店で、女子トイレ個室内の女性をスマートフォンで撮影したとして、県迷惑防止条例違反の疑いで24日に書類送検された。
 小清水芳則室長は「警察職員によるわいせつ事案が続いたことは極めて遺憾」などとコメントした。
【出典】県警巡査部長ら痴漢、盗撮で減給 カナロコ by 神奈川新聞 7月25日(土)7時0分配信


■7月24日 捜査費窃盗で巡査部長を起訴 京都府警、懲戒免職に

 京都府警捜査2課員が捜査費を盗むなどしたとされる事件で、京都地検は24日、詐欺と窃盗の罪で、同課巡査部長山崎真容疑者(36)を起訴した。府警監察官室は同日、山崎被告を懲戒免職処分とした。
 起訴状では、山崎被告は4月、インターネット上に出品した電子マネーの情報を仙台市などの注文者2人に送らず、計6万7500円をだまし取ったとしている。また、府警本部別館捜査2課別室で、捜査費15万円を盗んだとしている。
 府警によると、山崎被告が3月、南署で机にあった組対3課の男性巡査部長(34)の2万円を盗んだ疑いが新たに発覚した。さらに、電子マネー情報をめぐり、熊本県の男性(20)から3万7500円をだまし取った疑いも浮上し、府警は7月21日、詐欺と窃盗容疑で追送検していた。山崎被告は約500万円の借金があり、同様の手口で他の注文者26人から計約50万円を集め、ギャンブルなどに使ったという。
 捜査2課で紛失が発覚した積立金約20万円も山崎被告は「盗んだ」と話したという。府警は積立金の紛失を速やかに報告しなかったとして同課次席(55)を所属長注意とした。
 相次ぐ府警警察官の逮捕に対し、片山勉首席監察官は「重く受け止めている。再発防止を徹底する」と謝罪した。
【出典】捜査費窃盗で巡査部長を起訴 京都府警、懲戒免職に 京都新聞 7月24日(金)23時0分配信


■7月24日 「心のたが外れた」「道交法適用ない」飲酒運転の2警官を処分 福岡

 福岡県警は23日、道交法違反(酒気帯び運転)の罪で在宅起訴された小郡署地域課の警部補筬島(おさじま)武志被告(49)を懲戒免職処分としたと発表した。県警警察官の免職処分は今年2人目。また、県警は飲酒運転して基準値以下のアルコール分が検出された柳川署地域課の警部補(58)についても、戒告の懲戒処分とした。警部補は退職を申し出、23日付で了承された。
 県警によると、筬島被告は4日未明、同県粕屋町内で飲酒運転し、現行犯逮捕された。3日夕方以降、JR博多駅内の飲食店2店でビールをグラス6杯、冷酒1合、焼酎水割り3杯、カクテル1杯を飲んでおり、調べに対し「酒の影響で心のたがが外れた状態になり、(運転して)大丈夫と考えてしまった」と供述したという。
 また、柳川署の警部補は5日夜、缶酎ハイ1本と缶ビール1本を飲んだ後に、同県八女市内の大型量販店駐車場で車を運転した。警部補は「駐車場内では道交法は適用されないと考え、運転してしまった」と話したという。
 県警の鍛治田敬首席監察官は「事案の重大性に鑑み、厳正に処分した。再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントした。
=2015/07/24付 西日本新聞朝刊=
【出典】「心のたが外れた」「道交法適用ない」飲酒運転の2警官を処分 福岡
西日本新聞 7月24日(金)7時57分配信


■7月23日 警部補、後輩にセクハラ発言繰り返す 京都府警、懲戒処分

 京都府警亀岡署地域課の50代の警部補が、女性警察官にセクハラ発言を繰り返したとして、減給100分の10(1カ月)の懲戒処分を受けていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。処分は9日付。府警は公表基準に当たらないとして処分を公表していなかった。
 捜査関係者によると、警部補は伏見署地域課に勤務していた今年1月中旬ごろ、京都市内の飲食店で、後輩の30代の女性警察官に「好き」と言い、手を握るなどした。女性警察官が拒否したにもかかわらず、その後もメールや電話で飲食に誘うなど、同様の行為を繰り返したという。
 女性警察官が2月に上司に相談して発覚した。警部補は「好意を抱いてくれていると思った。申し訳ない」と話しているという。
【出典】警部補、後輩にセクハラ発言繰り返す 京都府警、懲戒処分 京都新聞 7月23日(木)16時0分配信


■7月23日 今年上半期、警察での懲戒処分は132人

 今年上半期(1~6月)に全国の警察で懲戒処分を受けた警察官や職員は132人で、昨年同期と比べて7人減少したことが23日、警察庁のまとめで分かった。
 このうち男は130人で、セクハラ事案などの「異性関係」が昨年同期比19人増の54人と目立った。
 「異性関係」54人の内訳では、宴会後のタクシーの車内で女性警察官の体を触るなどのセクハラ事案が同12人増の16人で最多。ほかに盗撮(9人)、強制わいせつ(6人)、ストーカー行為(2人)などがあった。同庁の担当者は「女性警察官の採用を推進する中、セクハラ事案が増えた。防止策を強化する必要がある」と話している。
 その他の処分は、「窃盗・詐欺・横領など」が26人、「交通事故・違反」25人だった。逮捕されたのは昨年同期比2人減の33人で、今年1月には、大阪府警の巡査長が交際相手の女性を殺害する凶悪事件も起きた。パワハラを含む「勤務規律違反など」は同11人減の3人だった。
【出典】今年上半期、警察での懲戒処分は132人 読売新聞 7月23日(木)14時10分配信 最終更新:7月23日(木)14時10分


■7月23日 警察の懲戒処分132人、「セクハラ」増え16人に

 全国で今年1月から6月までの半年に懲戒処分を受けた警察官や警察職員は、前の年の同じ時期に比べ7人減少し、132人となったことが、警察庁のまとめでわかりました。 パワハラで処分を受けた警察官は10人減少して1人でしたが、セクハラは12人増えて16人になりました。
 処分を受けた理由は、セクハラを含む「異性関係」が54人と最も多く、処分の内訳は免職が14人、停職が20人などとなっています。(23日10:51)
最終更新:7月23日(木)18時10分TBS News i
【出典】警察の懲戒処分132人、「セクハラ」増え16人に TBS系(JNN) 7月23日(木)13時11分配信


■7月23日 警察の懲戒処分132人 上半期、セクハラが増加

 警察庁は23日、今年上半期(1~6月)に懲戒処分を受けた警察官と警察職員は132人で、前年同期と比べ7人減ったと発表した。セクハラでの処分が16人と前年同期比で12人増えたという。
 最も重い免職は14人(前年同期比3人減)。うち警察官は11人で、警部補2人、巡査9人だった。停職は20人(同10人減)、減給は73人(同11人増)、戒告は25人(同5人減)だった。
 理由別では「異性関係」が54人(同19人増)で最多だった。このうち一番多かったのがセクハラで、2010年に統計を取り始めてから13年の31人に次いで多かった。宴席で同僚女性の体を触った▽カラオケ店で知人女性の体を触った▽飲酒後に電車で知人女性にキスをした――といった内容だった。
 1千人あたりの処分者数は全体で0・448人。都道府県警別では、高知が2・094人で最も多く、広島(0・882人)、埼玉(0・880人)、京都(0・836人)、大分(0・824人)が続いた。山形、山梨、福井、和歌山、徳島、香川、愛媛、佐賀、沖縄の9県警は処分者がいなかった。
 逮捕されたのは33人で、罪種別では痴漢などの「わいせつ関係」が16人と最も多かった。(八木拓郎)
【出典】警察の懲戒処分132人 上半期、セクハラが増加 朝日新聞デジタル 7月23日(木)11時10分配信


■7月18日 女性巡査がパトロール中に当て逃げ 京都「頭が真っ白に」

 京都府警中京署地域課の20代の女性巡査が、パトロール中にオートバイで駐車車両に接触し、事故を申告しなかったとして、道交法違反(当て逃げ)などの疑いで書類送検されていたことが17日、京都府警への取材で分かった。送検は6月8日付。巡査は同18日に本部長訓戒の内部処分を受け、依願退職した。
 府警によると、巡査は5月2日午後8時半ごろ、京都市中京区内の交差点で、駐車中の軽乗用車に接触して転倒したが、事故を申告せず勤務に戻ったという。物損事故の翌日、目撃者から連絡を受けた軽乗用車の持ち主が府警に相談して発覚した。巡査は「頭が真っ白になってパニックになった」と話したという。府警監察官室は「再発防止に努める」と謝罪した。
【出典】女性巡査がパトロール中に当て逃げ 京都「頭が真っ白に」 京都新聞 7月18日(土)0時23分配信


■7月17日 「頭が真っ白になって逃げた」 京都府警の女性巡査がパトロール中にあて逃げ

 京都府警中京署地域課に所属する20代の女性巡査がパトロール中にあて逃げしたとして、道交法違反容疑で書類送検されていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。府警は6月18日付で本部長訓戒とし、女性は同日付で依願退職した。
 捜査関係者によると、女性は5月2日午後8時半ごろ、京都市中京区の市道で公用オートバイでパトロール中、駐車していた軽乗用車に接触。そのまま逃走したという。
 事故を目撃した通行人が翌日、中京署に通報し発覚。府警監察官室によると、女性は「頭が真っ白になって逃げてしまった」と話したという。
 府警は6月8日に道交法違反容疑で書類送検。京都区検が略式起訴し、京都簡裁が罰金5万円の略式命令を出した。監察官室は「職務倫理教養を徹底し再発防止に努める」としている。
【出典】「頭が真っ白になって逃げた」 京都府警の女性巡査がパトロール中にあて逃げ 産経新聞 7月17日(金)23時24分配信


■7月17日 警察官舎でわいせつ行為=男性巡査長、停職処分―山口県警

 警察官舎で知人女性にわいせつな行為をしたなどとして、山口県警は17日、男性巡査長(34)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
 巡査長は「本当に申し訳ないことをした」と認め、同日依願退職した。県警は所属を明らかにしなかった。
 県警監察官室によると、巡査長は2010年5~7月、官舎自室に知人女性を誘い、胸を触ったりキスしたりした。11年7月にも別の知人女性に同様行為をした。巡査長は当時酒に酔っていた。女性のうち1人が県警に相談し発覚した。
 巡査長は11年7月以降、別の知人女性2人にも不適切な行為をしたという。 
【出典】警察官舎でわいせつ行為=男性巡査長、停職処分―山口県警 時事通信 7月17日(金)18時28分配信


■7月16日 ライター近づけ、4時間立たせる…警察パワハラライター近づけ、4時間立たせる…警察パワハラ

 部下にパワーハラスメントを繰り返したとして、滋賀県警は15日、二つの警察署の男性警部(40歳代)、男性警部補(同)、男性巡査部長(30歳代)を減給などの懲戒処分にした。
 発表では、警部と警部補は同じ署に勤務。昨年3月~今年5月、職場で、部下3人に計約20回にわたり、「もういらん、やめてしまえ」などと暴言を浴びせたほか、机の前に最長4時間立たせたり顔を殴ったりした。火が付いたライターを体に近づけたこともあった。
 処分は、警部が減給100分の10(3か月)、警部補は同(1か月)。警部は警部補への降格を申し出ており、「指導方法を誤っていた。申し訳ない」と話したという。県警は監督責任を問い、署長を本部長訓戒、出向中の元副署長を帰任後に本部長注意とする予定。
【出典】ライター近づけ、4時間立たせる…警察パワハラライター近づけ、4時間立たせる…警察パワハラ 読売新聞 7月16日(木)10時8分配信


■7月16日 パワハラで警官3人処分=部下殴り「辞めろ」-滋賀県警

 滋賀県警は15日、部下の顔面を殴るなどのパワハラ行為を繰り返したとして、40代の男性警部ら3人を減給などの懲戒処分にしたと発表した。
監察官室によると、同じ署に勤務するいずれも40代の警部と警部補は昨年3月~今年5月、部下の30代の巡査部長と20代の巡査長2人に対し、20回前後にわたり顔面を殴ったり火の付いたライターを近づけたりしたほか、「お前なんかもういらん」「辞めてしまえ」と叱責するなどのパワハラ行為を行った。県警は2人を減給処分とした。
 また、別の署の交番に勤務する30代の男性巡査部長は、部下の20代の巡査長2人に対し、頭を殴るなどのパワハラ行為を繰り返したとして、戒告処分を受けた。
 吉田隆首席監察官の話 誠に遺憾。職員に対する指導教養を一層強化し、職場環境の改善、再発防止に努めていきたい。
【出典】■7月16日 パワハラで警官3人処分=部下殴り「辞めろ」-滋賀県警 時事ドットコム(2015/07/15-19:53)


■7月15日 島根県警、男性を誤認逮捕 住居侵入容疑、釈放後に謝罪

 島根県警は15日、住所不定の無職男性(63)を住居侵入容疑で誤認逮捕し、釈放したと発表した。防犯カメラの映像から、事件に無関係と判断したという。
 捜査1課によると、6月13日午後8時半ごろ、何者かが益田市の民家に侵入し、逃走。同16日、益田署員が同県出雲市内で、住人の目撃証言と容姿が似ているとして、「やっていない」と否認する男性を逮捕した。
 署員がその後、男性が事件当時にいたと話した山口県阿武町の「道の駅」の防犯カメラを調べると、事件発生の約45分前に男性とみられる姿が映っていた。事件現場から道の駅までは約45キロ離れており、署は自転車で旅行中という男性の犯行は困難と判断。翌17日に釈放し、今月14日、署員が男性に謝罪したという。
 小谷直也捜査1課長は「深くおわびする。適正な捜査と再発防止を徹底したい」とする談話を出した。
【出典】島根県警、男性を誤認逮捕 住居侵入容疑、釈放後に謝罪 朝日新聞デジタル 7月15日(水)23時49分配信


■7月15日 男性を誤認逮捕=アリバイ判明、謝罪―島根県警

 島根県警は15日、住居侵入容疑で住所不定無職の男性(63)を誤認逮捕していたと発表した。
 防犯カメラの映像でアリバイが判明し、県警は男性を釈放。14日、男性に謝罪した。
 県警によると、6月13日午後8時半ごろ、益田市の民家に何者かが侵入。目撃した住人の証言と容姿や所持品が似ていた男性を出雲市内で益田署員が発見し、16日に逮捕した。
 男性は「自転車で旅をしており、当時は山口県にいた」と容疑を否認。詳しく調べた結果、この民家から約45キロ離れた同県阿武町の道の駅に、事件の十数分前に男性がいたことが、防犯カメラの映像で裏付けられた。県警は逮捕翌日に男性を釈放、今月14日に電話で謝罪した。
 小谷直也県警捜査1課長の話 深くおわびする。再発防止を徹底し、信頼回復に努める。 
【出典】男性を誤認逮捕=アリバイ判明、謝罪―島根県警 時事通信 7月15日(水)18時25分配信


■7月14日 交通違反もみ消し 巡査部長を懲戒免職

 奈良県警の44歳の巡査部長が、スピード違反をもみ消し現金を受け取ったとされる事件で、奈良地検は加重収賄などの罪で起訴しました。
 この巡査部長は、別の交通違反でも検挙しない見返りに現金を受け取った上、風俗店を無料で利用していたとしてすでに起訴されていて、奈良県警は14日付けで懲戒免職処分としました。
 起訴状などによりますと、奈良警察署の巡査部長、中西祥隆被告は、3年前、高速隊に勤務していた際に名阪国道でスピード違反をした40代の女性に対し、自動速度違反取締装置=「オービス」の画像を不正に操作して、検挙せずもみ消した見返りに現金2万4800円を受け取った、加重収賄などの罪に問われています。
 中西被告は去年1月別の交通違反でも、検挙しない見返りに現金を受け取り、風俗店を無料で利用していたとして既に起訴されています。
 奈良県警は14日付けで中西被告を懲戒免職としたほか、監督責任を問い、事件当時、上司だった高速隊長と副隊長を本部長訓戒処分としました。
 奈良県警は、中西被告に他にも余罪があるとみて捜査を続けています。
【出典】交通違反もみ消し 巡査部長を懲戒免職 毎日放送 最終更新:7月14日(火)23時24分


■7月14日 不正20数件に関与か 奈良県警の交通違反もみ消し巡査部長

 交通違反をもみ消す見返りに現金などを受け取ったとして加重収賄罪などで起訴された奈良県警奈良署の巡査部長、中西祥隆被告(44)=同県橿原市新賀町=が、同様の不正を二十数件繰り返していたとみられることが14日、捜査関係者への取材で分かった。中西被告について、奈良地検は同日、同罪などで追起訴、奈良県警は懲戒免職処分とした。 県警は、もみ消しの現場に居合わせながら黙認したとして、犯人隠避罪で略式起訴された橿原署の男性巡査長(27)を戒告。監督責任を問い、中西被告が所属していた当時の高速隊長だった天理署長(57)や副隊長だった交通部調査官(54)ら3人を本部長訓戒などとした。
 起訴状によると、中西被告は高速隊所属だった平成24年5月、速度超過した三重県の40代の女性を摘発せず、速度違反自動取締装置(オービス)の画像を操作して虚偽の報告書を作成。見返りに現金約2万5千円を受け取ったとしている。
 このほか、26年1月には無免許運転で事故を起こした風俗店経営の男=贈賄罪などで起訴=に身代わりを立てさせ、虚偽の事故処理をして現金3万円を受け取り、男の風俗店を4回無償利用したとしている。
【出典】不正20数件に関与か 奈良県警の交通違反もみ消し巡査部長 産経新聞 7月15日(水)8時42分配信


■7月14日 京都府警でまた速度違反 副署長がオートバイで42キロ超過

 京都府警山科署の副署長(53)が、京都府南丹市の国道で制限速度を42キロ超える時速92キロでオートバイを運転し、道交法違反容疑で交通切符(赤切符)を交付されていたことが14日、府警への取材で分かった。
 府警によると、12日午後3時45分ごろ、京都府南丹市の国道162号で私用のオートバイを運転。50キロの制限速度を42キロ超過して、取り締まり中の南丹署員に切符を切られたという。
 この日、副署長は休日でツーリングに行き、京都市内に戻る途中だった。
 山科署の吉崎幸二署長は「署の幹部がスピード違反をしたことは誠に遺憾。2度と繰り返さないよう署員の指導を徹底していく」と話した。
 府警では、3月にも山科署の20代の男性巡査が通勤中に制限速度を51キロ超えるスピード違反をし、懲戒処分を受けていた。また、6月には、京丹後署員2人が、事件捜査のため捜査車両2台を走行中、速度違反をし、それぞれ赤切符と交通反則切符(青切符)を交付されるなど、速度違反が相次いでいる。
【出典】京都府警でまた速度違反 副署長がオートバイで42キロ超過 産経新聞7月14日(火)20時18分


■7月13日 動画投稿サイトでバレた!住之江署員のバイク「一時停止違反」

 大阪市住之江区の交差点で6月、バイクで巡回中の大阪府警住之江署地域課の男性警察官2人が、十分に一時停止をせず通過する様子がインターネットの動画投稿サイトなどに掲載され、通報を受けた府警監察室が業務指導していたことが13日、府警への取材で分かった。1人は一時停止違反の反則切符(青切符)を交付された。
 監察室によると、同署の警察官2人は6月24日午後2時40分ごろ、バイクで巡回中に交差点で一時停止をしなかった疑いがあるという。実況見分の結果、違反が裏付けられた1人を反則告知し、もう1人は保留としたが、監察室は「警察官として最善の注意をすべきだ」と業務指導した。
【出典】動画投稿サイトでバレた! 住之江署員のバイク「一時停止違反」産経新聞 2015.7.13 11:43


■7月9日 「スカートからのぞく下着に性的興奮を覚え…」トイレ盗撮の白バイ隊員を停職6月の懲戒処分に 京都府警

 京都府警の白バイ隊員が警察施設のトイレなどで女性職員らを盗撮した事件で、府警は9日、交通部交通機動隊巡査、長田淳被告(31)=府迷惑行為防止条例違反罪で起訴=を停職6カ月の懲戒処分とした。長田被告は同日付で依願退職。「不快な思いをさせ反省している」と話したという。今年に入り府警が懲戒処分をしたのは7人目。
 府警によると、長田被告は、平成25年8月ごろから約1年10カ月にわたり、コンビニや書店などで盗撮行為を繰り返していたという。自宅から押収したハードディスクには、約1600点の盗撮動画が保存。「盗撮サイトでスカートからのぞく下着に性的興奮を覚え、リアリティーを求めて撮るようになった」と動機について話したという。
 片山勉首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾。再発防止に向け厳正な人事管理を徹底したい」とコメントした。
【出典】「スカートからのぞく下着に性的興奮を覚え…」トイレ盗撮の白バイ隊員を停職 6月の懲戒処分に 京都府警 
産経新聞 7月9日(木)22時26分配信



■7月9日 京都府警、白バイ巡査を懲戒処分 警察内やコンビニで盗撮

 京都府警交通機動隊員が女性を盗撮したとされる事件で、府警監察官室は9日、同隊巡査(31)=府迷惑行為防止条例違反の罪で起訴=を停職6カ月の懲戒処分とした。巡査は同日、依願退職した。
 府警の説明では、巡査は昨年10月、勤務中に府内の警察施設の男女共用トイレに小型カメラを設置し、府警の女性職員を盗撮したという。今年5月には、京都市北区のコンビニで、高校3年の女子生徒2人のスカート内を、靴に仕込んだカメラで撮影したとされる。「インターネットの盗撮サイトを見て、女性の下着に興奮を覚えた」と話したという。
 府警によると、巡査は2013年8月ごろからコンビニや書店などで盗撮を繰り返していたといい、自宅のパソコンに女性を盗撮したとみられる画像約1600点が保存されていた。被害者の特定には至らなかったという。片山勉首席監察官は「警察官としてあるまじき行為。被害に遭われた方や府民におわび申し上げる」と謝罪した。
【出典】京都府警、白バイ巡査を懲戒処分 警察内やコンビニで盗撮 京都新聞 7月9日(木)21時50分配信


■7月7日 バイクの接触事故届けず、巡査を書類送検…徳島

 徳島県警の20歳代の女性巡査が勤務中にバイクで通行人の60歳代女性と接触事故を起こしたうえ、届けなかったとして、同県警は6日、巡査を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(事故不申告)の疑いで徳島地検に書類送検した。県警は同日、巡査を所属長訓戒処分とした。
 県警監察課などによると、巡査は徳島東署の交番に勤務。5月中旬、事故現場から交番に戻る途中、市道交差点で転倒し、倒れたバイクが近くを自転車で走っていた女性の足に接触したが、県警に事故を届け出なかった疑い。女性は右足の指に軽傷。
 女性は事故当時、「大丈夫」と告げて立ち去ったが、翌日に「足に違和感がある」と県警に訴えて発覚。巡査は「上司に叱責されるのが怖く、申告しなかった」と説明しているという。
 同課は「警察官が法令違反を犯すのは極めて遺憾」としている。
【出典】バイクの接触事故届けず、巡査を書類送検…徳島 読売新聞 Copyright © The Yomiuri Shimbun 2015年07月07日


■7月7日 福岡県警でまた…警察官が“飲酒運転”、2日連続

 先週、飲酒運転の警察官が逮捕されたばかりの福岡県警で、また、警察官が飲酒運転で摘発されました。相次ぐ不祥事に県民もあきれ顔です。
【出典】福岡県警でまた…警察官が“飲酒運転”、2日連続 テレビ朝日系(ANN) 7月7日(火)16時6分配信 最終更新:7月8日(水)0時43分テレ朝 news

■7月6日 福岡県警の警官が飲酒運転 立件対象外、書面で指導

 酒を飲んで車を運転したとして、福岡県警は6日、柳川署地域課の男性警部補(58)を書面で指導したと発表した。同県内では4日に小郡署の警察官が飲酒運転容疑で逮捕され、県警が全職員に再発防止を徹底したばかりだった。
 監察官室によると、警部補は5日夜、同県八女市蒲原の大型量販店の駐車場で酒気を帯びて自分の乗用車を運転したとされる。「缶ビールなどを飲んだ」と話しているといい、呼気1リットルあたり0・13ミリグラムのアルコールが検出された。違反基準値の0・15ミリグラムには満たないため、立件の対象ではないという。
 駐車場内にパトカーが入った際に警部補の車がすぐに発進したため、八女署員が職務質問して発覚した。
【出典】福岡県警の警官が飲酒運転 立件対象外、書面で指導 朝日新聞デジタル 2015年7月6日20時54分


■7月4日 飲酒運転容疑で警部補逮捕=福岡県警

 福岡県警は4日、酒気帯び運転をしたとして、道交法違反容疑で県警小郡署地域課の警部補筬島武志容疑者(49)=同県宗像市稲元=を逮捕した。容疑を認めているという。 県警によると、4日午前0時半ごろ同県粕屋町で、飲酒運転取り締まり中の粕屋署員が、交差点を通り過ぎていったん止まるなど不審な動きをしていた車を停止させ、職務質問した。運転していた筬島容疑者から酒の臭いがしたため検査したところ、基準値を超えるアルコールが検出された。職務質問中には、車両を急後退させ逃走しようとする動きも見せたという。
 同容疑者は3日の勤務後、50代の知人女性と2人でJR博多駅構内の飲食店でビール5、6杯や焼酎を飲んだ後、自家用車で女性を送る途中だった。県警は女性についても捜査する。
 県警は今年の三大重点目標の一つに飲酒運転の撲滅を掲げ、今月は取り締まり強化月間だった。
【出典】飲酒運転容疑で警部補逮捕=福岡県警 時事ドットコム(2015/07/04-10:03)


■7月3日 つきまとい:暴力団対策室長の警視を2階級降格 京都府警

 京都府警は、女性につきまとい行為をしたとして戒告の懲戒処分にした50代の暴力団対策室長の警視を2階級降格させ、警部補とした。自ら申し出たという。1日付の人事異動で、京都府南部の警察署に異動させた。
 府警は6月、滋賀県内で知り合った女性にメールなどを繰り返し、しつこくつきまとい行為をしたとして警視を懲戒処分。女性から被害相談を受けた滋賀県警は、ストーカー規制法に基づく警告をしていた。(共同)
【出典】つきまとい:暴力団対策室長の警視を2階級降格 京都府警 毎日新聞 2015年07月03日 21時49分(最終更新 07月04日 08時58分)


■7月2日 警視庁21歳巡査、千葉・船橋市で飲酒運転、男性に軽傷を負わせ

 飲酒運転で事故を起こしたのは、警視庁の警察官だった。
逮捕された警視庁荻窪警察署の巡査・後藤良弥容疑者(21)は、6月11日、友人らと飲酒したあと乗用車を運転し、千葉・船橋市の国道で、信号待ちで停車中だった車に追突して、男性(37)に軽傷を負わせた疑いが持たれている。
また、事故のあと、後藤容疑者は、一緒に車に乗っていた友人に身代わりを依頼して、現場に来た警察官に、うその報告をした疑いも持たれている。
【出典】警視庁21歳巡査、千葉・船橋市で飲酒運転、男性に軽傷を負わせる fnn-news 07/02 13:09


■7月2日 警官同行「だまされたふり」ミス…百万振り込む

 大分県警は2日、特殊詐欺事件の捜査で、捜査に協力していた女性(80歳代)の横に警察官がいたにもかかわらず、現金自動預け払い機(ATM)から約100万円を犯人グループの口座に振り込むミスがあったと発表した。
 県警は過失を認め、国家賠償法に基づき、女性に全額を賠償した。
発表によると、1月27日、同県国東市の女性宅に市職員を名乗る男から医療費の還付金に関する電話があり、女性は約100万円を振り込んだ後に国東署に相談。翌28日には銀行員をかたる男から電話があったため、同署は「だまされたふり」をして、口座番号を特定し、凍結する手続きを進めることにした。
 男から指示を受けた女性に男性巡査(28)が同行。巡査は、口座の凍結に必要な名義人を特定するため、男と女性の携帯電話の会話に集中するあまり、ATM画面をよく見ていなかった。その間に、女性が指定された口座に99万9313円を振り込んでしまったという。県警は女性に謝罪し、振込手数料を含む99万9691円を支払った。
 県警捜査2課の衛藤達也次席は「大変申し訳ない。指導を徹底し、被害防止と犯人検挙に全力を尽くす」とコメントした。
【出典】警官同行「だまされたふり」ミス…百万振り込む 読売新聞 7月2日(木)17時29分配信


■7月1日 護送車の警部補を書類送検へ 萩原さんバイク死亡事故・警視庁

 俳優の萩原流行(本名・光男)さん(62)が死亡した交通事故で、警視庁が自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で、萩原さんが転倒する直前に車線変更した護送車を運転していた50代の男性警部補を月内にも書類送検する方針を固めたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
 交通捜査課などの捜査で、護送車が車線変更する際の安全確認が不十分だったことが判明。同課は、車線変更が萩原さんが死亡する一因になったと判断した。同課は、萩原さんをひいた乗用車の男性も同容疑で書類送検する方針。
 同課などによると、事故は4月22日午後6時5分ごろ、東京都杉並区で発生。現場は片側3車線の直線道路で、左車線を走行していた護送車が車線変更し、中央車線を走行中の萩原さんのバイクと接触。投げ出された萩原さんは後続の別の乗用車にひかれた。
【出典】護送車の警部補を書類送検へ 萩原さんバイク死亡事故・警視庁 産経新聞 7月1日(水)22時18分配信


■7月1日 萩原流行さん妻「着せられた汚名そそぎたい」 刑事告訴も検討

 4月22日にバイク事故で死去した俳優、萩原流行(享年62)の妻で元女優のまゆ美さん(62)が1日、東京都内で会見。事故の報道で夫の名誉が傷つけられたとし、「萩原流行の名誉回復が一番の願い。着せられた汚名をそそぎたい」と涙声で訴えた。
 先月に続き、2度目の会見を開いたまゆ美さんは、亡くなる4月まで何十年も愛用していたという萩原さんのジャケットを羽織って登場。「きょうは私がこれを着て、萩原と一緒に来ました」とほほえんだ。
 先月の会見で警察への不信感をあらわにしていたが、今回は2013年1月に流行さんが運転した乗用車が自転車と接触した事故当時から“疑問”を抱えていたことを告白。当時、荻窪署が2度現場検証したが、その後検事による現場検証が行われ、刑事事件にはならなかったという。まゆ美さんは「刑事罰も罰金もない。点数も引かれていない」と主張し、「荻窪署が面目をつぶされ、大恥をかいた」と説明した。
 その後、2014年10月に乗用車を運転中、50代男性に後ろから接触し、そのまま走り去った事故が、半年後の今年3月24日に書類送検されたが、その際に13年1月の事故が報道されたことに「私としては警察の意図で、荻窪署の逆恨みだと思う」と声を震わせた。
【出典】萩原流行さん妻「着せられた汚名そそぎたい」 刑事告訴も検討 SANSPO 2015.7.1 19:12


■6月30日 長男に無免許運転させ指導、車が駐車場土手から転落 運転免許課職員を訓戒処分

 県警は29日、福井市内の駐車場で20代の長男に車を無免許運転させたとして、県警運転免許課に勤務していた50代の男性職員を所属長訓戒処分にしていたことを明らかにした。県警によると、男性職員は坂井市の運転者教育センター内の同課に勤務していた平成25年12月21日夕方ごろ、福井市内の駐車場で、運転免許証を持っていない長男に、運転の基本を教えようと乗用車を運転させたとしている。車が駐車場の土手から草むらに転落し、長男は顔に軽傷を負ったという。119番通報したことから無免許運転が発覚。26年2月13日付で処分を受けた。県警は軽微な事案として公表しなかった。
【出典】長男に無免許運転させ指導、車が駐車場土手から転落 運転免許課職員を訓戒処分 産経新聞 6月30日(火)10時0分配信


■6月29日 宮城県警巡査長が飲酒運転で懲戒処分

 宮城県警は29日、酒気帯び運転と当て逃げの罪で仙台簡裁から罰金38万円の略式命令を受けた県警機動警ら隊の山本亮巡査長(27)=同県富谷町富ケ丘1丁目=を懲戒免職処分とした。県警監察課によると、山本巡査長は14日午前2時55分ごろ、仙台市泉区泉ケ丘3丁目の国道4号で、酒気帯び状態で乗用車を運転し、歩道に進入して標識やガードパイプに衝突。車を置いて現場から逃げた。
【出典】「巡査長飲酒運転」懲戒免職処分に 宮城県警 河北新報オンラインニュース 2015年06月30日火曜日


■6月24日 三重県警男性巡査長、監視中に居眠りで保護男性の自殺発見遅れる

 三重県四日市市新正の四日市南署に保護されていた同市、自称土木作業員の男性(当時52歳)が首をつって自殺した問題で、監視に当たっていた50歳代の男性巡査長が居眠りをし、発見が遅れたことが、県警への取材でわかった。県警は5月29日付で、男性巡査長を所属長注意処分とした。
【出典】監視の巡査長居眠り…保護男性の自殺発見遅れる 読売新聞
(YOMIURI ONLINE)2015年06月24日 15時08分



■6月23日 「酒気帯び当て逃げ」宮城県警巡査長を追送検

 酒を飲んで車を運転し自損事故を起こしたとして、宮城県警機動警ら隊の巡査長山本亮容疑者(27)=同県富谷町富ケ丘1丁目=が逮捕された事件で、県警は22日、道交法(当て逃げ、安全運転義務)違反の疑いで、山本容疑者を追送検した。
 送検容疑は14日午前2時55分ごろ、仙台市泉区泉ケ丘3丁目の国道4号で酒気帯び状態で乗用車を運転し、歩道に進入して標識やガードパイプに衝突、車を置いて現場から逃げた疑い。
 泉署によると、山本容疑者は「ぼんやりしていて、気付いたらガードパイプに衝突していた。飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと容疑を認めている。同容疑者は非番だった13日午後7時~14日午前1時ごろ、同僚ら3人と泉区内の飲食店で酒を飲み、タクシーで帰宅。その後、車を運転して泉区のラーメン店で食事し、帰宅する途中に事故を起こした。
【出典】「酒気帯び当て逃げ」宮城県警巡査長を追送検 河北新報 2015年6月23日火曜日


■6月23日 「奈良県警警官汚職」巡査部長、オービスも、もみ消しか

 無免許運転で事故を起こした男の違反をもみ消したなどとして、奈良県警奈良署の巡査部長、中西祥隆容疑者(44)=同県橿原市新賀町=が犯人隠避容疑などで逮捕された事件で、中西容疑者が県警高速隊に勤務していた数年前、速度違反自動監視装置(オービス)による取り締まりで別の違反者についてももみ消した疑いがあることが22日、複数の関係者への取材で分かった。
 関係者によると、中西容疑者は、道路沿いに設置され、速度超過車両を自動で取り締まるオービスのチェックなどを高速隊で担当していた際にもみ消した疑いがある。
 中西容疑者は今月3日、昨年1月に同県大和郡山市の西名阪自動車道で事故を起こした住所不定、風俗店経営、堀遼被告(24)=風営法違反罪などで起訴=が無免許運転をしたのに、風俗店従業員の20代男性を身代わりにさせたなどとして逮捕された。
 県警などによると、中西容疑者と堀被告は初対面とみられる。中西容疑者は事故現場で現金数万円を受け取ったほか、事故後には堀被告が経営する派遣型風俗店を無償で利用した疑いがあり、県警は贈収賄容疑でも捜査している。
【出典】「奈良県警警官汚職」巡査部長、オービスも、もみ消しか 毎日新聞 6月23日(火)2時30分配信


■6月21日 捜査車両2台、速度違反30キロ…1台は赤切符

 京都府警京丹後署の捜査車両2台が事件の容疑者宅の捜索に向かう際、約30キロの速度違反を犯し、それぞれの車を運転していた男性巡査部長と男性巡査(いずれも20歳代)が道交法違反容疑で摘発されていたことが府警への取材でわかった。
 府警監察官室によると、2台は18日朝、京丹波町の国道を走っていたが、巡査部長は法定速度(50キロ)を31キロ、巡査は29キロ上回るスピードで運転し、取り締まり中の南丹署員にそれぞれ赤切符と青切符を交付された。違反速度が30キロ未満は行政処分対象の青切符、30キロ以上は刑事手続きに入ることを示す赤切符になる。2台は16日に摘発した偽装結婚事件で、容疑者宅の捜索のため奈良県内に向かっていた。いずれも他の署員が乗っていた。速度違反をした理由について同室は「言えない」としている。
【出典】捜査車両2台、速度違反30キロ…1台は赤切符 読売新聞 2015年06月21日 11時29分


■6月19日「盗撮容疑」警視庁が巡査部長書類送検「勤務中にもやった」

 女性の盗撮を繰り返したとして、警視庁は19日、同庁大崎署刑事組織犯罪対策課の男性巡査部長(32)=東京都板橋区=を都迷惑防止条例違反容疑で書類送検した。併せて停職1カ月の懲戒処分とし、巡査部長は同日付で辞職した。
 送検容疑は4月15日、渋谷区宇田川町のドラッグストアで、カメラ機能付きスマートフォンを使い、女性客の背後からスカートの中を盗撮したとしている。巡査部長は直後に別の女性客を盗撮しようとして気づかれ、店員に取り押さえられた。
 同庁によると、巡査部長は「勤務中にもやった。見つかるか見つからないかのスリルがたまらなかった」と容疑を認めている。昨年9月ごろから都内の繁華街にあるディスカウントストアなどで盗撮を繰り返すようになったといい、スマホや自宅のパソコンから約750人分の動画が見つかった。【曽田拓】
【出典】「盗撮容疑」警視庁が巡査部長書類送検「勤務中にもやった」 毎日新聞 6月19日(金)22時38分配信


■6月19日 盗撮で2警官書類送検=兵庫県警

 女性のスカート内を盗撮したとして、兵庫県警監察官室は19日、県迷惑防止条例違反容疑で男性警察官2人を書類送検するとともに、同日付で減給の懲戒処分にした。2人はいずれも容疑を認めており、同日依願退職した。
 同室によると、神戸西署の巡査部長(36)は4月5日午後4時50分ごろ、神戸市中央区の商業施設で女子高校生のスカート内に小型カメラを忍ばせたかばんを差し入れ、撮影した疑い。
 たつの署の巡査長(29)は5月8日午後6時15分ごろ、姫路市の量販店で40代の女性のスカート内をスマートフォンで撮影した疑い。
【出典】盗撮で2警官書類送検=兵庫県警 時事通信 6月19日(金)16時9分配信


■6月18日 小型カメラで警察施設のトイレ盗撮 京都府警白バイ隊員を起訴

 警察施設のトイレで女性職員を盗撮したなどとして、京都地検は18日、府迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為)罪で、府警交通機動隊の白バイ隊員の巡査、長田淳容疑者(31)を起訴した。地検は認否を明らかにしていない。 起訴状などによると、長田被告は平成26年10月、京都府内の警察施設で男女共有トイレの個室内に小型カメラを設置し、20代の女性職員を盗撮。また27年5月、京都市北区のコンビニで、小型カメラを取り付けた靴を使って女子高生らのスカートの中を動画で撮影したとしている。
【出典】小型カメラで警察施設のトイレ盗撮 京都府警白バイ隊員を起訴 産経新聞 6月18日(木)19時14分配信


■6月17日 痴漢容疑で会社員男逮捕=3月交番前で取り逃がす―警視庁

 女子高校生に電車内で痴漢をしたとして、警視庁小松川署は17日、都迷惑防止条例違反容疑で、都内に住む40代の会社員男を逮捕した。男は今年3月、痴漢行為をしたとして交番に連行されたが、警察官が取り逃がしていた。男は容疑について「覚えていない」と供述しているという。
 警視庁によると、3月26日午前1時ごろ、東京都江戸川区のJR平井駅の駅前交番に、痴漢を捕まえたと駅職員から届け出があった。小松川署の30代の男性巡査長が、取り押さえられていた男をホームから交番に連行。40代の男性巡査部長と2人で交番内に入れようとしたところ、男は腕を振り払って逃走した。100メートルほど追跡したが見失い、その後、同署員約70人態勢で捜索したが見つからなかった。
 逮捕容疑は3月26日午前1時前、JR総武線下り電車内で女子高生に痴漢行為をした疑い。
 警視庁は防犯カメラの映像などから男を特定し、自宅近くで逮捕した。
 警視庁の話 交番に入室させる際に警察官に油断があったと言わざるを得ない。再発防止に努める。
【出典】痴漢容疑で会社員男逮捕=3月交番前で取り逃がす―警視庁 時事通信 6月17日(水)15時46分配信


■6月16日 「汚れた手、子供なでられるのか」 誤認逮捕で自白迫る

【写真】「(誤認逮捕は)忘れたいと思っても、記憶から消し去ることができません」。判決後、男性の談話を読み上げる代理人の赤堀順一郎弁護士=15日午後、大阪市北区、太田航撮影
 ある日突然、身に覚えのない容疑をかけられ、そのまま自由を奪われたら――。そんな悪夢が現実になった大阪府警北堺署と大阪地検堺支部の誤認逮捕・起訴。15日の大阪地裁判決は、ずさんな捜査で無実の人を苦しめた捜査当局の姿勢を厳しく批判した。どうすれば冤罪(えんざい)は防げるのか。捜査現場の模索が続く。
 「私の人生は、誤認逮捕で大きく変えられてしまいました。今日の判決が、心身ともに健康で幸せだった頃の人生を取り戻すきっかけになればと思います」
 判決後、原告代理人の赤堀順一郎弁護士(大阪弁護士会)が記者会見し、誤認逮捕された男性会社員(44)の談話を読み上げた。
 捜査段階から容疑を否認してきた男性。判決では、大阪府警の取調官が男性に何度も自白を迫った際の文言が明らかにされた。
 「その汚れた手で子どもの頭をなでてあげられますか」「反省する気持ちはないのか。お前が犯人である証拠はそろっている」「いくらでも捜査は続ける。お前は普通じゃないんやで」
【出典】「汚れた手、子供なでられるのか」 誤認逮捕で自白迫る 朝日新聞デジタル 6月16日(火)10時13分配信


■6月15日 大阪府警誤認逮捕、国と府に賠償命令 地裁判決

 大阪地裁は15日、大阪府警北堺署と大阪地検堺支部に窃盗容疑で逮捕・起訴され、のちに無実と判明した男性会社員(44)=堺市=にずさんな捜査や85日間の身柄拘束で精神的苦痛を与えたとして、国と府に慰謝料など計約620万円の賠償を命じる判決を言い渡した。植屋伸一裁判長は「裏付け捜査を尽くさず、取り調べで人格を非難した」と述べ、逮捕・起訴はいずれも違法と判断した。
 判決によると、2013年1月12日~13日に堺市内の駐車場で他人の車から給油カードを盗み、それを使って13日に市内のセルフ式給油所でガソリン24・8リットル(3479円分)を自分の車に給油して盗んだ疑いを男性はかけられた。
 北堺署は、給油カードが使われた際の領収書の控えから犯行時刻を特定。給油所の防犯カメラ映像から、その時間帯に給油した男性を「容疑者」と判断した。署は13年4月にカード窃盗の疑いで逮捕し、5月にガソリン窃盗容疑で再逮捕。地検堺支部が6月、ガソリン窃盗の罪で起訴し、カード窃盗容疑は不起訴(嫌疑不十分)とした。
 しかし、男性の車が犯行時刻の1分後、給油所から6・4キロ先の高速道路入り口を通過した履歴がETCカードに残り、給油所の防犯カメラは表示時刻が8分進んでいたといった新事実が弁護人の調査で判明。検察は同7月に起訴を取り消した。その後、男性の6分後に給油した男(41)が真犯人として逮捕・起訴され、実刑が確定した。
【出典】大阪府警誤認逮捕、国と府に賠償命令 地裁判決 阿部峻介 2015年6月15日20時39分


■6月15日 「京都府警」捜査2課巡査部長を窃盗容疑で逮捕

 京都府警捜査3課は15日、京都市伏見区竹田久保町の府警捜査2課巡査部長、山崎真容疑者(36)を窃盗容疑で逮捕した。府警の警察官が逮捕されるのは今年に入り4人目。
 容疑は今年4月2日夜から5日朝までの間、捜査2課別室で、上司の男性警部(51)の机の引き出しに入っていた捜査費用約15万円を盗んだとされる。容疑を認めているという。
 府警によると、山崎容疑者は「パチンコなどギャンブルで借金があり、金に困っていた」と話しているという。山崎容疑者はインターネットオークションで落札者から金をだまし取った疑いもあり、府警は詐欺容疑でも調べる方針。【村田拓也】
【出典】「京都府警」捜査2課巡査部長を窃盗容疑で逮捕 毎日新聞6月15日(月)22時49分


■6月15日 巡査部長が警察本部内で盗み…捜査費15万円 ネットオークション詐欺「余罪」も

 執務室から捜査費を盗んだとして、京都府警は15日、窃盗の疑いで、捜査2課の巡査部長、山崎真容疑者(36)=京都市伏見区=を逮捕した。府警によると、容疑を認めている。山崎容疑者はネットオークションで落札者から金をだまし取った疑いも浮上しており、府警は詐欺容疑でも慎重に捜査している。
 逮捕容疑は4月上旬、京都市上京区の府警本部別館にある捜査2課執務室の机の中に保管されていた捜査費15万円を盗んだとしている。
 府警によると、山崎容疑者は特殊詐欺などの捜査班に所属。捜査費は上司の男性課長補佐が管理し、引き出しは施錠されていたが、鍵は室内にあったという。執務室には捜査員以外の立ち入りはほぼなく、内部犯行の可能性が高いとみて捜査していた。山崎容疑者には、ギャンブルなどで少なくとも数百万円の借金があったという。
 府警捜査2課の西村英明次席は「課員が逮捕されたことは誠に遺憾。捜査の結果を踏まえ、再発防止に努める」とコメントした。
【出典】巡査部長が警察本部内で盗み…捜査費15万円 ネットオークション詐欺「余罪」も 産経新聞6月15日(月)21時18分


■6月15日 巡査長が酒気帯び事故、パイプ30mなぎ倒す

 宮城県警は14日、同県警機動警ら隊巡査長、山本亮容疑者(27)(同県富谷町富ヶ丘)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。
 発表によると、山本容疑者は同日午前2時55分頃、仙台市泉区泉ヶ丘の国道4号で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。道路脇のガードパイプを約30メートルにわたってなぎ倒す単独事故を起こし、車を残したまま一度現場を離れたが、約1時間後に戻った際、事故処理中の泉署員に発見された。 県警の花井稔警務部長は「警察官としてあるまじき行為であり、極めて遺憾」とのコメントを出した。
【出典】巡査長が酒気帯び事故、パイプ30mなぎ倒す 読売新聞 6月15日(月)11時34分配信


■6月15日 巡査長を酒気帯び運転容疑で逮捕 一時逃走

 宮城県警は14日、酒気帯び運転の疑いで、宮城県富谷町富ケ丘1丁目、県警機動警ら隊の巡査長山本亮容疑者(27)を逮捕した。県警によると、山本容疑者は仙台市泉区内で自損事故を起こし逃走したが、約1時間後に現場へ戻り、駆け付けた警察官に容疑を認めた。
 逮捕容疑は14日午前2時55分ごろ、泉区泉ケ丘3丁目の国道4号で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。調べに「ビールをジョッキで5、6杯を飲んだ」と容疑を認めている。
【出典】巡査長を酒気帯び運転容疑で逮捕 一時逃走 河北新報 6月15日(月)10時0分配信


■6月13日 担当職員を本部長訓戒 湯浅署で車検切れパトカー使用

 和歌山県警湯浅署員が2月中旬から1カ月以上、車検切れのパトカーで取り締まりしていた問題で、県警監察課は12日、同署で無車検状態になった車両は計5台あり、うち3台を運行していたことを明らかにした。車検担当の同署警務課男性職員(22)が手続きを失念したためで、職員を本部長訓戒にした。
 県警監察課によると、2月中旬から3月中旬にかけて、同署の捜査車両や護送用車両など公用車5台の車検が切れた。1台は2月17日、期限切れから5日後に同職員が気付き、署警務課長(57)に報告した上で、車検手続きを済ませた。しかし、2月13日に期限切れしたパトカーを含め、ほか4台は、3月下旬に同僚が課内で車検関係書類を見つけるまで分からなかった。
 無車検運行となったのは3台で、警務課長や交通課員ら警察官15人が運転した。パトカーでは速度違反など交通違反25件を取り締まっていた。
 道路運送車両法は車検切れ車両の運行に罰則を設けているが、県警は故意ではなかったとして立件しない。ただ、車検を確認して運転する義務があるとして、警務課長を除き、運転した14人は所属長口頭注意とした。警務課長は最初の車検切れ発覚時に署長らに報告し、再発防止に努めるなど適切な措置を取らなかったなどとして、所属長訓戒にした。前警務係長(58)は監督責任を問い、本部長注意とした。
 本部から書類を送って車検手続きを促しているが、再発防止として、署から本部に手続き完了を報告させる仕組みも加えた。
【出典】担当職員を本部長訓戒 湯浅署で車検切れパトカー使用 紀伊民報 6月13日(土)17時0分配信


■6月13日 車検切れパトカーで取り締まり 湯浅署員ら17人処分

 和歌山県警湯浅署の捜査車両が車検切れのまま交通違反取り締まりなどに使われた問題で、県警は12日、当時の同署員17人を本部長訓戒などとした。 県警監察課によると、警務課で公用車の管理などをしていた男性職員(22)が車検業務を失念し、今年2~3月にパトカーや捜査車両5台が車検切れとなり、3台が業務で使用された。
パトカーでは、速度違反など25件の取り締まりが行われたが、いずれも有効とした。監察課は、この男性職員を本部長訓戒、上司ら16人を所属長訓戒などとした。男性職員は、依願退職したという。
【出典】車検切れパトカーで取り締まり 湯浅署員ら17人処分 産経新聞 6月13日(土)8時45分配信


■6月13日 補導した少女に性行為迫る 広島県警、巡査長を懲戒免職

 広島県警は12日、広島東署地域課巡査長で府中交番勤務、廿日市市の鞍本渡被告(40)=強要未遂罪で公判中=を懲戒免職処分とし、発表した。少女らが交番に相談に来た際の記録や補導した際に得た個人情報をもとに、性行為を迫る電話をかけていたという。
 県警監察官室によると、鞍本被告は昨年6月、少女(当時18)がかつて交番に相談に来た際に記録・保管されていた「相談簿」から連絡先を盗用。同年7月~今年4月、少女を脅して性行為を要求する電話をかけた疑いがある。
 また昨年5、6月に鞍本被告が補導した2人の少女(当時16)から聞き出した氏名や電話番号をメモし、今年4月に少女たちに電話。性行為を要求し、「嫌なら友人を紹介しろ」などと脅したという。被害届を受けた県警は今年5月21日、県個人情報保護条例違反と、これら3件の強要未遂容疑で、広島地検に追送検していた。県警は、認否については、明らかにしていない。
 鞍本被告は3月、県内の会社員女性(当時23)に性的な関係を迫ったとして、4月に強要未遂容疑で逮捕、5月に起訴された。(高島曜介)
【出典】補導した少女に性行為迫る 広島県警、巡査長を懲戒免職 朝日新聞デジタル 6月13日(土)8時38分配信


■6月13日 相談簿など悪用、4人に関係迫った警官を免職

 交番の相談簿や補導した際の書類に記載された個人情報を悪用し、少女ら4人の携帯電話に繰り返し電話して肉体関係を迫ったとして、広島県警は12日、広島東署地域課の巡査長・鞍本渡被告(40)(強要未遂罪で公判中)を懲戒免職処分にした。
 鞍本被告は同様の方法で15人に電話したと説明。暴力団組員をかたるなどして脅していたという。
 県警監察官室の発表では、鞍本被告は昨年6月21日、勤務する交番の相談簿に書かれた少女(当時18歳)の氏名や携帯電話番号などを私有の携帯電話で撮影。同7月初旬、少女に約20回電話し、性的関係を迫った。
 同月~今年4月には、自ら補導した少女2人(いずれも当時16歳)と、携帯サイトで知り合った20歳代の女性会社員に複数回電話し、「わしはやくざや。肉体関係を結ぶか、友人を紹介しろ」などと脅迫。少女2人の携帯電話番号は、補導した際に記入させた書類で知ったという。
【出典】相談簿など悪用、4人に関係迫った警官を免職 読売新聞 6月13日(土)10時15分配信


■6月13日 女子高生へのわいせつ行為、警視庁巡査長を懲戒免職

 さいたま市で女子高生に対し、わいせつな行為をしたとして逮捕・起訴された警視庁の警察官が懲戒免職処分となりました。
 懲戒免職の処分を受けたのは、警視庁駒込警察署地域課の巡査長、入江優一郎被告(35)です。
 入江被告は今年4月、さいたま市の路上で帰宅途中の女子高生に対し、背後から抱きつきスカートの中に両手を入れて下半身を触ったとして逮捕・起訴されています。入江被告は他にも4件の同様の事件に関与していて、非番の日の帰宅途中、自宅最寄り駅のJR西大宮駅でスカートの短い女性を探し、後をつけて細い路地に入ったところで、わいせつな行為をしていたということです。 入江被告は「短いスカートをはいた女子高生を背後から襲うと何とも言えない興奮が得られた」と供述しているということです。警視庁は『再発防止に努めてまいります』とコメントしています。(12日23:37)
【出典】女子高生へのわいせつ行為、警視庁巡査長を懲戒免職 TBS系(JNN) 6月13日(土)5時5分配信


■ 6月13日 飲酒運転で帰宅の巡査長 強盗遭い引きずり出される 千葉県警が書類送検

 千葉県警は12日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで刑事部機動捜査隊の男性巡査長(33)を書類送検し、停職6月の懲戒処分にしたと発表した。巡査長は同日付で依願退職した。巡査長が帰宅途中に男2人組に車を奪われる被害に遭い、駆け付けた千葉中央署員が巡査長の酒の臭いに気付いたことで酒気帯び運転が発覚。県警は強盗事件として2人組の行方を追っている。
 書類送検容疑は5月12日午後3時55分ごろ、千葉市中央区大森町の市道で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。
 県警監察官室によると、巡査長は同日午後0時半に勤務を終了。車で帰宅する途中、木更津市内のコンビニで発泡酒(500ミリリットル)を3本購入した。市原市内のコンビニの駐車場で2本を飲んだ後、さらに3本を買い足し、200メートル先の温泉施設まで車で移動して施設駐車場で3本を飲んだという。
 温泉施設で入浴するなどして約2時間過ごして車で帰宅。その途中の現場で巡査長は2人組の車に行く手を遮られたうえ、車外に引きずり出されるなどして車を奪われた。犯行を目撃した女性が110番通報。巡査長の車は約1時間半後に直線で2キロ離れた駐車場で見つかった。県警は交通トラブルなどがあったとみて、詳しい経緯を調べている。
 巡査長は酒気帯び運転について「サウナでたっぷり汗を流したので酒が抜けたと思った。少し残っていても違反になる数値ではなく、事故や違反がなければ見つからないと安易に考えた。申し訳ない」と話しているという。
 斉藤憲一首席監察官は「誠に遺憾。今後、職員への指導、教養を再徹底し信頼回復に努める」と述べた。
【出典】飲酒運転で帰宅の巡査長 強盗遭い引きずり出される 千葉県警が書類送検 ちばとぴ by 千葉日報 6月13日(土)10時0分配信


■6月13日 組員知人に罪かぶるよう伝言=容疑で巡査送検―福岡県警

 勾留中の特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組員の知人に組員の罪をかぶるよう伝言したとして、福岡県警が小倉北署留置管理課の20代の男性巡査を犯人隠避教唆ほう助容疑で書類送検していたことが13日、県警への取材で分かった。巡査は容疑を認めており、県警は近く処分する。
 送検容疑は今年2月ごろ、覚せい剤取締法違反容疑で同署の留置施設に勾留中だった組員から依頼を受け、組員の知人で40代の男に「覚せい剤を所持していたことにしてくれ」と伝えた疑い。
 県警によると、男も別事件で勾留中だった。男はいったん組員の罪をかぶる供述をしたが、その後の取り調べで伝言が発覚した。巡査と組員らは知人ではなく、脅迫や金銭の授受などはなかったとみており、伝言した詳しい動機を調べる。
 県警は13日までに、組員を犯人隠避教唆容疑で逮捕し、男を犯人隠避容疑で書類送検した。
【出典】組員知人に罪かぶるよう伝言=容疑で巡査送検―福岡県警 時事通信 6月13日(土)12時0分配信


■6月10日 「性欲抑えられず」大阪府警巡査長、勤務中わいせつ行為

 交番の業務で知り合った女性の自宅を勤務時間中に訪れてわいせつな行為をしたとして、大阪府警は10日、寝屋川署地域課の巡査長(49)を停職1カ月の懲戒処分とした。巡査長は同日付で依願退職した。
 監察室によると、巡査長は昨年10月~今年1月、勤務中に50代の女性の自宅を制服姿で訪れ、複数回わいせつな行為をした。「性欲を抑えられなかった」と話しているという。
 女性は昨年5月下旬、巡査長が勤務する交番に「買い物をしたときにだまされたかもしれない」などと相談に訪れた。巡査長はその後も相談に乗るためとして、今年1月までに女性宅を二十数回訪れたという。同月中旬、女性側から署に相談が寄せられて発覚した。
【出典】「性欲抑えられず」大阪府警巡査長、勤務中わいせつ行為 朝日新聞デジタル 6月10日(水)18時56分配信


■6月7日 警察施設トイレで盗撮 京都府警白バイ隊員を再逮捕

 警察施設のトイレで女性職員を盗撮したとして、京都府警は7日、府迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為)容疑で、府警交通機動隊の白バイ隊員の巡査、長田淳容疑者(31)=京都市左京区岩倉中河原町=を再逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。
 自宅から押収された外付けハードディスクからは、ほかにもスカート内の下着などを撮影した動画が千点以上見つかっており、府警が捜査を進めている。動画の日付は、最も古いもので約2年前という。
 再逮捕容疑は昨年10月中旬、府内の警察施設でトイレの個室内に小型カメラを設置し、女性職員を盗撮したとしている。府警によると、トイレは主に警察関係者が使用するという。
 長田容疑者は先月27日、同市北区のコンビニで、小型カメラを取り付けた靴を使って女子高生らのスカートの中を動画で撮影したとして、同条例違反容疑で逮捕されていた。
【出典】警察施設トイレで盗撮 京都府警白バイ隊員を再逮捕 産経新聞 6月7日(日)19時26分配信


■6月5日 東入間署員が酒気帯び運転 書類送検し懲戒処分

 東入間署の男性警部補(40)が酒気を帯びた状態で車を運転したとして、県警が5日までに、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、書類送検していたことが県警への取材で分かった。書類送検は4日付。県警は5日に、警部補を減給の懲戒処分にし、警部補は同日付で依願退職した。
 県警関係者によると、警部補は4月上旬、車でふじみ野市の東入間署に出勤。息から酒の臭いがするのに同僚が気付き、呼気を検査したところ、規定値を超えるアルコールが検出された。
 警部補は前の晩、自宅でビールやウイスキーを飲んでいたとされ、酒気帯び運転を認めているという。
【出典】東入間署員が酒気帯び運転 書類送検し懲戒処分 埼玉新聞 6月5日(金)22時50分配信


■6月4日 逮捕の警官、風俗店を無償利用か 無免許もみ消し容疑
 交通取り締まりの現場で、警察官による不祥事がまた発覚した。奈良県警に3日、犯人隠避容疑などで逮捕された巡査部長の中西祥隆(よしたか)容疑者(44)。各地で日常的に行われる取り締まりの信頼性は、大きく揺らぐ事態となった。
「信頼を裏切り申しわけない。後悔してもしきれない」
 取り調べの際、中西容疑者はこう漏らしたという。
 奈良県警に採用されたのは1993年。主に交通畑を歩み、2002年2月から今回の事件後の14年3月まで高速道路交通警察隊で勤務した後、昨春に奈良署に異動した。
 奈良県内のゴルフ店に勤める男性によると、高速隊で勤務していたころ、仕事帰りに連日店に立ち寄り、ゴルフ談議をしていた。男性は「あの人が? まじめな人だと思っていた」。頻繁に古いクラブを売っては新しいものに買い替えていたが「結構な額だったけど、ゴルフ好きのサラリーマンなら使うぐらいの額だと思う」と話した。奈良署異動後は訪れる頻度が減ったといい、「仕事が忙しくてしんどい。ゴルフも出来ない」とこぼしていたという。
 今回の事件が発覚したのは今春、風俗店経営の堀遼容疑者(24)が家主の承諾を受けないまま賃貸借契約書を偽造したとして、風俗営業法違反などの疑いで県警に逮捕された捜査の過程だった。堀容疑者の携帯電話を調べたところ、不審な履歴が見つかり、中西容疑者が捜査線上に浮上。後に堀容疑者の店を無償利用していた疑いも強まり、任意で聴取を重ね逮捕に踏み切った。
【出典】逮捕の警官、風俗店を無償利用か 無免許もみ消し容疑 朝日新聞デジタル 6月4日(木)1時45分配信


朝日新聞掲載「キーワード」の解説 【犯人隠避罪】

 罰金以上の刑にあたる罪を犯した者や、捜査当局などが拘束中に逃走した者の発見・逮捕を妨げる罪。
法定刑は2年以下の懲役か20万円以下の罰金。逃走資金を与えたり、身代わり犯を立てたりする行為も含まれる。
今回のケースで同罪が成立するには、主任検事が「証拠改ざん」という罪を犯した「犯人」であることを前特捜部長と前副部長が認識しながら、それを隠したといえるかが問題になる。(2010-10-02 朝日新聞 朝刊 1総合)


■5月29日 暴力団対策室長の警視、女性につきまとい警告

 京都府警暴力団対策室長の警視が、一方的に好意を寄せた女性につきまとい行為をしたとして、滋賀県警からストーカー規制法に基づく警告を受けていたことが捜査関係者への取材でわかった。警告は22日付。
 捜査関係者らによると、警視は滋賀県内の運動施設で知り合った女性に恋愛感情を抱くようになり、今月、県内でつきまとい行為をしたという。女性から相談を受けた県警が警視を呼び出し、警告した。
 京都府警も問題を把握しており、警視への処分を検討中。府警監察官室は「申し訳ない。厳正に対処する」としている。
【出典】暴力団対策室長の警視、女性につきまとい警告 読売新聞 5月29日(金)14時52分配信


■5月26日 滋賀県警本部で警官が窃盗容疑 書類送検、処分公表せず

 滋賀県警警備部の20代の男性巡査長が同僚の財布から現金10万円を盗んだとして、窃盗の疑いで書類送検され、減給(100分の10)3カ月の懲戒処分を受けていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。処分は4月16日付で、巡査長は同日依願退職した。県警は処分を公表していなかった。
 県警監察官室によると、元巡査長の送検容疑は3月18日午後5時ごろ、大津市の県警本部内で、同僚の30代男性警察官が職場の更衣室のロッカーの上に置き忘れた財布から10万円を盗んだ疑い。男性警察官が同日夕に財布を取りに戻り、中身を確認すると現金がなくなっていたため、被害届を出した。元巡査長は19日朝に自ら犯行を申告し、盗んだ金を返したという。「小遣いの足しにしたかった」と供述しているという。
 県警は処分を公表しなかった理由を「任意捜査の事件でもあり公表する必要がない事案と判断した」と説明している。布施久昭監察官室長は「警察官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾。再発防止に努める」とコメントした。
【出典】滋賀県警本部で警官が窃盗容疑 書類送検、処分公表せず 京都新聞 5月26日(火)8時23分配信


■5月16日 警察官が“性的暴行”で逮捕 長崎

 長崎県警の25歳の警察官が、自宅で女性に性的暴行を加えたとして強姦の疑いで逮捕された。
 強姦の疑いで逮捕されたのは、長崎県警自動車警ら隊の巡査・山崎俊輔容疑者。警察によると山崎容疑者は16日午前2時10分ごろ、自宅で23歳の女性店員を押し倒し、性的暴行を加えた疑いが持たれている。
 山崎容疑者と女性店員は知人の紹介で知り合い、この日が初対面で、飲食店で2人で食事をした後、山崎容疑者の自宅に行ったという。
 長崎県警監察課は、「極めて遺憾であり、再発防止と信頼回復に努める」とコメントしている。
【出典】 日本テレビ系(NNN) 5月16日(土)22時7分配信 日テレNEWS24


■5月16日 巡査を死亡事故で書類送検=捜査車両で男性はねた容疑
岐阜県警


 岐阜市の県道で昨年12月、岐阜県警岐阜北署刑事1課の男性巡査(24)が運転する捜査車両が男性をはね死亡させた事故で、県警が巡査を自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で書類送検したことが16日、分かった。県警は巡査を本部長訓戒処分とした。
 処分はいずれも15日付。県警は「一般的な交通事故でも書類送検の発表はしない。今回も送検容疑の他に飲酒運転など重大な違反は無かった」として処分を発表しなかった。
 送検容疑は昨年12月20日未明、岐阜市六条福寿町の県道で、同県大垣市宿地町の不動産業松岡朝雄さん=当時(75)=をはね、死亡させた疑い。
 巡査は公務中で、助手席には捜査1課の男性巡査部長が同乗していた。
【出典】巡査を死亡事故で書類送検=捜査車両で男性はねた容疑―岐阜県警 時事通信 5月16日(土)10時42分配信


■5月7日 「情報漏洩」元愛知県警警部の有罪判決が確定

 指定暴力団山口組弘道会と密接な関係にあった風俗店グループの実質経営者に捜査情報を漏らしたなどとして、地方公務員法(守秘義務)違反と公務員職権乱用の罪に問われた元愛知県警捜査1課警部、倉木勝典被告(57)に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した名古屋地裁の判決は、検察、弁護側双方が控訴期限の7日までに控訴せず、確定した。
 判決によると、倉木元被告は2012年8月28日から9月4日までの間、警察署の端末で車の使用者情報を照会し、職務上知り得た情報を風俗店グループ「ブルー」の元実質経営者、佐藤義徳受刑者(57)に伝えた。
【出典】「情報漏洩」元愛知県警警部の有罪判決が確定 毎日新聞 5月7日(木)18時57分配信


■5月7日 「女児誘拐未遂」群馬県警元巡査に懲役2年6月求刑

 小学4年の女児を誘拐しようとしたとして、わいせつ目的誘拐未遂罪に問われた元群馬県警渋川署巡査の秋山暢大(のぶひろ)被告(24)=懲戒免職=の初公判が7日、前橋地裁(高山光明裁判長)であった。秋山被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年6月を求刑。弁護側は情状酌量を求めて即日結審した。判決は6月5日。
 検察側は論告で、秋山被告が交番勤務で使う巡回連絡カードの個人情報を悪用したと指摘。「事件後、女児は家族の迎えなしで下校できなくなった。巡回連絡などの職務に支障が出ており、社会的影響も大きい」と述べた。
 弁護側は、秋山被告の行動は「女児と仲良くなりたいということが中心だった」とし、わいせつ目的について「将来における漠然とした願望・妄想で、具体的な計画を想定していたわけではない」と主張した。
 起訴状によると、秋山被告は1月15日午後4時10分ごろ、同県吉岡町の自宅に帰った女児に対し、父親の知人を装って「パパが交通事故に遭ったから病院まで来てくれないか」とうそをつき、車で連れ去ろうとしたとされる。【山本有紀、田ノ上達也】
【出典】「女児誘拐未遂」群馬県警元巡査に懲役2年6月求刑 毎日新聞 5月7日(木)12時55分配信


■5月7日 「女児誘拐未遂」元県警巡査起訴内容認める 前橋地裁初公判

 小学4年の女児を誘拐しようとしたとして、わいせつ目的誘拐未遂罪に問われた元群馬県警渋川署巡査の秋山暢大被告(24)=懲戒免職=の初公判が7日、前橋地裁(高山光明裁判長)であり、秋山被告は起訴内容を認めた。
 起訴状によると、秋山被告は1月15日午後4時10分ごろ、同県吉岡町の自宅に帰った女児(10)に対し、父親の知人を装って「パパが交通事故に遭ったから病院まで来てくれないか」とうそをつき、車で連れ去ろうとしたとされる。
 秋山被告は交番勤務で使う巡回連絡カードの個人情報を悪用。県警などの調べに「女子中学生と30歳くらいの男性が恋愛する電子書籍に感化され、抑えきれなくなった」と供述した。前橋地検は3月11日、わいせつ目的誘拐未遂罪で起訴し、県警は同日、懲戒免職処分にした。【山本有紀】
【出典】「女児誘拐未遂」元県警巡査起訴内容認める 前橋地裁初公判 毎日新聞 5月7日(木)11時31分配信


■5月6日 「警察官逮捕」飲食店で客を蹴った疑い 長野・佐久

 飲食店で客を蹴るなどしてけがをさせたとして、長野県警佐久署は6日、県警機動捜査隊警部補、中澤勝之容疑者(57)=長野市松代町西条=を傷害容疑で逮捕した。「防御するためにやった」などと、容疑を否認しているという。逮捕容疑は、5日午後10時40分ごろ、同県佐久市の飲食店の出入り口付近で、東京都練馬区の男性客(47)の顔や腹を蹴るなどし、けがをさせたとしている。
 県警監察課によると、過去に店の女性経営者と私的なトラブルがあり、入店を止めようとした男性に立腹し暴行したという。中澤容疑者はこの日は非番で、同市にある自宅に帰省中だった。
堀内明彦・首席監察官は「被害に遭った方や県民のみなさまにおわび申し上げる。捜査の結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントを出した。【福富智】
【出典】「警察官逮捕」飲食店で客を蹴った疑い 長野・佐久 毎日新聞 5月6日(水)17時14分配信


■5月8日 兵庫県警たつの署警務課巡査長、高本和範容巡査、女性のスカート内盗撮で逮捕

女性のスカートの中をスマートフォンで盗撮したとして、兵庫県警姫路署は8日、同県迷惑防止条例違反容疑で、同県警たつの署警務課巡査長、高本和範容疑者(29)=同県姫路市夢前町神種=を現行犯逮捕した。姫路署によると「女性の下着が見たかった」と容疑を認めている。
【出典】女性のスカート内を盗撮 兵庫県警の巡査長を逮捕 - 産経WEST


■5月2日 取り調べの休憩中に飛び降り、男性が死亡 愛知県警港署

 愛知県警は、名古屋市港区入船2丁目の港署で2日午前4時5分ごろ、同区の会社員男性(49)が庁舎4階の窓から落ちて死亡したと発表した。男性は道路交通法違反容疑で取り調べを受けており、休憩中に飛び降りたという。
 発表によると、男性は1日午後9時15分ごろ、酒気帯び運転などの疑いで同署に任意同行され、6階建て庁舎の4階の部屋で取り調べを受けていた。休憩で廊下にいた男性は、自ら窓を開け、約13メートル下の駐車場に転落。病院に運ばれたが腰などを強く打ち死亡した。
 同署は、男性の近くで署員1人が見張っていたが、飛び降りる寸前まで気づかなかったとし、詳しい経緯を調べている。
【出典】取り調べの休憩中に飛び降り、男性が死亡 愛知県警港署 朝日新聞デジタル 2015年5月2日10時00分


■5月1日 鹿児島県警の巡査長と巡査、取り押さえた男性が窒息死で略式起訴

鹿児島区検は1日までに、暴れていた男性を取り押さえた際、男性の状態を十分に確認せず、窒息死させたとして業務上過失致死罪で、鹿児島県警の巡査長(37)と巡査(35)を略式起訴した。4月30日付。
 起訴状によると、2人は鹿児島中央署に勤務していた平成25年11月24日、鹿児島市の路上で暴れていた男性会社員=当時(42)=をうつぶせ状態にし取り押さえた。男性はうめき声を上げたが体重をかけ続け、窒息による低酸素脳症で死亡させたとしている。
【出典】取り押さえた男性が窒息死 巡査長ら2人を略式起訴 鹿児島区検 - 産経ニュース


■4月29日 埼玉県警秩父署地域課の巡査長、過失運転致傷容疑で聴取

8日午後7時40分頃、埼玉県秩父市相生町の国道299号で、歩いて横断していた近くの無職の女性(86)が同市下影森、秩父署地域課の巡査長(36)のバイクにはねられた。
女性は頭を打って外傷性くも膜下出血の重傷を負った。
【出典】巡査長が86歳はねる…過失運転致傷容疑で聴取 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■4月29日 青森県警巡査長、知人の夫をネットで中傷で書類送検

青森県警は1日、知人女性の夫を中傷したとして、県警本部に所属する男性巡査長を名誉毀損(きそん)の疑いで同日までに書類送検していたことを明らかにした。県警は公表基準や処分者の身分などを考慮したという理由で、処分を公表していなかった。
 監察課によると、男性巡査長は昨年11月29日~ことし1月4日、複数回にわたって知人女性の夫を誹謗(ひぼう)中傷する内容をインターネット掲示板に書き込んだ疑い。夫が昨年11月中旬、県内の警察署に被害を申告していた。
【出典】知人の夫をネットで中傷 巡査長を書類送検 | 河北新報オンラインニュース


■4月29日 大阪府警捜査の事件、無罪相次ぐ…昨年以降6件

 大阪府警が手がけ、大阪地検が起訴した事件で無罪判決が相次いでいる。
 このうち、1審で被告の無罪が確定したケースは昨年以降、少なくとも6件ある。
 一般的に、検察が控訴を断念するのは、「判決を覆す証拠がない」という理由からだ。その中には、公判段階や判決で▽捜査の不備が発覚▽違法捜査と認定される――などの事例もある。
 イラン国籍の男性が警察官への公務執行妨害罪などに問われた事件では、大阪地裁が3月、「警察官が承諾なく行った違法な所持品検査への抵抗で、正当防衛にあたる」とし、無罪(1審で確定)を言い渡した。
 2月には、同地裁堺支部が、知人を殴ったとする傷害罪に問われた高齢男性を無罪(同)とし、「被害者の供述には疑問があり、ほかに暴行の証明がない」と指摘した。
【出典】大阪府警捜査の事件、無罪相次ぐ…昨年以降6件 2015年4月29日 13時21分 読売新聞


■4月26日 警視正が電車で痴漢=迷防条例違反容疑で捜査―大阪府警

 大阪府警から近畿管区警察局に出向中の男性警視正(56)が、JR大阪環状線の電車内で20代女性の尻を触ったとして、府警刑事特別捜査隊が府迷惑防止条例違反容疑で捜査していることが26日、分かった。警視正は痴漢したことを認め女性に謝罪、示談が成立しており、女性側はこれまで被害届を出していない。
 府警監察室によると、警視正は4月8日午後8時半ごろ、走行中のJR大阪環状線車内で、飲食店従業員の女性=大阪府=の背後から尻を触った疑いが持たれている。
 警視正は飲み会からの帰宅途中で、車内でふらふらするなど不審な状態だった。JR大阪駅で女性が泣きだしたため、乗客が降車した警視正に声をかけ、駅からの通報で駆け付けた警察官が事情を聴いた。
【出典】警視正が電車で痴漢=迷防条例違反容疑で捜査―大阪府警 時事通信 4月26日(日)12時36分配信


■4月24日 男子高生を車ではね逃走した巡査部長を逮捕 埼玉県

 埼玉県警は24日、軽乗用車を運転中に自転車をはね、そのまま走り去ったとして、同県警草加署生活安全課の巡査部長、加藤学容疑者(42)=さいたま市桜区白鍬=を自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
 逮捕されたのは、埼玉県警草加警察署の巡査部長・加藤学容疑者(42)で、今月3日午後11時ごろ、草加市の路上で軽乗用車を運転し、左折しようとしたところ、自転車の男子高校生(17)を巻き込み、けがをさせて、そのまま逃走した疑いがもたれています。男子高校生は右肩を打撲する軽いけがをしました。高校生は右肩などを打撲し、全治2週間のけがを負った。
 同課によると、後続のバイク運転手の目撃情報から、加藤容疑者の関与が浮上した。現場は信号機のない丁字路交差点で、少年や目撃者が車両のナンバーの一部を覚えていた。
 加藤容疑者は「事故を起こして止まらずに逃げたことは、間違いありません」と、容疑を認めている。加藤容疑者は、事故後も通常通り勤務していた。
 草加署の江田正之副署長は「署員が逮捕されたことは誠に遺憾であります。関係者の方におわびします」とコメントしている。
【出典】埼玉県巡査部長・加藤学、自転車の高校生をひき逃げ 現場には目撃者探しの看板・バレるまで通常勤務 タイムリー ニュース3655


■4月24日 「処理が面倒」巡査部長、捜査書類を自宅に隠す

 愛知県警は24日、事件の証拠品や捜査書類を自宅に隠していたなどとして、守山署刑事課の男性巡査部長(39)を公用文書毀棄(きき)と証拠隠滅の疑いで名古屋地検に書類送検し、減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。 巡査部長は同日付で依願退職した。
 発表によると、巡査部長は昨年3月29日、当時勤務していた一宮署刑事課で、窃盗と詐欺事件の証拠品(衣類やUSBメモリーなど)や捜査書類計139点を自宅に持ち帰った疑い。「処理が面倒だった。異動を迎えたので自宅に持ち帰った」と容疑を認めているという。巡査部長は2010年4月から昨年3月まで一宮署に勤務し、証拠品の管理などを担当。06~08年には愛知署地域課でも、捜査関係書類など約410点を持ち帰っていたという。
【出典】「処理が面倒」巡査部長、捜査書類を自宅に隠す 読売新聞 4月24日(金)13時17分配信


■4月24日 証拠品、自宅に隠す=巡査部長を書類送検―愛知県警

 警察署から事件の証拠品を持ち帰り、自宅に隠したなどとして、愛知県警は24日、守山署刑事課の男性巡査部長(39)を減給3カ月の懲戒処分にするとともに、公用文書毀棄(きき)と証拠隠滅の疑いで書類送検した。「処理が面倒でため込んでしまった」と話しているといい、同日辞職した。
 監察官室によると、巡査部長は2010年3月まで勤務した愛知署と14年3月までいた一宮署から、窃盗事件などの証拠品、捜査書類を計約1200点持ち帰ったり、廃棄したりしたとされる。
【出典】証拠品、自宅に隠す=巡査部長を書類送検―愛知県警 時事通信 4月24日(金)12時23分配信


■4月24日 <愛知県警>守山署の巡査部長が証拠品など自宅に持ち帰る

 ◇証拠隠滅与容疑で書類送検 江南署警部補は酒気帯び運転
 事件の証拠品や捜査書類を自宅に持ち帰って隠すなどしたとして、愛知県警は24日、守山署刑事課の男性巡査部長(39)を証拠隠滅の疑いなどで書類送検し、減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。
 県警によると、巡査部長は2006年3月から14年3月にかけ、当時勤務していた愛知署と一宮署で取り扱った事件の証拠品など計1213点を持ち出して自宅に隠したり、破棄したりしたという。巡査部長は「処理が面倒くさく、異動を迎えて報告もできず、家に持ち帰ってしまった」と容疑を認めているという。
 同県警では昨年、津島署の元警部補や守山署の警部補が証拠品を廃棄していたことが発覚している。
 県警の大江英生首席監察官は「県民の信頼を損なう不祥事が相次ぎ、深くおわびする。業務管理を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
 また県警は24日、江南署留置管理課の男性警部補(52)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。警部補は同日付で依願退職した。
 容疑は3月12日午後3時55分ごろ、同県犬山市の市道で、酒気帯び状態で乗用車を運転し、民家の外壁や自転車に衝突したとしている。
 県警によると、警部補は同日午後、自宅で缶ビールを飲んだ後、修理に出していた車を取りに行き、運転して帰る途中だった。警部補は容疑を認め「警察官としてあってはならないことをした」と話しているという。【駒木智一】
【出典】<愛知県警>守山署の巡査部長が証拠品など自宅に持ち帰る 毎日新聞 4月24日(金)11時59分配信


■4月23日 <情報漏えい>元警部に有罪判決…名古屋地裁

 指定暴力団山口組弘道会と密接な関係にあった風俗店グループの実質的経営者に捜査情報を漏らしたなどとして、地方公務員法(守秘義務)違反と公務員職権乱用の罪に問われた元愛知県警捜査1課警部、倉木勝典被告(57)の判決で、名古屋地裁は23日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。
 景山太郎裁判長は「暴力団共生者との内通は警察内部に強い衝撃を与え、警察に対する信頼と権威を著しく傷つけた」と述べた。
 弁護側は控訴を検討するという。
 判決によると、倉木被告は2012年8月28日から9月4日までの間、警察署のコンピューター端末で車の使用者情報を照会。結果を風俗店グループ「ブルー」の元実質的経営者、佐藤義徳受刑者(57)に伝え、職務上知り得た秘密を漏らすなどした。
 倉木被告は公判で「他の警察官に依頼されて伝えた」と全面的に無罪を主張したが、判決は倉木被告と佐藤受刑者が親密な関係だったと指摘。「佐藤受刑者の依頼に基づくことに疑いはない」と結論づけた。
 佐藤受刑者は県警組織犯罪対策課の警部を脅したなどとして有罪判決を受け、確定した。この脅迫事件の捜査の過程で倉木被告による情報漏えい事件が浮上した。
【出典】<情報漏えい>元警部に有罪判決…名古屋地裁 毎日新聞 4月23日(木)23時54分配信


■4月24日 京都府警福知山署地域課の男性巡査部長、同僚の女性にセクハラ行為で懲戒処分

同僚の女性にセクハラ行為をしたとして、京都府警監察官室は23日、福知山署地域課の男性巡査部長(56)を減給10分の1(6か月)の懲戒処分にした。発表では、巡査部長は山科署に勤務していた昨年4月~今年2月、20歳代の女性警察官の手を握ったり執拗に食事に誘ったりした。
【出典】女性警官の手握り、執拗に食事に誘った巡査部長 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■4月23日 セクハラで警官処分=同僚にみだらな言葉―京都府警

 職場で女性警察官にみだらな言葉を掛けるなどのセクハラ行為をしたとして、京都府警は23日、福知山署地域課の男性巡査部長(56)を減給10%(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。巡査部長は事実を認め、「つらい思いをさせて申し訳ない」と反省しているという。
 府警監察官室によると、巡査部長は山科署地域課に所属していた昨年4月中旬~今年2月上旬ごろ、20代の女性警察官が不快に感じる言葉で頻繁に声を掛けたほか、複数回にわたり食事や映画に誘った。飲酒を伴う会合の帰りに手を握り、肩を抱いたこともあった。
 女性が2月上旬、上司に相談して発覚した。巡査部長は「明確に拒まれず、自分に好意を持ってくれていると思った」と話しているという。 
【出典】セクハラで警官処分=同僚にみだらな言葉―京都府警 時事通信 4月23日(木)18時13分配信


■4月23日 OB依頼で前科照会 山形県警巡査部長を訓戒処分

 山形県警は22日、県警OBから依頼を受けた巡査部長が職務外に、OBの知人男性の前科・前歴を照会し、情報をOBに伝えていたとして、巡査部長を本部長訓戒処分にしたことを明らかにした。
 県警監察課によると、昨年6月2日、捜査のためと偽って専門部署に照会した。OBと同じ会社に勤務していた男性が、経歴が会社に知られていることを不審に思い、県警に問い合わせて発覚した。処分はことし2月10日付。
【出典】OB依頼で前科照会 山形県警巡査部長を訓戒処分 河北新報 4月23日(木)11時30分配信


■4月23日 県警巡査部長を不適正照会で処分 OB依頼受け情報漏えい

 県警の巡査部長が知人の県警OBから依頼を受け、公務目的外で一般男性の前科・前歴を照会したとして、本部長訓戒処分を受けていたことが21日、情報公開制度に基づき山形新聞社に開示された資料で分かった。
 県警監察課によると、巡査部長は昨年6月2日、捜査目的と偽って県警の照会センターに一般男性の前科・前歴を照会。依頼してきたOBに情報を漏えいした。OBはこの男性と同じ会社に勤務していたという。
 その後、男性は会社側が自身の犯歴を知っていたことを疑問に思って県警に問い合わせ、巡査部長の不適正な照会が発覚した。県警は男性が巡査部長への捜査、処罰を望んでいない意向などを踏まえ、地方公務員法違反での立件を見送った。同課は「再発防止に向け、日ごろからの指導を徹底したい」と話している。
【出典】県警巡査部長を不適正照会で処分 OB依頼受け情報漏えい 山形新聞 4月22日(水)9時25分配信


■4月23日 女子高校生の体触った疑い 警視庁の巡査長を逮捕 埼玉

 路上で女子高校生の体を触ったとして、埼玉県警は22日、警視庁駒込署の巡査長、入江優一郎容疑者(34)=さいたま市西区=を強制わいせつの疑いで緊急逮捕し、発表した。
 捜査1課によると、入江容疑者は同日午後2時50分ごろ、同区内の路上で、10代の女子高校生の体を背後から触った疑いがある。
 過去の同種事件の捜査で現場付近にいた県警捜査員が女性の悲鳴がした方向から走ってきた入江容疑者に任意同行を求めたところ、容疑を認めたという。入江容疑者は勤務を終えて帰宅途中だった。
 警視庁警務部の森元良幸参事官は「誠に遺憾。捜査結果を踏まえ、明らかになった事実に即して厳正に対処する」とコメントした。
【出典】女子高校生の体触った疑い 警視庁の巡査長を逮捕 埼玉 朝日新聞 2015年4月23日00時09分


■4月15日 書類偽造で巡査長2人を処分 高知県警

 高知県警は、書類を偽造するなどした男性巡査長2人をそれぞれ本部長訓戒、所属長注意の処分とした。処分は3月16日付。
 県警監察課によると、2人のうち1人は平成25年12月、落とし物を拾って届けた人に預かり書の原本を渡すところ、誤って控えを渡してしまい、ミスを隠すため偽の原本と控えを作成した。もう1人は昨年12月~今年1月、上司名の認め印を購入し、物品管理の文書などの押印欄200カ所以上に勝手に押印した。
 2人はそれぞれ「拾った人に連絡するのが面倒だった」「上司の手を煩わせたくなかった」と話している。
【出典】書類偽造で巡査長2人を処分 高知県警 産経WEST 4月15日


■4月15日 あなたの動画入手した…巡査長、女性に関係迫る
 女性の携帯電話に繰り返しかけて肉体関係を迫るなどしたとして、広島県警は14日、広島東署地域課府中交番勤務の巡査長、鞍本渡容疑者(39)(廿日市市阿品台西)を強要未遂容疑で逮捕した。
【出典】2015年04月15日 11時45分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


■4月13日、大分県警巡査、男子高校生を巡査が買春で逮捕

 大分県警は13日、男子高校生(17)にわいせつな行為をして現金を渡したとして、別府署の男性巡査(35)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で大分地検に書類送検し、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
 県警監察課の発表によると、巡査は今年1月、同県別府市内で、同性愛者のインターネット掲示板で知り合った生徒に2回にわたってわいせつな行為をし、計約2万円を支払った疑い。
【出典】男子高校生を巡査が買春、ネット監視で気付く : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■4月8日、静岡県警清水署男性巡査部長、職務質問した相手の氏名や住所などを記したメモ帳1冊を紛失

 静岡県警清水署は8日、同署地域課の男性巡査部長(28)が、職務質問した相手の氏名や住所などを記したメモ帳1冊を紛失したと発表した。同署によると、巡査部長は7日午後11時ごろから自転車でパトロール。同11時半ごろ静岡市清水区永楽町付近でメモ帳を使用したが、交番に戻った8日午前1時ごろ紛失に気付いた。
【出典】巡査部長がメモ帳紛失=職質相手の情報記載―静岡県警[時事] | ガジェット通信


■4月7日、広島県警警部補、交番内で拳銃自殺か?

 7日午前9時50分頃、広島県三原市宮浦の広島県警三原署宮浦交番のシャワー室で、同署地域課の男性警部補(58)が頭から血を流して死んでいるのを、出勤してきた交番相談員の男性が見つけた。警部補に貸与されている拳銃が近くにあり、右側頭部には弾痕があったという。県警は警部補が拳銃で自殺を図ったとみて調べている。
【出典】交番のシャワー室で58歳警部補が拳銃自殺か : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■4月7日、三重県警の20代の男性巡査長2人が、警察職員官舎の共益費計約51万円を着服

 三重県警の20代の男性巡査長2人が、警察職員官舎の共益費計約51万円を着服するなどしていたことが7日、県警への取材で分かった。県警は2月27日付でそれぞれ減給10分の1の懲戒処分にした。2人は同日、依願退職した。県警は処分を公表していなかった。
【出典】官舎の共益費51万円着服、三重県警が巡査長2人を処分 「減給処分のため」公表せず - 産経WEST


■4月2日、徳島東署の巡査部長と巡査長交通違反切符に虚偽記載で書類送検

 徳島東署の巡査部長と巡査長が2月中旬、違法駐車の取り締まりの際、処理を簡略化しようと違反切符に事実と異なる内容を記載していたことが3日、徳島県警への取材で分かった。県警は近く、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで2人を書類送検する方針。
【出典】処理簡略化…巡査部長ら交通違反切符に虚偽記載 徳島県警、署員2人を書類送検へ - 産経WEST


■3月28日、熊本北署地域課の男性巡査、飲酒運転で逮捕と発表

 県警によると、巡査は2月21日未明に飲酒運転容疑で現行犯逮捕された際、熊本市中央区の飲食店2軒でビールや焼酎を計10杯飲み、駐車中の車の中で約3時間仮眠したと話していた。しかし、実際は午前3時ごろまで、計4軒で計20杯以上を飲み、仮眠は取っていなかった
【出典】飲酒運転の男性巡査、県警が停職6カ月に [熊本県] - 西日本新聞


■3月26日、愛知県警の巡査部長鈴木一史容疑者、強要未遂容疑で逮捕

 北海道内の小学生女児を脅し、名古屋市に来るよう迫ったとして、道警小樽署は26日、強要未遂容疑で、愛知県警緑署地域課の巡査部長鈴木一史容疑者(32)=同県豊田市横山町=を逮捕した。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
【出典】愛知県警の巡査部長逮捕=女児にLINEで「名古屋来い」—強要未遂容疑・北海道警 - WSJ


■3月18日、愛媛県警男性巡査、帽子と反則切符と反則金納付書を紛失

 貸与されている帽子や未記入の交通反則切符などを紛失したとして、愛媛県警が警察署の男性巡査を所属長注意処分にしていたことがわかった。
【出典】帽子と反則切符と反則金納付書を紛失した巡査 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■3月15日、茨木県警水戸署地域課巡査部長、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕

 茨城県警は14日、水戸署地域課巡査部長の岩間克則容疑者(58)(茨城県那珂市菅谷)を脅迫とストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。発表によると、岩間容疑者は1~3月、元交際相手の女性(58)に「写真をばらまく」などのメールを送ったり、卑わいな内容の手紙を郵送したりしたほか、女性宅周辺でつきまとうなどした疑い。
【出典】巡査部長、元交際女性に「写真ばらまく」メール : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■3月13日、兵庫県警高砂署巡査長、有印公文書偽造・同行使の容疑で書類送検

 兵庫県警は13日、古物商許可証を偽造し交付したとして、有印公文書偽造・同行使の容疑で、高砂署地域課所属の男性巡査長(35)を神戸地検豊岡支部に書類送検し、減給の懲戒処分とした。
【出典】巡査長を書類送検=古物商許可証を偽造交付―兵庫県警[時事] | ガジェット通信


■3月6日、兵庫県警巡査部長、スカート内盗撮容疑で書類送検

 小型デジタルビデオカメラで女性のスカート内を盗撮したとして、兵庫県警は6日、県迷惑防止条例違反の疑いで、豊岡南署地域課の男性巡査部長(34)を書類送検した。県警は停職1カ月の懲戒処分とし、巡査部長は同日付で依願退職した。
【出典】神戸新聞NEXT|事件・事故|スカート内盗撮容疑で巡査部長を書類送検


■2月28日、群馬県警巡査部長、同僚女性にセクハラで懲戒処分

 職務中に同僚女性にセクハラをしたとして、県警が県西部の交番に勤務していた四十代の男性巡査部長を停職六カ月の懲戒処分にし、巡査に降格させていたことが二十八日、県警への取材で分かった
【出典】東京新聞:同僚女性にセクハラ 巡査部長停職6カ月:群馬(TOKYO Web)


■2月26日、広島県警廿日市署男性巡査長、ひき逃げで任意同行

 広島県警廿日市署の20代の男性巡査長が24日、乗用車で帰宅中、50代男性の乗用車に追突し、いったん停車して被害男性と話しながら、再び車に乗って逃走していたことが25日、県警への取材で分かった。
【出典】20代巡査長がひき逃げ疑い 広島、追突された男性けが - 産経WEST


■2月22日、茨城県警交通部男性警部パワハラで処分

 茨城県警は20日、部下に対する暴言や暴行などのパワーハラスメント(職権による人権侵害)があったとして、交通部所属の男性警部(51)を減給3か月(10分の1)の懲戒処分にした。
 県警監察室の発表によると、警部は県西地区の警察署で交通課長だった2012年12月~14年8月頃、部下の男性警部補4人(30歳代2人と50歳代2人)と男性巡査部長2人(20歳代と30歳代)の計6人に、「とろいんだよ」「お前はバカか」など能力や人格を否定する暴言を吐き、指示に不満げな態度を見せた部下の喉元を押さえた。
【出典】部下に「とろい」「バカか」…警部がパワハラ : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■2月21日、熊本県警熊本北署巡査、酒気帯び運転で現行犯逮捕

 熊本県警熊本北署は21日、熊本市中央区帯山7、同署地域課巡査の橋本拡平こうへい容疑者(24)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。発表によると、同日午前4時15分頃、同区南千反畑町の市道で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。近くの交差点でタクシーとの接触事故を起こして発覚した。飲酒検知で呼気1リットル中0・61ミリ・グラムのアルコール分が検出されたという。
【出典】熊本県警巡査逮捕、酒気帯び運転疑い : 最新ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■2月20日、金沢署地域課の男性巡査が一方通行の流入路をオートバイで逆走、交通反則切符

金沢署地域課の男性巡査が横浜横須賀道路の一方通行の流入路をオートバイで逆走、交通反則切符(青切符)を交付されていたことが19日、同署への取材で分かった。
【出典】金沢署巡査が反則切符切られる 横横道路で車追跡後に「逆走」 | カナロコ


■2月20日、高知県警巡査部長が児童ポルノ容疑で書類送検

 高知県警本部所属の30代の男性巡査部長がファイル共有ソフトを使ってインターネット上で18歳未満の少女のわいせつ動画を入手・公開したとして、神奈川県警が2014年9月、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑で巡査部長の自宅を捜索し、今年1月に児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑で横浜地検に書類送検していたことが、18日分かった。巡査部長は高知県警の聴取に対し、所持は認めたものの、公然陳列の犯意は否定しているという。
【出典】高知新聞:高知のニュース:社会:高知県警巡査部長が児童ポルノ容疑で書類送検 PCに動画


■2月19日、小学生女児を誘拐しようとしたとして渋川署地域課の巡査秋山暢大容疑者(24)が逮捕

 県警は十八日、小学四年の女児(10)を誘拐しようとしたとして、未成年者誘拐未遂の疑いで、渋川署地域課の巡査秋山暢大容疑者(24)=渋川市金井=を逮捕した。
【出典】東京新聞:渋川署の巡査逮捕 10歳女児誘拐未遂の疑い:群馬(TOKYO Web)


■2月17日、京都府警南署の男性巡査部長が道交法違反容疑で交通切符(赤切符)を交付される

 京都府警南署の刑事課で勤務する20代の男性巡査部長が昨年12月、京都市東山区の府道で捜査用車両を運転中、制限速度を約30キロ超過し、道交法違反容疑で交通切符(赤切符)を交付されていたことが17日、分かった。
【出典】「急いで署に戻りたかった」…巡査部長が速度30㌔超過で赤切符 京都府警 - 産経WEST


■2月12日、富山県警が未成年の男性巡査セクハラで懲戒免職

 知人女性2人の体を触るセクハラ行為をしたとして、富山県警が未成年の男性巡査を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にしていたことが12日、県警への取材で分かった。処分は1月28日付。
【出典】富山県警、セクハラ懲戒をまた公表せず! - 産経WEST


■2月11日、青森県警津男性巡査、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検

 戒告の懲戒処分を受けたのは、津軽地方の警察署に勤務していた30代の男性巡査長です。去年7月、窃盗事件の現場写真を撮り忘れたにもかかわらず、別の事件現場の写真を捜査報告書に添付していました。余罪捜査の過程で不正が発覚し、県警は巡査長を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検しました。
【出典】「怒られたくない…」嘘の捜査報告書で巡査長懲戒


■2月7日、京都府警下鴨署警務課の巡査部長道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕

 京都府警向日むこう町署は7日、下鴨署警務課の巡査部長・向山聡容疑者(56)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。「ビールをたくさん飲んだ。運転していたことは覚えていない」と供述している。発表では、向山容疑者は6日午後10時10分頃、同府向日市寺戸町の路上で、酒気を帯びた状態でマイカーを運転した疑い。
【出典】飲酒して帰ってきたのに車で…警官家族110番 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■2月6日、長崎県警機動隊所属の男性巡査長、建造物侵入容疑で書類送検

 長崎県警は5日、建造物侵入容疑で現行犯逮捕された機動隊所属の男性巡査長(25)を所属長訓戒にした。処分は同日付。県警監察課の発表によると、巡査長は昨年12月29日午前3時頃、さいたま市桜区のアパートの一室に侵入した疑いで埼玉県警に逮捕された。容疑を認め、同日、釈放された。
【出典】飲酒の巡査長、友人とはぐれアパートに入り込む : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■2月6日、札幌・東署地域課の巡査、強制わいせつで起訴

 札幌地検は6日、女子高生にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪で札幌・東署地域課の巡査、高根雄大容疑者(32)=北海道小樽市=を起訴した。起訴状などによると、高根被告は1月10日、小樽市の歩道で、10代の女子高生の体を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。
【出典】当直明け巡査、女子高生にわいせつ 北海道警 - 産経ニュース


■2月5日、舞鶴署地域課の巡査、家宅に侵入し逮捕される

 京都府警は4日、住居侵入の疑いで、舞鶴署地域課の巡査小柳昌史容疑者(28)を逮捕した。容疑は2日午前10時55分ごろ、舞鶴市に住む会社社長(41)宅の庭に侵入した疑い。府警によると、小柳容疑者と社長は面識がない。2日は非番で、黒い私服に軍手をはめていたという。
【出典】社長宅侵入容疑で巡査逮捕、京都 黒い服に軍手 - 47NEWS(よんななニュース)


■2月3日、宮崎県警北署刑事1課巡査部長、10代女性の胸をさわった疑いで逮捕

 宮崎市内の路上で、車で近づき10代女性の胸を触ったとして、宮崎県警監察課などは3日、県迷惑防止条例違反の疑いで、県警宮崎北署刑事1課巡査部長の米良諭容疑者(34)=同市吉村町=を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。逮捕容疑は昨年10月27日午後7時ごろ、宮崎市内の住宅街の路上で、自転車に乗った10代女性の胸を触った疑い。
【出典】時事ドットコム:巡査部長を逮捕=10代女性の胸触る−宮崎県警


■1月30日、新潟県警村上署生活安全課の巡査、捜査費1万円盗んだ疑いで逮捕

 新潟県警は30日、同僚2人の机から捜査費計1万円を盗んだとして、窃盗の疑いで、村上署生活安全課の巡査長高橋直隆容疑者(30)を逮捕した。
県警によると「金が無く、毎日の生活がままならなかった」と容疑を認めている。
【出典】巡査長が捜査費1万円盗んだ疑い-社会ニュース : nikkansports.com


■1月30日、兵庫県警神戸西署の男性巡査部長(56)を犯人隠避と証拠隠滅の疑いで書類送検

 兵庫県警監察官室は30日、廃棄物処理法違反事件を見つけながら、「違法行為はなかった」などと虚偽報告をした上、証拠を偽造したとして、神戸西署の男性巡査部長(56)を犯人隠避と証拠隠滅の疑いで書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にした。
【出典】巡査部長ら2人書類送検=犯人隠避などの容疑―兵庫県警[時事] | ガジェット通信


■1月27日、埼玉県警巡本庄署交通課巡査部長、強制わいせつ致傷容疑で逮捕される

 埼玉県警は26日、本庄署交通課巡査部長の浅間雄大容疑者(27)をわいせつ目的で女性を襲い、けがを負わせたとして、強制わいせつ致傷の疑いで逮捕し、発表しました。
【出典】埼玉県警巡本庄署交通課巡査部長、強制わいせつ致傷容疑で逮捕される - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2142234552793910001


■1月24日、広島県警高速隊巡査部長、府中町でたばこ1箱を万引き

 府中町でたばこ1箱を万引きしたとして、窃盗容疑で逮捕された県警高速隊巡査部長も減給100分の10(6か月)の懲戒処分としていた。
【出典】女性店員をスマホで撮影、巡査長を懲戒処分 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■1月24日、広島県警の巡査長、女性店員をスマホで撮影、巡査長を懲戒処分

 広島県警の巡査長が昨年、女性をスマートフォンで撮影したとして減給100分の10(3か月)の懲戒処分を受けていたことが23日、市民の情報公開請求でわかった。処分書類などによると、巡査長は5月23日と26日の2回にわたり、同市安佐南区の店舗内で女性店員をスマホで撮影。警察に対する信用を失墜したとして処分を受けた。
【出典】女性店員をスマホで撮影、巡査長を懲戒処分 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■1月19日、北海道警、札幌東署地域課の巡査、女子高生を押し倒し強制わいせつ容疑で逮捕

 北海道警、札幌東署地域課の巡査、女子高生を押し倒し強制わいせつ容疑で逮捕 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2142165424949057101
北海道警小樽署は18日、札幌東署地域課の巡査高根雄大容疑者(31)(北海道小樽市星野町)を強制わいせつ容疑で逮捕しました。小樽市内の歩道で一人歩いていた女子高生を歩道脇の雪山に押し倒した。
路上で女子高校生の体を触ったなどとして、道警捜査1課と小樽署は18日、強制わいせつの疑いで、札幌東署地域課巡査高根雄大容疑者(31)=小樽市星野町=を逮捕した。
【出典】道警巡査を逮捕 強制わいせつ容疑−北海道新聞[道内]


■1月16日、警視庁第4機動隊の男性巡査(23)が窃盗で懲戒処分

 巡査は昨年10~11月、寮内で同僚が500円玉をためていた貯金箱から複数回にわたって計約14万円を盗むなどした。発覚後に全額を弁済し、「パチスロやスマートフォンのゲームにカネをつぎ込んだ」と話しているという。
【出典】酒気帯びでバイク運転、逃走し転倒した警部補 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■1月16日、警視庁池袋署刑事課の男性警部補(49)酒気帯びでバイク運転、逃走し逮捕される

 警部補は昨年11月25日午後10時半頃、埼玉県飯能市の路上で、酒気帯び状態でバイクを運転。停車中のバスを追い越してパトカーに停止を求められたが、そのまま約100メートル逃走し、転倒したところを取り押さえられた。東京都内で同僚と飲酒後、帰宅途中だった。同県警が道交法違反(酒気帯び運転)などの容疑で調べている。
【出典】酒気帯びでバイク運転、逃走し転倒した警部補 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■1月15日、大阪府警南署直轄警察隊の男性巡査長、勤務中に当て逃げ(道路交通法違反)で書類送検

 大阪府警南署直轄警察隊の男性巡査長(27)が勤務中に当て逃げなどをしたとして、府警は14日、巡査長を道交法違反容疑で書類送検し、減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした。
巡査長は昨年12月8日夕、大阪市西淀川区の国道で公用バイクを運転中に転倒。前方に止まっていた車に衝突したあと逃走し、約500メートル先の交差点で信号を無視するなどした疑い。
【出典】「上司に叱られる」勤務中当て逃げ容疑の巡査長 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


■1月14日、埼玉県の朝霞警察署の24歳の巡査が警察署の屋上で死亡、拳銃自殺か?

 1月14日午前、埼玉県の朝霞警察署の24歳の巡査が、警察署の屋上で頭から血を流して死亡しているのが見つかり、すぐそばに巡査の拳銃が落ちていたことなどから、警察は巡査が自殺したとみて調べています。事件をまとめました。 更新日: 2015年01月17日
【出典】埼玉県の朝霞警察署の24歳の巡査が警察署の屋上で死亡、拳銃自殺か? - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2142150547428974401


■1月7日、千葉県警成田国際空港警備隊の巡査長、女子高生のスカート内盗撮容疑で逮捕される


千葉県警習志野署は7日、女子高校生のスカート内を撮影したとして、県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで、県警成田国際空港警備隊の巡査長角田純容疑者(28)を現行犯逮捕した。
【出典】女子高生のスカート内盗撮容疑で巡査長逮捕 千葉、リュックにデジカメ - 産経ニュース
千葉県警成田国際空港警備隊の巡査長、女子高生のスカート内盗撮容疑で逮捕される - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2142078213588204501


■1月2日、埼玉県警巡査・・・窃盗目的の住居侵入容疑で逮捕

 2日夜、埼玉県警の30代の巡査がアパートの敷地に無断で侵入したとして逮捕され、警察は、知人の女性の部屋に盗みの目的で入ったとみて動機などを捜査しています。
【出典】 住居侵入容疑で巡査逮捕 盗み目的か NHKニュース
埼玉県警巡査、住居侵入容疑で逮捕される、盗み目的か?(1月2日) - NAVER まとめ

http://matome.naver.jp/odai/2142037325852446201


2013年・2014年の警察の犯罪、不祥事

 2013年・2014年と警察の犯罪、不祥事について淡々とまとめてきました。軽微なものから重犯罪まで様々ですが、ほぼ毎日といっていいほど起きる警察官による不祥事については私たちが記憶しておくのは意味があると感じています。今年も警察官の不祥事は早いペースで起こっています。

 住居侵入・・・1件
 殺人・・・1件
 未成年誘拐未遂、強要未遂・・・2件
 強制わいせつ・・・3件
 窃盗・・・3件
 証拠隠滅・虚偽文書・紛失・・・7件
 酒気帯び運転、当て逃げ、道路交通法違反・・・8件
 迷惑防止条例(盗撮、胸をさわる、セクハラ、ストーカー等・・・ 7件
 パワハラ・・・1件
 警察署内での自殺・・・2件
 児童ポルノ違反・・・1件
 着服・・・1件
 住居侵入・・・2件
 買春・・・1件



時事ドットコム
◎懲戒処分、幹部に目立つ=「防止策が弊害」指摘も-通達の在り方見直しへ・警察庁※記事などの内容は2013年1月31日掲載時のものです
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc
_police20130131j-03-w300&rel=y&g=soc

 警察職員の懲戒処分が増えている。中でも「幹部」の警視と警部で比率の高さが目立つ。「不祥事を防ぐための事務作業が膨らんで疲弊し、部下の管理や指導に手が回りきらない」。現場からは悲鳴も漏れる。
 職員1000人当たりの懲戒処分者数を階級別に見ると、昨年は警視の2.6人が最も多く、次いで警部の2.5人、巡査1.7人、警部補1.5人、巡査部長1.5人と続いた。いずれも過去5年間で最多で、警視は2.5倍、警部は5.9倍に増えた。
 警察庁によると、警視と警部の処分理由は犯人隠避や職務放棄が多い。静岡県警磐田署長は詐欺と窃盗、盗撮をした署員3人を立件せず、理由を隠して退職させたとして、昨年4月に免職された。
 また、自転車盗の被害と摘発をでっち上げたり、猟銃所持の許可審査をずさんに行ったりした部下の仕事をチェックせず見逃したとして処分された幹部もいる。
 危機感を強めた同庁は昨夏、34項目に上る施策を通達で指示し、再発防止を図った。だが、不祥事や社会問題が起こるたびに連発される通達が、現場の首を絞めているという指摘は少なくない。
 ある警察署の警部は「通達を部下に分かりやすく説明し、徹底させる事務に忙殺され、本来業務や部下と向き合う余裕がない人もいる」と明かす。体調を崩して休む幹部が出て、しわ寄せが他の幹部にいく悪循環も生じているという。
 「対策を取ったというアリバイに近い通達がある」。疑問の声は警察庁幹部からも上がる。
 米田壮長官は25日の就任会見で、不祥事防止の一環として「円滑な業務運営に支障が生じないよう合理的なものを構築したい」と述べた。同庁は通達の整理や内容の見直しを検討する。



「警察=正義」という幻想

 世の中には〝警察嫌い〟の人がけっこういるよね。インターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」には、警察をボロクソのズタボロにこき下ろす投稿がよくある。他にも警察をクソミソに非難するサイトはある。非難しまくること自体に生きがいを感じているようにも見える。
 いったいどうしたらそこまで警察を憎悪、罵倒できるのか。「たしかに警察も悪いからな」だけではすまない、けっこう奥深いものがあるんじゃないか。そこんとこ、ちょっと考えてみたい。

 まず、「警察=正義」というイメージ、これって広く共有されてるよね。信頼や安心といったものと当たり前に結びついて。
 そういうイメージを固く持っている人に根拠を尋ねると「だって警察が正義じゃなきゃ困るでしょ」
「悪い人を捕まえる立場の人が正義でなくてどうするのよ」 などと返ってくる。原子力施設の近くに住む人が「絶対に安全です。なぜ? だって安全でないと困るから」と答えるのと同じ論理だ。
「A=Bでなければ困る。A=Bであってほしい。ゆえにA=Bである」なんて破綻もいいところ。「警察=正義」は幻想なんだね。

 警察との現実の接点が、交番で道を尋ねるという「正義」がどうこうには関係ないことであったり、自分の利害に直接は関係なかったりするぶんには、幻想は維持される。
 しかし、幻想が否定される場面に出会ってしまうこともある。やたら警察を罵倒したがる人は、たいてい何か体験というかきっかけがあるようだ。

 たとえば毎年1000万件を超えて行われ続ける交通取り締まり。その背景には莫大な警察利権がある。現実の多くの取り締まりは交通安全には関係なくノルマ消化のために行われているといえる。「安全や危険は関係ない」とズバリ豪語しちゃう警察官もいる。

 守るべき合理的理由を見出せない規制により、とくに危険も迷惑もない形式的な違反が日常的にあふれる状態をつくっておき、そのごく一部を取り締まり(元警察官僚・平沢勝栄議員によれば検挙率は0.005%)そこから生じる莫大なカネを天下り先へ流し込む、それが交通行政の実質といえる。
つまり「交通商法」。
 だから、「警察は交通安全(道路交通における正義)のために取り締まるはずじゃないのか」と怒る人が出てくる。違反があふれる状態があるため、マズイ運転をして捕まりながら「みんな違反してるのになぜ俺だけ」と不満を持つ人も出てくる。

しかも、この交通商法は運転者がみなとっととカネを払うことを前提に成り立っており、手間がかかることを嫌う。1件ずつ手間をかけていては毎年1000万件以上も処理できない。それで、運転者がキップへのサインを拒否したりすると、警察官は高圧的になり、ウソでだましたり脅したりすることも少なくない。

 私は昔、地回りのヤクザと顔見知りだったことがある。そのヤクザは、普段はすごく親しげで〝よい人〟に見えた。ところがある日、「よう、ちっとカネ貸せよ」と言い出し、断ると、恐ろしく凶暴な顔をした。
マジでゾッとなった。何もないときは人がよさそうにふるまっていても、思いどおりにならないと凶悪な本性がむき出しになる、それがヤクザなんだなあと実感した。

 なんとなく「警察=正義」と信じていた人にとって、取り締まりは警察の実質に触れる接点、幻想を否定される体験になるだろう。
 また、テレビなどに出てくる正義のヒーローは庶民の心を優しく酌んで人情味のある決着をしてくれるもんだから、そういうのに慣らされた人は
「正義の警察がどうして俺の言い分に耳を傾けてくれないんだ?」となりやすかったりする。

正義の警察は過保護の母親のように隅々までめんどうをみてくれると思い込んでいた人が、家庭や近隣のつまらないトラブルを解決(気にくわない奴を逮捕!)してくれと言ったが相手にされず、
「けしからん。警察は善良な市民を見捨てた!」と怒る、みたいなこともあるようだ。

 なんであれ、根拠のない幻想が否定されるのはいい。理想と現実は違うんだと気づくならいい。
 ところが、それじゃ終わらない。妙な方向へいってしまう人もいる。
 そこのところは精神科医の春日武彦さんの指摘が参考になるように思われる。同氏は『屈折愛 あなたの隣のストーカー』で、「理想化が裏切られたとき、ピュアでプラトニックであったからこそ」「平然と現実離れした残虐さが発揮されることになる」と述べている。

「警察=正義」という幻想、その幻想に基づく信頼は十分に「ピュアでプラトニック」といえる。
 同氏はまた『不幸になりたがる人たち』では、人間にとっていちばんやっかいなのが「被害者意識」であるとして、こう述べている。
「たとえば性格に問題があるがために世渡りがスムースにいかないような人たちが、世を『すねる』のと同義語のレベルで被害者意識を持つようになり、その結果として一見弱々しげな人物がひどく図々しい振る舞いをしてみたり尊大な態度を示すことがよくある。瑣末なことに反応して烈火のごとく怒ったり……」
 春日さんによると「被害を受けている『ワタシ』は正当化され、しかも労られ特別扱いされるべき存在と化す」ため、「被害者意識」は甘美なのだそうだ。
 ※焼糞日記2001年10月5日参照

 なるほど。〝不当な取り締まり〟や〝不適切な扱い〟を受けた者として「被害者意識」をゲットし、日々報道される警察犯罪・不祥事をテキトーにつまみながら「警察=正義」という幻想を後ろ盾に警察を非難するなら、いくらでも非難できる。その人が受けた取り締まりや扱いがほんとうに不当、不適切だったのかはどこかへ隠れてしまう。甘美だ。

 そして大事なのが、どんなにバカげた悪口を浴びせても警察はいちいち反論しないことだろう。事実無根のことで罵倒しても警察から「名誉毀損だ」と訴えられることはない。新聞への投書なんかだと、おかしなものは相手にされないが、インターネットへの(多くは匿名での)発信にはそういう制約がほとんどない。

 制約もなく反論・反撃されることもなく、言いたい放題。罵倒する者はついつい調子にのってしまう。ナニか立派なことを言っている素晴らしい人であるかのように、少なくとも本人自身は思ってしまう。たぶん実生活ではだれからも相手にされない者が、「悪い警察を叩く正義の人」を演じたつもりになって、寂しくちっぽけな自我を満たそうとする……。

 とまあ、大ざっぱだけどもそういうカラクリが、奥のほうに潜んでる場合もあったりするんじゃないかと私は想像するわけ。
 べつに、寂しい人だから悪いってわけじゃない。いちばんマズイのは、やっぱ「警察=正義」という幻想だろう。そんなものがあるから、その裏返しとしての、強い憎悪や被害者感情も生じるんだろうと思う。

 だいたい、正義なんて存在しないのだ。存在するのは、正義が少しでも実現される社会に近づこうとする「不断の努力」(※)だけなのだ。
 努力なんてメンドイ? まあね、世の中の問題ってのは多分野にわたってるから、しかめっ面で努力しまくってた日にゃメシを食うヒマもない。食うカネがなくなる(笑)。

 私は、交通のことについてはこう考えている。自他の安全と交通の円滑を守ることは、警察がどうこうには関係なく運転者に課された当然の責務であり、まずはそこをしっかり守る。そして、それでも取り締まりを受けたら、つまり自分の身にふりかかった行政行為が不適切と思ったら、そのときはちゃんと争う。

 要するに、普通に生活して、たまたま問題に直面したときだけちょっとマジになる。とりあえずはそこが基本だろうと思うのだ。普通が格好悪いと思うのは、自己顕示欲ばかり肥大な弱っちい人じゃないのかな。普通に楽しく生きるのは、ある種の強さが必要かと思うですよ。
 つーことで2004年も普通にいこうっ。


※「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」(日本国憲法第12条前段)


『ドライバー』(八重洲出版)2004年1-5号 より
なぜ警察官は犯罪を 犯しても罪が軽くなるのか

■警察官の犯罪は、不起訴になることが多い?

 ここ数年の警察官の事件がどのような結果になったのかまとめてみました。結果が依願退職になることが多いのは退職金が支払われるからです。

依願退職後の再就職?

 警察官が不祥事を起こし、懲戒免職以外の停職、減給などの処分で依願退職をした場合(ほとんどは処分発令を受けて辞表提出、認められる)、監察官室と同じ部署である警務部厚生課から組織に登録されている再就職を斡旋してもらえる。
 本来厚生課は定年退職者等の為に再就職を斡旋する部署であるが、懲戒処分者でも例外ではない。
 再就職先は交通安全協会、共済等外郭団体や警察と取引のある一般企業、警備業者である。 また、懲戒免職処分を受けた警察官でも再就職先を紹介する事もある。

■マスコミ発表

 警察官不祥事、それに伴う処分のマスコミ発表は基本的に「処分時発表」で、当該警察官の処分が決定し、処分が実行される時に発表されるので、報道発表される場合においても監察が極秘に調査を進めている。
 故に「停職6ヶ月、同日付で依願退職」等良く見られる発表の場合、監察が調査を進め当該警察官から事情を聞く際に進退について問い、事前に依願退職の意向を固めている。
 また発表されるのは刑事事件等の不祥事、特に本人が逮捕された場合で、女性関係や借金などの信用失墜行為は発表されないまま終わる場合も多い。
 現在では情報公開法に基づき、処分時発表をされなくても上半期・下半期の懲戒処分者として新聞紙面等に簡単に掲載される。

出典:警察官の懲戒処分- Wikipedia

「取り調べ録音」に袴田さんと弁護人の接見内容、「警察が盗聴していた」 弁護団が批判
(弁護士ドットコムニュース)
 再審への審理が続いている「袴田事件」の弁護団が4月13日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開き、「袴田巌さんが逮捕された直後に、弁護人とやり取りした内容が、警察に盗聴されていたことがわかった」と警察の対応を批判した。
 今年になって検察から開示された「取り調べ録音」を弁護団が分析したところ、袴田さんと弁護人とのやり取りが含まれていたことが分かったのだという。
 弁護団の戸舘圭之弁護士は、「被疑者と弁護人が誰にも知られずに話をする『秘密交通権』は、憲法で保障されている重要な権利。接見の盗聴は、前代未聞・言語道断。捜査機関が、絶対やってはいけないことをあえてやっていたことがわかった」と指摘した。

テープ外箱に「午後4時40分~45分 岡村弁ゴ士」

 弁護団によると、問題の録音が含まれていたのは、検察から開示されたオープンリールテープ23巻のうちの1巻で、その外箱には「8月22日 No.2 午後4時40分~45分 岡村弁ゴ士」と記載があった。

 テープが古いため、袴田さんが話す内容は非常に不鮮明だったが、「パジャマ」「」「僕はわかんないんですよ」などという言葉は聞き取れたそうだ。戸舘弁護士は「袴田さんは一生懸命無実だと伝えようとしているように思えた」という。

 袴田事件は、1966年に静岡県清水市のみそ製造会社専務宅の一家4人が殺害された強盗殺人・放火事件。袴田さんは事件の犯人として同年8月18日に逮捕され、1980年に「死刑」が確定。

 しかし、2014年、証拠が「ねつ造」だった可能性があるとして、静岡地裁が裁判をやり直す再審決定を出したため、釈放された。
 ただ、その決定に対し、静岡地検が即時抗告をしたため、まだ実際に再審が開かれるかどうかは決まっておらず、現在、東京高裁で審理が行われている。
 戸舘弁護士は「捜査機関による接見の盗聴が明らかになったのは、異例のこと」と指摘。「(確定判決が)違法に違法を重ねた捜査によって成り立っていることがあらためて明らかになった」として、速やかな再審開始と、無罪判決を求めていく考えを強調していた。
 
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御用メディアが絶対に 報じない 東京電力の 「大罪」&経産省、 原子力保安院との 黒い癒着
[総力検証]
世界を震撼させたレベル5「原発大パニック」
御用メディアが絶対に報じない 東京電力の「大罪」
週刊文春
2011年3月31日号
世界を震撼させた「原発大パニック」は、紛れもない人災だった。
福島第1原発2号機は、昨年6月にも電源喪失で水位低下を起こしたのに警告は無視。甘過ぎる原子炉プラント設計。我先にと現場から逃げ出した社員、肝心の社長は雲隠れ。東京電力の「大罪」を問う。
■予想しない水素爆発、真水に執着・・・・お粗末な危機意識 福島県郡山市
「私が県知事の時代だけでも、原発の下請け業者から30数通の内部告発が寄せられました」
静かに振り返るのは、佐藤栄佐久・前福島県知事だ。郡山市の自宅を訪ねると、石の塀が全て崩れ落ち、庭が丸見えになっている。
本や食器が散乱した部屋を避け、記者を離れの仏間に通すと、佐藤氏は溜め息をつくように語り始めた。
「私が政府や東京電力とつばぜり合いをしてきたから言うのではありません。今回の原発事故は、間違いなく人災です。私は自信を持ってそう言える――」

一方、東京・内幸町(うちさいわいちょう)の東京電力2階、総合対策本部。中央の円卓に座るのは、海江田万里経済産業相と、清水正孝東京電力社長。大型モニターには、福島第1原発での緊迫する作業状況が映し出される。部屋には原子力安全・保安院、自衛隊など100人以上が出入りする。
地震発生から1週間後、その清水社長が行方不明になったという噂が流れた。
「自殺したと言い出す議員もいた」(民主党関係者)

無責任なデマだが、こんな噂が流れるほど、普段は軽口を叩く気さくな清水社長が見る影もなく憔悴していたと言う。
何故なら、福島第1原発の大パニックの最中(さなか)、東電側は危機意識の薄さから判断ミスを犯していたのだ。
世界有数の電力会社であるはずの東電は、何故世界中を震撼させる危機を回避出来なかったのか――。
その理由は「想定外の自然災害」ではない。背景には、原発を推進する国、事業者である東電、チェックするはずの保安院の3者による「原発村の馴れ合い」とも言えるトライアングルがあった。先ず、判断ミスは、地震発生の初日から始まっていた。東電内に役員達が集まるや、「純水、淡水の注入で何とかならないか」という議論が始まった。東電関係者が話す。
「海水を注入するなど頭になかった。水素爆発も予想していませんでした。電力も非常用ディーゼル発電も駄目になっていましたが、現場に電源車が向かっていた為間に合うだろう、間に合わなくても炉心溶融は起きないと考えたのです」
先ずは電源の復旧というシナリオは、信じられない理由で吹き飛ばされる。「電源車のコードの長さが足りず、繋げなかった。災害用なのに災害時を想定した設計になっていなかったわけです」(社会部記者)

【「原発村の論理」にキレた菅】

更に「原発村の論理」が、ただでさえキレやすい菅 直人首相を怒らせた。
当初、東電と保安院は、首相官邸に「問題はありません」と報告。
しかし、「官邸で原子力安全委員長が、『水素爆発の可能性はあるけれど、問題はありません』と説明したのです。
菅首相は『爆発があったら、まずいじゃないか!』と怒り出した。
案の定、翌日、1号機が爆発するのですが、その前に東電としては逡巡(しゅんじゅん、躊躇い)があった。原子炉格納容器の圧力弁を開けて圧力を下げることを考えましたが、弁を開けると放射線が漏れる可能性がある。結局、2日目の午後2時に弁を開けましたが、1時間半後に水素爆発が起きたのです」(前出・東電関係者)

迷っている間に、放射線漏れも爆発も起きて、作業が一層困難になり、全てが裏目に出たのだ。

「社長命」で撤退命令を

更に3号機〔猛毒プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使用〕も爆発すると、清水社長は完全に弱腰になったと言う。「東京電力は無責任過ぎる」と言う官邸関係者が内幕を明かす。
「3号機〔猛毒プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使用〕が爆発した3月14日の午後9時頃、東電側から海江田経済産業相と枝野幸男官房長官のもとに、『現場から撤退したい』と、突然連絡があった。
国民を見捨てる気か』と押し返し、第1原発の所長に連絡をした。
すると、所長は『まだ、やるようがある』と言う。
社長と現場で言っていることが違うんです。
それでも深夜になって、東電側が今度は『社長命』で撤退命令を出そうという動きになった。そこで、午前4時に菅首相が清水社長を官邸に呼び出したのです」

それから約1時間後、今度は菅首相が東電に乗り込んだ。半ばパフォーマンスじみた行動で東電幹部達を怒鳴りつけ、余りにも遅過ぎる、政府と東電による統合対策本部の立ち上げとなったのである。では、真水の注入が不可能と分かった段階で、何故海水注入の判断をしなかったのか。
実は、最初の爆発から4時間半後の12日午後8時まで、東電対策本部の円卓会議で、誰1人「海水の注入」を言い出す幹部はいなかった・・・・。
そもそも、清水社長は「無傷なだけが取り柄」で出世し、菅首相と同様に“棚ぼた”式でトップに就いた人物だ。経営者としては疑問符が付くと言う。
「今の東電は、ミスをしない人間が上に上がる。清水社長は慎重でクリーンだが、増資の失敗で今年6月の株主総会で批判されると言われていた。また、彼以上に問題なのが、周囲にいる“ひらめ社員”達。意見を言うこともなく、官僚以上に官僚的です」(経済部記者)

東電は、柏崎刈羽原発の事故で08年から2年間で計2000億円の赤字を出している。今回の事故で経営危機は確実に訪れる。
副社長の1人はオフレコで記者に「(火力発電の)原料価格が上がっているからなあ」と漏らした。事実上の電気料金の値上げ宣言と取れる(東電総務部は「値上げ発言はあり得ません。議論もない」と否定)。
爆発をした1号機は稼動から40年が経ち〔海外では通常30年が廃炉の目安。
特に欠陥が指摘されるGEのマークⅠだけに尚更〕、減価償却を終え、「金の卵を産む鶏」のように利益を生み出す原子炉だった〔その陰で大量の被曝労働者を道具のように使い捨て殺してきた〕。
それが、海水を注入すれば、廃炉になる。利益を生み出す装置を失う恐怖が、判断を鈍らせたのではなかったか。
経営と安全のどちらを優先するか。冒頭の佐藤栄佐久・前福島県知事は、こんな話を覚えている。

「中部電力の浜岡原発で配管の損傷事故が起きた際、福島の原発にも同じ配管が使われていました。
そこで、点検作業をすることになりましたが、保安院はこう指導したのです。
『運転計画を勘案して点検計画を行え』。
つまり、安全の為の点検を優先するのではなく、運転を行いながら点検を行えということです」

保安院とは、そもそも厳しい検査をする役所ではないのか。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教授が言う。「私は『原子力村』と呼んでいます。電力会社、電力会社、メーカー、官僚、原子力学会というグループで、原子力に寄りかかることで自分達の利益を守ってきた。この村に入ると、お互いに批判が出来ない。批判への十分な議論も出来ないのです」

〔動画〕USTREAM - あえて最悪のシナリオとその対処法を考える 小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)が出演 - videonews.com[178分54秒]
〔動画〕USTREAM - 田中三彦氏(日立バブコック・元原子力圧力容器設計者)による福島原発事故の解説 - 原子力情報資料室(CNIC) 2011年3月18日 [93分00秒]
昨年2号機が「水位低下」

実は、昨年の鳩山政権下の国会で、今回の事故を拡大させる電源喪失の可能性を指摘した議員がいる。京都大学の原子核工学科出身の吉井英勝代議士(日本共産党)だ。
「これまで政府は、非常時用のディーゼル発電機を、3系列設置していると言い、それを売りにしていたんです。しかし、スウェーデンでは4系列もの電源を用意していたのに、事故で2系列の電源が止まると、その影響で残りの2つも駄目になった。それで、非常時用の電源が使えなくなった時の対応を質問したんです」
昨年5月、答弁に立った寺坂信昭・原子力安全・保安委員長は、まさしく今回起きている事実を“予告”していた。「非常に小さい確率ながらもそうなると、(核燃料棒の)冷却機能が失われます。長時間にわたると、炉心溶融に繋がることは論理的に考えられる」

この答弁から1カ月も経たないうちに、福島第1原発で質問通りの事故が起きた。いわき市議の佐藤和良氏が話す。
「昨年6月17日に、福島第1原発の2号機が電源を喪失し、水位低下が起こりました。この時、2号機全体が15分間も停電したのです。マスコミの人達にもずっと警鐘を鳴らしたのですが、危険性に気付いて貰えませんでした」
この時は、手動で代替ポンプに切り替え、10数分後に水位は回復した。前出・吉井代議士は、「東電には、危機管理体制があったのか疑問」と言う。
「昨年4月に当時の直嶋正行経済産業相に国会で質問した時も、直嶋さんは『多重防護で事故を防ぎ、メルトダウンはしない仕組みをつくっている』と答弁していました」

「津波で原発の8割が駄目になる」放置された致命的欠陥

また、吉井氏は06年にも、「5メートルの津波が来たら、引き波で海水面が低下し、原発の冷却水が取水出来なくなる」と指摘。保安院長は当時、日本の原発の8割に当たる43基で冷却水の取水が出来なくなると認めた。この時、二階俊博経済産業相(当時)は、こう言ったのだ。「安全確保の為、省をあげて真剣に取り組むことをお約束したい
しかし、東電社員はこう証言する。「緊急事故対応のマニュアルはあります。
しかし、津波や地震の被害が複合的に起きた際の対応は決められていませんでした」

地震と津波はセットのはず。非常時用のディーゼル発電が、津波で冠水して使用不能という事実は、余りにもお粗末である。
原子炉格納容器の設計者である、元東芝原子力設計技術者の後藤政志氏が言う。
「原子炉プラント設計時の、地震と津波の条件が甘過ぎるんです。阪神大震災で橋梁(きょうりょう)が落ちたのは、地盤条件による増幅が考えられていますが、原子力プラントは増幅を考えていない。
津波についても、過去の記録だけで設計し、安全条件を甘く見積もっている。原発は、設計基準が一度決められたら、それで安全として、更なるリスクに対する配慮が足りない」

【佐藤栄佐久・前福島県知事 決定的証言「東電が副知事を脅迫した!」】

一度決めたら突き進む。それに翻弄されてきたのが、福島県知事だった佐藤栄佐久氏だ。佐藤氏の話を続けよう。「既に中越地震の2年前、新潟の柏崎刈羽原発は活断層の上に立っていることが内々で報告されていた。中越地震後、原発の傍で火災が発生したのです。
その時、資源エネルギー庁長官が、活断層の上に立っている事実を公表し、同時に『東電も2年前から知っていた』と明かした。
つまり、危険を知らなかったのは、新潟県民だけでした。結局、経済産業省と東電の原発行政には、知事や行政は何の関与も出来ないのです」
02年には、保安院が原発作業員の内部告発を2年間にわたって握り潰していたことが発覚。その後、内部告発は福島県に寄せられるようになった。

「告発をしてくるのは、7次下請けとか8次下請けの労働者達です。
『東電側から200日かかる作業を半分の期間でやるように指示された。作業員はどうしようもない状況で、これでは安全は守れません』というものもありました。利益を損ないたくなかったのでしょう。

「あらゆる手段で潰します」
それでも経済産業相や東電の住民への説明は、『如何なる事態が起きても原子力は安全です』。
しかし、私は県民の安全を守らなければならないので、東電側の『原発がクリーンで安全です』というイメージ広告を、福島県では一切やらせませんでした」(同前)東電が恫喝まがいの行動に出たこともある。
97年、国はプルトニウムの新しい使用法として「プルサーマル」を閣議決定し、実施に向けた協力を福島県に要請してきた。
しかし、それまでのデータ捏造事件などで不信感を募らせていた福島県は態度を硬化、受け入れを拒んだ。

すると、01年2月、東電は圧力をかけてきました。突然、会見を開き、『計画中のものも含めて、全ての新規電源開発を凍結する』と発表したのです。
これで県内の火力発電所の建設計画も、それに伴う地域振興策も、雲散霧消することになった。
こちらも怯まずに、原子力もプルサーマルの計画も全部見直すと発表したのです」(同前)

翌年、福島県は、「核燃料引き上げに関する条例の改正案」を公表した。すると、東電の常務から、副知事のもとに電話があり、こう脅されたと言う。
あらゆる手段をもってしても潰します
東電は「裁判も辞さない」と言い、両者は激突したのだ。

「04年12月、私は原子力長期計画策定会議に招かれました。そこで、『フランスでは16年間、ドイツでは20年も議論した上で原子力政策を決めているのに、あなた達は来年結論を出そうとしている。
余りにいい加減過ぎる』と噛みついたのです。会議のメンバーは7割位が電力関係者なので、私は参加者達に『あなた方は国からマインドコントロールされているんじゃないか』と糾すと、タレントで弁護士の住田裕子さんから『失礼ね』と吐き捨てられました。これは福島県の議事録にも残っています」(同前)

こうして、ブルドーザーのように原子力政策を推し進めていった。
佐藤栄佐久〔現福島県知事も佐藤なので紛らわしいが、現知事の佐藤雄平は渡部恒三の甥で元秘書で3号機にプルサーマル、つまりMOX燃料を導入した人物〕氏は、「万が一、事故が起きたら、会津の米は売れなくなりますよ。安全が損なわれるような事態は許されません」と言い続けてきたが、いつも国は「意見だけは聞きます」という姿勢だったと言う。

自分達だけが絶対正しいという驕り。その大きなツケが今、我々国民に降りかかる――。

〔資料〕≪〔日本の復興=脱・原子力〕福島第1第2原発事故を予見していた吉井英勝・日本共産党衆院議員 国会議事録より、他(1)≫
〔資料〕≪〔日本の復興=脱・原子力〕福島第1第2原発事故を予見していた吉井英勝・日本共産党衆院議員 国会議事録より、他(2)≫
〔資料〕≪〔日本の復興=脱・原子力〕福島第1第2原発事故を予見していた吉井英勝・日本共産党衆院議員 国会議事録より、他(3)【完】≫
〔資料〕【緊急メッセージ】地震・大津波と炉心溶融に至る原発事故は何度も警告してきた - 日本共産党 吉井英勝オフィシャルホームページ 2011年3月20日 ※「CO2、25%削減」を掲げた鳩山政権下
〔資料〕プレスリリース:福島第1原発2号機における原子炉自動停止について - 東京電力株式会社 2010年6月17日
〔資料〕あわやメルトダウン、福島第1原発2号機 電源喪失 水位低下 - 風の便り―いわき市議会議員 佐藤和良 2010年6月19日
■〔動画〕YouTube - 佐藤栄佐久元福島県知事インタビュー Web Iwakami 2011年3月20日[90分40秒]

※住民の反対を押し切ってMOX燃料を導入した現福島県知事・佐藤雄平は渡部恒三の甥であり、元秘書。
佐藤栄佐久氏はMOX燃料導入に反対していたが、東京地検特捜部に冤罪を着せられ逮捕された。
この動画を見れば、どのように真実の声を揉み消すのか、その手法がよく分かる。特に後半で原発絡みの話が出てきます。
正しく声を挙げる人達を権力で蹂躙して挫き、愚かな富裕層が欲に塗れて人を人とも思わぬ支配を続ける。

〔資料〕原子力委員会部会及び懇談会の構成員 - 内閣府原子力委員会

※住田裕子は、元検事・原子力委員会メンバー(総合企画・評価部会構成員参与)であり、検事時代のエピソードとして、1985年、悪名高い大冤罪事件「草加事件」を担当し、自白誘導、物的証拠の隠蔽、科学的根拠が欠如した調査による深刻な冤罪被害を招いた責任者の1人として、大きな批判を浴びたが、謝罪の言葉はないままで現在に至る。
読売・日本テレビ放送網(CIAが出資して作られた放送局、読売自体が原発利権の当事者)の番組に出演中。

〔資料〕読売新聞、日本テレビとアメリカCIAの関係 - 世界の真実の姿を求めて! 2010年2月12日
〔資料〕ジャーナリズムと原子力産業の結びつき - 和順庭の四季おりおり 2011年3月25日
〔資料〕Homeless people, minors and unskilled foreign workers in disaster central Fukushima
〔資料〕日本の原子力発電の概要 主契約者、他データ(2010年5月現在)
〔資料〕東京電力原発トラブル隠し事件(今回問題になっている福島原発及び柏崎刈羽原発) - Wikipedia
〔資料〕≪〔Facebookと民主化ドミノ 資料 4〕聖書の預言と「新世界秩序」の実現、国際金融資本家達の戦略を俯瞰し読み解く為の幾つかのキーワードを再確認する(8~9)≫
■〔資料〕劣化ウラン弾による奇形 - 武器制御調査センター 1992年5月 ※正義面してテロ国家米国がやっていること、目を覆うような写真が沢山あるので注意
■〔動画〕YouTube - ウラン残土がレンガに化けて販売!放射能レンガ 1 [10分51秒]
■〔動画〕YouTube - ウラン残土がレンガに化けて販売!放射能レンガ 2 [10分52秒] ※江田五月(―デイヴィッド・ロックフェラー、シリウス。過去に反原発から推進へ変節)も登場。
〔資料〕フランスの原発について その2 「歴史」 - フランスの田舎暮らし 2010年10月13日
〔資料〕〔資料〕フランス・アレバ社の関連施設で相次ぐ放射能漏れ事故 - 美浜の会 2008年8月12日
〔資料〕ウソで動かす原子力 国と電力による事故隠しの時系列 - 国・東電などの事故隠し究明実行委員会 2002年10月
〔資料〕東京電力原発トラブル隠し事件(今回問題になっている福島原発及び柏崎刈羽原発) - Wikipedia
【信頼出来ない国】
日本の「30km」との違いが、「情報隠蔽」の憶測を広げたが、ある米軍関係者はこう解説する。
「80kmという数字は、米政府が半径30km以上での危険を探知しているという意味ではありません。これは米政府が発令する退避勧告の Phase 1(第1段階)が半径50マイル(80km)と定められていることによるのです」
こうした傾向はヨーロッパも同様。例えば16日付の英ガーディアン紙〔WikiLeaksと協力関係、Rothschild〕には、「日本はもっと広い範囲に避難命令を出すべきだ」(米原子力規制委員会委員)、「最悪の状態を考えないわけにはいかない」(欧州委員会エネルギー担当委員)などのコメントが躍る。
ヘリ放水作戦を伝えるドイツのデア・シュピーゲル(17日付)でも、「ヘリ作戦は失敗、原子炉は安定していないと思う」(ドイツ環境庁・核安全部長)。
在日外国人の大量国外脱出に拍車がかかるのも無理はなかった。
■米ニューヨーク・タイムズ(〔Rothschild〕18日付)は、東電と日本政府の対応が「心配になるほど不透明」で、今回の事態が「日本に信頼出来る指導者がいないことを浮き彫りにした」と指摘した。
 
これで企業不正捜査できるのか!?警視庁幹部続々天下り…現場にプレッシャー
「大物OBに恥かかせるな」 2013/11/21
「みずほ」「東京電力」「住友不動産」「野村證券」「日本マクドナルド」…天下り規制の盲点

 警視庁幹部の最新天下りリストを週刊現代が入手した。平成24年4月1日から25年3月31日までの1年間に、警視庁を退職した幹部の再就職先が記されている。
リストにある企業名は「みずほフィナンシャルグループ 上席審議役」「東京電力 部長」「住友不動産 嘱託」「野村證券 参与」「日本マクドナルド 法務部顧問」など有名企業ばかりである。
 公務員の天下りは規制が強まり、厳しく取り締まられているはずなのに、警視庁では人事課主導型の天下りが罷り通っているという。全国紙社会部記者がこう話す。
「確かに、国家公務員の天下りに関してはずいぶん厳しくなりました。しかし、警視庁は霞ヶ関にありながら、実は東京都の組織。そのため、盲点となってマスコミの批判を受けることもなく、今も天下りし放題なのです」

 ある銀行に天下っている警視庁OBがインタビューにこう答えている。
「一応は、コンプライアンス問題や、反社会的勢力の対応が私の主な任務ということになっています。
ですが、これまで2年間在籍して、仕事はほとんどありませんでした。そもそも社内には専門の担当者がいるので、私の出番はないんです」


 2人の警視庁OBがいる「みずほ」が暴力団への融資問題を起こして追及を受けているのを見れば、天下りは形だけだと思わざるをえない。もっと悪いのは、天下り警視庁OBの存在が捜査の中立性を妨げることもあると、ジャーナリストの大谷昭宏氏は言う。
「ある消費者金融には毎年のように警視庁から天下っていて、ついに元警視総監まで籍を置くようになった。その消費者金融に不祥事を持ち上がった際に、警視庁内から『大物OBに恥をかかせるわけにはいかない』という声が出て、なかなか捜査に着手できなかったということが実際にありました。天下りは、このような不正の温存にもつながりかねない」

 東京電力は警視庁OBを受け入れている理由をこう答えている。
「電気事業を営んでいく上で、当社社員にない警察OBとしての豊富な経験や専門知識を有している者として採用している」

 原発反対運動のデモを取り締まらせるつもりなのだろうか。
しかも、天下警視庁OBの待遇はことの外いいという。公益財団法人・東京タクシーセンターの担当者が明かしている。
「常勤の常務理事として来ていただいています。常勤の場合、週に3日以上の勤務と定めています。報酬は月額65万円でボーナスも出ます。年間の報酬は1100万円です」
先の大谷氏がこう続ける。<「彼らがどこに再就職しようと、能力を買われているなら構いません。問題なのは、警視庁側が事実上『おまえのところは何人引き受けろ』と、企業に採用枠を押しつける形なっている場合です。長年にわたる先輩からの申し送りで、ポストが指定席化しているのに、表向きは『企業側から強い要請があったため』と言ってごまかしている」

 猪瀬直樹都知事はこの天下り問題をどう考えるのか。見解を聞いてみたいものである。(続く)

Jcastテレビウオッチ
2013/11/21 17:21